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スーパーストリートファイターII - (2019/09/01 (日) 13:37:21) の編集履歴(バックアップ)


スーパーストリートファイターII

【すーぱーすとりーとふぁいたーつー】

ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード(CPシステム2)
販売・開発元 カプコン
稼働開始日 1993年9月
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
判定 なし
ポイント 音源、グラフィックの大幅進化
しかし、ゲーム性が…
ストリートファイターシリーズリンク


概要

カプコンのCPSの後継基板である、CPS2を使用したストIIのニューバージョン。*1
開発自体はTURBOと並行して行われた。SFC版ストIIが発売された1992年から始まり、1年以上の開発期間が取られた。
個性豊かな12人に新たに使えるようになった4人のキャラクターから1人を選択し、四天王以外から8人と四天王4人を倒す事が目的。

システム

  • TURBO発売前に作っていた関係上ゲームスピードがダッシュ以前に戻った。
    • TURBOの速さで慣れた分、非常にモッサリに感じた人が多い。
  • 4人の新規キャラクターが追加された。
  • 最初の一撃・連続攻撃・リバーサル*2・気絶から攻撃を受けずに復帰できた時にボーナス点が入る様になった。
    • また、各ボーナス取得時は画面外からメッセージが流れて来てアナウンスされる。
    • ちなみにファイナルラウンドでもこれらのボーナス点だけは入る。
    • 現在格ゲーではごく普通に使われる「コンボ」という表現は元々海外でのものだったのが、この連続攻撃ボーナスで「◯ HIT COMBO!」というメッセージが流れたことにより国内でも一般的になった。
  • ガードが解けた瞬間の投げ返し不可能時間がなくなった。
    • これにより、当て投げが問題視されなくなった。
  • 気絶状態の種類が4種類に増えた(天使・星・ヒヨコ・死神)。
    • また、ダメージを受けて吹っ飛んだ時から気絶したことがわかるようになった。
  • これまでの作品では全キャラクターとの総当たり戦で行われていたCPU戦は、キャラクター増加につきランダムに選択された8人+四天王という形式に変更。
  • 専用基板4枚を接続して利用したトーナメント対戦が導入された。スイスドロー方式なので全員が3試合を行い、また1ラウンド設定の試合がその中に含まれているため、最大で5ラウンドとなる。

キャラクター

全般的に、TURBOでのファンサービス要素の強かった新必殺技が削除ないし変更され、四天王には通常技が大幅に追加された。

+ 12人のプレイヤーキャラクターたちの変更点+4人の追加キャラクターたち

リュウ

  • 空中竜巻旋風脚の軌道が変わった。竜巻旋風脚の下降中の無敵時間が削除され、上昇中の無敵時間も短くなった。
    • これまでお遊び要素で超低確率で出現していた「赤い波動拳」が新技「ファイアー波動拳」として独自の性能で採用された。強を近くで当てると相手が倒れるので重宝する。
    • TURBOで得た最強の座は譲ることになったものの、それに準じる地位をキープしている。

ケン

  • 空中竜巻旋風脚の軌道が変わった。
    • 強昇龍は当たると敵が燃え、最大で三段にまでなるものの、あまり斜めに跳ばなくなった。
    • 連続技で昇龍拳が入り辛くなった為、意表を突いた奇襲で事故勝ちということはまず望めなくなった。ゲームスピードが落ちたのも災いし、対戦では中位にランクダウン。

エドモンド本田

  • スーパー百貫落としが一段目で倒れる様になり、下段ガードが不可能になった他はあまり変更点は無い。
    • 高性能な飛び道具を有する春麗やDJが新たな天敵になったこともあり、対戦ランクは落ちることになった。

春麗

  • 気功拳の操作がタメ系になり、隙は軽減、弱中強で飛ぶ距離が変わり、連続技にも組み込める有用な飛び道具になった。これにより本田戦やバイソン戦の相性が一変。
    • 通常技の判定も強くなり、投げ間合いもリュウ・ケンの投げ間合いの外から投げられる程広くなった。
    • スーパーで大幅に強化されたキャラクターであり、対戦でも初代以来久々の上位キャラになった。

