異なる運命の糸が交わる二人
ジェイコブとミランダ、二人は異なる人生を歩んでいたが、プレイヤーにとっては二人はMassEffect 2で序盤から登場するキャラクターの二人。
ジェイコブは酷い父を持った連合士官だが、小説では彼は退役軍人からスタートし、ミランダはヘンリー ローソンという投資家の話からスタートする。お互いに、シェパード少佐の遺体を回収し、そして蘇生させ、そして特攻任務に参加し、やがてはリーパーとの戦争に巻き込まれて、そして地球復興に貢献することになる二人。
ここでは、iOSゲーム「MassEffect ギャラクシー」、そして小説Mass Effect: Redemption「償還」とMass Effect: Foundationを部分的に抜粋して紹介する。
MassEffect ギャラクシーはゲームなので、ここではストーリーとして流れを1本道で描くが、ベンジャミンとコナーというキャラクターはゲームには登場しないが、他のキャラクターはゲームに登場していて、戦闘しながら進むストーリーだ。いずれにせよ、ジェイコブとミランダの出会いは、バタリアン過激派のテロが切っ掛けだった。
ゲームを文章で書くと分かりづらいので、セリフに重点を置いてイメージしやすいはずだが、MassEffect 2がプレイできるならば、ジェイコブやミランダに直接聞いたり、シャドウブローカーの艦の端末を見ると、MassEffect ギャラクシーの一部を垣間見ることができるかもしれない。
MassEffect ギャラクシー バタリアン過激派の陰謀
民間巡洋艦ジェイドを攻撃するバタリアン過激派
CE2183年、退役軍人であるジェイコブ テイラーは、民間巡洋艦ジェイドに乗って休暇中だった。この民間客船の艦は民間人と乗組員しかいなかったが、船長はレジナルド トュッジという元連合士官がいて、シタデルへ向かう途中の出来事だった。
民間人乗客の中にバタリアンがいたのか、突然バタリアンが乗組員と民間人乗客に対して威嚇し、攻撃を始めた。
ジェイコブは咄嗟にライフルでバタリアンに立ち向かい、彼らに発砲攻撃しつつも民間人乗客の退路を作りながらバタリアンを排除していく。それを見ていたレジナルド トュッジは、ジェイコブのためにバタリアンを妨害ししていく。民間人乗客の被害はないが、バタリアンの大半はジェイコブによって撃たれて床に転がっている。バタリアンの一人は怪我の状態のままだが、柱にもたれてジェイコブを見つめていた。
ジェイコブは咄嗟にライフルでバタリアンに立ち向かい、彼らに発砲攻撃しつつも民間人乗客の退路を作りながらバタリアンを排除していく。それを見ていたレジナルド トュッジは、ジェイコブのためにバタリアンを妨害ししていく。民間人乗客の被害はないが、バタリアンの大半はジェイコブによって撃たれて床に転がっている。バタリアンの一人は怪我の状態のままだが、柱にもたれてジェイコブを見つめていた。
レジナルド トュッジ「ありがとう、君お陰で助かったよ、名前は?」
ジェイコブ「ジェイコブ テイラーです。民間人乗客に犠牲者がでなくてよかった」と言いつつ、レジナルドと倒れたバタリアンの前に立つ。
ジェイコブ「ジェイコブ テイラーです。民間人乗客に犠牲者がでなくてよかった」と言いつつ、レジナルドと倒れたバタリアンの前に立つ。
レジナルド トュッジ「あなたは強いな。元連合士官か?」
ジェイコブ「ええ、退役軍人です。ですが、このバタリアンを尋問したほうがよさそうですね」
ジェイコブ「ええ、退役軍人です。ですが、このバタリアンを尋問したほうがよさそうですね」
ジェイコブは、柱にもたれているが死にそうなバタリアンに言った。「お前たちは何者だ?なんで民間客船を攻撃したんだ?」と言って彼の胸倉をつかんだ。
過激派リーダー「俺たちは、この船を占拠したかったんだ」
ジェイコブ「どうして?」
過激派リーダー「シタデルで攻撃をするためだよ」
ジェイコブ「誰を攻撃するんだ?」
過激派リーダー「さあな、俺はボスから艦を奪取しろと言われただけだ」と彼は言ったが、次の質問をする前に倒れて死んだ。
ジェイコブ「この巡洋艦は武装はあるんですか?」
レジナルド トュッジ「ないよ、武器も積んでない」
ジェイコブ「どうして?」
過激派リーダー「シタデルで攻撃をするためだよ」
ジェイコブ「誰を攻撃するんだ?」
過激派リーダー「さあな、俺はボスから艦を奪取しろと言われただけだ」と彼は言ったが、次の質問をする前に倒れて死んだ。
ジェイコブ「この巡洋艦は武装はあるんですか?」
レジナルド トュッジ「ないよ、武器も積んでない」
ジェイコブは、バタリアンなので艦に装備を取り付ける気だと思ったが、今の平和なシタデルで何を攻撃するのかは見当もつかなかった。
レジナルド トュッジ「この船は、シタデルに向かう予定だったんだが、どうする?」
ジェイコブ「このバタリアン過激派の遺体を片付けて、民間人乗客には今のことは伏せておいてください。シタデルに向かったら、安全な港に降りて下さい。」
レジナルド トュッジ「分かった。でもありがとう。強い軍人がいて本当に助かった。」と言ってジェイコブの肩を叩いた。
ジェイコブ「このバタリアン過激派の遺体を片付けて、民間人乗客には今のことは伏せておいてください。シタデルに向かったら、安全な港に降りて下さい。」
レジナルド トュッジ「分かった。でもありがとう。強い軍人がいて本当に助かった。」と言ってジェイコブの肩を叩いた。
ジェイコブは、久しぶりに戦闘すると血が湧いてきて、再び連合士官の時代が思い起こされた。当時は連合士官として正義感に溢れ、正しいことをしていると信じていた時代。しかし今は・・・・。彼は首を振って過去を忘れようとしたが、また新たな戦いに巻き込まれたような現実を見るに、再び戦おうと心を新たにした。
バタリアン陰謀説、デリク イズナミ少佐
民間巡洋艦ジェイドはシタデルに着いたが、至って平和で、誰も戦っている様子は見受けられない。ジェイコブは港に降りるが、すぐに声をかけてきた者がいた。
連合士官で少佐のデリク イズナミは、まるでジェイコブを待っていたかのようにして他の連合士官と一緒に待機していた。
ジェイコブはすぐに気付いて、元司令官だったデリク イズナミの傍に行き、通りで人のいない場所で彼と話す。彼は連合士官時代の上官だった。共に戦った思い出はあるが、トゥーリアンに撃たれて死んだ兵士のことは忘れてしまった。
ジェイコブはすぐに気付いて、元司令官だったデリク イズナミの傍に行き、通りで人のいない場所で彼と話す。彼は連合士官時代の上官だった。共に戦った思い出はあるが、トゥーリアンに撃たれて死んだ兵士のことは忘れてしまった。
デリク イズナミ少佐「ジェイコブを待っていた。君に頼みたいことがあって」と言って、どこから話そうか迷う。
ジェイコブ「もしかして、私達がさっきバタリアンに攻撃されたことと関連が?」と言って腕組した。
ジェイコブ「もしかして、私達がさっきバタリアンに攻撃されたことと関連が?」と言って腕組した。
レジナルド トュッジは、民間客船を安全な場所に移動するためにジェイコブに一言いってそこを離れた。他の連合士官が彼を案内する。
トュッジは連合士官に、バタリアンからの攻撃について話すと、連合士官達は巡洋艦ジェイドに装備品を運んで行った。
トュッジは連合士官に、バタリアンからの攻撃について話すと、連合士官達は巡洋艦ジェイドに装備品を運んで行った。
デリク イズナミ少佐「そうか、既にバタリアンから攻撃が。これは、非常に危険な匂いがするんだよ。バタリアンの」
ジェイコブ「さっき倒したバタリアンは、シタデルでの攻撃があると言ってましたが」
ジェイコブ「さっき倒したバタリアンは、シタデルでの攻撃があると言ってましたが」
デリク イズナミ少佐「実は、シタデル評議会はバタリアンに非常に強い制裁を課しているのは知ってるな? バタリアンの売買はシタデル評議会圏内では禁止されている。他にも人身売買を見つけたら即処刑するなど多くの制裁がある」
ジェイコブ「ANNで報道されているので艦でも聞きました」
ジェイコブ「ANNで報道されているので艦でも聞きました」
デリク イズナミ少佐「それでだが、私が調査した内容ではまだ不十分なので、退役している君に頼みたい。テルミナス星系・ネミアンアビス星域というところに、だいぶ遠いのだが、そこにカルタヘナ・ステーションという基地があるんだが、そこでバタリアンが何をやっているのか調査してほしいのだが。君が来た艦ではテルミナス星系には行けないので、連合の艦を使って欲しい」と彼はいい、港の片方を指出した。
そしてデリク イズナミは言った。「もしカルタヘナ・ステーションで協力者が見つかったら、その者を味方にするといい。バタリアン以外なら、きっと役に立ってくれるはずだ。」
ジェイコブは、その時はまだ意味が分かっていなかったが、彼はうなずいて、待っていたレジナルド トュッジに別れを言い、シタデルで安全な場所で待機するよう言ってクルーザー級艦の連合艦ジュノーに乗り込んだ。
ジェイコブは、その時はまだ意味が分かっていなかったが、彼はうなずいて、待っていたレジナルド トュッジに別れを言い、シタデルで安全な場所で待機するよう言ってクルーザー級艦の連合艦ジュノーに乗り込んだ。
カルタヘナ・ステーション、ダラーとの戦闘
