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ブラックハート - (2015/06/07 (日) 00:37:05) の編集履歴(バックアップ)


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ブラックハート

【ぶらっくはーと】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード
販売元 UPL
開発元 NMK
稼働開始日 1991年
判定 なし

概要

  • UPLらしいもの暗さと、NMKらしいコミカルでかわいらしいキャラクターと、二社らしい異様な難易度を有する横STG。
    • ストーリーは黒魔法軍の独裁者タラニスを打倒すべく、元黒魔法軍の戦士ジルがドラゴンに乗って戦うというもの。
    • STG界隈には同名の有名キャラクターがいるため、元々知名度の低いゲームだが情報が入り混じって余計ややこしくなっている。
    • BGMは秀谷和則(HIDE-KAZ)氏が担当。ポップだが暴力的な電子音が特徴。

システム

  • 1レバー2ボタン式。
    • ショットボタンでショットを発射。連射する事で発射されるが、子機のショットもショットボタンと連動して発射される。
    • ブレスボタンでブレス。ブレスは高威力だが射程の短い攻撃。画面下のブレスゲージの分だけ発射できる。ショットと同時使用可能。
    • アイテムを入手すると妖精が子機として登場。妖精は自機上下後ろの最大3人まで連れていく事が出来、ショットに応じてボウガンで攻撃してくれる。なお、4人目を取得すると弾消し効果の有る全体攻撃(効果一瞬のボム)になる。
    • 道中で多数出現するハートを一定数集めると残機が増える。

特徴

  • 王道とシュールが入り混じったキャラクターデザイン。
    • 色使いや頭身はポップでかわいらしいのだが、ボスデザインがシュール。第一ステージの背景に浮かぶ巨大な秋刀魚の頭や、蛇の口から象が頭を出したような最初のボスのデザインは他のゲームではまず見られない。
    • 一方でいわゆる王道ハイファンタジー的なデザインのキャラクターも多数登場する。
  • 独特の難易度の高さ。
    • あまり変わったところの無いシンプルなシューティングだが、本作の当たり判定はドラゴンに乗ったジルであり、ドラゴンには当たり判定が無い。
      • ジルはドラゴンに乗って見てるだけ。別に攻撃するわけではない。
    • 画面に対して自機が大きいのだが、それに合わせず敵弾も大きく、地形接触判定もあって回避は難しい。
      • それに伴い妖精のフォーメーションも広く、広範囲に攻撃できるのだが集中攻撃ができない。火力を挙げる方法は接近してからのショットとブレス併用しかない。
    • 突如画面上部から降ってくる罠などもあり、初見殺しが多数存在する。
    • 硬い敵が多い。特に後半面には、 それまでハートを取りまくって大量に増えた残機を湯水のように消費するゴリ押しでしか進めない 箇所が。

総評

 ポップでダークでシュールなグラフィック、暴力的な電子音、多彩な初見殺しを有する本作だが、ゲームシステムは地味である。タイトルの「ブラックハート」も後に同名のキャラが『バトルガレッガ』の名物ボスやらマーヴルコミックスのキャラやら色々居るためか、本作の知名度の低さに拍車がかかっている。STG冬の時代・格闘ゲームブーム到来・UPL倒産・NMK撤退倒産と言う数々の出来事も重なり、数あるアーケードゲームの中に完全に埋没した一作といえるだろう。