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ポケモンバトリオ - (2012/07/25 (水) 00:59:22) の編集履歴(バックアップ)
ポケモンバトリオ
【ぽけもんばとりお】
ジャンル
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トレーディングカードアーケードゲーム
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対応機種
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アーケード(Taito Type X)
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発売元
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無印~0:タカラトミー V:タカラトミーアーツ
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開発元
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AQインタラクティブ
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稼働開始日
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2007年7月14日(稼働終了)
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1プレイ料金
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100円
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ポケットモンスターシリーズ関連リンク
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概要
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ポケモンシリーズ初のTCAG。カードでなく、パックとよばれる直径4㎝、厚さ1.4㎜のプラスチック製のコインを使用し、プレイヤーはパックをスキャンすることによってゲーム内にポケモンを3体呼び出し対戦する。
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『ポケモンバトリオ(無印)』『ポケモンバトリオ+(プラス)』『ポケモンバトリオS(スーパー)』『ポケモンバトリオ0(ゼロ)』『ポケモンバトリオV(ブイ)』とバージョンアップ、ルールの追加、変更を繰り返し今に至る。
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プレーヤーのゲーム内の分身である「トレーナー」情報や対戦の記録、ゲーム内での冒険の進捗状況を保存する媒体として、「メモリーキー」がある。「メモリーキー」は、ほとんどの店舗が稼動店での販売となっている。
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詳しいルール等に関しては『公式サイト』や『ポケモンバトリオまとめwiki』を閲覧することを薦める。
評価点
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ポケモンパックのコレクション性の高さ。
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当初はノーマル(赤)、スーパー(青)、ハイパー(黄色)、マスター(紫)の4色のみだったが後にプレミアボールやゴージャスボールなど多彩なボールカラーが登場している。さらに17弾、18弾ではパック上部がすべてクリア仕様になっており、さらにマスターはパック上下、ダブルクリアになっている等見た目も豪華になって収集欲をより起させるものとなっている。
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バトリオVではパックデザインの変更にともない、レアリティがシングルレア(☆1つ)、ダブルレア(☆2つ)、トリプルレア(☆3つ)と名称が変更された。V03弾ではトリプルレアよりさらに上位のレアリティであるフォースレア(☆4つ)が登場、V04弾ではさらにフォースレアより上位のレアリティであるVレア(☆5つ)した。星の数が多いほどレアリティが高く仕様が豪華。
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特にピカチュウのパックデザインのバリエーションはかなり豊富で、スーパーパック(青)で登場した以外にプロモパックではゴージャスボールでイラストがホイル仕様で3種類、16弾ではパック上部クリアでメッキ仕様、17弾では3Dでイラストが飛び出すように見え、18弾では謎のパック(ポケモンバトリオVで登場した、スピンパックの先行デザイン仕様)として登場し、黒地に白のラインでパックを傾けたりして動かすと手を振ったように見えるデザインになっている。なお、16弾~18弾で登場したピカチュウのパックはいずれも排出率が低く、レア扱いである。
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ポケモンを動かす感覚は楽しい。
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ポケモンの技を繰り出すムービーもそれぞれ用意してあり、こうりん時も含め、ポケモンバトルレボリューション等と比較しても非常に豪華
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特にピカチュウの技のバリエーションはかなり多く、必見である。
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他にはディアルガの技「ときのほうこう」、パルキアの技「あくうせつだん」はバトリオ0以前、以後の登場分とそれぞれ各2種類ずつのムービーがあることや、ダブルこうりんで同時にディアルガ、パルキアが登場し、それぞれ同時に「ときのほうこう」「あくうせつだん」を放つムービーも用意されている。ピカチュウ程ではないが、パックのバリエーションも豊富であり優遇されていることが分かる。