船長のラスターは、すぐにジェイコブをブリッジに通すと、彼はデリク イズナミ少佐の言ったテルミナス星系・ネミアンアビス星域へ向かうことを説明するなり、すぐにそこにコースを設定し、マスリレイへ向かってジャンプした。ラスターは作戦について詳細は話さなかったが、「バタリアンは嫌いだ」と一言だけ。
カルタヘナ・ステーションは大きな基地だが、多数ある港のうち空いている所に入った。幾つか他の艦があるが、トゥーリアンの艦もあればバタリアンの艦も停泊していた。ジェイコブは、なんとなくうさん臭さを感じていたが、港に入るなり、そこにいたのはステーションのバタリアンの警備員達が数名で武装していたが、ジェイコブの前に来て言った。
バタリアン警備員「ここから先はバタリアンが管理する地域です。あなた達人間が来ると攻撃される可能性があります」
ジェイコブ「いいんだ、承知で来ているから」彼はそう言うと、警備員は、フリンジ地区へ向かう道のルートを開放し、他のルートは閉鎖した。
ジェイコブ「いいんだ、承知で来ているから」彼はそう言うと、警備員は、フリンジ地区へ向かう道のルートを開放し、他のルートは閉鎖した。
連合士官「ここのバタリアンはきっと攻撃してきますよ。私達はバタリアンは全員敵だと知らされているので攻撃します、いいですか?」
ジェイコブ「ああ、攻撃を許可する。だがリーダーは確保する、死なせてはならない」
ジェイコブ「ああ、攻撃を許可する。だがリーダーは確保する、死なせてはならない」
連合士官達は気を引き締めて、警備員が開けた方向にジェイコブと共に進もうとしたら、さっきの警備員がこっちへ向かおうとする足音がしたので、ジェイコブ達はすぐに応戦して彼らを撃つ。
数名のバタリアン達はそこに倒れた。
連合士官「気をつけて。私は後ろを見ています」
ジェイコブ「助かるよ」
連合士官「私は監視カメラを破壊します」と言って周辺にあるカメラを銃で撃つ。
連合士官「気をつけて。私は後ろを見ています」
ジェイコブ「助かるよ」
連合士官「私は監視カメラを破壊します」と言って周辺にあるカメラを銃で撃つ。
ジェイコブ達は、幾つかのルートでバタリアン兵とバタリアン・メックに遭遇し、それらを撃破しながら進むと、やがて一人のバタリアン兵・リーダーと出会う。彼は重装備をしているのが目に見て分かる。アーマーもシールドも武器も重装備だ。
クリント・ブラックアイ・ダラー「よくここまで来たな。しかしここからは通さない。通れるもんならやってみるがいい」と言って彼はキネクティック・バリアを張って、アサルトライフルを構えて攻撃してきた。重い戦車のような音で攻撃してくる。
ジェイコブ達は周囲の積み重ねた機械類の陰に隠れて、そこからアサルトライフルで彼を撃つが、あまり効果がないようだ。
連合士官「ジェイコブ!キネクティック・バリアを破って!」
ジェイコブはそれに気づくと、すぐにバイオテックのスキル、オーバーロードを使ってダラーのキネクティック・バリアを一定時間解除した。
連合士官「ジェイコブ!キネクティック・バリアを破って!」
ジェイコブはそれに気づくと、すぐにバイオテックのスキル、オーバーロードを使ってダラーのキネクティック・バリアを一定時間解除した。
ダラー「やるな、しかし私のアーマーは強いぞ」と言って撃ってくる。
連合士官達は、彼の上部に機械があるのを見つけ、そこを撃った。するとダラーの頭上からそれが落ちてきて、彼は倒れている隙に、ジェイコブは彼の足を撃つと、彼は動けなくなった。
ダラー「くそ!シールドが!」キネクティック・バリアの機器は足にあって壊れたようだ。彼は銃を置いて降参した。
連合士官達は、彼の上部に機械があるのを見つけ、そこを撃った。するとダラーの頭上からそれが落ちてきて、彼は倒れている隙に、ジェイコブは彼の足を撃つと、彼は動けなくなった。
ダラー「くそ!シールドが!」キネクティック・バリアの機器は足にあって壊れたようだ。彼は銃を置いて降参した。
ジェイコブ「死んだことはあるか?」
ダラー「何がいいたい?」
ジェイコブ「何か言うことはないのか? ここでバタリアン達が何をやっているのか言え!」と言ってアサルトライフルを頭に向けた。
ダラーは、死ぬと分かっていたが、言うかどうするか迷っていた。すると傍にいた連合士官がダラーの腕を撃った。
ダラー「何がいいたい?」
ジェイコブ「何か言うことはないのか? ここでバタリアン達が何をやっているのか言え!」と言ってアサルトライフルを頭に向けた。
ダラーは、死ぬと分かっていたが、言うかどうするか迷っていた。すると傍にいた連合士官がダラーの腕を撃った。
ダラーは痛みで声を上げたが、ジェイコブは「言わないと死ぬかもしれないな、さあ言え!」
ダラー「生物兵器を作っている!詳しくは知らん!ボスに聞いてくれ!」と言って痛みに苦しむ。
ダラー「生物兵器を作っている!詳しくは知らん!ボスに聞いてくれ!」と言って痛みに苦しむ。
連合士官の一人は周囲を見回すと、パッドが落ちているのを見つけ、それを拾おうとしたら、ダラーが立とうしたので後ろの連合士官がダラーを撃つと、彼は倒れて死んでしまった。
連合士官「すいません、つい撃たれると思って」
ジェイコブは、パッドを拾って読む。
ジェイコブは、パッドを拾って読む。
ジェイコブはそれを読んでいると、カルタヘナ・ステーションの警報音が鳴った。
連合士官「おそらく、これは自爆の・・・」
ジェイコブ「艦に戻れ!急いで!」
連合士官「おそらく、これは自爆の・・・」
ジェイコブ「艦に戻れ!急いで!」
ジェイコブ達は急いで港に着くと、そこには謎の女性がいた。白い服を着た髪の長い女性だ。人間の。
ミランダ「待っていたわよ!さあ急いで脱出しましょう! こっちの艦に乗って!」と言うが、彼女が指を指すのは連合の艦ジュノーではなく、隣の別の艦だ。
連合士官「報告のためにシタデルに戻ります!あなたは彼女と行ってください!」と、彼らは艦ジュノーに戻る。
ミランダ「待っていたわよ!さあ急いで脱出しましょう! こっちの艦に乗って!」と言うが、彼女が指を指すのは連合の艦ジュノーではなく、隣の別の艦だ。
連合士官「報告のためにシタデルに戻ります!あなたは彼女と行ってください!」と、彼らは艦ジュノーに戻る。
ジェイコブは、デリク イズナミの言った協力者とは彼女かもしれない、と思って、白い服の女性に従った。ジェイコブは急いでミランダの用意した艦、コルセア号に乗った。
カルタヘナ・ステーションは自爆する気配があったが、実際には自爆はしなかった。ただバタリアン兵が集まってこっちを見ているだけだった。
ジェイコブはコルセア号のブリッジからカルタヘナ・ステーションを見ると、ミランダは言った。「私が自爆装置を切ったの」と言ってジェイコブが持っていたパッドを取って読む。ジェイコブはため息をついた。
ジェイコブ「この艦は見たことがないな。あなたのその制服は・・・」
ミランダ「私はミランダ ローソン、ミランダと呼んで。よろしく」と言ってジェイコブと握手する。
ミランダ「私はミランダ ローソン、ミランダと呼んで。よろしく」と言ってジェイコブと握手する。
ジェイコブは今までみた女性の中では極めて美人に見えたので、少し戸惑っていたが、ミランダは冷静に「私は、連合ではない組織に属しているの」
ジェイコブは疑う顔をして言う「で、何という組織なんだ? あなたは連合士官には見えないが」
ジェイコブは疑う顔をして言う「で、何という組織なんだ? あなたは連合士官には見えないが」
ミランダの隣には、ミランダをヘンリー ローソンからの逃亡の途中で救ったベンジャミン ローランド中尉とコナー エスカス少尉がいた。二人とも元連合士官で既に階級はないが、二人ともサーベラスにいて、ミランダを助けていた。ベンジャミン ローランドは、この先ジェイコブと戦闘を共にするが、これが最初の出会いだった。彼の兄の連合情報部にいるローランド ジャセン中佐は、いずれクローン・シェパード少佐に撃たれる運命にあった。
ミランダ「私は、サーベラスという組織にいるの。でも、その多くは元連合士官よ。なので、あなたの元同僚も大勢いるってわけ」
ベンジャミン ローランド「私はベンジャミン ローランドです。連合情報部にいました。兄はまだそこにいますが」と言ってジェイコブと握手した。
ベンジャミン ローランド「私はベンジャミン ローランドです。連合情報部にいました。兄はまだそこにいますが」と言ってジェイコブと握手した。
兄のローランド ジャセン中佐は、一時トゥーリアン軍にいたので、姓名を反対に名乗っているが、彼は実はスパイだった。ファーストコンタクト戦争では活躍した人物だ。
コナー エスカス「私はコナー エスカスです」と言って、銀河系外星域のマップを出して見せた。
ミランダ「急いでいるので、自己紹介は後でまた。取り合えず、これを見て」
ジェイコブは銀河系のマップを見ると、これまで来たルートが示してあった。巡洋艦ジェイドがバタリアンに襲われた地点。そしてさっきまでいたネミアンアビス星系のカルタヘナ・ステーション。そして次の地点が緑でマークされていた。
ジェイコブは銀河系のマップを見ると、これまで来たルートが示してあった。巡洋艦ジェイドがバタリアンに襲われた地点。そしてさっきまでいたネミアンアビス星系のカルタヘナ・ステーション。そして次の地点が緑でマークされていた。
