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MYST - (2014/02/20 (木) 04:17:45) の編集履歴(バックアップ)
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MYST
【みすと】
ジャンル
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ミステリーアドベンチャー
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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セガサターン
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発売・開発元
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サンソフト(サン電子)
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発売日
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1994年11月22日
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定価
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7,800円
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分類
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良作
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概要
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プリレンダリングCGの1枚絵を繋ぎ合わせて作られた擬似3D空間を歩きまわり、怪しい箇所をクリックしてヒントを探したり、装置を作動させたりして謎解きを行う。
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画面全体に背景グラフィックが描かれ、それ以外のメニューやコマンドの類は一切なし。場所移動・視点変更も、画面上のクリック操作で行う。
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元々はアメリカのPC用(Mac/Win)クリックアドベンチャーゲーム。メーカーはCyan。
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本の世界に取り込まれてしまった主人公は、ゲーム開始後すぐにミスト島に1人放り出される。ゲーム進行を助けるようなナビゲーションの類はほとんど無い。
ゲームの流れ
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プレイヤーはミスト島の四方にあるモニュメントから異世界にワープ(?)し、謎解きをしてミスト島の謎の真相に迫る。
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ミスト島以外の4つの世界を攻略する順番は特に決まっていない。攻略に必要な情報などもその世界単独で完結していて、別の場所で手に入れたアイテムが必要、などという謎解きはない。
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各異世界には、物語の核心に迫るアイテムである「ページ」が散らばっている。これを集める事も目的の一つ。
評価点
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グラフィックが実写さながらに美しい。
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本作の舞台は自然の豊かな場所が多いが、植物や水、機械といった背景CGのクオリティが高い。パッケージ裏で謳われた「シュール・リアリズム」の文言に偽りはなく、神秘的で不思議な世界観が見事に表現されている。効果音も臨場感たっぷりである。
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動く生物の見られない寂しげなシチュエーションも、雰囲気作りに一役買っている。
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謎解きが理にかなっている。
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装置の仕組みを推察し、動力を送り込んで、書物などから仕入れた情報をもとに推理した正しい入力を行うとクリア。こういった、きちんとした論理の組み立ての結果謎が解けるゲームデザインは、ADVゲーム好きにはたまらない。総当り解法がおよそ通じないのもプラス材料になる。
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風や水などの自然エネルギーで発電を行って装置を動かすアイデアも、舞台設定を活かしていて面白い。
問題点
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謎解きがわかりにくい。
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手掛かりはただぽつんとそこにあるだけで、情報を集めるにせよ推理するにせよ、何につけてもノーヒント。装置の操作マニュアルなどを見つけても、文字は必要最低限以下しかなく図でざっくりと示されるに留まる事が多い。
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まともに対話のできる人間がいないため、ストーリーもわかりにくい。
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ストーリーでゲーム進行のモチベーションを上げるような作りにはなっておらず、ゲーム開始直後からもう何をすればいいのかサッパリわからない。概要を聞いた時点でソリが合わないと感じた人は、実際本当に、全く合わない可能性が高い。
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ちなみにPC版では「禁断のヒントブック」という本が付属。が、本書ではEDまでの道のりが紹介されてしまっているので基本的には詰まった人の為の救済策と見ても良い。
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マップ表示機能はなし。慣れるまでは、謎解き以前によく道に迷う。
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グラフィックは静止画と部分動画を組み合わせて描かれているが、静止画が美しいのに比べて動画はアラが少し目立つ。
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カーソルの移動スピードが遅い。家庭用ゲーム機のクリックゲー全般に共通する問題点だが、特定のボタンと同時押しで高速化などといったオプションがあればよかったのだが…。
総評
調べられる箇所を可能な限り調べ、あとは自分で考えるのみ。そんな突き放されたゲームデザインに耐えられるか否かで好みの割れる、しかしよく作りこまれたアドベンチャーゲームである。美麗なCGで描かれた見知らぬ孤島に自分1人というシチュエーションは、フィーリングが合った人はどっぷりハマる。
家庭用移植版ではマウスが使えない分カーソル操作のストレスは上がってしまうが、作品本来の良さは損なわれていない。「ADV好き」でくくられる人種の中でも更に人を選ぶほど不親切でハードルは高いが、やり応えのあるタイプの作品である。
移植・余談
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移植版はSSの他、3DO・PS・PSPなどでも発売されている。
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謎解きの一つに年月日時分秒を入力するものが存在するが、その一つに阪神大震災が発生する年月日時分秒とぴったり一致するものがある。
real MYST
ジャンル
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ミステリーアドベンチャー
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対応機種
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Windows 95/98/Me/2000
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発売元
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CYAN
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発売日
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2001年12月23日
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定価
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6,980円
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分類
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良作
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MYSTを完全3Dグラフィックスでリメイクした作品。グラフィックが格段に向上し、サウンドやムービーも一新。矢印キー・マウスホールドで移動が出来、視点も360度変える事が可能となり、操作性はCSを遙かに上回る。現代のADVゲームに少なからず影響を与えたとも言われ、これをプレイしたいが為にCD-ROMドライブを購入した人もいたという。
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元々評価の高かったグラフィックは今見ても違和感の無いレベルであり、FPS視点でマップを動き回る事が出来る事も相まって独特な寂寥感溢れる世界に圧倒される。
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内容は移植元と殆ど変化が無いものの、それを差し置いても満足のいく出来映えである。