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エストポリス - (2013/07/30 (火) 16:16:30) の編集履歴(バックアップ)
エストポリス
【えすとぽりす】
ジャンル
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アクションRPG
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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スクウェア・エニックス
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開発元
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ネバーランドカンパニー
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発売日
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2010年2月25日
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定価
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5,980円(税込)
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分類
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賛否両論
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ポイント
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小ネタ大幅削除 ストーリーも改悪 キャラデザの大幅変化 ファンによってはクソゲーもしくは黒歴史
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概要
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SFCで発売されたRPG『エストポリス伝記II』の15年ぶりのリメイク作品。システムを大幅に変更し、アクションRPGとして生まれ変わった。
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タイトルは『エストポリス』だが、この作品は「2」のリメイクである。2はエストシリーズ全体における作中の時系列では一番最初に当たる作品であり、システム面なども2のほうが評価が高く名作として挙げられやすいことが影響しているのだろう。
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プロデューサーは『ヴァルキリープロファイル2』など、トライエース関連のゲームの評価を低迷させた元凶である小島創氏。
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原作の発売元であるタイトーがスクウェア・エニックスの傘下となったことで発売はスクウェア・エニックスからとなったが、開発は原作と同様にネバーランドカンパニーが担当している。当時の関係者も参加ということで、システムやデザインの変更という不安要素はあったもののファンを期待させる内容だったが…。
問題点
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原作も元々お使いRPGという批判はあったが、その部分を埋めていた小ネタがほとんど削除された。
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そのために全体的なボリュームがやや物足りず、イベントの度に同じ町を何度も回ることになる。
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リメイク前の名シーンを無理に入れているため、全体的にちぐはぐな印象。
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設定周りの変更によって、デュアルブレードの存在意義や神と人との関係が自立から共存になっている為、アレクディアスの目的が不明に。
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主人公の幼馴染であり、最初に仲間になるキャラクターである「ティア」に関連したデザインやキャラクターの変更により、途中のイベントやエンディングのシーンに違和感を感じる場面も。「泣けない女」という設定が活かされていない。
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周回でエンディングが変化するが、二周目のエンディングは物議を醸した。
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キャラクターグラフィックの大幅な変化。
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特にティアやガイは、原作のデザインから大きく離れている。
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スクエニ色に染まってしまったという意見が強い。グラフィックの担当は直良有祐。
評価点
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ARPGとしては実は結構良好。若干バランスがぬるい部分もあるが、全体としては爽快感が持てる作りになっている。謎解きも少しひねれば分かる程度なので、ARPGとしての爽快感を失わないぐらいだし、快適である。
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やりこみ要素も多く、原作にあった「いにしえの洞窟」も引き続き好評。
総評
単体としてはクソゲーとは言い難いが、新規層・原作ファン共に受け入れられないような出来となってしまった。悪名高いスクエニに発売元が移った事もあり、シリーズファンの次回作への不安を増大させた作品となった。
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元々がマイナーゲーであったためか売り上げが少なく、あっという間にワゴンとなった。
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ヨドバシカメラでは2010年11月半ばに1980円の在庫一層セールを行なった。