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こんなアタシでも… - (2017/01/30 (月) 00:31:17) のソース

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このページでは『こんなアタシでも…』『ゴメンなさい…アタシのせいで』『こんなアタシでゴメンなさい…~真冬外伝~』(すべて判定なし)を紹介する。
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*こんなアタシでも…
【こんなあたしでも】
|ジャンル|おねがいアドベンチャーゲーム|&image(http://winters.game.coocan.jp/page111.jpg,width=160)|
|対応機種|Windows 95/98/Me|~|
|発売・開発元|WINTERS|~|
|発売日|2001年7月27日|~|
|定価|8,800円(税別)|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|配信|XP対応:2007年10月10日/2,500円(税別)|~|
|備考|移植多数あり。詳しくは後述|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|魔性のビッチヒロイン真冬|~|
//鬱ゲー(一覧の後段)判定(2016/2/11 無断編集対策の目印用。判定欄への明記は不可)

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**概要
WINTERSの2作目。~
ライターは本ブランドのみで活動している平井次郎氏。
略称は『こんアタ』。

**ストーリー
 真冬は自ら、「不特定多数の」
 「愛情のかけらも抱いていない」
 「名前さえも知らない」
 男達と体を重ね合い、舌や唇を
 むさぼりあいます。
 男子学生である主人公は、そんな真冬のことを好きになってしまいます。
 真冬は、そんな主人公に言い放ちます。
 「こんなアタシでも、好きになってくれるんですか…?」 (公式サイトより抜粋)

**キャラクター
''東雲真冬'' (しののめ・まふゆ)
-メインヒロイン。
-身体だけを求めて誰とでも寝る。

''葉川有香'' (はがわ・ゆか)
-幼なじみ。
-主人公のことを気にかけており、真冬と別れさせようとしている。

''湖北洋子'' (こほく・ようこ)
-主人公と同じバイト先の女子大生。
-男性恐怖症。

**特徴
-選択肢で分岐するアドベンチャーゲーム。
--選択肢に応じてエンディングが変わる。各ヒロインとのエンドの他にバッドエンドが多数ある。

-主人公は真冬に一目ぼれし、告白をするも受け入れられない。
--諦めない主人公は再度告白。すると真冬は主人公を試すために、不特定多数の男と寝るところを見せ付ける。
--以降、真冬が他人と寝るのを見せ付けられるたびに、プレイヤーは真冬のことを諦めるかどうかを選択する。
---諦めるを選択すると、主人公も諦めて即座にエンディング。
--他の2人のヒロインは比較的まともな性格で、主人公にある程度好意を持っている。彼女らと結ばれるような選択をすると個別エンド。

-テキストに「…」が多用される。

**鬱要素

#region(エンディングのネタバレ)
-真冬エンド以外では、真冬は殺されることもある。
--関係を持ちすぎてモブの男に殺される。有香に報復として刺殺されるなど死因は様々。

-真冬エンドもすっきりしない
--彼氏彼女の関係になっても真冬の性格は変わることなく、不特定多数の男と関係を持ちたがる。
--主人公は自分だけが真冬を抱くために、首輪をつけて真冬を管理する。
--要はお互いにネジが外れたまま、付き合い続けることを選ぶ。
#endregion

**評価点
-当時の基準でも稀有な設定
--ヒロインが付き合った後も、他の男と寝続けるという異例の設定。
--質はともかく挑戦的な姿勢は評価できる。

-キャラの性格が最後まで一貫している。
--安易に改心するご都合主義がない。

-真冬に惹かれた人もいる。
--エロゲ界でも珍しいヒロインだが、悪魔的な魅力を感じた人もいる。
--発売から10年以上経っても、類似するヒロインはほとんど見られないほどあくが強い。

-エロシチュエーションが多様
--真冬は特に変態じみたシチュが多め。

**問題点
-ボリューム不足
--CGコンプリートまでさほど時間はかからない。
--後述のファンディスクとセットで、ようやくフルプライスに見合うレベル。

-コンフィグ
--Enterキーを押すと数ページ飛んでしまうため、実質クリックしか使えない。
--セーブした時間しか表示されないため、時間を置くとどのシーンか分かりにくい。

**総評
ビッチヒロインをメインに据えた異色作。~
ある意味「純愛」とも言える独特の内容は、一度プレイしたら忘れられない。

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*ゴメンなさい…アタシのせいで
【ごめんなさい あたしのせいで】
|ジャンル|嗜虐心充足アドベンチャーゲーム|&image(http://image.gyutto.com/data/item_img/13/1396/1396.jpg,width=160)|
|対応機種|Windows 95/98/Me|~|
|発売・開発元|WINTERS|~|
|発売日|2001年12月20日|~|
|定価|8,800円(税別)|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|配信|2007年11月6日/2,200円(税別)|~|
|備考|移植多数あり。詳しくは後述|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|コンセプトが今ひとつ|~|

**概要(ゴメあた)
前作から半年足らずで発売された、WINTERSの3作目。~
引き続き特異な設定である。~
『こんなアタシでも…』と同シリーズとして扱われることもあるが、特に繋がりはない。~
略称は『ゴメあた』。

**ストーリー(ゴメあた)
 主人公の男子学生は、『自分に対して全く自信が無い男』です。
 『自分なんか、女の子に好かれるはずがない』と、諦めきっている男です。
 そんな彼のことを『好き』だという女の子が現れます。
 それが当ソフトのヒロイン・哀沢涙(あいざわ・るい)です。
 彼女は、『ほんの些細なことですぐにめそめそ泣いてしまう女の子』です。
 自分に対してかけらの自信すら宿していない主人公は、
 涙の『好き』という気持ちを信じることができません。
 その結果、涙を『いじめて』しまいます。
 『こんなにひどい仕打ちをしてもなお、自分のことが好きなら‥
 その時初めて、涙の心を信じられる気がする…』
 歪んだ愛の形が、ここにあります…
 女性キャラはフルボイスで『泣きます』『嘆きます』‥
 でも、『微笑みもあります』
 哀沢涙は、幸せになれるのでしょうか…
  (公式サイトより抜粋)