ジェイコブ「次はここかな?」と彼は、惑星トゥトゥーガという緑のマークを指した。
ミランダ「ええ、そうよ。ここは、サーベラスがつかんだ情報では情報ブローカーのイシュというサラリアンがいるの。彼はバタリアンに関する生物兵器の情報を持っているトゥーリアンについて、会って話すと打診してきたの。でも恐らく、そこにはトゥーリアン兵士も大勢いるわ。罠かもしれない」
ミランダ「ええ、そうよ。ここは、サーベラスがつかんだ情報では情報ブローカーのイシュというサラリアンがいるの。彼はバタリアンに関する生物兵器の情報を持っているトゥーリアンについて、会って話すと打診してきたの。でも恐らく、そこにはトゥーリアン兵士も大勢いるわ。罠かもしれない」
ジェイコブも同じ予感がした。
ベンジャミン ローランド「我々が入手した情報では、この惑星トゥトゥーガという惑星にはバタリアンの基地があり、そこにはトゥーリアンの艦も多く停泊しているとの情報で、その中にはイロ ナザリオ、という武器商人がいますが、彼はバタリアンと取引をしているトゥーリアンの兵士です」
ベンジャミン ローランド「我々が入手した情報では、この惑星トゥトゥーガという惑星にはバタリアンの基地があり、そこにはトゥーリアンの艦も多く停泊しているとの情報で、その中にはイロ ナザリオ、という武器商人がいますが、彼はバタリアンと取引をしているトゥーリアンの兵士です」
ジェイコブ「イロ ナザリオか・・・聞いたことはないな」
コナー エスカス「彼は今回のバタリアンテロに詳しいと見られていて、おそらく情報が得られるのは彼だけなので、バタリアンは倒してもいいのですが、イロ ナザリオは生かして情報を得て下さい。我々の麻酔銃も使って、彼を動けなくすればきっと確保できるかと」と彼は言って麻酔銃をジェイコブに渡した。
コナー エスカス「彼は今回のバタリアンテロに詳しいと見られていて、おそらく情報が得られるのは彼だけなので、バタリアンは倒してもいいのですが、イロ ナザリオは生かして情報を得て下さい。我々の麻酔銃も使って、彼を動けなくすればきっと確保できるかと」と彼は言って麻酔銃をジェイコブに渡した。
ジェイコブ「情報ブローカーのイシュに会えば、そのイロ ナザリオにも会えるんだな?」
ミランダ「そうよ、私達サーベラスは既に顔が知られているの。なのでジェイコブ、あなたならイシュには会えるはず。イロ ナザリオが出てきたらサーベラスも戦闘に参加するわ」
ミランダ「そうよ、私達サーベラスは既に顔が知られているの。なのでジェイコブ、あなたならイシュには会えるはず。イロ ナザリオが出てきたらサーベラスも戦闘に参加するわ」
ジェイコブ「分かった。惑星トゥトゥーガに着くまでどれくらいだ?」
ミランダ「30分後よ。サーベラスの食事でもしてきて」
ミランダ「30分後よ。サーベラスの食事でもしてきて」
こうして、ミランダとジェイコブの長い付き合いが始まった。
この、MassEffect ギャラクシーというMassEffectのiOSゲームではあるが、通常進むとされるストーリーラインで展開している。
イシュ、そしてイロ ナザリオに会う
惑星トゥトゥーガ、草も生えてない乾燥地帯にあるバタリアンの施設の発着場にサーベラスのコルセア号を着陸させた。イシュが送ってきて座標はこの施設になっている。
付近に艦は見当たらないが、軌道上に多数のトゥーリアン艦があるのが見えたが、かなり離れていた。しかし反対の岡の遠くにバタリアンの艦らしいものが多数見えた。
付近に艦は見当たらないが、軌道上に多数のトゥーリアン艦があるのが見えたが、かなり離れていた。しかし反対の岡の遠くにバタリアンの艦らしいものが多数見えた。
ジェイコブは、バタリアンとトゥーリアンの兵達が大勢待っている気がしてならない。サーベラスの兵士たちも、それぞれ武器と装備の準備にかかった。そして、情報では生物兵器が作られていることから、マスクも多数用意されていたが、これは後で分かったが、その生物兵器は人間には効果がないそうだ。
ジェイコブは一人で、ミランダのくれたパッドの施設に入ると、その研究所らしき所にはサラリアンが大勢いた。ジェイコブは、イシュとは誰なのかを探していると、こっちを向いたサラリアンが一人。彼は言った。「人間か? 何しにきた?」
ジェイコブ「私達は、イロ ナザリオに会いに来た。あなたはイシュか?」
イシュ「おお、そうだ。あんたはサーベラスの者か? なぜサーベラスは来ない?」
ジェイコブ「私は退役軍人だ。元連合士官の」
イシュは顔をしかめた。「そうかそうか。イロ ナザリオはサーベラスが嫌いでね。前に彼らのせいで嘘がバレて報酬がもらえなかった。しかしあんたなら会えるだろうよ。あの制服じゃなければな」
イシュ「おお、そうだ。あんたはサーベラスの者か? なぜサーベラスは来ない?」
ジェイコブ「私は退役軍人だ。元連合士官の」
イシュは顔をしかめた。「そうかそうか。イロ ナザリオはサーベラスが嫌いでね。前に彼らのせいで嘘がバレて報酬がもらえなかった。しかしあんたなら会えるだろうよ。あの制服じゃなければな」
イシュは、情報ブローカーだが、MassEffect 2のアサインメントで登場するサラリアンだ。彼は情報ブローカーだけに、あちこちにツテがあるために危険を招いたいた少し間抜けたサラリアンだった。
イシュ「イロ ナザリオは、ここ3カ月ずっとあの基地から出てないようだ。きっとあの生物兵器開発に手を貸してるんだろうよ」
ジェイコブ「イロ ナザリオにはどうしたら会える?」ジェイコブは背中にアサルトライフルを隠していて、足には麻酔銃を携帯している。
イシュはパッドを見せた。
イシュはパッドを見せた。
ジェイコブはパッドを見ると、さっき上空から見たあのトゥーリアン艦の多くいた地点の下に位置する施設だと分かった。ミランダに通信機で座標を連絡しようとして、通信機を手に取った瞬間、周囲からサラリアンが一斉に逃げ出した。そして施設が閉鎖されて、警報音が鳴りだした。トゥーリアンのセキュリティ装置が通信機の電波に反応したらしい。
ジェイコブは走りながら通信機でミランダに座標を送った。するとコルセア号が近くにきて、彼を艦に乗せてトゥーリアンの基地まで飛んで、そこでジェイコブほか、サーベラスの兵士が下りて、トゥーリアン兵士との戦闘が始まった。
ジェイコブ「イロ ナザリオまでたどり着けるかな」
ミランダ「この基地の一番奥の施設ね。イロ ナザリオ以外は倒しても構わないわ」
ミランダ「この基地の一番奥の施設ね。イロ ナザリオ以外は倒しても構わないわ」
ベンジャミン ローランドがマスクを持ってきて、ジェイコブぶ渡した。
ジェイコブ「ここにも生物兵器があるのか?」
コナー エスカス「オムニツールでは生物兵器の反応が出ていますから注意して」
ジェイコブ「ここにも生物兵器があるのか?」
コナー エスカス「オムニツールでは生物兵器の反応が出ていますから注意して」
ジェイコブ「了解」彼はベンジャミンとコナーの二人とも元連合士官で優秀そうに見えた。情報部だけに腕を信頼することにした。
ジェイコブとサーベラス達はトゥーリアン兵士と戦闘しながら基地の奥へと進む。しかし、ジェイコブは気になった。タンクが多く見えるし、特有の匂いがする。どうも生物兵器があるという線は正しいかもしれない。
基地の施設を5カ所ほど過ぎると、一番奥に見える施設にバタリアンの兵士がいるのが見えた。トゥーリアン兵士は周囲にはもういない。
バタリアンの計画とイロ ナザリオ
バタリアン兵の一人が「俺たちに戦う意思はない!」と言って手を上げた。
ジェイコブ「あれはどういうことだ?」
ミランダ「周囲をスキャンしてみて」
ベンジャミン ローランド「施設の奥にトゥーリアンが一人いるようです。ほかは前にいるバタリアン3人だけです」
ミランダ「周囲をスキャンしてみて」
ベンジャミン ローランド「施設の奥にトゥーリアンが一人いるようです。ほかは前にいるバタリアン3人だけです」
ジェイコブは銃を降ろして3人のバタリアン兵の方に歩いて行った。ミランダとベンジャミン、コナーは銃を抱えたまま後を歩く。
一人のバタリアン兵が「お前たちは人間か? イロ ナザリオになぜ会いに来たんだ?」
ミランダが言った「あなた達は生物兵器を作っているの?それともトゥーリアンが?」
ミランダが言った「あなた達は生物兵器を作っているの?それともトゥーリアンが?」
バタリアン兵「俺たちはバタリアン過激派だ。確かに生物兵器を作っているが、トゥーリアンも一緒にだ」
ミランダ「どうして? 何に使うつもり?」
ミランダ「どうして? 何に使うつもり?」
バタリアン兵「知ってどうする?」
ジェイコブ「巡洋艦ジェイドを襲っただろう? 艦を奪おうとした!」
ジェイコブ「巡洋艦ジェイドを襲っただろう? 艦を奪おうとした!」
バタリアン兵「シタデルに行くためだよ。バタリアンの艦では港に入れないからな!ただそれだけだ!」
ミランダ「イロ ナザリオはどこ?」
ミランダ「イロ ナザリオはどこ?」
バタリアン兵「あいつなら、この奥だよ、会ってみるがいいさ」と言ってニヤっとして3人はバタリアン艦のほうに足を向けて歩いて行った。
