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デビルワールド - (2015/03/21 (土) 22:29:26) の編集履歴(バックアップ)


デビルワールド

【でびるわーるど】

ジャンル アクション

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対応機種 ファミリーコンピュータ
発売元 任天堂
開発元 任天堂、岩崎技研工業
発売日 1984年10月5日
定価 初期型:3,800円
後期型:4,200円
プレイ人数 1~2人
レーティング 【VC】CERO:A(全年齢対象)
配信 バーチャルコンソール
【Wii】2008年1月22日/500Wiiポイント
【WiiU】2014年11月5日/514円
判定 なし
ポイント 強制スクロール型ドットイート
任天堂のマイナーFCソフトの一つ

概要

  • 1984年に任天堂からリリースされたドットイートアクションゲーム。
  • 二人同時プレイが可能。原則として協力プレイだが、プレイの仕方によっては妨害、対戦プレイになる可能性も秘めている。
  • ソフトの価格が二種類存在する理由は、1984年に任天堂がソフトの価格を急遽引き上げた事により、引き上げ前と後の2パターンの定価が発生してしまった事が原因である(ソフトの内容は両者全く同じ)。

特徴

  • 全3つのステージ構成があり、3ステージをクリアする毎に迷路の形状が3パターンに変化して合計9ステージで1ループする。またループとは別に難易度も上昇していく。各ステージはクリア条件が異なる。
    • 3パターンある迷路の中では、画面のスクロールにより袋小路になる危険性の高い2パターン目が最も難易度が高い。
  • 全ステージに共通する事項として、常時画面が強制スクロールしている状態である事が挙げられる。スクロールの向きは上下左右のどれかで、常にスクロールの方向切り替えが行われている。方向は画面上部の「デビル」が指さしている。どの方向にスクロールするかは完全にランダムであり、向きのパターンを記憶する攻略法は通用しない。
    • 向きを変える際は一時的に停止するが、その後以前と同じ方向にスクロールさせてくることもある。
    • フィールドは上下と左右がそれぞれつながったループ構造になっている。
  • プレイヤーである「タマゴン(2P側も同じ名前)」は初期状態では一切の攻撃手段を持っていないが、下記のアイテムを取得する事により攻撃が可能となる。また、敵に触れる、スクロールと壁に挟まれるのいずれかにてミスとなる。
    • タマゴンはゲーム開始、もしくはミス後の復活時では、「タマゴ」状態であり一切の行動ができず無敵状態である。タマゴをタマゴンにするには十字キーのいずれかを押す必要がある。但し、近くに敵がいる状態でタマゴンになると、それに触れて即効でミスとなる恐れがあるので、起動するタイミングが重要である。

ステージ構成

  • 一つ目のステージは「ボワボワ」というドットを全部拾うのがクリア目標。ボワボワは初期状態では一切取れず、所々に存在するアイテム「十字架」を取得すると回収できる。
    • 十字架は一定時間が経過すると消えてしまうので、再度取得しなければならない。
    • また、十字架取得中はタマゴンの前方に攻撃が可能となり敵を倒せる。倒した敵は「目玉焼き」に変化し、それを取るとボーナスが貰える。
      • ちなみに高次面では目玉焼きを食べるとすぐに敵が復活してしまうので、あえて食べずに放置しておいた方が楽になる。
    • ときおり出現する「ソフトクリーム」を取る事でもボーナスが得られる。
  • 二つ目のステージは上下左右四方向に挿し穴がある「デビルホール」に、周囲に四冊浮遊しているアイテム「バイブル」を取得してすべて挿し込む事でクリアとなる。
    • 挿し穴一つにつきバイブル一冊しか挿せないので、上下左右すべてにバイブルを挿し込む必要がある。なおバイブルを所持している状態でミスをするとその地点に置かれる。
    • バイブル所持中は十字架同様に攻撃が可能。十字架と違い、バイブルは所持している間は自然消滅する事はないが、一冊ずつしか持てず、デビルホールに穴を挿し込めば消滅(すなわち攻撃不能の無防備状態)してしまう。
    • このステージをクリアすると画面上部にいる敵の親玉「デビル」は次の迷路に逃げ出してしまう。
  • 三つ目のステージはいわゆるボーナスステージに相当。
    • 制限時間以内に6つの「ボーナスボックス」を取得するのが目的。ボーナスボックスのうちの一つには、取った側のタマゴンを1UPさせるレアアイテム「たまご」が入っている。また、このステージに限り通路上の矢印マークでスクロール方向を変えることが出来る。

評判

  • スーパーマリオが誕生していない当時のファミコンソフトにおける人気タイトルは、アーケードからの移植である『ドンキーコング』や『マリオブラザーズ』などが主要であり、特に前評判が良かった訳ではないオリジナルの本作はかなり地味に見られがちな存在であった。実際、今現在でも本作を知るファミコンゲーマーはあまり多くない。
  • 地味でマイナーではあるものの、「フィールドのスクロール」という概念を組み込んだドットイートアクションとして、当時の基準としてはそこそこ良く作られた佳作。ソフト購入者からも評判は割と高かった模様。

その後の展開