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はねるのトびらWii ギリギリッス - (2022/07/12 (火) 20:43:20) の編集履歴(バックアップ)
はねるのトびらWii ギリギリッス
【はねるのとびらうぃー ぎりぎりっす】
ジャンル
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ギリギリアクション
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対応機種
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Wii
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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エイティング
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発売日
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2007年12月6日
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定価
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3,990円
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判定
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クソゲー
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ポイント
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たった3ステージという擁護不可能な低ボリューム 中身スッカラカンで何もかもが薄い 余りにも低すぎる再現度 子どもでも飽きるレベル
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フジテレビ関連作品リンク
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概要
フジテレビで2005年から2012年まで放送されていたTV番組『はねるのトびら』のコーナーの一つである「ギリギリッス」をゲーム化した作品。
「ギリギリッス」とは、出演芸人たちが扮するギリギリなことが大好きなキリギリスそっくりな昆虫「ギリギリス」が罰ゲームをかけて体を張ったゲームに挑戦していくというコーナー。
本ゲームはプレイヤーが原作コーナーを模したミニゲームにチャレンジしていくことになるのだが…
問題点
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ミニゲームが3種類だけ。これがこのゲームの全てである。
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ストーリーモードなどは存在すらしない。
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ミニゲームは「ローソクの火消し」「ホッピング」「跳び箱」。これ自体は原作コーナー通りだが、それにしても数が少ない。
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定価3,990円の為、ミニゲーム一つにつき1,330円という計算になる。それだけでも金額に対してのボリュームの無さがわかる。Wiiウェアに絞っても1,000円でもっと楽しめるゲームは他にある。
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当時のプレイヤーの中からは「親に買ってきてもらった夜に飽き、次の日に売却した」という感想も聞かれたが、このボリュームならこの評価もあながち誇張ではないだろう。
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せめて、本作オリジナルのミニゲームを用意するとか、何とかならなかったのだろうか…。
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再現度の低いゲーム
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「跳び箱」が跳び箱ではない。手を振ってボタン押して横持ちで振って…何故入れたのか。
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「ローソク消しゲーム」はリモコンを回して息を吸い込み、リモコンを振って息を吐きだすというもの。再現性も皆無であり、ゲーム性もただの単純作業である。最高難易度では腕が痛くなるレベルで行う。
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「ホッピング」はバランスをとって切株の前まで行き、ゲージを上下する矢印をクリア範囲で止めるというもの。つまり、ただのタイミング押しである。
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これらのゲームはいきなり最高難易度を選択できる。難易度はどれも初見クリア報告があるレベルであり、上手くいけば10分程度で完全攻略が可能である。
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ちなみにパッケージには「番組そのままがWiiに登場!」と書かれている。
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細かい問題点
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グラフィックが独特。リアルなのかアニメ調なのかはっきりしない。
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ランキングでは、なぜか自分の名前が入力できずに使用キャラクターと記録が掲載されるだけである。
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ゲームオーバー画面は「
GAME OVER
」の文字から血がにじみ出ているというもの。まさに謎演出。
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オプションは「おんがく」と「こうかおん」の音量調整しかできない。
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多人数プレイでは一つのリモコンを使いまわすしかない。
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多人数プレイ時に一つのリモコンやコントローラーを使い回すのは他のゲームでもありうることだが、このゲームの場合それが「仕様」となってしまっているため選択肢がないのが問題点。
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キャラは番組に登場した3人が使用できるが、Miiには非対応。この手のゲームは自分の分身を番組内に登場させてこそという部分もあるのだが。
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原作コーナーのワンコーナーに登場する、鈴木拓扮するフンコロガシは未登場。
評価点
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ロゴデザインなどは原作準拠。
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挑戦時や失敗時には原作のようにテロップが出る、ゲーム開始時にキングコング西野の「よーい、ギリギリッス!」「お願いします!」の音声が出てくる、失敗すると北陽演じる女郎グモの罰ゲームがあるなど、番組の雰囲気を再現しようという意欲は一見られる。
総評
とにかく何もかもが薄いゲーム。
そもそも原作コーナーの面白さは芸人達の体当たりチャレンジとリアクションであり、そのコーナーを無理やりWiiリモコンに当てはめて(しかも当てはめられてない)体感ゲームにした所で面白いはずもない。
結果原作の面白さもゲームとしての面白さも皆無という堅実なクソゲーとなってしまった。
「ファミレスに売ってるような幼児向けの単品簡易ゲームで作ったほうが良かったのでは?」というのはお口チャックマンである。
余談
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公式や任天堂公式の宣伝ではやけに跳び箱を推している。ローソク消しゲームとホッピングは無視。
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同番組の同コーナーでもこのゲームの宣伝は行われていたが、案の定飛び箱の部分のみ紹介された。別にどれを推されようが再現度からして皆無なので、大して変わらないのだが。
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任天堂公式HPでの紹介ではゲーム名3つの後に「など」と書いてあり、あたかもゲームが4つ以上入っているかのように表現しているが、実際は3つしか入っていない。
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また、はねるのトびらゲーム化キャンペーンとして、このゲームのキャラクターとDS版のキャラクターのシールがゲームショップにて配布された。
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同日に発売された『はねるのトびらDS 短縮鉄道の夜』も本作同様ボリュームが極薄で酷評された。
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どっちも薄すぎるので両方まとめて一本に収めれば少しはマシになった…かもしれない。もっとも、このゲームと短縮鉄道を一緒にすれば大幅な仕様変更を余儀なくされるので、おそらく難しいと思われる。
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当時の番組のコーナーにはそれら2つ以外にも以下のようなゲーム化できそうなコーナーが複数存在しており、いっその事それらもミニゲーム化して「番組自体のゲーム化」という手もあったかもしれない。
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「スターだらけの大運動会」: 番組のレギュラーメンバーが他の有名芸能人やキャラクターに扮して登場し、見るからにクリアさせる気のない理不尽な水上競技に挑戦するコーナー。
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「ほぼ100円ショップ」: 100円で売られている商品の中に一部超高額な商品が紛れており、出演者が順番に商品を選んでいき高額商品を当てたら自腹で買わなければいけない。運ゲーか推理ゲーにはなるかもしれない。
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「オシャレ魔女 アブandチェンジ」: 「オシャレ魔女アブ(北陽の虻川)」が、他の番組と騙されて登場したゲスト出演者と「オシャレース」というゲーム(指定の文字で始まる言葉で行う簡易ラップバトルのような物)で対戦し、アブが勝った場合ゲストの服とアブが着込んで来たダサい服をその場で交換して着替えさせられる。元ネタは当時流行していたアーケードトレーディングカードゲーム『オシャレ魔女 ラブandベリー』。
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「回転SUSHI」: 回転寿司の要領で出てくる寿司ネタ(番組では寿司以外の物も流れていた)を地面に落とさずに食べる。ネタを落としたり一定位置までに食べられないと失敗となり、座っている椅子が何回も回転させられるという罰ゲームを受ける。
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余談だが、過去にはこれらのコーナーのゲームが携帯アプリとして配信されていた事もあった。