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バトリオVでは、レシラム、ゼクロムが特に優遇されており、コンビネーション技やV技の1ターンに2つ技を繰り出すムービーの演出は非常に凝っており迫力満点。持っている人は試してみよう。
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バトリオVになってから主題歌が導入された。歌はGero氏が担当している。こちらも好評のようだ。2011年6月にあったイベントでライブがあった。
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シンオウ地方までのポケモンのモデル、グラフィックは『ポケモンバトルレボリューション』等から一部流用があるものの、基本的には好評。ちなみにポケモンバトルレボリューション等準拠のイッシュ地方のポケモンのグラフィック、モデルは本作が初公開である。
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プレイヤーのアバター含む人間キャラのデザインは基本的に好評。V03弾以降、ゲーム内のメダル9999枚消費し、やまおとこや、うきわボーイ等のアバターをメモリーキーに保存できるようになった。その数はデフォルトの色違い入れずともなんと20種類以上ある。他にはVバトルに勝利するなどして増やすことができる。保存したアバターはパックを買うモードにて自由に変更可。ただし、はじめにメモリーキーに登録した性別を跨いでは変更、保存できない模様。
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バトリオVになった現在でもゲームシステムは新要素などにより確実に向上してきている。
問題点
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バトリオ0以降、リーダーアイコンや覚醒システム導入によるパックごとの性能やバランスがやや崩れている。
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正確にいうと過去パックには当然リーダーアイコンや覚醒システムが導入されていないものが多数で、必然的に同じポケモン、レアリティのパックでも性能に大きく差が付いてしまっている。
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特にハイパーパックやマスターパックにみられ、ひどいものだと過去弾パックの方が全方面下位互換になってしまい、肩身の狭くなってしまったパックも存在する。
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また、17弾からダブル技が採用され、スキャン時にポケモンの技、本体タイプが決まるというパックが一部に存在しているのだがどちらかのタイプにしかリーダーアイコン、又は覚醒が付いておらず、過去パックのデータをそのまま流用している関係上、うまく差別化ができていない。
バトリオV以降の問題点
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バトリオ0から続くステータスのインフレが加速している。
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V01弾ではパックのレベルは最大でもレベル50程度だったのだがV02弾では最大75、V03弾では最大100までになった。その他でもシングルレアでもレベル60~80前後のパックがかなり登場してきている。当然、レベルの高いパックの方が全体的にステータスは高めだがレベルパワーの開放にはそれなりの散財が必要だったり、攻撃までに貯めるきのみケージが貯まりにくかったりする難点もあったり、レベルの低いパックは一応、スピンアクションや降臨までのケージが短めな為早く発動できるといった長所もあるため一応差別化できる。
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バトリオ0までのパックは使用はできるものの実戦では殆ど役立たずの性能となってしまい、観賞用同然の無価値になってしまった。
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バトリオVで導入された新要素は当然のごとく未搭載、新要素の一つであるレベルシステムがゼロまでのパックには存在しないため、メモリーキーのレベルによる強化ができなくなってしまった。また、ゼロまでのパックにあったアイコンや覚醒はVでは存在しないため、単なる飾り同然。おまけにV03弾で追加された要素であるパックカラー、スピンカラーの両方揃えたときのみ可能な4枚目のスキャンにも非対応。システム変更による過去カードの弱体化は『仮面ライダーバトル ガンバライド』や『スーパー戦隊バトル ダイスオー』等でもみられてはいる。
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上記のように過去パックは大幅な弱体化のせいか、地域にもよるがカードショップ等では当初、高額だったマスターパックですら500円以下で投げ売りされていたり、ノーマルパック等レアリティの低いパックの買取り拒否をしている所もある。オークションでも(一部のパックは除くが)過去パックの大幅な値崩れが進んでいる。
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逆にいえばこれまで入手困難だったパックを集めやすくなった利点もあるが、一部の弾のキラ仕様のパックは全体的にイラストが劣化しやすく、パック上部に欠けがあったりして状態が悪くなっているものもあり、加えて、新品同様の物はあまり出回らなくなってきており、美品の物にこだわるのであれば依然入手しにくいのは変わりない。
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トリプルレア以上の扱い