バタリアン兵の一人がもう一人に言った「イロ ナザリオはもうすぐ死ぬのか?」「オメガ・ペストウィルスの致死率は100%だ。もうすぐさ」と彼は言ったが、それはトゥーリアンにはそうだ。しかし実験的にはヴォーチャには100%ではなく、50%程度だった。それに人間には0%だった。人間の赤血球には効果がなかった。サラリアンやアサリには効果が高いので危険な生物兵器だと後で分かる。
(オメガ・ペストウィルスはMassEffect 2のモーディンのミッションに出てくるオメガの疫病)
(オメガ・ペストウィルスはMassEffect 2のモーディンのミッションに出てくるオメガの疫病)
ジェイコブ達は急いで施設の奥に入ると、一人のトゥーリアンが倒れて瀕死の状態だった。
ジェイコブは倒れている瀕死のトゥーリアンに近寄っていって、そして彼の前でしゃがんだ。
ミランダはマスクをつけたままだったが、ベンジャミンが「人間には影響なないようです」と言って外し、ミランダもコナーもマスクを外した。
ミランダはマスクをつけたままだったが、ベンジャミンが「人間には影響なないようです」と言って外し、ミランダもコナーもマスクを外した。
ジェイコブは倒れているトゥーリアンがイロ ナザリオだと分かった。でも瀕死だ。どうやらバタリアンの作った生物兵器の実験台になったらしい。
ベンジャミンはオムニツールで見ると「彼は24時間以内に死ぬと計器に出ています」
ベンジャミンはオムニツールで見ると「彼は24時間以内に死ぬと計器に出ています」
ミランダ「早く情報を聞き出しましょう」
ジェイコブは彼に話しかけた「生物兵器について知ってるか?」
ジェイコブは彼に話しかけた「生物兵器について知ってるか?」
イロ ナザリオ「急いで、ここへ行け。アンケダー オービタル プラットホームだ。そしてアサリの科学者バサに会え。彼女がすべてを教えてくれる。早く行くのだ!時間がない!」と言って彼はパッドを渡した。
ミランダはそのパッドを見ると、すぐに「ジェイコブ、アンケダー オービタル プラットホームはこの星系にある宇宙ステーションよ。すぐに艦に戻りましょう。
イロ ナザリオ「もし治療薬が手に入ったら戻ってこい! そして私を助けてくれ!」
イロ ナザリオ「もし治療薬が手に入ったら戻ってこい! そして私を助けてくれ!」
ジェイコブ「分かった。約束しよう。戻ってくるとな」とそう言ってサーベラスのコルセア号に戻った。
科学者バサと治療薬
惑星トゥトゥーガから少し離れた星域に、アンケダー オービタル プラットホームというバタリアンの宇宙ステーションがあり、サーベラスのコルセア号からは、港らしきものが見つけられないが、エレメント ゼロの岩塊の集まる岩石の陰に港の入口があったので、そこに着陸させた。
近くにクローガンの艦があり、そこから一人のクローガンが下りてきた。そして、ジェイコブやミランダ達に銃を向けたたが、すぐ降ろした。
クローガン傭兵・ナックス「何だお前らは? まさか、アサリの仲間か?」と言った。
クローガン傭兵・ナックス「何だお前らは? まさか、アサリの仲間か?」と言った。
ジェイコブ「いや、アサリの仲間じゃない。あんたは傭兵か?」
ナックス「ああ、そうだ!俺の雇い主でアサリの科学者バサがバタリアンに捕虜にされてるんだ!助けてくれ!」と叫んだ。
ナックス「ああ、そうだ!俺の雇い主でアサリの科学者バサがバタリアンに捕虜にされてるんだ!助けてくれ!」と叫んだ。
ジェイコブ達は顔を見合わせてうなずき、ナックスを助けてバタリアン達と戦うことになった。
ナックスは、この科学者バサが捕らえられている場所をオムニツールで示した。
ミランダ「かなり奥ね。それにバタリアン兵も多数いるみたい」
ミランダ「かなり奥ね。それにバタリアン兵も多数いるみたい」
ベンジャミン「そういうことも予想して、この兵器を持ってきましたよ」と言ってサーベラスのランチャーを多数持ってきた。
コナー エスカスは、オムニツールを見ていると、異常な数値を多数検知した。今はそれを見て驚いている場合ではないので、後でそれを思い出すことにした。それは精錬されていないエレメント ゼロの数値だったのだが、異常過ぎて数字が999999と出ていたが、これは電波妨害だった。
ここは宇宙ステーションなので、外部は宇宙空間と岩石だけ。ジェイコブは、なんとなく連合士官の勘で、エレメント ゼロ精製工場があるのだと分かった。
しかし今は戦闘だ。急いで科学者バサを探しに行かなければ。
しかし今は戦闘だ。急いで科学者バサを探しに行かなければ。
ジェイコブ達はランチャーを使って、クローガンのナックスと共に5人で宇宙ステーションを進んでいった。
研究所らしい場所に、バタリアンのリーダーがいて、かなりの武装をしていた。アサルトライフルで撃ってもダメージがなさそうに見えたジェイコブ。
研究所らしい場所に、バタリアンのリーダーがいて、かなりの武装をしていた。アサルトライフルで撃ってもダメージがなさそうに見えたジェイコブ。
ジェイコブ「どうやって戦えばいいのやら」
ミランダ「私に任せて」と彼女はいい、バイオテックを使ってバタリアンリーダーの頭上にあった機械を破壊していった。すると頭上からバタリアンへ放電が流れ、彼は感電した。
ミランダ「私に任せて」と彼女はいい、バイオテックを使ってバタリアンリーダーの頭上にあった機械を破壊していった。すると頭上からバタリアンへ放電が流れ、彼は感電した。
ジェイコブが瀕死のバタリアンに近寄って「科学者バサはどこだ!」と問う。
ミランダ「あ、なんか嫌な予感がする」
ベンジャミン「この部屋から出て!」
ナックスは、この部屋の自爆装置らしい印の装置の赤いマークをに体当たりした。
ミランダ「あ、なんか嫌な予感がする」
ベンジャミン「この部屋から出て!」
ナックスは、この部屋の自爆装置らしい印の装置の赤いマークをに体当たりした。
すると振動音が止まって静かになった。すると、奥の部屋から一人のアサリが出てきて「ありがとう!助かったわ!でもまだ治療薬ができてないの!早くしないと間に合わない!」と言いながらナックスを見て喜び、ほっとした。
ジェイコブ「どうすればいい?」
科学者バサ「精錬されていないエレメント ゼロを大量に持ってきて!宇宙ステーションのどこかにあるわ!急いで!」
コナー エスカス「さっき見つけました!入ってきた区画から100mほどいった施設内です!」
科学者バサ「精錬されていないエレメント ゼロを大量に持ってきて!宇宙ステーションのどこかにあるわ!急いで!」
コナー エスカス「さっき見つけました!入ってきた区画から100mほどいった施設内です!」
ジェイコブは、ここはエレメント ゼロの精製工場だと分かったので、それらを運ぶリフトがあるはずだと思い、オムニツールで探すと、コナー エスカスが言ったそばにあった。
ナックス「手伝うよ! 力仕事は任せろ!」と言って、皆で精錬されていないエレメント ゼロを科学者バサの元に運ぶ作業にかかった。
ナックス「手伝うよ! 力仕事は任せろ!」と言って、皆で精錬されていないエレメント ゼロを科学者バサの元に運ぶ作業にかかった。
科学者バサがいい、というまで時間はかかったが、数十トン以上の精錬されていないエレメント ゼロを科学者バサに運んだ。
科学者バサ「待ってて、治療薬を作るから」と研究所内にこもった。
ナックスは、彼女は雇い主ではあったものの、ずっと彼女を長年護衛をしてきたので情が強かった。
ナックスは、彼女は雇い主ではあったものの、ずっと彼女を長年護衛をしてきたので情が強かった。
ナックスは心配そうに科学者バサを見ていたので、ジェイコブが「彼女がそんなに心配なのか?」
ナックスは「ああ、そうだ。俺のマスターだ。もう雇われてから20年以上になるが」と彼は言うと、皆はなんだか笑顔になった。クローガンの心も人間と変わらないのだと思った。
ナックスは「ああ、そうだ。俺のマスターだ。もう雇われてから20年以上になるが」と彼は言うと、皆はなんだか笑顔になった。クローガンの心も人間と変わらないのだと思った。
ジェイコブ達は精錬されていないエレメント ゼロを運んで疲れ果てていたので、しばらくそこで休んでいると、科学者バサが宇宙食を運んできてくれて、皆はそこで食事をしながら待っていた。しかし、数時間経っても治療薬はできない。イロ ナザリオが死ぬ前に戻らなければらなない。
ジェイコブ「ところで、科学者バサが開発している治療薬とは一体どんな・・」
コンソールに書いてあった文字を見ているミランダは「これを見て、バタリアンの生物兵器とあるけど、これはどう見ても・・」
化学式を見るコナー エスカス「これは人間には無効でも、他の種族には有効な感染症ウィルスですね。私の知識が合っていればですが」
ベンジャミンは近くにあった端末のデータベースで見つけたのが、オメガ・ペストウィルスというページだった。「これですかね?」
化学式を見るコナー エスカス「これは人間には無効でも、他の種族には有効な感染症ウィルスですね。私の知識が合っていればですが」
ベンジャミンは近くにあった端末のデータベースで見つけたのが、オメガ・ペストウィルスというページだった。「これですかね?」
ジェイコブ「そのようだ。人間には無効と書いてあるが」と言うと、研究所のドアが開いて「これは人間には効かないが、他の種族には有効な生物兵器だ」とバタリアンの声がした。
ジェイコブ達は武器を構えたが、そのバタリアン科学者は、この精製工場で働いていた一人だった。そのバタリアン科学者が武器を何も持たないで、ジェイコブ達は武器を降ろした。
