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*beatmania APPEND GOTTAMIX 【びーとまにあ あぺんど ごったみっくす】 |ジャンル|音楽ゲーム|CENTER:&amazon(B00005QBNO)| |対応機種|プレイステーション|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|コナミコンピュータエンタテインメントジャパン|~| |発売日|1999年5月27日|~| |定価|2,800円(税別)|~| |プレイ人数|1人~2人|~| |セーブデータ|3ブロック使用|~| |備考|アペンドディスク&br;起動には家庭版『[[beatmania]]』などのキーディスクが必要|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|CS版[[BEMANI>BEMANIシリーズ]]初のオリジナル作品&br()現[[IIDX>beatmania IIDXシリーズ]]サウンドディレクターL.E.D.降臨&br()『3rdMIX』から引きずるアペンドの難点は継続|~| |>|>|CENTER:''[[beatmaniaシリーズ]]''| //GOTTA2の追加も募集中 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 家庭用移植された『beatmania』のアペンドディスクの1つ。単独製品のアペンドとしては第2弾となる。~ 1作目のおまけディスクだった『APPEND YebisuMIX』以来となるCSオリジナルタイトル。~ 「ごった煮」をもじったタイトルの通り、当時のAC版beatmaniaシリーズとはやや雰囲気の異なる楽曲が多い。~ 今作には全部で19曲収録されている。 ---- **評価点 -高く評価されている楽曲が多い。 --今作が初出の楽曲のうち7曲が、後にAC版『4thMIX』などへ移植されている。 ---なお、『4thMIX』は本作発売前に稼働した為「本作からの先行収録」扱いとして、それ以降は本作発売後に稼働した為単なる移植として扱われている。~ また、本作に収録されている楽曲の一つ「SODA」は逆に「''『4thMIX』新曲からの先行収録''」として収録されており、非常に紛らわしい点を助長させてしまっているとも言える。 ---ただし、アーケード版の方では基板性能の関係で、本作収録版よりも短くアレンジされたAC移植楽曲がいくつかある。後続機種に移植されてもなお、本作の音源が復活していない楽曲も多い。~ このため、本作は貴重なオリジナル版音源を聴けるソフトとしても有用である。 -全体的に自由な作風であり、個性的な楽曲も多い。 --DJ Sendaことせんだみつおと、Tiny-Kこと谷啓の2人が、クラブDJとしてバトルを繰り広げるという設定の「NaHaNaHa vs. Gattchoon Battle」((余談だが、本作のサントラCDには同曲ロングバージョンとともに、同じく両氏を起用した書き下ろし曲「WE ARE THE REAL ENTERTAINERS」も収録されている。))。 --現[[beatmania IIDX>beatmania IIDXシリーズ]]サウンドディレクターL.E.D.LIGHT(現:L.E.D.)氏による、BEMANIデビュー曲「GENOM SCREAMS」「HELL SCAPER」 ---うち「HELL SCAPER」は、後にBEMANIシリーズ常連となるkors k氏のteranoid名義やDJ TECHNORCH氏の作風に大きな影響を与えている((また、BEMANI関連CD収録曲として両氏による同曲アレンジ版が制作されており、「HELL SCAPER(kors k Remix)」は『REFLEC BEAT groovin'!! Upper』で、「HELL SCAPER -Last Escape Remix-」はCS版『IIDX 15 DJ TROOPERS』およびAC版『IIDX 22 PENDUAL』でそれぞれプレイアブル楽曲化されている。))。 --Togo Project & Sanaによるポップスナンバー「Miracle Moon(お月さまが中継局)」 ---同曲は後にCS版『ポップンミュージック2』にも新規書き下ろしキャラクター「ケリー」を引っさげて移植された事が反響を呼ぶ事になった。 --過去の人気曲のノンストップメガミックス「BEMANI HIT TRACKS」 ---メドレー形式となっているが、ジャンル名もその通り「NONSTOP MEGAMIX」。パフォーマーに当時ラジオDJであった武居"M"征吾が起用された。 ---- **賛否両論点 -突出して難易度の高い楽曲がある。 --上述の「GENOM SCREAMS」は譜面のラストの階段譜面、「HELL SCAPER」はBPM190-200という高速での同時押し連打と、3rdMIXの高難易度局と比べてもかなりのインパクトを誇る。 --両曲は後にこれより更に難しいANOTHERリミックス譜面が追加されており、さらに難易度が激化している。 ---- **問題点 -難易度表記以上に判定の厳しい楽曲がある。 --「Manmachine plays Jazz ~MIO2~」や「BEMANI HIT TRACKS」はその典型。 -キーディスクが無ければ起動すら出来ない。あくまでアペンドディスク故に仕方ない面ではあるが。 --つまり、本作発売当時は''1作目の『beatmania』を既に所持していることが前提''であった。 ---なお本作に限らず、当時の家庭用ハードにおけるBEMANI界隈は「新バージョンの移植が決まったらとりあえずアペンドディスクにして発売」という通称「アペンドディスク商法」が多発してしまっており、ソフトが揃わない音ゲー入門者はまずついて行けない状況になりつつあった。 ---ただし、アペンドディスクはキーディスクよりも定価が安く、またPS2発売辺りから露骨なアペンドディスク商法は収まっていくこととなる。 --後に発売された『beatmania BEST HITS』等、キーディスクとしての機能を付加されたものもあるため、そちらを購入することでも遊ぶことが可能。 --それとは別に難易度の観点から、初心者がいきなりこのディスクから始めるのは厳しいかもしれない。~ 『beatmania(2nd mix)』や『beatmania BEST HITS』の楽曲から慣れるのが良いだろう。 -前作『APPEND 3rdMIX』からそのまま引きずった、アペンドディスク共通のデータ保存仕様による問題 --本作までに登場したアペンドディスク『APPEND YebisuMIX』(1作目のディスク2)、『APPEND 3rdMIX mini』(サントラ付録)、『APPEND 3rdMIX』、そして本作『APPEND GOTTA MIX』全てに共通する問題点。~ これらアペンドディスクのデータは''全て単一のセーブデータで管理''されており、別のアペンドディスクでプレーすると''データが上書き''されてしまう。 --このデータ保存方式の為、それぞれのタイトルのデータをきちんと残したい場合は''所有ディスク分のメモリーカードが個別に必要''となってしまい、ソフトに加えてメモリーカードにも出費が嵩むという非常にハードルの高い物になってしまっている。 --既に前作『APPEND 3rdMIX』の時点でこの問題は発覚していたのだが、そのシステムを流用した本作でも改善されることなくそのまま継続してしまった形となる。 ---流石にまずいとスタッフ達も気付いたのか、次作『APPEND 4thMIX』からは1作ごとに完全に独立したデータとして記録される為、他の家庭用作品とメモリーカードデータ共存が可能になった。((ただし、『3rdMIX』もしくは本作を経由して起動することで突入する裏モード「BONUS EDIT」は旧来の保存方式となるため、こちらは以前の問題がそのまま残っている。)) -『APPEND 3rdMIX』に続いてビギナーモードとエキスパートモードが無い。 --これも上記と同じく1作目のアペンドディスクのシステムを引き継いでしまったのが原因であり、『4thMIX』以降はAC版のシステムが忠実に再現されている。 ---- **総評 beatmaniaシリーズのこれまでの作風に縛られない新たな曲風を切り開いたところは大きく評価できる。~ アペンドディスク故の問題点は前作『APPEND 3rdMIX』のまま引きずってしまったが、依然として評価が高い家庭用beatmaniaの作品である。 ---- **余談 -本作に収録された楽曲の一部はGB『[[beatmania GB2 ガッチャミックス]]』に「ゴッタミックス」というジャンルの楽曲としてインストアレンジ収録されている。 --うち「Miracle Moon(お月さまが中継局)」は既にGBで『ポップンミュージックGB』に移植されている為再移植という事になるが、『ポップンGB』版がアレンジされていたのに対し、『ガッチャミックス』版は原曲に忠実なキー構成になっている為、別途『ガッチャミックス』を購入しても損はないだろう。 -本作のOPムービーは後に欧州限定で発売された『beatmania European Edit』に流用されている。 -後に本作の続編となるPS用ソフト『beatmania APPEND GOTTAMIX 2 Going Global』が発売された。 --同作では本作の流れを継いだ楽曲群の他に、上述の欧州限定バージョンの楽曲やAC『complete MIX 2』のANOTHER譜面の半数が隠し要素として収録された作品となっている。 ----
