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セブンスドラゴン - (2017/11/30 (木) 14:13:54) の編集履歴(バックアップ)
セブンスドラゴン
【せぶんすどらごん】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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1024MbitDSカード
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発売元
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セガ
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開発元
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イメージエポック
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発売日
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2009年3月5日
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定価
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5,040円(税5%込)
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セーブデータ
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1個
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レーティング
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CERO:B(12才以上対象)
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廉価版
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お買い得版:2010年3月11日/2,625円(税5%込)
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判定
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賛否両論
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ポイント
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寄せられ過ぎた期待 ゲームバランスやや悪し 昔の不親切さまで再現
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セブンスドラゴンシリーズ 無印 / 2020 / 2020-II / III code:VFD
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概要
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キャラクターメイキング式(主人公=プレイヤー型)のオーソドックスな2DRPG。
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プレイヤーは「ハントマン(冒険者)」のパーティを作り、世界を脅かす「ドラゴン(竜)」の駆逐を目指す。
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開発はイメージエポック。ディレクターは『超執刀カドゥケウス』『世界樹の迷宮』で知られる新納一哉氏、音楽は同じく世界樹シリーズや『イース』などで名高い古代祐三氏。キャラクターデザインには当時新進気鋭であったモタ氏を起用している。
ストーリー
この世界は「竜」と呼ばれる人間を越えた存在に滅ぼされようとしている……。
「竜」に支配された地では、生物を蝕む花「フロワロ」が咲き乱れ人々は絶望に押しつぶされようとしていた。
そんな中「ハントマン」と呼ばれる戦いを生業とする人間たちが立ち上がった。
正義でも信念でもなく、ただシンプルに生存のみを掛けた戦いがここに幕を開ける。
特徴・評価点
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職業はファイター・ナイト・ローグ・メイジ・ヒーラー・サムライ・プリンセスの7種。
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ナイトは『世界樹』のパラディンのような防衛タイプで、プリンセスは強化や弱体化に長ける職業である。他はほぼ名称通りの特徴を持つ。
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外見は職業ごとに男女2種類ずつ(プリンセスは女性4種類)の中から選べる。また、職業ごとに1種類ずつ「ルシェ」と呼ばれる異人種の外見もある。ルシェの男性は長い耳と褐色の肌、女性は獣耳(狐耳)が目印。
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パーティは最大4人で、隊列の概念がある。
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キャラはレベルが上がるごとにスキルポイント(SP)が得られ、それを使うことでスキルの習得・強化ができる。
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比較的個性的なスキルとしては「リアクト」がある。リアクトスキル使用後に条件を満たすと、そのターンの最後にもう一度行動できる。
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戦闘では攻撃や防御などの行動の性能を1ターンだけ強化する「エグゾースト」が3回まで使える。
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クリアまでに30時間を超えるボリュームがある。
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クエスト(サブキャラからのちょっとした依頼をこなすことで褒美がもらえる寄り道要素)が多く存在する他、ドラゴンの総数も666体(クリアに必要でない数も含む)とかなり多く、攻略の自由度は高め。これらのコンプリートを目指すとプレイ時間は更に長くなる。
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グラフィックは細かく描き込まれたドット絵であり、モタ氏によるキャラデザインも可愛らしい。
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戦闘画面ではちびキャラのドットアニメが各所で挿入されちょこまかと動き回る為、主観戦闘のRPGの淡泊さは感じさせない。