ジェイコブ「あんたは誰だ?」
バタリアン科学者「いまこの生物兵器の治療薬を作っているのだな?」
ミランダ「たぶんそうね。」
バタリアン科学者「なんとか成功することを祈っているよ」
ベンジャミン「あなたは何をしていたんですか?」
バタリアン科学者「私は科学者バサの手伝いをしていたんだ。他のバタリアンに気付かれないように治療薬を作る手伝いをな」
ナックス「あんたは仲間を裏切っていたのか?」
バタリアン科学者「そうだ。最初はバタリアンの仲間と共にアサリ科学者バサを誘拐してここに連れてきた。しかし、私はバタリアンに手を貸していたら、何を作っているのかを後で知ったので、彼女が治療薬を作る必要があると言い出したので、私は手伝い始めたってわけだよ」
バタリアン科学者「いまこの生物兵器の治療薬を作っているのだな?」
ミランダ「たぶんそうね。」
バタリアン科学者「なんとか成功することを祈っているよ」
ベンジャミン「あなたは何をしていたんですか?」
バタリアン科学者「私は科学者バサの手伝いをしていたんだ。他のバタリアンに気付かれないように治療薬を作る手伝いをな」
ナックス「あんたは仲間を裏切っていたのか?」
バタリアン科学者「そうだ。最初はバタリアンの仲間と共にアサリ科学者バサを誘拐してここに連れてきた。しかし、私はバタリアンに手を貸していたら、何を作っているのかを後で知ったので、彼女が治療薬を作る必要があると言い出したので、私は手伝い始めたってわけだよ」
ジェイコブ「そこに書いてあるオメガ・ペストウィルスか?」
バタリアン科学者「そうだ。それは恐ろしい生物兵器だよ」
ミランダ「一体誰が、どういう目的で使うの?」
ナックスは、後ろをみると、今度は人間がいたので驚いた。
バタリアン科学者「そうだ。それは恐ろしい生物兵器だよ」
ミランダ「一体誰が、どういう目的で使うの?」
ナックスは、後ろをみると、今度は人間がいたので驚いた。
ナックス「おい!お前は誰だ!」
ヘンドリクス博士「私がこのオメガ・ペストウィルスを考案したヘンドリクスだよ」
ヘンドリクス博士「私がこのオメガ・ペストウィルスを考案したヘンドリクスだよ」
一同はきょとんとして顔を見合わせた。
ジェイコブ「一体、なぜ?」
ヘンドリクス博士「バタリアンは最初は、バタリアン特有の疫病を治すから手伝ってくれ、と頼んできたんだ。最初は細胞を治すつもりだったのだが、それを放射性物質と一緒に使うとは知らなかったので、あとで細胞を破壊するようになるとは思わなかったんだよ。それもバタリアンの細胞がベースになるつもりが、実はヴォーチャだったとは知らなかったので、生物兵器ができるまでは目的が理解できなかった。」
ジェイコブ「一体、なぜ?」
ヘンドリクス博士「バタリアンは最初は、バタリアン特有の疫病を治すから手伝ってくれ、と頼んできたんだ。最初は細胞を治すつもりだったのだが、それを放射性物質と一緒に使うとは知らなかったので、あとで細胞を破壊するようになるとは思わなかったんだよ。それもバタリアンの細胞がベースになるつもりが、実はヴォーチャだったとは知らなかったので、生物兵器ができるまでは目的が理解できなかった。」
結局、バタリアンは人間を騙して科学者を利用しただけだとジェイコブ達は分かったが、オメガ・ペストウィルスはどこにあるか、誰が持っているかが問題だった。
ヘンドリクス博士「バサはなんと言っている?」
ミランダ「まだ研究所から出てこないようだけど?」
ミランダ「まだ研究所から出てこないようだけど?」
ヘンドリクス博士「急がないと、バタリアンの計画が実行されてしまうかもしれないな」
ベンジャミン「何です?それは」
ベンジャミン「何です?それは」
ヘンドリクス博士は端末を持ってきて見せた。「これだよ。分かるね?これは銀河系種族の多くが持っている細胞だ。しかし人間には無効になるよう作った。なにせ、私は人間だからな」と言ってニヤっとした。
ナックス「だろうな。同種族を滅亡させて喜ぶはずがない」
ナックス「だろうな。同種族を滅亡させて喜ぶはずがない」
彼らが話をしているうちに、科学者バサは時計を見ていて驚いた。シタデル評議会がバタリアンと会合を開く予定まであと3時間しかなかった。確か今日のはずだ。人数分の治療薬ができてないが、1000人分はあるはずだ。急いで研究所のドアを開いてジェイコブ達のところへ行った。
サーベラスのコルセア号にいたクルーは、長い間ミランダ達が戻ってこないので待っていたが、イルーシヴマンからすぐにシタデルへ行けと指令が来ていたので、ミランダに通信を送った。
ミランダ「イルーシヴマンから連絡があって、急いでシタデルタワーへ行けと命令が」
ジェイコブは、まだイルーシヴマンを知らなかった。しかし、サーベラスのボスだという意味は理解した。
ジェイコブは、まだイルーシヴマンを知らなかった。しかし、サーベラスのボスだという意味は理解した。
ベンジャミン「もしかして、この生物兵器がシタデルタワーで使われるんですか?」
ヘンドリクス博士「ああ、そうだよ。急いだほうがいいな。バサが治療薬を作れているといいが」
ヘンドリクス博士「ああ、そうだよ。急いだほうがいいな。バサが治療薬を作れているといいが」
と、そこへ科学者バサが来て言った「治療薬は1000人分できたわ!でも、問題はあのバタリアンよ!」
ジェイコブ「誰がどう問題なのだ?」
ジェイコブ「誰がどう問題なのだ?」
科学者バサ「イロ ナザリオというトゥーリアンに会ってみて、そしたら分かる。いまある治療薬は全部持って行っていいから。さ、運んで!」
取り合えず、科学者バサはオメガ・ペストウィルスの治療薬は完成させた。1000人分。
ミランダ「この治療薬は、どの種族にも有効?」
科学者バサ「ええ、たぶん。でもヴォーチャにはほかの種族ほど有効性がないみたい。ヴォーチャには申し訳ないけど」
ヴォーチャの細胞がベースで作ったオメガ・ペストウィルスなので、ヴォーチャにだけは治療薬が効かないようだった。
ミランダ「この治療薬は、どの種族にも有効?」
科学者バサ「ええ、たぶん。でもヴォーチャにはほかの種族ほど有効性がないみたい。ヴォーチャには申し訳ないけど」
ヴォーチャの細胞がベースで作ったオメガ・ペストウィルスなので、ヴォーチャにだけは治療薬が効かないようだった。
科学者バサは、オメガ・ペストウィルスの詳細を期したパッドをミランダに渡した。そしてこの治療薬を作る方法も。これには、さっきの精錬されていないエレメント ゼロが必要とあり、何万という多くの治療薬となると大変な量だと分かったミランダだったが、サーベラスの力でなんとかなると思った。この時は。
ジェイコブ達は新しくできたオメガ・ペストウィルスの治療薬をコルセア号に運び込むと、すぐにイロ ナザリオのいる惑星トゥトゥーガに戻った。
だが、クローガンのナックスは、雇い主の科学者バサのそばにいて、彼女を守ることにした。
だが、クローガンのナックスは、雇い主の科学者バサのそばにいて、彼女を守ることにした。
本当の敵
瀕死の状態でもまだ生きていたトゥーリアン武器商人のイロ ナザリオは、今までずっとバタリアンに協力していたことを後悔していた。それは、バタリアン達が、このオメガ・ペストウィルスはトゥーリアンには効かないと言っていたのに、こうしてバタリアンによって感染させられると瀕死になったからだ。
何年もずっとバタリアンのために働いてきたのに。彼はそうした後悔の念にさいなまれたままで横たわっていると、そこに、あの汗臭い人間達が戻ってきた。彼は驚いた。
ジェイコブは、イロ ナザリオに治療薬をベンジャミンに打たせた。すると、数分で歩けるようになって、そして話始めた。
イロ ナザリオ「おい!シタデルタワーで奴が生物兵器をバラまこうとしている!急いで奴を止めろ!」
イロ ナザリオ「おい!シタデルタワーで奴が生物兵器をバラまこうとしている!急いで奴を止めろ!」
ジェイコブ「奴とは誰だ!」
ミランダは今気付いた。イルーシヴマンのメールに「バタリアン大使が危険」とあったのだ。
ミランダは今気付いた。イルーシヴマンのメールに「バタリアン大使が危険」とあったのだ。
イロ ナザリオ「バタリアン大使だよ!だからジャスアモンだ!急がないとシタデルにいる種族は人間以外、皆死ぬことになる!」
そして、バタリアン過激派がなぜシタデルを攻撃することになったのか、ジェイコブ達はやっと理解した。
すぐにコルセア号に戻ると、テルミナス星系を離れるためマスリレイへ直行し、シタデルへ向かった。
すぐにコルセア号に戻ると、テルミナス星系を離れるためマスリレイへ直行し、シタデルへ向かった。
ジャスアモン大使との対決
シタデルタワーでは、シタデル評議会とバタリアン大使との会合が行われていた。
ジャスアモン大使は、武装していない(オメガ・ペストウィルスの放射装置だけ持って)バタリアン数名だけでシタデルに入り、シタデル評議会にバタリアンに対する制裁解除を求めてやってきた。
ジャスアモン大使は、武装していない(オメガ・ペストウィルスの放射装置だけ持って)バタリアン数名だけでシタデルに入り、シタデル評議会にバタリアンに対する制裁解除を求めてやってきた。
トゥーリアン評議員「バタリアンへの制裁を解除するには、さきほど条件を受け入れてもらいたい」
