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8マン - (2015/09/22 (火) 22:52:29) の編集履歴(バックアップ)
8マン
【えいとまん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード(MVS)
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販売元
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SNK
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開発元
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PALLAS
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稼働開始日
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1991年
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判定
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なし
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ポイント
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意味不明なマッチョキャラ 9マン!?
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概要
『週刊少年マガジン』において、平井和正原作、桑田次郎作画で連載された60年代の名作漫画『8マン』。
前年に完全復刻版の単行本が発売されるなど、リバイバルブームが起きつつあった中横スクロールアクションゲームとして稼働された。
往年の名作が遂にゲーム化!…と思ったら、何かが違う。そんなゲームである。
特徴・システム
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任意スクロールの通常ステージと強制スクロールの高速ステージ、ボスキャラとの戦闘を行うボスステージの3種類のステージが存在する。全4面(15エリア)。
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8方向レバー+3ボタン(攻撃、ジャンプ、特殊攻撃)で操作。
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残機制とライフ制を併用しており、特定の敵を倒すとライフ回復アイテム、特殊攻撃補充アイテムといったアイテムを落とす。
評価点
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難易度は初期のネオジオ作品としては低めで遊びやすい部類。
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ライフ回復アイテム、特殊攻撃補充アイテムの出現数が多く、ボム的な役割の特殊攻撃をかなり気軽に使えるためである。
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高速ステージでは多重スクロールが採用され、エイトマンの疾走感、スピード感が表現されている。
問題点
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世界観がおかしい
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ゲームが始まると街がミサイル攻撃で火に包まれ、そこからゲームがスタートするのだが、エイトマンはこんなに荒廃した世界観で進むような話でもない。
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ゲーム中の操作キャラが原作のエイトマンに全然似ていない
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デモ画面では原作に忠実なスマートなエイトマンを拝めるのだが、ゲームが始まるとそこにいるのは青いタイツのようなものに身を包んだやけにマッチョなキャラ。はっきり言って全然エイトマンに似ていない。
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原作にいない謎の存在「9マン」
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2P側に設定された操作キャラ「9マン」は原作には一切登場しない。
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一応、原作にも登場する谷博士の息子の「ケン」がモデルとなっている。原作「決闘」のエピソードではサイボーグ化して「009」の開発ナンバーを与えられた為、これがモチーフとなっている模様。勿論、原作の「009」はエイトマンのコンパチキャラではない。
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この「9マン」もこれまた赤いタイツのようなものに身を包んだやけにマッチョなキャラである。
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また、特殊攻撃ボタンを押すと左右や四方八方にビームを放てるのだが、言うまでもなく原作のエイトマンにこんな攻撃方法はない。
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他にも原作に出てこないキャラがちらほら出てくる。
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敵ボスも1面ボス「005(マット・クレイジー)」、3面ボス「魔人コズマ」、最終ボス「サイバー」といったものは原作にも出てくるが、1面の中ボスなどで出てくる「四足歩行のプレデターもどき」、2面ボスの戦闘飛空挺「ハリースカーリー」は原作の劇中には一切出てこない。
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サイバーの最終形態に至っては何故か両手に炎を灯らせた巨大なガイコツである。
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道中ではザコ役の戦闘員が出てくるが、こちらも原作とはかけ離れたアメコミに出てきそうな奴らばかりである。
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後半になると以前に出てきたボスの色違いが多数出現するなど、使い回しが目立つ。
総評
以上のように、「エイトマン」のゲームを名乗っている割には、原作に対するリスペクトが不足している感があり、「エイトマンである必要がない」という意見もある。
しかしゲームとしては上述の低めの難易度も併せ、それなりに遊べるという意見もあり、これを「原作レイプ」と取るか、「割り切ればそれなりに遊べる作品(と言っても凡ゲーだが)」と取るかで評価の分かれる部分である。
尤も原作自体がかなり古い(1963年)誰得ゲームでもあるので原作レイプ批判もそれほど多くはなかったが。
余談
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原作に登場しないキャラクターを"勝手"に設定した事(厳密に言えば"改変")に原作者が激怒したらしい。
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原作無視・原作者激怒説など似たような境遇のゲームでは『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』や『おそ松くん はちゃめちゃ劇場』があるが、こちらはアクションゲームとしては十分遊べる出来なのでまだマシか。
家庭用移植
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存在がマイナーではあるがネオジオのゲームという事で、同年11月20日にてネオジオROM版が発売されている。
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ネオジオCD版や他家庭用機種には版権の関係上なのかリリースされなかった。