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トリプルレア、フォースレアはステータスが全体的に高く、特殊能力がある代わりにパックカラー、スピンカラーは存在しない。その為、チームに入れるとスピンアクション、降臨が発動できないため、チーム全体的な火力不足になりがちだったが、V04弾の新要素であるパックカラーチェンジでトリプル以上込みでも降臨が発動可能になった為一応、強化はされた。しかし、V03弾以降のトリプルレア以上のパックはV技以外は特に特別な能力は有しておらず、スピンアクションやスペシャルスキャンはできないため、V技を持っているダブルレア以下でチーム組んだ方が遙かにいい。もっぱらV03弾で登場した、4枚目のスペシャルスキャン専用で扱われることが多いのだが、フォースレア、Vレアを所持していればトリプルレア以上にスペシャルスキャンでチームを強化できたり、スペシャルアタッカーの威力もこちらの方が上の為、トリプルレアの扱いは全体的に冷遇されている。
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V04弾で登場したシークレットパックである、アルセウスのパックが強すぎる。
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一言でいえばゲームバランスを崩壊させかねない壊れ性能であり、簡単に説明すれば相手の攻撃やスピンアクションに対して防御する際に必ず有利なタイプに変化する。その為、アルセウスで相手のスピンアクションを防御すれば確実に失敗させることができる。しかもレアリティはダブルレアであるため、極悪さに拍車をかけている。おそらく本編における特性「マルチタイプ」を再現したものだろう。一応、攻撃時はノーマルタイプで弱点を突くことができないがこんなことは些細なことである。あろうことか一部除く公式大会でも現状禁止化されておらず、使用可能である。このような性能であり、同じ弾の他のダブルレアと比べて封入率が低く抑えられているからか、最上位のレアリティであるVレアよりも高値で取り引きされているケースもある。
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レアパックの封入率は対象年齢を考慮せずともかなり厳しめ
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バトリオゼロまではハイパーパック以上(要するにキラパック)はだいたい10枚に1枚は排出されていたがバトリオV01弾ではダブルレア、トリプルレアあわせても100枚中2~3枚ほどしか入っていない。ゼロまではハイパー、マスター含めてもだいたい100枚中15枚から20枚は入っていた為、かなりレアパックの排出が厳しくなっている。さらにタチが悪いことに100枚(1万円分)連続パックを買ってもシングルレアのみしか排出されなかったとの報告があったり、同じシングルレアのパックが連続で排出されるような事が頻発していた。ひどいときには同じパックが6連続続いたとの報告も・・。現在でも当時ほどではないが同じパックが連続で排出される傾向があったり、千円単位で投資してもシングルレアのみしか排出されないこともよくある。
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一応、シングルレアのパックでもゼロまでのマスターパックよりは最低限強い種類のものも多く、バトリオ0まで問題視されていた弱いパックしか手に入らないといったことは極力起らなくなってきている。一応弾を跨ぐごとにレアパックの封入割合は上昇傾向にある。
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バトリオV以降はイッシュ地方(ポケモンBW)のポケモンが全体的に露骨なまでに優遇されており、一方で旧ポケモンのパックカラーのバリエーションが乏しい。
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一応、イッシュ地方のポケモン参戦を前押しされていたため仕方ない面もあるが、V01弾から現時点のV04弾までに全てに収録されているイッシュ地方のポケモンも多数存在する。
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最近のTCAGにしては稼働期間が長い為、筐体によってはメモリーキーの差込口の接触不良やパックのスキャンがしにくくなっていたり、ボタンの利きが悪くなっている台もある。こちらは要するにメンテナンス不足で、設置店側の問題点であるが。
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メモリーキー等関連グッズが不定期に発売されるのだが時期を逃すと非常に入手困難になりやすい。
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パックセット等、内容が豪華な為、品薄や品切れになりやすいにも関わらず、ほぼ初回出荷分限定で、あまり再販や再入荷されない傾向があるためでネットショップやオークション等では定価の倍以上で売られていることも・・。ほぼ必需品である一部のメモリーキーにもこの傾向がみられる。欲しいグッズがある場合はできるだけ早期に入手しておきたい。
総評
ポケモンというビッグタイトルから稼働当初は『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』等同様、大人気を博した。ゲームとしての出来は初期の頃は強いパックさえあれば勝てるといった内容でゲームバランスが悪く、戦略性もほぼ無いクソゲーに近い出来ではあったが、バージョンアップを繰り返し、ゲーム性を進化し続けている現在は非常に良作に近い出来であり、問題点にて前述した過去パックの扱いが全体的に手抜きなのが惜しまれる所。だが、雑誌の付録や劇場版ポケモンでのパック配布等で新規ユーザーを獲得できていることから結果的には好意的にみられているようであり、バトリオVになった現在でもパックを動かす楽しさは健在である。
余談
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バトリオ0は台湾でも稼働している。ただし、日本のバトリオ0とは違い、メモリーキーが存在しないため、一部仕様が異なっている。筐体、パックリスト等では現地の言語が使用されているが、パックに表記されている言語は日本語のまま。
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2011年3月、日本代表選手とのインターナショナルマッチが予定されていたが当月に発生した東日本大震災の影響で日本代表の遠征が中止になり実現しなかった。
その後
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本作稼働終了にあわせて2012年7月に新TCAGである『ポケモントレッタ』が稼働開始になった。