*beatmania APPEND GOTTAMIX 【びーとまにあ あぺんど ごったみっくす】 |ジャンル|音楽ゲーム|CENTER:&amazon(B00005QBNO)| |対応機種|プレイステーション|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|コナミ|~| |開発元|コナミコンピュータエンタテインメントジャパン|~| |発売日|1999年5月27日|~| |定価|2,800円(税別)|~| |プレイ人数|1人~2人|~| |セーブデータ|3ブロック使用|~| |備考|アペンドディスク&br;起動には家庭版『[[beatmania]]』などのキーディスクが必要|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|CS版[[BEMANI>BEMANIシリーズ]]初のオリジナル作品&br()現[[IIDX>beatmania IIDXシリーズ]]サウンドディレクターL.E.D.降臨&br()『3rdMIX』から引きずるアペンドの難点は継続|~| |>|>|CENTER:''[[beatmaniaシリーズ]]''| //GOTTA2の追加も募集中 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 家庭用移植された『beatmania』のアペンドディスクの1つ。単独製品のアペンドとしては第2弾となる。~ 1作目のおまけディスクだった『APPEND YebisuMIX』以来となるCSオリジナルタイトル。~ 「ごった煮」をもじったタイトルの通り、当時のAC版beatmaniaシリーズとはやや雰囲気の異なる楽曲が多い。~ 今作には全部で19曲収録されている。 ---- **評価点 -高く評価されている楽曲が多い。 --今作が初出の楽曲のうち7曲が、後にAC版『4thMIX』などへ移植されている。 ---なお、『4thMIX』は本作発売前に稼働した為「本作からの先行収録」扱いとして、それ以降は本作発売後に稼働した為単なる移植として扱われている。~ また、本作に収録されている楽曲の一つ「SODA」は逆に「''『4thMIX』新曲からの先行収録''」として収録されており、非常に紛らわしい点を助長させてしまっているとも言える。 ---ただし、アーケード版の方では基板性能の関係で、本作収録版よりも短くアレンジされたAC移植楽曲がいくつかある。後続機種に移植されてもなお、本作の音源が復活していない楽曲も多い。~ このため、本作は貴重なオリジナル版音源を聴けるソフトとしても有用である。 -全体的に自由な作風であり、個性的な楽曲も多い。 --DJ Sendaことせんだみつおと、Tiny-Kこと谷啓の2人が、クラブDJとしてバトルを繰り広げるという設定の「NaHaNaHa vs. Gattchoon Battle」((余談だが、本作のサントラCDには同曲ロングバージョンとともに、同じく両氏を起用した書き下ろし曲「WE ARE THE REAL ENTERTAINERS」も収録されている。))。 --現[[beatmania IIDX>beatmania IIDXシリーズ]]サウンドディレクターL.E.D.LIGHT(現:L.E.D.)氏による、BEMANIデビュー曲「GENOM SCREAMS」「HELL SCAPER」 ---うち「HELL SCAPER」は、後にBEMANIシリーズ常連となるkors k氏のteranoid名義やDJ TECHNORCH氏の作風に大きな影響を与えている((また、BEMANI関連CD収録曲として両氏による同曲アレンジ版が制作されており、「HELL SCAPER(kors k Remix)」は『REFLEC BEAT groovin'!! Upper』で、「HELL SCAPER -Last Escape Remix-」はCS版『IIDX 15 DJ TROOPERS』およびAC版『IIDX 22 PENDUAL』でそれぞれプレイアブル楽曲化されている。))。 --Togo Project & Sanaによるポップスナンバー「Miracle Moon(お月さまが中継局)」 ---同曲は後にCS版『ポップンミュージック2』にも新規書き下ろしキャラクター「ケリー」を引っさげて移植された事が反響を呼ぶ事になった。 --過去の人気曲のノンストップメガミックス「BEMANI HIT TRACKS」 ---メドレー形式となっているが、ジャンル名もその通り「NONSTOP MEGAMIX」。パフォーマーに当時ラジオDJであった武居"M"征吾が起用された。 ---- **賛否両論点 -突出して難易度の高い楽曲がある。 --上述の「GENOM SCREAMS」は譜面のラストの階段譜面、「HELL SCAPER」はBPM190-200という高速での同時押し連打と、3rdMIXの高難易度局と比べてもかなりのインパクトを誇る。 --両曲は後にこれより更に難しいANOTHERリミックス譜面が追加されており、さらに難易度が激化している。 ---- **問題点 -難易度表記以上に判定の厳しい楽曲がある。 --「Manmachine plays Jazz ~MIO2~」や「BEMANI HIT TRACKS」はその典型。 -キーディスクが無ければ起動すら出来ない。あくまでアペンドディスク故に仕方ない面ではあるが。 --つまり、本作発売当時は''1作目の『beatmania』を既に所持していることが前提''であった。 ---なお本作に限らず、当時の家庭用ハードにおけるBEMANI界隈は「新バージョンの移植が決まったらとりあえずアペンドディスクにして発売」という通称「アペンドディスク商法」が多発してしまっており、ソフトが揃わない音ゲー入門者はまずついて行けない状況になりつつあった。 ---ただし、アペンドディスクはキーディスクよりも定価が安く、またPS2発売辺りから露骨なアペンドディスク商法は収まっていくこととなる。 --後に発売された『beatmania BEST HITS』等、キーディスクとしての機能を付加されたものもあるため、そちらを購入することでも遊ぶことが可能。 --それとは別に難易度の観点から、初心者がいきなりこのディスクから始めるのは厳しいかもしれない。~ 『beatmania(2nd mix)』や『beatmania BEST HITS』の楽曲から慣れるのが良いだろう。 -前作『APPEND 3rdMIX』からそのまま引きずった、アペンドディスク共通のデータ保存仕様による問題 --本作までに登場したアペンドディスク『APPEND YebisuMIX』(1作目のディスク2)、『APPEND 3rdMIX mini』(サントラ付録)、『APPEND 3rdMIX』、そして本作『APPEND GOTTA MIX』全てに共通する問題点。~ これらアペンドディスクのデータは''全て単一のセーブデータで管理''されており、別のアペンドディスクでプレーすると''データが上書き''されてしまう。 --このデータ保存方式の為、それぞれのタイトルのデータをきちんと残したい場合は''所有ディスク分のメモリーカードが個別に必要''となってしまい、ソフトに加えてメモリーカードにも出費が嵩むという非常にハードルの高い物になってしまっている。 --既に前作『APPEND 3rdMIX』の時点でこの問題は発覚していたのだが、そのシステムを流用した本作でも改善されることなくそのまま継続してしまった形となる。 ---流石にまずいとスタッフ達も気付いたのか、次作『APPEND 4thMIX』からは1作ごとに完全に独立したデータとして記録される為、他の家庭用作品とメモリーカードデータ共存が可能になった。((ただし、『3rdMIX』もしくは本作を経由して起動することで突入する裏モード「BONUS EDIT」は旧来の保存方式となるため、こちらは以前の問題がそのまま残っている。)) -『APPEND 3rdMIX』に続いてビギナーモードとエキスパートモードが無い。 --これも上記と同じく1作目のアペンドディスクのシステムを引き継いでしまったのが原因であり、『4thMIX』以降はAC版のシステムが忠実に再現されている。 ---- **総評 beatmaniaシリーズのこれまでの作風に縛られない新たな曲風を切り開いたところは大きく評価できる。~ アペンドディスク故の問題点は前作『APPEND 3rdMIX』のまま引きずってしまったが、依然として評価が高い家庭用beatmaniaの作品である。 ---- **余談 -本作に収録された楽曲の一部はGB『[[beatmania GB2 ガッチャミックス]]』に「ゴッタミックス」というジャンルの楽曲としてインストアレンジ収録されている。 --うち「Miracle Moon(お月さまが中継局)」は既にGBで『ポップンミュージックGB』に移植されている為再移植という事になるが、『ポップンGB』版がアレンジされていたのに対し、『ガッチャミックス』版は原曲に忠実なキー構成になっている為、別途『ガッチャミックス』を購入しても損はないだろう。 -本作のOPムービーは後に欧州限定で発売された『beatmania European Edit』に流用されている。 -後に本作の続編となるPS用ソフト『beatmania APPEND GOTTAMIX 2 Going Global』が発売された。 --同作では本作の流れを継いだ楽曲群の他に、上述の欧州限定バージョンの楽曲やAC『complete MIX 2』のANOTHER譜面の半数が隠し要素として収録された作品となっている。 ----

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