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ゆたかとみなみ

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匿名ユーザー

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雲一つ無く澄み渡った、青空の下。一組の男女が街中を歩いている。
一人は、肩ほどの髪を左右に束ねた、ツインテールの小柄な少女。
もう一人は、帽子を目深に被り、少し俯きがちな長身の少年。
しばらく歩いていると、一人の少女に声をかけられた。
「やっほー」
「あ、田村さん」
こんにちは、と挨拶を交わす二人の少女。田村さんと呼ばれた少女は、見慣れ
ぬ少年を興味深げに見つめていた。
「……ひょっとして彼氏?」
湧き上がった好奇心が口をつく。少年の肩がわずかに震えたことに、気付かない。
「はい、そうですよ」
「そっか、ジャマしちゃ悪いね」
場を弁えているのだろう、それだけ聞くと、田村はあっさり去っていった。
「以外とバレないねー」
本当に、楽しそうに少女は笑う……にっこりと。
「行こっか、岩崎さん──」

 絶えず周囲を意識し続けるという行為は、精神を極端に酷使する。そんなことを数時間も続
けた少女の顔は、もはや隠しようが無い程朱に染まっていた。
「もうダメ……ゆた、か…………」
 瞳を潤ませ、必死に懇願する少女の姿。堪らない愛おしさを覚える。
(可愛い――――――はっ!?)
 見惚れている場合ではない。この様子では、そろそろ本気でバレかねない。
「しょうがないなあ……じゃあ、あそこに入ろ?」
 ゆたかが指差したのは、比較的小さなカラオケBOX。みなみとしては、人目に付かなけれ
ば何処でも良い。
「きゃあっ!?」
 みなみは乱暴にゆたかの手を引くと、カラオケBOXへ逃げこんだ。

 カラオケルームに入った途端、緊張の糸が切れたのだろう――みなみは立つ事もままならず、
床にへたりついた。
「はぁ、は、あ……」
「よく頑張ったね。岩崎さん」
 息も絶え絶えの少女に、にっこりと歩み寄る。
 ――ぐいっ。
「ひゃ?」
 おもむろに、ゆたかの頭を引き寄せるみなみ。互いの呼吸を感じる程、二人の顔が近づく。
「ご褒美……約束した」
「……うん!」
 みなみの唇に、ゆたかはそっと自分の唇を重ねる。ちろちろと、子猫の様なゆたかの舌使い
に、みなみの思考は霞む。小さな個室は、互いの舌が絡み合う、卑猥な水音に満たされた。
(いつもより、巧い……?)
 微かな思考の巡りは、すぐにまどろみの中へと埋もれた。みなみの頭が完全にまわらなくな
る程に口内を侵すと、ゆたかは口付けを離した。
「「……ぷはぁ……」」
 二人の口元は、混ざり合った互いの唾液で濡れていた。透明な一筋の掛け橋が、名残惜しむ
かのように互いの口端を繋いでいる。
「岩崎さん、美味しいー」
 口元の唾液を指で拭い、舐めとりながら、満足そうに口付けの感想を漏らすゆたか。すると、
「食べ物……?」
 少しだけ悲しそうに、みなみが抗議の意を述べた。
(……か、可愛い……!)
 その姿に、ゆたかは改めて認識した。誤解されやすいが、みなみは本当に可愛い、女の子だ。
「ちがうよ、岩崎さん」
 ゆっくりと、首を横に振る。
「食べちゃいたい程、可愛いんだよ」
「ひゃ……!」
 もう一度、口付ける。顎を伝って、次第に首を舐めまわす。帽子を外し、上着を脱がした。
残り1枚となったTシャツの下から、ブラを必要としない程小振りな胸の先端が、女性である
ことを主張している。

