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SIMPLE2000シリーズ Vol.82 THE カンフー - (2013/08/26 (月) 00:22:35) の編集履歴(バックアップ)


SIMPLE2000シリーズ Vol.82 THE カンフー

【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむ82 ざ かんふー】

ジャンル アクション
対応機種 プレイステーション2
発売元 D3パブリッシャー
開発元 ヴァンテアン・システムズ
発売日 2005年7月28日
定価 2,100円(税込)
分類 クソゲー
ポイント 2005年クソゲーオブザイヤー次点
カメラ・当たり判定・モーションと、何もかも手抜き
雑魚は無視、ボスだけフルボッコで万事OK
打って変わって凶悪な修行
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
SIMPLEシリーズリンク


概要

  • SIMPLE2000シリーズも中盤を過ぎたというのに『THE 戦車』の反省も無く産出されたアレなゲーム。通称『THEカンフー
    • よりによって発売日がSIMPLEシリーズの代表作のひとつ、『THE 地球防衛軍2』と一緒である。名作地球防衛軍シリーズの2作ともSIMPLEシリーズを代表するクソゲーと同日発売というのも不思議な話である。
  • SIMPLEシリーズだから大目に見られる…ということもなく、KOTY2005にノミネートされた。

問題点

  • キャラ名を入力させられるが、主人公の名前は固定。どこに反映されているのか分からない。
  • 雰囲気だけはカンフー映画を模して良くできている。が、それだけである。
    • ストーリー説明は全て一枚絵でボイスが少々入るだけ。
    • 雑魚キャラはたった二種類。当然のように当たり判定がおかしい(近づきすぎると当たらないetc)。
    • SIMPLEシリーズらしく「全編広東語フルボイス」という謎のバカゲー的こだわりが見られるが、そういう場所はアクションゲームとしての出来がちゃんとしていてこそである。
  • ストーリーモードが4種類あり、オートセーブがデフォルトでONになっている。
    • にもかかわらず、1ストーリーを終わらせないと、たとえ修業後にオートセーブされたとしてもストーリーの進行状態そのものはセーブされない。
    • 各ストーリーで5種類しかないマップが使い回し。
  • 例によって視点は状況に応じて自動的に移動するが、マップが切り替わった途端に移動方向が変わったりと問題だらけ。
    • 矢印キーを同じ方向に倒し続けても、マップ切り替えの部分でウロウロしていたり行き止まりに突っ込んだりする。
  • 「修行して強くなる」というコンセプトなので、初期のプレーヤーはコンボすらない。
    • 最終的にコンボは三段まで増えるもののモーションはカクカク。当たり判定にも問題あり。
    • 肝心の修行はミニゲームだが、単なる連打/タイミングゲームとそれ以外の落差が激しい。
      • とくに卵を次々キャッチするものやダッシュで目的地に時間内に到達するものが難しい。ここだけ難易度の高い音ゲーをやらされている気分になる。
  • 敵の持っている棍・剣や鉄扇を拾って戦えるが、拾うものによってはモーションや当たり判定が変化、かえって不利になることもある。
    • とくにコンボが無い初期に剣を拾っても攻撃力は上がるものの突きが一段しか出ないので、余計に敵に攻撃が当たらなくなる。
    • 「蛇拳」「少林拳」といった技もなぜかアイテム扱い。修行で会得して自由に使える、という形では無い。
  • 一方、「スーパーモンキーモード」の威力が非常に凶悪。
    • 一定時間無敵になり、攻撃力も増加。移動速度や攻撃モーションが数倍速くなる。
    • これだけならまだしも、使用制限がユルく同ステージで結構連発できる。修行を積めば使用可能回数も増大する。
    • ボスまでたどり着けばボスもモンキーモードでフルボッコ。さくっとクリア可能。
    • 実は雑魚を倒さなくてもジャンプなどで回避して進むことができるので、道中真面目にチマチマ戦う意味がほぼない。

まとめ

  • というわけで数時間でクリアできる中身のないゲームとなってしまった。
  • 何もかもが薄い文字通りSIMPLEなゲーム。もうちょっと工夫できるのでは?