【あいどるますたー つー】
ジャンル | 国民的アイドルユニットプロデュース | ||
対応機種 |
Xbox 360 プレイステーション3 |
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メディア |
【360】DVD-ROM 【PS3】BD-ROM 各1枚 |
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発売・開発元 | バンダイナムコゲームス | ||
発売日 |
【360】2011年2月24日 【PS3】2011年10月27日 |
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定価 | 8,800円 | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
判定 | シリーズファンから不評 | ||
ポイント |
設定をリセット・システムを一新 一部アイドルNPC化と男性ライバル起用で大騒動 賛否両論激しい「?」なシナリオ 危うくシリーズを終わらせかけた問題作 特定ユーザーにとってはクソゲー |
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THE IDOLM@STERシリーズ? |
携帯機で発売されたものを除けば、2007年1月25日に発売された『THE IDOLM@STER?』、2008年2月28日発売の『THE IDOLM@STER LIVE FOR YOU!?』(以下、『L4U!』)以来となる据置機の『アイドルマスター』である。
2011年春に発売予定だったが多少発売が前倒しされた。また、当初は360専売の形だったが1年も経たない内にPS3で事実上の完全版が発売される事となった(*1)。
ファンが本当に求めているものを制作陣が理解していなかったために生まれた、『アイドルマスター』というコンテンツの存続危機を招いたとも言われる問題作。
当時のファンにとって待望の新作であったが、既存キャラのNPC化、その傍らで追加された男性キャラの存在、アイドル同士のギスギス展開などが原因で、一定数のファンを失望させる結果となってしまった。
特に前二者に関する批判は発売前から凄まじいもので、撤回を求めて署名活動にまで発展したほど。
順当に進化したグラフィック、システム改善によって遊びやすくなったゲーム性など、評価すべき点が存在しない訳ではない。しかし、前述した問題点が極めて深刻だったため、「『アイマス』としては致命的な作品であった」と言える。
その上、公式の問題点及び賛否両論点に対する説明・対応が非常にお粗末で拙い物であったため、ただでさえ『SP』で落ち込み始めていたシリーズの評価にさらに影を落とす結果となってしまった感は否めない。
…という状態から時が流れた2021年、TGSの開発中ロムが何故か流出したうえで解析され、その中に桃子とジュリアのモデル、ジュリアのコミュ、北上麗花プロデュース時の社長とPの会話が入っていたことが判明。
ジュリアのボイスと桃子(内部データは「りんこ」)や北上麗花の歌のデータも(*61)入っており、正真正銘の没キャラがミリオンライブでリサイクルされたという仮説を補強するものに。
どうしてそんなものが流出したのか、管理体制のガバガバさはともかく。
元々は「リストラされた竜宮小町の代わりに新キャラを追加して『4人減らしたけど5人増やす』」予定だったのかもしれない。
「解析された箱版のROM容量が余裕で余っていた」と言う話も「メインプロデュース対象のキャラを3人没にして当初の予定より減らした」のであればその分最初の予定よりも容量が浮くわけで、必然なのであろう。