//過剰に煽りすぎな部分を削除。 *シェリフ 【しぇりふ】 |ジャンル|アクション|#image(sheriff.png)| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|任天堂|~| |稼動開始日|1979年|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|''ゲーム&ウォッチより古い''|~| **概要 任天堂がFCソフトやゲーム&ウォッチよりも以前に製造したアーケードゲーム。~ **特徴 -本作は西部劇を題材としたトップビューアクションゲームである。 --主人公となる保安官、シェリフが多くのならず者を倒して最後に貴婦人を助けるというストーリー。 --主人公の操作は1レバーと1ボタンのほかに、''ダイヤルスイッチ''で行う。 ---レバーで東西南北に移動して、ボタンでピストルを発砲。そして、ダイヤルスイッチで発砲する向きを8方向に変えられるため「歩く方向」と「撃つ方向」は別なものとして操作できる。 --ゲーム画面はいっさいスクロールしない。画面の外側を多くのならず者が徘徊し、それを内側からシェリフが撃つという構図になっている。 ---ならず者を全員倒せばクリアだが、ならず者はたまに内側に襲来するので要注意。 **評価点 -まず最初に、操作性が面白い。 --歩く方向と撃つ方向が別になったことにより、後ろに下がりながら前に撃ったり、敵に近づくと見せかけて別な敵を撃ったりと、様々な戦略性がある。 ---また、難易度もその操作を前提とした絶妙なバランスであるため、操作性に一度慣れると病み付きになり、大人も子供もやればやるほど楽しくなる。 ---本作はこの一点をもってして、本作を知る多くの人間に評価されている。 -ゲーム性以外の細かい部分も凝っている。 --グラフィックは白黒だが、キャラクター造形はそれにあわせてシンプルなデザインにまとまっており、可愛らしい。このあたりはビジュアルにこだわる任天堂の面目躍如といえよう。 --1979年の作品であるにも関わらず簡素ながら音楽があり「タンタタン…。タンタタン…。」というリズムはゲームの妨げにならない範囲で盛り上げてくれる。 ---また曲のバリエーションも通常パターンのほかに敵の襲来やステージクリアなど多くのパターンが用意されている。 --本作の任天堂純正筐体は、木目が渋く西部劇のような趣がある。 //**問題点 //海外のとかでなくただ単に古いゲームにまで古くて遊べないとか言ってたらキリがない。 **総評 1979年の作品にしては工夫が凝らされており、ユニークな操作とあいまって誰でも夢中になるクオリティとなっている。~ 任天堂ならではの誰でも楽しめる作風は、この時点ですでに完成していたといっても過言ではない。 ---- **余談 -本作の任天堂純正筐体のデザイナーは、『[[スーパーマリオブラザーズ]]』の生みの親、宮本茂氏である。 -本作の主人公シェリフは、のちに『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo3DS/WiiU』にもアシストフィギュアとして登場している。