ジャスアモン大使「私達はただシタデルで商売をしたいだけなんだよ!なぜバタリアンの売買を認めないんだ!」
ジャスアモン大使「私達はただシタデルで商売をしたいだけなんだよ!なぜバタリアンの売買を認めないんだ!」
アサリ評議員「武器や艦は認めても、人身売買は絶対に認めるわけにはゆきません」
サラリアン評議員「サラリアンの腎臓の売買もだ」というと、なぜか苦笑する者が多かった。
サラリアン評議員「サラリアンの腎臓の売買もだ」というと、なぜか苦笑する者が多かった。
ジャスアモン大使「もし評議会がバタリアンの制裁を強化するというのなら、こちらもそちらに制裁を加える!」というと、突然シタデルタワーに警報音が鳴り響いた。
C-SECのトゥーリアンが現れて「バタリアンの部隊がシタデルのシールドを破って入ってきました!」
トゥーリアン評議員「いますぐトューリアン軍をシタデルに呼べ!」
アサリ評議員は、そばにいたアサリに向って「メイトリアーク達に連絡を」
サラリアン評議員もすぐSTGに連絡を入れた。しかし、シタデルの周囲は、たまたま正規軍がいなかったので、評議員達はかなり狼狽していた。バタリアンは軍隊を入れるとは思っていなかったからだ。
トゥーリアン評議員「いますぐトューリアン軍をシタデルに呼べ!」
アサリ評議員は、そばにいたアサリに向って「メイトリアーク達に連絡を」
サラリアン評議員もすぐSTGに連絡を入れた。しかし、シタデルの周囲は、たまたま正規軍がいなかったので、評議員達はかなり狼狽していた。バタリアンは軍隊を入れるとは思っていなかったからだ。
サーベラスのコルセア号がマスリレイからシタデルへ入ってきて、バタリアンの軍からの攻撃を受けたが、バタリアンの艦何隻かはそこで撃沈し、すぐに港に入った。イルーシヴマンが他のサーベラスの軍もミランダ達を援護したので、バタリアン軍はシタデルから逃げた。しかし、大勢のバタリアンがシタデル内でジェイコブやC-SECらと戦闘になった。
ジェイコブは、シタデルタワーへ行くだけでも大変だと思ったが、ミランダはサーベラスの兵士を呼んで応戦させた。C-SECも、サーベラスに協力する形でバタリアンを戦闘を共にしたが、ジェイコブは民間人を犠牲にせずにシタデルタワーへ辿り着こうとしたが、バタリアンは人質を取るなりして卑怯な手を使った。
ジャスアモン大使は評議員達に「バタリアンへの制裁を止めないと、いますぐ生物兵器を使う!」と言ってオメガ・ペストウィルスをまくと脅した。バタリアンの何人かがウィルス放射装置を手にして、それを掲げた。
トゥーリアン評議員「待て!考えさせてくれ!」と言うが、そばにいるトゥーリアンのC-SECはまだ、C-SECとサーベラスが戦闘中で、まだトューリアン軍は来ないと言っている。アサリ・コマンドー部隊もだ。STGもまだだった。
アサリ評議員とサラリアン評議員は、バタリアンの制裁解除を考えていたが、そこに人間の声がした。
ジェイコブ達がシタデルタワーに現れた。評議員達は驚いた。
ジェイコブと一緒に来たのがサーベラスだと分かり、バタリアンと戦っていると報告があり、評議員達は目を見開いて見ていた。
ジェイコブと一緒に来たのがサーベラスだと分かり、バタリアンと戦っていると報告があり、評議員達は目を見開いて見ていた。
ミランダがすぐにアサリ評議員の傍に来て、パッドを渡した。そして評議員達はそれを見て、ジェイコブが治療薬を持ってきたことに納得したようだ。
ベンジャミンやコナー エスカスらは、評議員達を護衛する形で立つ。
ベンジャミンやコナー エスカスらは、評議員達を護衛する形で立つ。
ジェイコブは、ジャスアモン大使の前に立って「オメガ・ペストウィルスをまけるなら撒いてみろ!」と言うと、ジャスアモン大使は部下にまけ、と命じた。同時にジェイコブはジャスアモン大使を攻撃し始めた。
ミランダ達はC-SECらと共にバタリアン達を攻撃するが、バタリアンの何人かがオメガ・ペストウィルスをまいたために、評議員達は避難を呼びかけた。バタリアンにも、このオメガ・ペストウィルスは効果があるので、感染すれば彼らも死ぬことになる。
ジャスアモン大使は、評議員達に制裁を解除させるためにオメガ・ペストウィルスをまけといったのだが、本当に部下がまくとは思っていなかったので、ひるんでしまって結局、ジェイコブ達に戦いで負けた。シタデルに入ってきた部隊も壊滅、または逃亡した。
ジャスアモン大使は、ジェイコブ テイラーを見て「人間ごときがバタリアンに戦いを挑むとは!」と言いつつ悔し涙を流した。
ベンジャミンらは、オメガ・ペストウィルスを浴びた人にはすぐに治療薬を施したので、感染した人は誰もいなかったが、バタリアンはオメガ・ペストウィルスを近くで浴びたので感染し、そして倒れた。
トゥーリアン評議員は、バタリアンにも治療薬を与えるように言ったが、C-SECに彼らを幽閉するよう命じた。
種族バタリアンへの制裁は一部解除されたが、ジャスアモン大使らに組したバタリアンは長い間刑務所に入れられることになった。
そして一般のバタリアンはシタデルに出入りは許可されたが、シタデルでの武装はリーパーとの戦争が始まるまで許可されなかった。
そして一般のバタリアンはシタデルに出入りは許可されたが、シタデルでの武装はリーパーとの戦争が始まるまで許可されなかった。
シタデル評議会は、今回、サーベラスが評議員達を守ったことでサーベラスをテロ組織とは言わなくなったが、評議員達はシャドウブローカーやテラ ヴァシールの報告から、サーベラスは思ったほどには友好的な組織ではないと判断した。それに、多くのクレジットと大量の物資を扱っているので、サーベラスを企業と考えていた。また、軍事兵器を開発しているので、地球連合と共に穏やかでない組織と見ていた。(地球連合もAI研究をしていたのでペナルティーを与えていた)
MassEffect 2でシェパード少佐がジェイコブに「連合を離れた時」について尋ねると、このジャスアモン大使テロについて少し話すが、公にならなかったと言ったのみで、自分達を誇りに思うと言っただけだった。ネミアンアビス星系に行ったことにも触れるが詳細は語らず。詳しくはゲームで、ということだろう。
再び休暇に戻るジェイコブ
ジェイコブは、ミランダ達とシタデルでくつろいだが、ミランダからのサーベラス勧誘のお誘いは断った。今回は。シタデル評議会からは感謝されたが、しばらくは戦う気にはなれなかった。というよりも、何のために戦うのかという目標を探す意識だけが残った。小事に関わることよりも、シェパード少佐のように大事に関わろうと。
だが、今はまだ休暇中だったのを思い出し、港にあった艦、民間巡洋艦ジェイドに戻って、レジナルド トュッジと共にまた度に出た。
オメガ・ペストウィルスは、結局、バタリアン達が科学者を誘拐して開発させた細胞破壊兵器だと分かった。しかしジェイコブは、ミランダらサーベラスと共に銀河系を救えたことにとても満足していた。
地球連合にいれば、銀河系を救うという大業は為せないと思ったので、民間客船に乗って旅をしているうち、サーベラスという組織に入ってみようという思いが出てきた。ミランダが言っていた、イルーシヴマンという人物にも会ってみようかと。
ミランダはイルーシヴマンに報告した。ジェイコブは任務には忠実で判断力も冴えているが、バイオティクスとして優れている。やはり連合士官ではもったいないと。今のジャスアモン大使のテロは解決したが、まだ迷っているジェイコブの気持ちは揺れていると告げた。
イルーシヴマン「彼は退役軍人だ。私もウィリアムズ大佐の下で働いていたんだ、気持ちは分かる。」
ミランダ「どんな気持ち?」
イルーシヴマン「銀河系の為に役立ちたいと思う気持ちだよ」
ミランダは、その言葉に同意した。イルーシヴマンのその言葉で、自分も銀河系の為に役立ちたいと思った。父から逃げるのではなく。
ミランダ「どんな気持ち?」
イルーシヴマン「銀河系の為に役立ちたいと思う気持ちだよ」
ミランダは、その言葉に同意した。イルーシヴマンのその言葉で、自分も銀河系の為に役立ちたいと思った。父から逃げるのではなく。
しかし、このMassEffect ギャラクシーの後すぐ、ソヴリンがシタデルを攻撃したので、シェパード少佐の乗ったノルマンディーはコレクター艦によって破壊され、シェパード少佐は宇宙空間に投げ出されてしまう。
よって、サーベラスはシェパード少佐を探す任務を背負うことになった。
サーベラスに入る決心をするジェイコブ
シタデルへのソヴリン襲撃は終わり、シタデルは損害をまた修復して元通りになった時、ジェイコブは休暇から戻ってきて、シタデルで連合士官らからソヴリン撃退について聞いて、何があったのかを聞いて驚くばかりだった。
彼は、コラズ・デンに通って、時々提督やアンダーソンらと話をしていたが、サーベラスについて尋ねると、彼らは事あるごとに、サーベラスへの批判を繰り返していたが、ジェイコブはサーベラスのしていることが本当は何の目的なのか知りたくなった。
連合士官の多くは、サーベラスは士官を辞めたら入るところだと言っていた。最初は、ジェイコブはサーベラスの情報が正しいのか真偽を知りたいたけだったが、最近まで共に戦っていたミランダ、ベンジャミン、コナー、ナックスらのことを考えるとまた会いたくなった。