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敵グラフィックも味のある独特のデフォルメで、ドラゴンのデザインも多種多様。中には一見ではドラゴンには見えない独特な存在感を放つものも。
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古代氏のサウンド面についても一定の評価を得ている。
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終盤には、BGMを8bitモード(ファミコンのような音)で再生できるようになるアイテムが手に入る。
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ロード時間はかなり短い。
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起動時のメーカーロゴ表示が無く、起動するとすぐにタイトル画面が出る。
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戦闘はAボタンで早送りにすることでスピーディになる。
賛否両論点
このゲームはとにかく賛否両論点が多い。
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全体的に『世界樹の迷宮』とゲーム性が似ている。
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ディレクターの新納氏を含めて開発スタッフが被っているため。雰囲気が似ていることを好意的に捉える人もいれば、『世界樹』に比べて劣化していると指摘する人もいる。
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ストーリーの流れも良くも悪くも似ている面がある。とはいえありきたりな内容ではなく、本作も独特の世界観を持ってはいるが。
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他、シナリオについて
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フリーシナリオを謳ってはいるが、中盤にイベントやダンジョンの攻略順を選べる時期があるというだけである。選択によって展開や結末が変わるわけではない。
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2頭身キャラがちょこまかと動き回る一見かわいらしい世界だが、生々しい描写やシビアな展開もある。
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「平和主義すぎて竜の侵攻に対処できない国家」や「虚栄心の強い国王に振り回され、きわめて貧富の差が激しい国家」などが登場し、更にその中で人種差別問題(プレイヤーキャラにもなっているルシェに関するもの)や多くの犠牲者が出るイベントもある。
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終盤でタイトル通り7体の強大な竜「真竜」の存在が明かされるが、ゲーム中には2体(+隠しダンジョンに1体)しか出てこない。
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中盤までに戦う「帝竜」も7体登場するが、こちらも全員倒さずともエンディングを迎えることができてしまう。
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ちなみにシナリオを担当したのは「シナリオ工房 月光」。この名前に拒否反応を示す人もあれば、シナリオの出来に関しては割り切っている人もいる。
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世界中を覆うダメージ床「フロワロ」について
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本作は崩壊しつつある世界が舞台のため、ダンジョンもフィールドも、踏み潰すとダメージを受ける花「フロワロ」に覆われている。フロワロを潰すと「近隣国の物価が下がる」「莫大な経験値を持った敵『フロワロシード』と遭遇することがある」「ラスボスの即死級攻撃のダメージを低下させる」といったメリットがあるのだが……。
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ダンジョンのフロワロはボスを倒すかダンジョン内のドラゴンを全滅させるまでフロア移動で復活する。しかも迂回すれば踏まずに済むということはほとんどない。このため踏んだ時のデメリットがメリットが霞むほどに大きい。
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フロワロダメージはアイテムやナイトのスキルで対策可能だが、アイテムの性能はスキルの下位互換かつ、RPGではよくあることながら序盤はお金に乏しいこともあって、パーティにナイトがいるかどうかで快適性はガラリと変わってしまう。
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ゲームの世界観と合っているとして評価する人もいるが、上の理由で苦痛と感じる人もいる。
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フィールド・戦闘について
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エンカウント率が高い。
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序盤の低速移動時のエンカウント率を基準にしているのか、高速移動時は単純にエンカウント率が倍になる。高速移動時は3~5秒でエンカウントする。
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一応アイテムと、サムライとヒーラーのスキル(性能はそれぞれ多少異なる)で対策は可能。しかしアイテムはフロワロ対策アイテムと同様の問題がある。
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ただしフロワロを潰しながらのエンカウントに変わりはないので、対策方法があってもテンポは良くない。
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こちらのレベルにより経験値に補正が入る仕様である。
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ある程度成長してしまうとザコを倒しても経験値は雀の涙になり、ドラゴンかフロワロシードと戦わないと経験値がまともに稼げなくなる。
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ただし、そこまでこだわった経験値稼ぎをしなくてもクリアできるバランスではある。というよりも高エンカウントのせいで出てくる敵を倒しているだけで補正が入るレベルになる。
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やり応えがあるとして評価する人と、ストレスがたまるとして不満点に挙げる人に分かれる。
