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ファイナルブラスター - (2010/09/04 (土) 06:54:51) の編集履歴(バックアップ)
ファイナルブラスター
【ふぁいなるぶらすたー】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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PCエンジン(Huカード) Wii(バーチャルコンソール)
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発売、配信元
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(PCE)ナムコ (VC)バンダイナムコゲームス
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発売日
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(PCE)1990年9月28日 (VC)2008年9月9日
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定価
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(PCE)6800円 (VC)600Wiiポイント
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ポイント
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ボスコニアンシリーズ最終作 後半ステージの急な難易度上昇 ミスしたらそこでお終いだよ…?
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概要
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1981年にアーケードからリリースされた『ボスコニアン』、1989年のアーケードリリース『ブラストオフ』に次ぐシリーズ三作目。ボスコニアンシリーズの最終作であり、PCエンジンオリジナルシューティングでもある。
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一人プレイ専用、全7ステージ構成。
主なルール
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ショットボタンを押すと専用のショットを放ち、ボタンを一定時間押しっぱなしにして自機が炎に包まれた状態で離すと、高威力ですべての敵を貫通する「フェニックスブラスター(以下溜め攻撃)」を放つ。
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セレクトボタンを押すと自機のスピードを四段階から調整可能。
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溜め攻撃の溜め時間の長さはスピード調整の段階と反比例している。例えばスピードを最下速にすると短い溜めで溜め攻撃は発射でき、最高速にしていると溜めが遅くなる。すなわち、スピードを早くすればする程、溜め攻撃が非常に出し辛くなってしまうのだ。
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オプション(下記)が付いている状態で専用ボタンを押すと、オプションランクを一つ下げる変わりに画面内の敵ダメージ、及び敵弾をかき消す効果のある「オプションボム」が出せる。
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本作の登場アイテムはパワーアップニ種と復活系一種の計三種類しかないが、取り方によって自機ショット性能に大きな差が生じる。
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赤アイテムはいわゆるパワーアップ。自機のショットランクを一つ上げられる。
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青アイテムは自機にオプションが付く。アイテムを取る事によりオプションランクが上がり、自機ショットの性能も大幅に変わる。原則的に多くアイテムを取った方のオプションランクの方が高性能だが、各段階オプションには一長一短があり、オプションランクが低い方の使い勝手が良い事も多々ある。
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自機がミスすると緑アイテムを落とす。それを拾うとミス前のパワーランクを維持できる、いわば救済アイテムである。
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オプションには自機同様に当たり判定があり、ダメージを食らいすぎるとオプションランクが1つ下がってしまう。
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各ステージをクリアすると、その時点での自機のショット、オプションランク、及びミス回数により、次ステージの難易度が変化する。各自機ランクが高く、ミス回数が少ない程、難易度は大幅に上がる。
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残機制でミスすると途中復活、全部なくなるとゲームオーバーである。
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その他詳しいルールはバーチャルコンソールオフィシャルサイトにて確認されたし。
評価点
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グラフィックは当時の基準で見るとそこそこのレベル。流石は信頼(?)のナムコット製である。
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BGMのクオリティも非常に高い。裏技でサウンドテストも可能。
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ステージ構造が適度で無駄な間延びはほぼ無し。
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溜め攻撃と通常ショットを使い分ける楽しさ。アイテムのランクによりオプションそのものの性能が変わる意欲的なシステムは他のPCエンジンシューティングの中でもお目にかかれない意欲的要素であろう。
問題点
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ミスすると自機が初期ランクに戻ってしまい、復活が極めて困難となる。一応は上記ルールの通りミス中の自機から復活の緑アイテムを落とすので、それを拾えば弱体化の心配はなくなるのだが、自機のミスした場所によっては、拾う前からアイテムがスクロールから消えている、すなわち何のフォローになっていない事がやたらと多い。
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もうこうなってしまうと泣くしかない。アイテム出現回数が他シューティングよりも少なめなこのゲームにおいて、すっぴんの自機性能で復活を遂げるのは茨の道である。
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本作はTVの横画面をアーケードの縦スクロールに見立てている影響で、自機を上下に動かすと画面もスクロールする仕様となっている。それ故に''唐突に視覚に入っていない流れ弾(もしくは敵や障害物)に当たってダメージなんて事が結構起こる。
賛否が分かれそうな点
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全体的に難易度高めなゲームなのだが、後半面(ステージ4以降)の難易度の上がり方が尋常ではない。問題点で述べたミス後の緑アイテムを逃した状態だとまともに反撃がし辛い程で、プレイヤーによっては理不尽と思えるかもしれない。
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後半ステージは初見殺しが多く点在し、敵もやけに硬くなる影響も相まって、一気に死亡率が上昇する事となる。最終ステージに至っては敵の猛攻が激しい割に道中戦で一切アイテムが出現しない有様である。
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但し、ルールで示した通り、本作はその時のステージクリア時の自機状態によって難易度が変わるシステムを採用している為、任意的に難易度を下げる事は一応は可能。また、ボス戦は比較的難易度が抑えられているので、そこまで乗り越えれば何とかなる事が多いかもしれない。
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パターン化が多く求められる作りであり、PCエンジンシューティングに多い、撃って破壊する系統のゲームとは趣旨が違う。それ故に当時の本作の評価は非常に賛否が分かれるものとなっており、人によっては「普通につまらない」と断言される恐れもある。
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但し、ゲーム自体の出来は決して悪くなく、しっかりとした作りである。徹底的な硬派で骨太な作りを支持する者も少なくなく、高難易度趣向のプレイヤーにとっては評価の高い一作である。
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ボスコニアンシリーズではあるが、過去作とはゲーム性が完全に別物化しており、続編という感じがしない。一応は過去作を匂わすような演出が存在するものの、ほとんど気持ち程度なものである。
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但し、シリーズ二作目の『ブラストオフ』でも前作とはほぼ別ゲーなので、本作の別物化は今に始まった事ではないが。
総評
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くれぐれも言っておくが、ゲームとしては普通に遊べる内容であり、とてもクソゲーと呼べるような代物ではない。
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しかし、いかんぜんゲーム性が硬派すぎて駄目な人にはとことん肌が合わない作風となっているのもまた事実であろう。
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バーチャルコンソールにも配信されている本作。「最近のシューティングはミス後もパワーランクが落ちなくて絶望感が薄いぜ」と嘆く人は、あえてプレイするのもいいかもしれない、後悔しても保障はしかねるが…。