ジェイコブは、大使館でアンダーソンに会って別れ際、共に戦ったベンジャミンの兄であるローランド ジャセン中佐に出会った。
ローランドは地球連合情報部に属しており、多くの極秘情報を扱っていて滅多に会えない連合士官だったが、今回たまたま会えたことが幸運したのか、彼は自らジェイコブに話しかけてきた。
ローランドは地球連合情報部に属しており、多くの極秘情報を扱っていて滅多に会えない連合士官だったが、今回たまたま会えたことが幸運したのか、彼は自らジェイコブに話しかけてきた。
ローランド「ジェイコブ、君の噂は聞いているよ。評議員達を助けたことは私も感謝している」
ジェイコブ「いえ、本当は休暇中だったのですが、突然艦がバタリアンに襲われまして巻き込まれただけなんです。私は退役軍人なのでシェパード少佐のような英雄ではない。でも久々に戦えてよかったです」と、謙虚に述べた。
ジェイコブ「いえ、本当は休暇中だったのですが、突然艦がバタリアンに襲われまして巻き込まれただけなんです。私は退役軍人なのでシェパード少佐のような英雄ではない。でも久々に戦えてよかったです」と、謙虚に述べた。
ローランド「実は、アンダーソンとも話したんだが、シタデル評議会は君をC-SECに入れたがってると聞いてな。提督達はサーベラスと共に戦った君にはその方がいいと私も助言していたんだよ。どうかね?C-SECに入るのは?」
ジェイコブ「トゥーリアンのチェリックが仕切っていましたね。人間をC-SECに入れる気になれるんですか?」
ジェイコブ「トゥーリアンのチェリックが仕切っていましたね。人間をC-SECに入れる気になれるんですか?」
ローランド「さあ、どうだか。ともあれ、チェリックに会ってみたまえ。私から言っておくから」と彼は言い、さっと去っていった。
ジェイコブは、商業区へ向かおうとしていると、後ろから肩を叩かれた。振り返るとミランダが立っていた。
ミランダ「どう? 元気なの? あれからどうしてるの?」と言ってほほ笑んだ。
ジェイコブ「まだ模索中でね。実はC-SECに入らないかと誘いがあったところでね。でもトゥーリアンの下で働くのはまだ気が乗らない」と渋い顔をした。
ジェイコブ「まだ模索中でね。実はC-SECに入らないかと誘いがあったところでね。でもトゥーリアンの下で働くのはまだ気が乗らない」と渋い顔をした。
ミランダ「そうよね、トゥーリアンとも戦ったんだし。でもサーベラスもいい組織だと思わない? 武器も装備も揃ってて、やり甲斐があると思うんだけどな?」と遠回しに誘った。
ジェイコブは、ミランダの顔を見ると、そのあまりに出来過ぎた顔の人工的さに少し寒くなるが、バイオティクスの強さも心強く思えて彼女に信頼感があった。そして少し愛情も感じた。戦っている時の彼女は冷静だが適確な判断力で見事としか思えなかった。なので、また彼女と戦ってもいいとは思ったが、まだ迷っていた。
ミランダ「もし、サーベラスに気が向いたらここに連絡して」と、エクストラネットのアドレスをジェイコブに渡した。
ジェイコブ「ありがとう、また連絡するよ」とだけ言って、彼は商業区のC-SEC本部に向った。
ジェイコブ「ありがとう、また連絡するよ」とだけ言って、彼は商業区のC-SEC本部に向った。
チェリックに会ったジェイコブ。チェリックはジェイコブを大歓迎した。
ジェイコブ「本当ですか? 人間の私がC-SECに向いていると?」
チェリック「君の戦闘力は凄い。それに、よくジャスアモン大使を止めてくれたな、感謝するよ。被害は多少出たが、最小限に止めてくれた。それに、科学者バサだったか、あのアサリもシタデルではあのオメガ・ペストウィルスの除去を手伝ってくれて助かった」
ジェイコブ「本当ですか? 人間の私がC-SECに向いていると?」
チェリック「君の戦闘力は凄い。それに、よくジャスアモン大使を止めてくれたな、感謝するよ。被害は多少出たが、最小限に止めてくれた。それに、科学者バサだったか、あのアサリもシタデルではあのオメガ・ペストウィルスの除去を手伝ってくれて助かった」
ジェイコブ「そうでしたか。どうりでシタデルは綺麗に掃除したように見えたんだ」と彼は言ったが、本当はソヴリン襲撃があったのでシタデルは大工事したばかりだったので綺麗に見えた。ジャスアモン大使の時は少しシミがついた程度だった。
チェリック「バサは、ウィルスを除去するためのバリオン除去作業の方法をC-SECに教えてくれたんだよ。凄いアサリだよ。ジェイコブ、君のお陰だ。君がバタリアンから彼女を救わなければ、今のシタデル評議会もないと聞く」
ジェイコブ「私は自分の仕事をしたまでです」と言って、彼はC-SECに入るのは少し考えさせてくれ、と言って彼と別れた。
ジェイコブ「私は自分の仕事をしたまでです」と言って、彼はC-SECに入るのは少し考えさせてくれ、と言って彼と別れた。
チェリックは、シェパード少佐の活躍もそうだが、ジェイコブも逸材だと思っていたので、トゥーリアンなら有無を言わさずC-SECに入れたかった。トゥーリアン評議員は、C-SECはトゥーリアンに、と常々言っているので、チェリックもすぐにはジェイコブをC-SECに入れられなかった。しかし、ソヴリン襲撃の後、評議員にウディナがなると、チェリックからベイリーに交代させられたのである。
ジェイコブには、3つの道があった。1つは、チェリックの下で働くか。1つは、ミランダと共に働くか。そしてもう1つは、アンダーソンが誘う、連合情報部で働くことだ。しかし連合情報部は連合士官に戻ることを意味する。どうするか迷っていると、ANNのニュースに目が入った。
ANN「シタデルをソヴリンから救った地球連合第5艦隊のシェパード少佐が乗ったノルマンディー号がテルミナス星系で行方不明になったと連合が伝えています。シェパード少佐やそのクルーたちの安否は分かっていません。続報が入りましたらまたお伝えします」
ジェイコブはそれを聞いて驚いたが、まだシェパード少佐には会ったことがないし、ソヴリン撃退の噂しか聞いたことがなかった。あの時はまだ民間巡洋艦ジェイドにいたので、ゲス侵攻については映像でしか見ていなかったが、まだこの時は情報不足でジェイコブには、ソヴリンについても迫る危機感を感じなかった。シタデルは元通りになっていたので、このまま平和な症状が続くようにも思われた。
しかし、翌朝目覚めると、またANNでは新しいニュースが入ってきた。
ANN「先日お伝えしたノルマンディー号が行方不明になった件ですが、正体不明の艦によって撃墜されたと連合が伝えています。クルーの多くが死亡し、シェパード少佐も死亡したと報告がありました」
ジェイコブはこれを聞いて、少し愕然とした。人間で初めてスペクターになったあのシェパード少佐が死んだ・・・。青天の霹靂だった。これは、ミランダにそぐ連絡しなければ、と思った。シェパード少佐が死んだとなると、連合に戻るよりはあの強かったミランダやベンジャミンらと共に戦ったほうが遥かにマシだとそう確信した。
ジェイコブはすぐ、ミランダのくれたエクストラネットのアドレスにつないで、ミランダにサーベラスに入るから迎えに来てくれとだけ言った。
すると、ミランダは「実は、すぐに頼みたい仕事があるの。一緒に手伝って。シタデルで詳しく話すわ、待ってて」
ジェイコブは、ミランダに連絡するなりすぐサーベラスの仕事かと思うと、俄然やる気が湧いてきた。きっと、シェパード少佐に関することだと感じたが、それは当たっていた。
シェパード少佐の遺体を回収せよ
(Mass Effect: Redemption)※英語版を短くするためにショート版にして大幅に改変しています。
シェパード少佐の遺体の入ったステーシス・ポッド
テルミナス星系のオメガ星域、惑星アルチェラ付近を航行していたノルマンディーは、コレクター艦に攻撃されて大破し、クルーの多くは死んで、シェパード少佐も宇宙空間に放り出された。生存者は、リアラ ティッソーニとジョーカー、そして機関士アダムスと医療主任チャクワスだけだが、リアラとジョーカーは他のクルーと同様に死者扱いとなっていた。(ギャレス、アシュリー、レックス、タリゾラはソヴリン襲撃後、すぐ離艦)
この時、シャドウブローカーの艦はノルマンディーを追跡していたため(エージェントでアサリのウェズリンが情報ブローカーのリアラを追っていた)、ノルマンディーが撃破されたことは把握していた。ウェズリンは、シェパード少佐が艦に乗っていたことを知っていたが、クルーは見当たらず、惑星アルチェラの軌道上を航行していると、物体が宇宙空間に浮いていることを発見した。
ウェズリンは、これが連合の誰かは分からなかったが、回収して持ち帰ることにした。この時は、まだシェパード少佐だとは誰もが知らなかった。しかし、ポッドに入れる作業をしていたウェズリンは、ソヴリン撃退時にアサリ・コマンドー部隊にいた時、シェパード少佐の顔を見て覚えていたので、すぐにその遺体が誰か分かった。
ウェズリンはすぐに報告した。すると、ステーシス(バイオティクスが使えるバイオテックで、物理的活動を停止させる)にしてポッドを厳重に保管しろと命じられた。ウェズリンは、通常のポットをステーシス・ポッドに改良するため、エレメント ゼロを使って空気の代わりにダークエナジーを充満させるという手を使った。これによって、シェパード少佐の遺体はシャドウブローカーが自由にできる状態となった。