ブランカ

  • 「バックステップローリング」が使えるようになったが、イマイチ使いづらく用途は不明。
    • ローリングのスキが大きくなり、多くのキャラクター相手にガードされると反撃確定、一部キャラにはヒットしても反撃される。加えて、バーチカルの下りに攻撃判定がなくなる等弱体化が著しい。
    • ザンギエフと最弱を争うまでに落ち込んだ。当然お子様プレイヤーは完全死亡することになり、使用人口は激減した。

ザンギエフ

  • 各種投げ、つかみ技のボタンが変わり、コマンドは同じだが相手の位置によって技の内容が変化する「フライングパワーボム」「アトミックスープレックス」が使えるようになった。他に空中投げができるようになり、投げのスペシャリストとしての地位を確立。
    • 従来のより1回転だけ少ない「クイックダブルラリアット」が使えるようになり、ハイスピードダブルラリアットは削除された。従来のダブルラリアットも弱体化し起き攻め対策に使いづらくなった。
    • スクリュー系の技に失敗すると、つかみ損ねポーズで硬直してしまう様になった。
    • 従来とは異なる技などで華麗な変身を遂げたように見えるが、総合的に見るとかなりの弱体化であり、再び最弱の定位置に逆戻りしてしまった。ただしバイソンに対しては突進技を安定して返せるため有利が付いている。

ガイル

  • ソニックブーム、サマーソルトキックの隙がダッシュに近いぐらいに戻され、ソニックの硬直は手を交差させた形になった。
    • 他にはマイナーチェンジしかないものの、今回弱体化した旧キャラが多い中、相対的にTURBOで落ちた対戦ランクを戻している。

ダルシム

  • 弱ヨガファイアで相手が倒れなくなり、連続技に組み込める様になったのが最も大きな変更点であり強化点。
  • スピードダウンも追い風になり、サガットに次ぐ強キャラに躍進した。サガットとの直接対決でも相性が良く、かなり有利を付けることが出来る。

M・バイソン

  • ターンパンチの無敵時間が削除され、代わりに無敵技「バッファローヘッドバット」が使えるようになった。
    • 弱ダッシュストレート・アッパーがヒットすると相手が倒れる様になった。
    • が、ジャンプ強パンチが昇りでしゃがんでいる相手に当たらなくなったり、ダッシュアッパーの溜め時間が長くなったため気絶~気絶の連続技ができなくなったりと弱体化した部分も多く、あまり地位は向上していない。
    • ダッシュストレート・ダッシュアッパーの時に叫び声をあげるようになりそれが印象的だったため、バルログの「ヒョー」・サガットの「アイグー*3」と共にバイソンの「オアー」が親しまれるようになった。

バルログ

  • 金網が落ちて来る演出があるスペインステージでも、バルセロナが金網に行かずに三角跳びになるように。
    • 新技「スカイハイクロー」と「ショートバックスラッシュ」が使える様になったのに加えて、バルセロナが当たると倒れる様になり、壁を蹴るまでのジャンプが低く速くなり飛距離も伸び、さらにイズナの有効範囲も拡大。所謂ヒョーバルが非常に強くなり、嫌われ役としての地位を確立。
    • 新たに追加された通常技も使い勝手が良いものが多く、相対的な機動力はダッシュの水準に戻されており、対戦ではトップグループに入るまでに返り咲いた。

サガット

  • タイガークラッシュの名称が「タイガーニークラッシュ」に変更。タイガーショットの硬直がダッシュ並みに戻り、下タイガーが立ちガード出来なくなった。
    • 対戦では独り勝ちであり、ダッシュやTURBOの頃もそう言われながら実現しなかった「サガット最強伝説」がついに現実のものとなった。

ベガ

  • ヘッドプレスの擬似技として「デビルリバース」が使えるようになった。
    • 通常技も新モーションの技が増え、キャンセルが掛かる技も少し増えた。
    • ダブルニーで相手が倒れる様になったりする一方、「サイコテイル」は出来なくなった。対戦ではTURBOよりは僅かに改善したものの、相変わらず弱い。
    • 余談だがベガのみ、勝利した際の台詞が全て新しいものに変更された。『TURBO』以前より現在のイメージに近い悪人らしい台詞が増え*4、女性(春麗・キャミィ)相手のものもある。

