■ 蒼(そう)

大和で最も広い面積を占める都市です。
しかし都市とは言っても他の4都市に比べて中心部というものは無く、いくつかの村や町が点々とある程度で、
大和で最も魔物の発生率が高い地域でもあります。
村や町は主に農業で生計をたて、大和の農産物はほぼ蒼で生産されています。
また蒼には安全区域、危険区域、特別危険区域といった場所が宮廷によって指定され、
危険区域以上は非常に強力な魔物が出没するため、滅多に人が足を踏み入れる事の無い場所となっています。

一方安全区域は農業に従事する人々の他にも、自然を愛する人達がキャンプを行ったり海水浴をしたりするために活用されています。
安全区域の何カ所かには温泉も出るらしく、そういった場所は湯治客で賑わう事も珍しくありません。

危険区域以上の地域には準備無しで入ると迷う程の広大な森、草木が生えない死滅した地など様々な場所があり、
密林の奥には古代の遺跡などが残されているため、ハンターや命知らずの学者が踏み込んでいく事も少なくありません。

蒼への交通手段は主に陸路かリニアモーターで安全地域へと向かうのが基本となっています。
蒼の中で一番大きな町にだけは、各都市へと続くリニアモーターシステムが用意されていますが、
殆どの村や町は車での移動が基本となっています。

【蒼を象徴する建物など】

  • 安全区域
蒼の中でも比較的危険な魔物が少なく、一般人でも生活していく事が可能な区域で、蒼にいくつか点在しています。
大抵は温泉や海水浴場の側といったレジャースポットか、農業或いは漁業場となっています。
一部には金持ち向けの別荘地もありますが、大和でも標高が高いため雪が積もるとされる山岳沿い等は、
魔物も多いためあまり利用されていないのが現状です。

  • 危険区域
魔物の出現率が高く、いつ魔物にあってもおかしくないという場所です。
一応この区域に、村も少なからず存在します。
蒼の魔物退治の依頼がある時は、大抵は危険区域に近い村からの依頼で、
危険区域にある村にはハンターが定期的に巡回したりしているようです。
安全区域にいるような無害な魔物も多数存在しますが、
中には凶暴な魔物も存在するので一般人が危険な魔物にあってしまった場合、生還率はかなり低いと言えるでしょう。
主に森林や山岳地帯等が危険区域へと指定され、
時折危険を承知でハンターや考古学者が森の内部を調べに行く他は、人が立ち入ったりしない場所です。
現在蒼の約3分の2が危険区域に指定されています。

  • 特別危険区域
蒼の中でも危険で強力な魔物が出る事が確認されている区域で、
高レベルのハンターでなければ相手に出来ないような魔物が多数生息している区域です。
凶暴であったり巨大であったり、その区域に棲息している強力な魔物の数は少ないものの、
うっかり入ってしまったら、一般人では確実に命を落としてしまうでしょう。
場所は蒼の西方、地図で言うと黄色い部分が該当します。
またこの区域はなぜ草木が生えないかを調査するため、腕利きハンター数名に学者と言ったチームが組まれて度々調査されています。
草木が生えない理由は此処に棲息する強力な魔物のせいでは、という一説も出ている区域です。

  • ハンターギルド特別危険区域支部
蒼の街からかなり離れた、危険区域内に設置されているハンターギルドの支部で、特別危険区域に近い危険なエリアです。
その分依頼内容も凶悪な魔物の討伐が多く、此処での依頼の報酬は、どれも高額が約束されています。
土地柄のせいもあって、かなり範囲も人口も少ない集落になっていますが、
ハンターの中でも若手・ベテランと多数のハンターが集まる区域となっているため、店の店員以外の道行く人はほぼハンターです。
支部長も第一線で活躍するハンターです。

  • 柏宮鉄鉱山
遥か昔から採掘されてきた鉄鋼山で、危険区域にあるにも関わらず今も鉱夫が採掘を行っている唯一の国営の鉱山です。
現在は危険区域指定ですが、大和の鉄の3分の1はここで採掘される鉄鉱石なので、日夜葵の陸軍が警備に当たっている場所でもあります。
ちなみによく「かしわのみや」と間違われますが、「はくのみや」鉄鉱山が正しい読み方です。
最終更新:2014年04月09日 00:01