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テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック - (2014/04/30 (水) 13:19:54) の編集履歴(バックアップ)


テイルズ オブ シンフォニア ユニゾナントパック

【ているず おぶ しんふぉにあ ゆにぞなんとぱっく】

ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 プレイステーション3
メディア BD-ROM 1枚
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 トライクレッシェンド
発売日 2013年10月10日
定価 6,800円(税別)
プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人)
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
テイルズオブシリーズ関連作品リンク?


概要

テイルズオブシリーズのマザーシップタイトル(本編作品)第5作『テイルズ オブ シンフォニア(以下『シンフォニア』)』発売10周年を記念して発売されたソフト。
『シンフォニア』とその続編『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-(以下『ラタトスク』)』をまとめてプレイステーション3に移植している。
HDリメイクではあるが公式HPにもある通り、あくまでHD化+α程度のベタ移植作品である。


追加要素

共通

  • オープニングテーマはアレンジバージョンを収録。
  • 発売がPS3である為、両方にトロフィーが追加された。
    • 元々がやりこみ要素の強いシリーズだけにトロフィー制覇にはやり込みが必要。

『シンフォニア』

  • 必殺技である「秘奥義」発動時のカットインが新しくなっている。
  • シリーズの他作品のキャラクターの衣装がコスチュームとして用意されている。

『ラタトスク』

  • 戦闘中にキャラクターの頭部分のグラフィックが変化する「ヘッドチェンジ」(原作北米版に搭載されていた要素)。
  • イラストなどを閲覧可能な「ギャラリーモード」。

評価点

  • 2作品ともにHD化されたことから、映像はそれなりに綺麗になった。
    • ただし『シンフォニア』は元が10年も前の作品であり、さすがに現行作品と比べるとHD化しても色々と見劣りする。
    • 『シンフォニア』は上記の理由ゆえにあまり映えないが、『ラタトスク』は別物と言える程に向上している。
  • オープニングテーマのアレンジバージョンはどちらも良い出来。
  • ローディングやセーブ・データロードが速い。
    • PS2版『シンフォニア』はロード時間が問題点になっていたため、それが解消された点は地味に大きい。

問題点

  • 『シンフォニア』の移植元がGC版ではなくPS2版である事。
    • キャラクターの動きがカクカクしているなど劣化部分が多いと言われている移植版であり、フレームレートもPS2版据置の30fps。
    • PS2版で描写周りが劣化したのはあくまでGCに比べて処理能力が劣るためなので、出来ればGC版をベースにPS2版の追加要素などを取り込んで欲しかったところである。
  • どちらの作品も色々と気になる問題点は存在したので、それらが据え置きになった点は少々残念。
    • ベタ移植とはいえやはり移植の際に直されるのを期待したユーザーも多い。
      • 例えば、『ラタトスク』での『シンフォニア』キャラクターのレベル固定の問題など。
  • 一部に改悪された点が存在する。
    • 『シンフォニア』でのロングモード(ノイシュに乗って移動するモード)で、ノイシュに乗ったままでは街やダンジョンには入れなくなった。
      • 一々降りる手間がかかるのに加え、乗っている間は敵が出ないのでそのまま町やダンジョンに入れたのが、降りた際に遭遇する事もあるようになってしまった。

総評

10周年記念作品というには少々地味なベタ移植作品となってしまったが、それでも当時の名作をそのまま最新機種で遊べるようになったのは大きい。
気になりつつも未プレイだった人はこれを機会にやってみるのもいいかもしれない。
ただしほぼベタ移植なので、当時はまった人間からすればわざわざ買い直すほどの追加要素はないのが残念といえば残念か。