本作からの追記キャラクター(4人)
T(サンダー)・ホーク

  • ネイティブアメリカンの戦士。開発時はアメリカ出身だったが、ケンにガイルにバイソンとアメリカ代表者が多いためメキシコ出身と言う設定になった。身長はサガットより高く、体重はザンギエフを上回り、両腕を水平に構える独特のファイティングポーズを取る。「ベガに一族を滅ぼされた」という主要キャラクターっぽい設定があるが、この点が注目される事は少ない。
    • 相手を掴んで振り回して叩きつける、レバー1回転投げの「メキシカンタイフーン」と対空技の「トマホークバスター」、空中から奇襲できる「コンドルダイブ」を持ち、「昇龍拳を使えるザンギエフ」と評されている。
    • 反面、全体を俯瞰すると通常技性能は低め。但し本作では屈弱Pの連打がバリアになること、近・遠立強Kの判定が大きい上にしゃがんだ相手にも当たる等、一部強力な技が存在する。

キャミィ

  • ベガの組織「シャドルー」の元構成員だった、記憶喪失の少女。金髪で頬に傷があり、赤いベレー帽を被り、ハイレグタイプのレオタードを着ている。春麗とはまた違った魅力がある…と言えるかも知れない。
    • 地面スレスレを回転突進する「スパイラルアロー」と飛び道具抜けに使えそうで使えない「アクセルスピンナックル」、対空の蹴り技「キャノンスパイク」を持つ。
    • 小柄な身体は当り判定が小さく、その割にはリーチに優れ、移動も早いものの密着時以外の攻撃力に欠ける。めくられ易く、ジャンプのスピードが遅めで迎撃されやすく、跳んで攻めるのも苦手でサガットやガイルが天敵になっている。

フェイロン

  • 香港のスーパースター。顔、性格、風貌、掛け声等どれをとっても明らかにどこかの映画俳優を意識しているが決して突っ込んではいけない。ついでに他社の中国拳法家にも似てる点にも突っ込むのは禁止。
    • 繰り返し入力する事で追加発動できる移動兼攻撃技の「烈火拳」と、対空技の「熾炎脚」を持つ。
    • 高い攻撃力と機動力を持つがリーチが短めで、ジャンプも低くゆったり。一瞬の隙をついて懐に潜り込み、威力の高い連続技を叩き込んで相手をねじ伏せるスピードタイプ。

ディージェイ

  • ジャマイカのカリスマキックボクサーにして人気ミュージシャン。
    • ガイルと同じく全ての技がタメ技で、飛び道具「エアスラッシャー」と回転蹴りの「ダブルローリングソバット」、特徴的な連打技「マシンガンアッパー」を持ち、通常技の性能にも優れている。
    • ガイルに比べると通常技のリーチが短い反面、ジャンプスピードがガイルより早かったり、マシンガンは連続技にも組み込めて全段ヒットするため、めくりからのコンボが強烈と独自の長所があり、「守りのガイル、攻めのディージェイ」とも。反面、飛び道具を持っていながら隙が若干大き目なため、鳥篭に弱い。
    • 言動や勝利メッセージが派手な割に、印象は地味で顔も濃い不人気キャラであるが、密かに新キャラの中では一番上位だったりする。
    • 余談だが、彼のズボンには「MAXIMUM」と書かれており、左右の向きを変えてもそのままで俗にいう「左右反転の矛盾」*5が起きないようになっている。

