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アメリカ横断ウルトラクイズ (SS/PS) - (2014/07/16 (水) 15:45:40) のソース

*アメリカ横断ウルトラクイズ
【あめりかおうだんうるとらくいず】

|ジャンル|クイズゲーム|&amazon(B000063X2E)|&amazon(B000069TLS)|
|対応機種|セガサターン、プレイステーション|~|~|
|発売元|ビクターエンタテインメント|~|~|
|開発元|富士通パソコンシステムズ|~|~|
|発売日|【SS】1995年10月27日&br()【PS】1996年2月23日|~|~|
|定価|【PS】5,980円|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~|~|
|ポイント|再現度が高すぎて難易度不安定&br()再現度が高すぎてテンポ最悪&br()グラフィックが酷すぎて再現度劣悪|~|~|

**概要
-往年の名クイズ番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』のゲーム版。この作品のゲームはGB版やFC版などいくつか出ている。
--番組の内容は、東京をスタートしてクイズに答えつつ、アメリカ・ニューヨークを目指すというもの。~
最初の参加者は何万人もいるが、途中のクイズで次々と脱落者が出るのが特徴。また、クイズに答える「知力」だけでなく問題を回収する「体力」や、いい問題を引き当てる「時の運」も必要になる。

**評価点
-一万問を超える収録クイズにはボイスが付いている。
--担当者は不明(女性なので福澤朗でない事は確か)。

-東京ドーム(ゲーム内ではウルトラドーム)の○×クイズから始まり、恒例の突撃○×クイズや、バラマキクイズなど番組の構成がキチンと再現されている。

**問題点
-評価点の裏返しになるが、''再現度が高すぎて難易度がものすごく高い''。
--初っぱなから常人には理解不可能な問題が多数出題される上、番組通り一問でも間違えたら''即失格''。最初の○×9問が最大の難所とされる。
---機内ペーパーテスト50問は、''問題の正誤が表示されない''。このため、そもそもどの問題を間違えたのかすら理解できないまま失格になりかねない。
---なお、練習モードでは''最初の20問だけ''正誤を知ることが出来る謎仕様。
--番組通り、「時の運」も競うため、ウルトラクイズ本編でも恒例の''ジャンケン''もある。もちろん必勝法など存在しない。
--「体力」を競うニューオーリンズのバラマキ問題は、L・R連打。指がつりそうになる…。しかも必死で持ち帰った問題が''ハズレ''であることもままあり、正直殺意がわく。
---他の参加者との競い合いも番組の見せ場の一つなのに、このゲームでは走るのは''自分だけ''なのも寂しい。
--一応出題される問題は、ウルトラクイズの過去問題ばかりなので、問題集などが手元にあれば全問正解もありえなくはない。コアなクイズファンにとってウルトラクイズは馴染みのある問題なので、ネットで検索すればある程度回収できるが…((他のクイズゲームでも似た問題は多々使われているため、クイズ好きならば覚えて損はない。))。しかし、全部覚えたければ、図書館や古本屋などで問題集を探すしかなく、かなり難しい。さらに時事ネタは現在は正解が変わっていたり、問題そのものが成り立たなくなっているネタが多いのも難題。

-グラフィックは相当酷い。SFCでももう少しマシなゲームがあるレベル。
--ゲーム開始直後、実写で番組OPが流れるのだが、非常にカクカクでゲームの底がすぐ知れる。
---全体的に演出が非常に地味であり、番組が大いに盛り上がる突撃○×泥んこクイズですら、壁を破るとゆっくりと目前にマットor泥が迫ってくるだけで番組の緊張感など皆無。

-クイズのテンポがやたらゆっくりしており、問題に答えた後正解が出るまで数秒待たされる。番組なら緊張の場面だが、ゲームとしては単にテンポが悪いだけ。
--対戦モードもあるが、ゆっくりしすぎて盛り上がらない。
---あと、対戦モード限定で自分の顔を選べるのだが、普通の人間以外にロボットや宇宙人モドキなど妙な面子が混じっている。

**総評
「''テレビ番組はテレビで見るから面白いのであって、自分でやってもつまらないだけ''」ということを証明した作品。~
再現度は高く、クイズゲームとしても致命的な問題点があるわけではないのだが、とにかく難易度が高く盛り上がりに欠ける。~
かつて「あの番組に出場したかった!」というファンでも、現在なら再現度の高いPS2版をオススメする。