**特徴
-基本的なシステムは前作と同様。
--メインヒロインの涙が中心。他の2人はサブヒロインという位置付け。

-ストーリーの項目で述べたように、主人公に好意を抱くヒロインの涙をいじめるのが主な流れ。
--ただし、いじめるとバッドエンドになる。

**問題点(ゴメあた)
-説明不足
--「何故主人公を好きになったのか」という疑問は最後まで解消されない。
--どのルートでもうやむやなまま終わってしまう。

-普通(?)になってしまったシナリオ
--前作と逆に、涙に酷いことをするとゲームが終了する。
--例えば「涙に喫茶店で水を顔に浴びせる」「公園の木に縛り付ける」とその時点でバットエンド。
--モラルに反する行為で、バッドエンドになるのは妥当である。~
だが、ある意味純愛の前作に惹かれたプレイヤーには不評。

-前作から引き継いだ問題点
--ボリュームの薄さ、コンフィグの悪さは改善されていない。

**評価点(ゴメあた)
-抜きゲーとして
--CGや声優は水準レベル。
--シチュエーションも前作ほど人を選ばない。

-キャラゲーとして
--すぐに泣くヒロインという設定に惹かれたプレイヤーも存在する。

**総評(ゴメあた)
抜きゲーとしては普通寄りになった。~
真冬が強烈なインパクトを残した前作と異なり、いまいち印象に残りにくい作品。~
単体で買うことはお勧めしない。オムニバスのおまけとして遊ぶのが良いだろう。


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*こんなアタシでゴメンなさい…~真冬外伝~
【こんなあたしでごめんなさい まふゆがいでん】
|ジャンル|それからADV|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/145012764.jpg,width=160)|
|対応機種|Windows 98~XP|~|
|発売・開発元|WINTERS|~|
|発売日|2005年4月28日|~|
|定価|8,800円(税別)|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|配信|2007年11月7日/2,200円(税別)|~|
|備考|『こんアタ』『ごめアタ』同梱|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|鳴りを潜めた真冬&br;システム面は向上|~|

**概要(外伝)
過去作『こんなアタシでも…』『ゴメンなさい…アタシのせいで』に~
後日談『こんなアタシでゴメンなさい』を追加したオムニバス作品。

**ストーリー(外伝)
 アツノリだけを愛すると心に誓った真冬ですが、とある経緯でアツノリと
 数日の間離れることになってしまいます。
 アツノリだけを想いながら、真冬はアツノリの帰りを待つのですが…
 (公式サイトより抜粋)

**特徴(外伝)
-『こんアタ』で主人公と真冬が結ばれた半年後の後日談。

-主人公と離れた真冬は主人公以外と寝ないように、性癖を抑えて努力する。
--しかし、そんな真冬を狙う男たちが現れる。選択肢によって真冬が襲われるかどうかが決まる。

**問題点(外伝)
-真冬の性格が変わった。
--本作の真冬は、喜んで抱かれていた『こんアタ』とはかなり異なる。
--本作のエロシーンの大半は無理やり男に抱かれるもの。真冬は主人公以外と寝てしまったことに罪悪感を感じ、自殺する。
--男から逃げることに成功すれば、主人公と抱き合ってエンディング。
--人としては普通になったが、『こんアタ』に魅力を感じた人からは不評。

-テキストを読む際に若干不具合があった。
--パッチで改善した。

-同梱作品はベタ移植。誤字脱字等もそのまま残っている。

**評価点(外伝)
-3作品を同梱している
--ようやくフルプライスに見合った内容になった。

-システム、CGは向上。
--大画面に対応し、コンフィグも多少だが使いやすくなった。

**総評(外伝)
後日談の評価はいまいち。~
3作品を同梱しているので、価格はようやく見合ったものになった。~
DL版は後日談のみの単体発売なので注意。

**移植等
''このブランドは再販や同梱版が多い。''

#region(移植一覧)
-''冬箱''
--このブランドのメイン『KISSシリーズ』以外のオムニバス。~
『こんなアタシでも…』~
『ゴメンなさい…アタシのせいで』~
『真冬外伝』~
『アンバランス~彼女の心は奪えない?~』~
『こんな魔法少女…アタシはレミィ』~
『感覚の鋭い牙』の6作を収録。

-''WINTERS二重箱''
--オムニバスソフト『KISS×∞』と上記の『冬箱』のセット
--合計で13作収録という大ボリューム。

-''メガストア2014年8月号''
--エロゲ雑誌の付録。~
『こんなアタシでも…』~
『ゴメンなさい…アタシのせいで』~
『真冬外伝』を収録。

-これだけ移植したほかDL販売もあるので、初回版などは軒並み値崩れしている。
#endregion

**余談
-公式サイトが、商業とは思えないほど安っぽい。
--なお10年以上経っても、このブランドのサイトは変わっていない。

-前述したようにこのブランドは『KISSシリーズ』がメイン。
--時折シリーズ作品以外も発売していたが、現在では『KISSシリーズ』のみが発売している。