評価点

音楽・効果音

  • PCM音源に生まれ変わり全曲アレンジ。全体として非常にクリアで良く聴こえる様になった。
    • 新BGMは別の作曲者によるものだが、キャミィステージは従来のものに負けない屈指の名曲として評価が高い。
    • 従来のBGMについても、キーを変えるなどしてアレンジが図られている。特にケンステージやガイルステージのBGMは非常に格好良くアレンジされた。
    • またラウンド1ではBGMが早くならず、終了時も途切れずにラウンド2の決着直前まで通しで演奏されるようになった。
  • 効果音やアナウンスが全面的に変更され、各飛び道具の発射音やヨガテレポートの効果音などが新たに追加された。
  • キャラクターの声も声優が当てるようになった。
    • リュウやダルシムなどは旧作の意匠を残したまま若干甲高くしただけである一方、春麗、ガイル、バルログなどは完全に別物になっている。
    • その他もリュウとダルシムの一部が共有している以外は各キャラ毎に固有のボイスが割り当てられた。デザインに合わせてか、リュウとケンの声も初めて区別された*6
    • バイソンの「オアー!」を筆頭として、投げなどで無言だったキャラクターの多くの動作にボイスが設けられた。
    • ちなみに、誰がどのキャラクターの声を演じたのかは開発陣曰く、「記録が無くわからない」とのこと。

グラフィック

  • キャラクターのカラーバリエーションが8色(弱~強のパンチとキック、ボタン押しっぱなし、スタートボタン)に増加した。ダッシュ色(中P)・ターボ色(強P)も残っている。
    • トーナメントモードでのカラーの重複を防ぐための措置だが、これを切っ掛けとしてキャラクターカラーが3色以上用意された挌闘ゲームが作られるようになった。
  • キャラクターの一枚絵等のグラフィックはほぼ全て一新された。やたらエグかった敗北時のイラストも比較的マイルドになった。
    ステージのグラフィックは描き直されつつも元の作りを再現しているが、ケンステージの船が漁船からクルーザーに変更されたり、ベガステージで像を壊すと怒る人が、女性から老人の男性になるなど一部は変更されている。
    • 春麗のエンディングには選択肢が追加された。選択次第で後半の台詞以外は「春麗の服装」と「春麗の後ろにいる男の立場」が変化する。
  • 試合中のドット絵自体はほぼ従来のものを踏襲しているが、四天王の新通常技が大量に追加された他、春麗の頭部や気功拳のモーション、気功拳やリュウの波動拳の弾のグラフィックが新しくなった(ケンのものはほぼそのまま)。
    • 二つある勝利ポーズが似通っていたガイルとバルログは、一つが新しいモーションに変更された。
    • リーチの長い技を出した時に顕著だった影のずれが修正された。
  • 四天王のエンディングは個別のグラフィックが用意された。
    • 特にバイソンとサガットは本人の個性をより強調した物になっている。また、展開自体も変わっている。*7
  • これまでタイトル画面は登場キャラクターとまったく関連の無い人物が描かれていたが、初めて登場キャラクターを露出させた。

問題点

  • 新作としてのインパクトの無さと悉く滑った新要素
    • TURBOでの高速化やバランス調整に慣れたプレイヤーとしては、ダッシュ以前のプレイ感覚に戻ってしまい、相当な不満を残すことになった。
    • 対戦バランスもサガットが大差を付けて最強であり、以下リュウ、ダルシム、バルログが続き、最弱は「やはりお前か」のザンギエフであった。TURBOの見事な調整がここにきて崩れてしまった。
    • ザンギエフの上位互換扱いで稼動直後は上位だったホークも対策されるにつれ次第に順位を下げていった。
  • 新キャラの使用人口の低さ
    • 旧キャラを使い続けるプレイヤーが圧倒的に多く、新キャラの使用は少数であった。
    • 人気の面で見ても、当時のゲーメスト増刊における人気投票ではキャミィ以外軒並み低く、嫌いなキャラクターに関してはディージェイを筆頭に上位4位全て新キャラが占めてしまった。
    • 見た目が普通に格好良く見えるが故に個性が薄く、性能的にも既存キャラクターと似通った要素が強く、総じて目新しさが無かったのが新キャラ4人の人気が伸びなかった要因と思われる。
      • キャミィに関しては「ウケを狙ったキャラデザイン」と否定意見を持つ人もいたようだ。
  • CPU戦の形式変更
    • キャラクターの増加に伴うプレー時間の調整が目的で形式が変更されたCPU戦は、その性質上苦手なキャラクターとの戦闘を避ける事が出来る様になった反面、1クレで全キャラと戦えない事からオールクリアに対する達成感が低下したという意見も少なくは無い。
    • もっとも、当時における同形式は本作と『ワールドヒーローズ2』でしか採用されていなかった為か馴染みが薄く、本作の失敗や同期に稼働した『餓狼伝説スペシャル』のヒットによって、総当たり形式を継続採用する作品が増加する事になった。
  • トーナメント対戦は場所を取る上に、5ラウンドしか対戦出来ない為、ほとんどプレイされなかった。

