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宇宙戦艦ゴモラ - (2021/01/16 (土) 19:59:21) の編集履歴(バックアップ)
宇宙戦艦ゴモラ
【うちゅうせんかんごもら】
ジャンル
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シューティング
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※画像はMD版
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対応機種
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アーケード
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開発・販売元
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UPL
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稼働開始日
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1990年
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判定
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なし
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ポイント
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典型的なUPLの悪い例
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概要
藤沢勉の手がけたUPLの横スクロールシューティングゲーム。
最強の宇宙戦艦ゴモラの魔の手が新たな文明に忍び寄る!
ストーリーだけを見るとゴモラの侵略から文明を守るゲームのように見えるが、実際にプレイヤーが操作するのは侵略を行うゴモラの方である。
システム
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8方向レバー+2ボタンで操作。全8ステージの1周エンド制。
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攻撃方法は2種類。自機そのものから発射されるごく普通のショットと、照準を操りそこに発射されるショット。
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前者は溜め撃ちが可能。
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後者は敵弾を相殺することができ、自機と照準の間にある障害物や他の敵を無視して攻撃できる。ただし、照準を操っている最中は自機を動かす事が出来ない(オートビームアイテムにより自動照準方式になっている間は自機を動かすことができる)。
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自機は非常に鈍重。自機の耐久度が増加すると巨大化して攻撃力が大きくなる一方で、当り判定も同じように大きくなって行く。
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逆に耐久度が下がると縮小化して攻撃力・当たり判定も小さくなる。耐久度がなくなると残機を1機失う。
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自機を守るバリア代わりのアイテムも割と大量に出現するが、一撃で破壊される上、これもまた当り判定がでかい。最大6個装備可能だが、自機上下3個ずつに固定配置なので真正面・後方からの弾は防がず、破壊されたバリアの穴に弾が飛んでくると被弾する。
評価点
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現在でも珍しい巨大戦艦が自機という設定。
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耐久値に応じて3段階の変形を見せるため、見た目のインパクトはなかなかのもの。
攻撃手段も戦艦らしく溜め撃ちが可能なショット以外に照準を操作してのビーム攻撃、アイテムで装着できるビットからのショットと多彩。一方で回避力はアイテムによるスピードアップこそあるものの、それでも自機が自機だけに高いとはいえないため、時には照準ビームでの敵弾消去と高い防御力に物に言わせてごり押しする判断も必要となる独自の戦略性は他のゲームではなかなか味わえないだろう。
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照準ビームは強力だが、照準操作中は自機が操作できない大きなデメリットがあるだけに、一定時間自動照準攻撃を行うオートビームは非常に強力。
取得時の演出も画面内にデカデカと「AUTO BEAM」の文字が表示されるというUPLらしい派手なもの。
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なお、巨大戦艦が自機のSTGは本作よりも前に『バミューダトライアングル』が存在するため、本作が初めてというわけではない。
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新しい基板を採用したことにより、BGMやSEの表現力がアップした。
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『オメガファイター』までは古臭さが否めなかったが、今作では同時代のACと比べても遜色の無いクオリティとなっている。
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グラフィックの質も向上し、背景が丁寧に描かれている。
問題点
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照準操作の敷居の高さ
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照準操作中は照準合わせと動かない自機に両方に目を配る必要がある。独自の面白さを築いているとはいえ、慣れるまでは厳しい。
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敵の耐久がおかしい。
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元スタッフによると「この頃のUPLは難易度を敵の耐久値で調整していた」ようで、本作の敵はその見本であるかのように耐久が異様に高い。
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本作では「プレイ開始から3分経過すると自機の攻撃力が無条件で半減し、コンティニューすると元に戻る」という調整が取られている模様。
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耐久が高いにも拘らず攻撃は異様に激しい。敵の攻撃を照準で消して、隙を見て敵を攻撃して、また敵の攻撃を消して……と繰り返すので元々冗長になりがちなシステムなのにその事を一切考慮していない。
総評
藤沢勉の手がけたゲームは総じて斬新かつ面白いアイデアのシステムを内蔵しており、独特の中毒性と稀なゲーム性を持っている。だが、上記「敵耐久」の面でのバランスの悪さが評価を低くしている。そのため、良くも悪くも藤沢勉、良くも悪くもUPLと言ったゲームである。
しかし独特の世界観とゲーム性は他のゲームではまず味わう事が出来ない。あえてランク付けをするならば、怪作・奇作と言った類である。
家庭用移植
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メガドライブ版(UPL、1991年9月30日)
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家庭用唯一の移植であり、UPLの最初で最後のMDリリースソフトでもある。