……そっと、指で触れた。
「んぁあ!?」
 数時間に渡り、たっぷりと羞恥を味合わせたせいだろう。いつもの数倍、反応が良い。鎖骨
を舐りながらぐりぐりと、わざと荒々しく衣擦れを起こし、擦る様に揉みしだく。
「このままイかせちゃおっか?」
 耳元を吐息で擽る様に、そっと囁く。
「イヤ……だ……」
 か細い、しかし確かな否定の声。
「じゃあ、どうして欲しいの?」
 ペットに話す様な猫撫で声で、問い掛ける。
「う……ぁ……」
 みなみは言葉に詰まり、俯いた。身体の疼きは、止まらない。そんなみなみを、ゆたかは静
かに見守っている。……やがて、みなみは意を決した様に顔を上げた。
「直、に…………触って、欲しい……」
 耳朶まで真っ赤な朱に染めて、何とか懇願の言葉を言い終えた。その様子に、ゆたかは満足
そうに目を細める。
「まったく、しょうがないなぁ……」
 言葉とは裏腹な、嬉しさの込み上げる顔で、みなみのTシャツを脱がす。膨らみとは呼べな
い程小さな膨らみが顔を出した。その中央の突起が、懸命に女性であることを主張している。
 両手で、両の乳房を軽く擦る。双丘の頂には、まだ触れない。
「ンッ……く……!」
 まだ恥ずかしさが残っているのか、みなみが必死で声を押し殺していることに、ゆたかは気
付いた。
「ダメだよ、岩崎さん。もっと可愛い声で鳴いてくれなきゃ」
 そう言うと、左胸の先端を口に含み、同時に左手の指の腹で、右胸の先端を撫でる。異なる
2種類の強烈な刺激が、みなみの身体を突き抜けた。
「んぁあアぁあ!!?」
 抑えていた声が漏れ出し、みなみの肢体は弓なりに反り激しく震え上がった。ビクビクと、
小刻みな震えが続く。
「岩崎さん……気持ち良かった?」
 ゆたかの問いかけに答えることも出来ない程、みなみは荒々しく肩で呼吸し続けていた。そ
んなみなみを、ゆたかは嬉しそうに見つめていた。が、突然頬を膨らませ、ぷんすかと不満そ
うな表情になる。
「岩崎さんばっかり気持ち良くなって、ズルイなー……」
「あ……」
 みなみをイかせたのはゆたかなのだが……ゆたかのその様子に、みなみはなんだか申し訳無
い気持ちになってしまった。
「今度は私の番だよねー?」
 ねだる様に、上目遣いでゆたかは言う。
「わかったよ……」
 そう言うと、みなみはおもむろに鞄を漁り始めた。やがてそこから取り出したのは……両端
が丸みを帯び、弓なりな形をした双頭バイブ。二人で使用するタイプなので、とても長い。
 みなみは、既にびしょ濡れになったズボンと下着を、一気に下ろした。正真正銘、生まれた
ままの姿になる。薄っすらとした茂みに覆われた恥丘は、先程の絶頂の余韻か、微かにヒクつ
いていた。意を決して、窄みにバイブを挿入れる。
「ッ!!」
 意を決したあまり、少し勢いをつけ過ぎた。また軽くイってしまった。そんな不器用なみな
みを、ゆたかはニコニコ見守っている。いつのまにか、彼女も全ての服を脱ぎ捨てていた。
 みなみは軽く、ゆたかを押し倒す。
「きゃあ♪」
 わざとらしい、喜びに満ちた悲鳴。
「いくよ、ゆたか……」
 自らの秘所から、残り半分程のバイブが顔を出している。まるでそこから生えているかの様
だ。それを、産毛程の茂みしかないゆたかの窄みにあてがう。先端が軽く触れた。
「あ……」
 普段のゆたかからは想像も出来ない程、甘い声が洩れた。……自分が出させたのだ。そう思
い、身体の奥から何かがゾクゾクと湧き上がるのを、みなみは肌で感じた。ゆっくりと、腰を
前に突き出す。くちゃりとした音が聞こえた。
「ひゃぁあ……んあ、ぁ、あ!」
 断続的に、ゆたかの甘い声が響く。痛がっていないか、みなみは時折心配そうに、ゆたかの
表情を窺った。ゆたかは目をとろんと細め、嬉しそうに見つめ返した。心配は要らなそうだ。
 自分と同じくらい小さな二つの膨らみを、軽く擦る。そのたびに、ゆたかの甘い声が響く。
ふと、自分の胸が熱くなっている事に気付いた。
 互いの窄みをバイブで結合したまま、腰を曲げ、互いの胸を密着させた。互いの先端が互い
の乳房を突付き、擽り合う。
「あぁ!? す……すご……! 凄いよぉ、岩崎さん……!!」
「私も…………気持ち良い」
 そろそろ二人ともイきそうだ。みなみは更に激しく動こうと腰を引いた。
(……あ……)
 そのときみなみは、バイブのスイッチを入れていないことを思い出した。うっかりしてた、
と軽い気持ちでスイッチを入れる。
「「――――!!?――――」」
 機械的で、無機質。それでいて容赦の無い、激しすぎる振動が二人を襲った。止めど無く溢
れる二人の蜜が、混ざり合い、弾き飛ぶ。
「いわ、さき、さ……! 止め……つ、強過ぎるよぉ!!」
「ダメ……力、が……入らない……このまま、二人で……!!」
 みなみが、ゆたかを抱きしめる。答えるように、ゆたかも必死で抱きしめ返した。
 「「あ、んァ、あぁアああーーーーーーッ!!!」」
 ――全くといって良い程同時に、二人は果てた。
 その時バイブは、二人の動きと、自らの振動で外れた。あのまま差さりっぱなしだったら…
…色々と危なかったかもしれない。