総評

新基板であるCPシステム2の恩恵をうけて音源やグラフィックが進化したのは良かったが、ゲーム性の退化や新キャラ導入の意味合いの薄さが評価を下げてしまった。


家庭用への移植

ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 スーパーファミコン
メガドライブ
メディア 【SFC】32MbitROMカートリッジ
【MD】40MbitROMカートリッジ
販売・開発元 カプコン
発売日 1994年6月25日
定価 10,900円(税別)
レーティング 【VC】CERO:B(12歳以上対象)
配信 バーチャルコンソール【SFC】
【Wii】2007年12月18日/800Wiiポイント
【WiiU】2014年6月25日/823円
【New3DS】2016年6月7日/823円(税8%込)
バーチャルコンソール【MD】
【Wii】2011年11月8日/600Wiiポイント
  • 初代TURBOに続き、本作もSFCで発売された。
    • また、SFC版『TURBO』のようにゲームスピードを変えることができ、チーム戦モード・専用基板のトーナメント戦を再現するモード・CPUの相手をどれだけ早く倒せるか競うモードなどの追加要素がある。
    • やはり容量の都合だろうが、「ROUND○ FIGHT!」のボイスが消され(「YOU WIN/LOSE」の方はある)、ラウンド毎にBGMが途切れる仕様に戻り*8、ボイスが従来以上にこもって聞こえる。
      ステージ曲のアレンジもされているが、今までのSFC版と同様にキーや音色が変わっているものもあり、好みが分かれる。
      • 北米版のBGMは日本版や欧州版とは異なるアレンジがされている。
    • T・ホークの中P投げ後の硬直が短くなった(MD版も同様)、一部のコンボが繋がらなくなった*9など、アーケード版と異なる部分がある。
    • SFCにXは移植されなかった為、「ストII」シリーズとしては最後の作品となった。
    • SFC版と同日にメガドライブ版も発売されている他、X68kとFM TOWNSにも移植された。
      • MD版はハード性能が異なるため、SFC版よりもグラフィックとBGMが劣っているものの、SFC版では削除された一部音声が削られずに残っている。ダッシュプラス同様しゃがれ声になっている。
      • TOWNS版は背景の再現こそ残念だが全楽曲がアレンジされているのが特徴。なお、TOWNS版のアレンジ曲群は後に様々なストIIの移植作品で使用されているが移植ハードがハード故に非常にマイナーな為、殆どのプレイヤーから「3DO版初出のアレンジが多くの機種に移植されている」と勘違いされがちなのが玉に瑕。
    • モデムアダプタ「XBAND」に対応しており、通信対戦で遊ぶことも出来た。ただし、メガドライブ版は海外のみの対応。
      • MD版はバーチャルコンソールでの配信にあたり、オンライン対戦機能が実装されていた。
  • 両国国技館での大会も本作が最後となっている。
    前々回優勝者のダルシム使い、前回優勝者のサガット使いはいずれも同じキャラを使い、群馬テレビの記者が密着取材を行ったが、両者とも簡単に敗退してしまった。
    「来年はリベンジを果たしたい」と意気込みを語ったが、叶うことはなかった。
    なお今回はリュウ使い*10がバルログ使いとの同点プレーオフを制し優勝している。
  • 2018年発売の『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』にSwitch版限定特典として幻のトーナメントモードが収録される事になった。
    • 実機と同様本体を4台か8台で繋がり、プレイヤーの立場を交代する仕組みになっている。
    • これまでのアーケード準拠の移植はX68000しか無く高価格に跳ね上がった為、2018年になった時代で手軽に遊ぶようになった。

その後の展開