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敵の強さはダンジョン毎に固定。
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中盤のダンジョン攻略順が選べる時期では、敵の強いダンジョンを先にクリアにしてしまうと以降の難易度は一気に下がる。
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よって、本作のゲームバランスは「前半はシビアだが、後半は途端に難易度が下がる」というものである。
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「ちょうど良い」という人も「バランスが悪い」という人もいる。
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先述の通り「フロワロにナイト、高エンカウントにサムライorヒーラー」という対処法は、「進行を楽にする工夫」というよりも「仕様の面倒さの緩和処置」という意味合いが強くなりがちで、「『世界樹』同様のパーティ編成の自由度」を謳いながら実際はほぼパーティ固定じゃないかという新たな不満にも繋がった(パーティ人数は4人なので、この基礎対策だけで半分が埋まってしまう)。
問題点
昔のゲームの不親切さを再現してしまっている点が多い。
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歩行速度が遅い。
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初期の簡単なクエストをクリアすれば移動速度を上げるスキルを得られるが、移動速度が上がるのはBボタンを押し続けている間のみ。しかも先述の通りBボタン歩き中はエンカウント率が跳ね上がってしまう。
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ちなみにゲームを進めると船や飛空挺といった乗り物も使えるようになるが、これらはBボタン歩きと同じ程度の速度。船については特定パーティスキル取得によりBボタン押しで速度を2倍にできる。
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フィールドで使えるスキル(先述のフロワロやエンカウント関連のものなど)の効果は切れても特にメッセージなどは出ない。
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効果中かどうかはメニューで確認可能だが、持続時間(歩数)は体で覚えるしかない。
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所持可能アイテム数は100個と聞くと十分ありそうだが、実際は同じアイテムが1枠にまとまらない仕様であり、いわゆる預り所も無いこともあってかなりカツカツ。
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唯一品も場合によっては手放さなければならず、収集の楽しみがない。また、アイテム欄を空けるために手放したアイテムが実は後のクエストで何個も必要だった、という事態も起こりやすい。
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ストーリーを進めると家を入手できるが、そこにアイテムを置いておけないのも違和感がある。
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クエストの受領が面倒。
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クエストは自然には発生せず、「特定キャラと会話してクエストを発生させる→ギルドへ行き受注」という手順を踏む必要がある。さらにクエストによってはもう一度特定キャラと会話しなければならない場合も。クエストクリア後に報酬を受け取る時もギルドに行かなければならない。
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依頼内容やクリア条件は街のギルドでしか確認できない。そのため依頼内容を忘れたらまた街へ戻る必要がある。
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戦闘スピードは早送りしないと遅い。
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戦闘中のコマンドはリング方式のうえ、アイコンの色分けなどがされておらず、目的のコマンドが探しづらいという意見もある。見栄えは良いのだが、プレイアビリティが犠牲となっている側面がある。
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セーブファイルが1つしかない。
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クエストの中にはストーリーの進行次第で自然消滅してしまうものもあり、アイテム数制限(クエストクリアに必要なアイテムを保持しておきにくい)のためにコンプリートが難しい。
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起動時のセーブファイル選択画面が無いためサクサクプレイの要因の1つとなってはいるのだが……。
総評
評価がまっぷたつに分かれた作品。某大手レビューサイトでは最低点は20点で最高点は90点、「かなりオススメです!」から「クソゲー」まで様々な感想が寄せられている。
この評価には、『世界樹の迷宮』のディレクターでもあった新納一哉氏の存在が大きく影響しており、ゲーム単体として見た場合は「舞台設定がそこそこ凝ってるちょっと不親切な普通のRPG」程度の評価である。
決してクソゲーではなく、クリアまで30時間超+寄り道多数の大ボリューム、666体のドラゴンを駆逐するやり込み要素、ニコニコ動画などのWebコンテンツを利用した広報戦術、古代祐三氏の起用と早すぎるサントラ発売など相当に力の入った作品であり、ある種祭り上げられすぎた『世界樹の迷宮』と「新納一哉」に寄せる期待との落差こそが、本作が賛否両論となった原因であると思われる。
余談
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初回特典「ドラゴンクロニクル」はスタッフのインタビュー等が掲載された小冊子とアウトテイクCDのセット。
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サントラとアレンジアルバムは共に廃盤となっているのか、価格が高騰してしまっている。
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ちなみにアレンジアルバムは『メタルギア ソリッド』シリーズなどで知られる日比野則彦氏が手がけており、氏は世界樹シリーズのアレンジにも関わっている。
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2011年11月に関連作『セブンスドラゴン2020』がPSPにて発売された。
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雰囲気がガラッと変わっているが、スタッフの多くは本作と共通。ゲーム性の変化も見た目ほどではない。