 ~後日談――もとい、行為後談~

「ゆたか……前よりキス、巧くなった……?」
 行為も終わり着替え終わった後、みなみは疑問に思っていた事を訊ねた。
「えへへ~」
 良くぞ訊いてくれました、と言わんばかりに、ゆたかは得意そうな顔になる。
「お姉ちゃんで練習してたんだ~」
「――!?」
 みなみの瞳が、驚愕の色に染まった。ゆたかはそれに気付かない。
「最初はちょっと押され気味だったけど、今ではすっかり、私、が…………あれ?」
 ようやく気付いた。
「ど……どうしたの?」
「ゆたかが……浮気した……」
 みなみの瞳には涙が溜まり、今にも零れ落ちそうだった。ゆたかは慌てて弁解する。
「え!? あ、いや、キスだけだよ? 練習だよ!?」
 キスだけでも浮気、と静かな怒りの声が響いた。
「…………お仕置き」
 呟くと、みなみはゆたかのスカートを捲り上げた。「え、え、え!? 何でパンツ脱がそうとするの!?」
「……ノーパンの刑」
 目が据わっている。……マズイ。この状況は、本気でマズイ。
「き、き、き……きゃあーーーっ!!」
 その日一番大きな悲鳴が……小さなカラオケルームに、響き渡った。


~後書き~

………………ふう(;´∀`)=3
こんな感じになりました。書いてみて分かったよ、SSってムズイ。
果たしてこれはSSと呼べるのか……でもまあ、楽しかったよ。
携帯からなんで、読みづらかったらスマソ。

最後に一言。読んでくれた人、ありがとう。うざかった人、ゴメン。


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コメント:
  • 呼び方は…あえて突っ込まん。
    (もう色々言われただろうからな)
    そして改めて、GJ。 -- 名無しさん (2013-05-06 23:18:40)
  • うん、みなみちゃんって呼んでたよ、ゆたかちゃんは。
    みなみちゃん以外にSww -- 名無しさん (2010-08-24 21:21:12)
  • みなみちゃんっぽさがよくでてたと思う!
    -- 癒水 (2010-08-15 21:24:16)
  • 呼び方みなみちゃんだったとおもう・・・

    でもGJ!!!!!!
    すごい良かったです!

    まさかのお姉ちゃんで練習www ゆい姉さんじゃなくて こなたかな? -- 名無しさん (2009-10-14 18:05:37)
  • GJ! -- garando2 (2009-10-14 16:52:49)
  • いいぞもっとやれ、としかいいようがない。
    個人的に行為後談が気に入ったからもっと長くして欲しかったり。
    とにかくGJです。 -- 名無しさん (2009-05-21 08:47:42)
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