シェパード少佐の遺体の入ったポッドは、シャドウブローカーの艦で一番近いオメガ星系のオメガに持ち込まれた。しかしまだシャドウブローカーの間では、この遺体をどうするか決めかねていたが、ノルマンディーを破壊したコレクターがシャドウブローカーに接触し、シェパード少佐の遺体をよこせと言ってきた。
シャドウブローカーは、オメガにいたタジクに、コレクターと交渉してシェパード少佐の遺体の入ったポッドを渡す代わりに見返りを求めろと命じたが、タジクはコレクターが見返りを出してくるとは思っていなかった。ドレルで同僚のエージェントのフェロンに通信を入れる。
タジクはフェロンと会話する。「シャドウブローカーにシェパード少佐を渡したとしても、我々がエサになるだけではないのか? 見返りなんてないに決まってる!」
フェロン「ああ、そうかもしれない。まず、俺が艦でポッドを運んで、もっといい遺体の交換先を探すとしよう。シャドウブローカーにもそう伝えてくれ」
フェロン「ああ、そうかもしれない。まず、俺が艦でポッドを運んで、もっといい遺体の交換先を探すとしよう。シャドウブローカーにもそう伝えてくれ」
タジクは、フェロンの言葉を信じてしまって、この問題を彼に放り投げたのだった。コレクターに渡しても自分もポッドに入れられるではないかと。
フェロンは、コレクターに渡すよりもこっといい先があると思っていた。
フェロンは、コレクターに渡すよりもこっといい先があると思っていた。
アサリのリアラ ティッソーニは、エクストラネットを調べていてシャドウブローカーへのアドレスを察知していた。すると、そこにはエージェント専用のアドレスがあり、タジクという名前のURLを見て中身を探していると、「遺体」「ポッド」「ステーシス」と書かれた言葉があるのい気付いたので、これはシェパード少佐の遺体が入っていると確信した。そしてオメガに向かう。
オメガ、シェパード少佐の遺体を巡る争い
ジェイコブは、シタデルでミランダに会うなり、いきなりサーベラスの制服を渡され、すぐにオメガに出発すると言ってきた。
ジェイコブ「オメガに何があるんだ?」
ミランダ「いまから探しに行くの。遺体を」
ジェイコブ「遺体って・・・まさか!」
ミランダ「そのまさかよ!」
ミランダ「いまから探しに行くの。遺体を」
ジェイコブ「遺体って・・・まさか!」
ミランダ「そのまさかよ!」
オメガについたジェイコブとミランダは、アフターライフの下層のバーにいた。するとそこにはブルーサンズのバタリアンが会話していて、二人には少しだけ聞こえた。
バタリアン兵「ポッドは艦に乗せろとフェロンは言ったな」
バタリアン兵「そうだ」
バタリアン兵「タジクはどうするんだ?」
バタリアン兵「知るかよ。あいつはさっき艦で逃げたぞ」
バタリアン兵「そうだ」
バタリアン兵「タジクはどうするんだ?」
バタリアン兵「知るかよ。あいつはさっき艦で逃げたぞ」
ブルーサンズのバタリアン兵は、フェロンにポッドを移せと命じられていて、こっそり小声で会話していた。
物陰で会話を聞いていたジェイコブとミランダ。
物陰で会話を聞いていたジェイコブとミランダ。
ジェイコブ「ポッドっていうはシェパード少佐じゃないのか?」
ミランダ「ええ、そうね。バタリアン兵を後をつけましょう」
ミランダ「ええ、そうね。バタリアン兵を後をつけましょう」
ジェイコブとミランダは、バタリアン兵二人が倉庫に向かう、その後を追う。
倉庫にはフェロンがいて「エレメント ゼロが足りない。精製工場から2ケース分持ってきてくれ」とバタリアン兵に頼む。すると二人は精製工場へ向かった。フェロンだけになり、シェパード少佐の遺体の入ったポッドの計器を彼はいじっている。「まだダークエナジーが足りないな。これではステーシスが3日で切れる。バッテリーも残りわずかだ。」とぶつぶつ言っている。
ジェイコブ「どうする?」
ミランダは、周辺に誰もいないと思ってフェロンに近づこうと思ったが、突然アサリが入ってきて、バイオテックでポッドに前にいたドレルを投げ飛ばした。
フェロンは驚いて立ち上がり「何者だ!」
リアラ「そのポッドは私の友人が入ってるの!渡してもらうわ!」と言って銃を向ける。
ミランダは、周辺に誰もいないと思ってフェロンに近づこうと思ったが、突然アサリが入ってきて、バイオテックでポッドに前にいたドレルを投げ飛ばした。
フェロンは驚いて立ち上がり「何者だ!」
リアラ「そのポッドは私の友人が入ってるの!渡してもらうわ!」と言って銃を向ける。
ジェイコブとミランダも驚いた。ソヴリン撃退の時、シェパード少佐と一緒にいたはずのリアラがまだ生きていると分かった二人。
ミランダは、どうするのか考えたが、ドレルとリアラが争っているうちに、そこにブルーサンズの兵が大勢やってきた。このブルーサンズのバタリアン兵達は、シャドウブローカーに雇われた者たちだった。
ミランダは、どうするのか考えたが、ドレルとリアラが争っているうちに、そこにブルーサンズの兵が大勢やってきた。このブルーサンズのバタリアン兵達は、シャドウブローカーに雇われた者たちだった。
バタリアン兵「フェロン!シェパード少佐の遺体を渡してもらおう!」と言うなり、リアラは銃で撃ってバタリアン兵を次々なぎ倒していく。
ミランダ「ジェイコブ、行きましょう!」
ジェイコブ「え?」戸惑って驚いたが、ミランダはリアラに加勢してバタリアン兵を倒していく。
フェロンは何が起こったのか訳が分からないが、すぐにシャドウブローカーが遺体を回収しに来たと分かった。
ジェイコブ「え?」戸惑って驚いたが、ミランダはリアラに加勢してバタリアン兵を倒していく。
フェロンは何が起こったのか訳が分からないが、すぐにシャドウブローカーが遺体を回収しに来たと分かった。
ジェイコブもミランダと共にバタリアン兵を倒すうちに、フェロンはシェパード少佐の遺体の入ったポッドを艦に運んですぐ港へ移動して出てしまった。
リアラとミランダが振り返ったらポッドがないのに気づいて、3人は呆然となった。
リアラとミランダが振り返ったらポッドがないのに気づいて、3人は呆然となった。
リアラ「どうして邪魔するのよ!」
ミランダ「シェパード少佐の遺体は、私達が引き受けるわ」
ジェイコブは戸惑っていた。
ミランダ「シェパード少佐の遺体は、私達が引き受けるわ」
ジェイコブは戸惑っていた。
リアラはミランダとジェイコブの服を見て分かった。「あなた達はサーベラスね?」
ミランダ「そうよ。サーベラスならきっとシェパード少佐を蘇生させられる。だからお願い」と真剣な眼差しでリアラを見る。
ミランダ「そうよ。サーベラスならきっとシェパード少佐を蘇生させられる。だからお願い」と真剣な眼差しでリアラを見る。
リアラにとってシェパード少佐は恋人同然だった。せっかく見つけたシェパード少佐を逃したくなかった。
ジェイコブ「ここは交渉でいこう」
ミランダ「そうね」
リアラ「さっきのドレルは、きっとシャドウブローカーだわ。タジクと共にフェロンもデータベースにあったから」
ジェイコブ「ここは交渉でいこう」
ミランダ「そうね」
リアラ「さっきのドレルは、きっとシャドウブローカーだわ。タジクと共にフェロンもデータベースにあったから」
ミランダ「遺体をシャドウブローカーに渡しては全てが水の泡よ」
ジェイコブ「まずは、さっきのフェロンとかいう奴の後を追わなければ」
ジェイコブ「まずは、さっきのフェロンとかいう奴の後を追わなければ」
リアラ「いいえ、フェロンの艦には発信機が付けてあるの。あなた達の船で、こっそり後をつけましょう」
こうして、ジェイコブ、ミランダ、リアラはサーベラスの艦でフェロンの艦を追った。
フェロンはオメガを離れて、テルミナス星系にあるシャドウブローカーの基地がある惑星アリンゴンへと向かった。
シャドウブローカーの基地、ポッドの確保
シャドウブローカーの基地がある惑星アリンゴンには、銀河系各地から集めている多くの資材が運ばれていて、そこにはシェパード少佐の遺体の入ったポッドの電源維持のためのバッテリーも手に入れられる。
フェロンは、シャドウブローカーの倉庫でポッドの維持に必要なエネルギーをバッテリーに充電する。さっきバタリアン兵がエレメント ゼロの補充は済んだので、30日はそのままでもステーシスは維持されるだろう。(ラザラス プロジェクトが開始される直前までの30日。このステーシス・ポッドは、マヤ ブルックスが本物のシェパード少佐がここを出た後、クローン・シェパードを入れるのに使った)
ミランダ、ジェイコブ、リアラの乗ったサーベラスの艦は、こっそりシャドウブローカーの基地に降りたが、フェロンを探すためにあちこち探す羽目になった。その間、シャドウブローカーの兵と戦闘になるが、ジェイコブとミランダは、リアラはアサリにしては、相当強いんだと分かると、ちょっと感動した。
ミランダ「シェパード少佐と共に戦っただけはあるわね!」
リアラ「私の母はメイトリアーク ベネジアだったの」と言うと、ミランダとジェイコブは、納得した、という顔をした。
リアラ「私の母はメイトリアーク ベネジアだったの」と言うと、ミランダとジェイコブは、納得した、という顔をした。
3人はフェロンの艦を見つけて、シェパード少佐の遺体の入ったポッドを、フェロンが再び艦に積んでいるところに、上空からコレクター艦が降りてくるのが見えた。しかし、ブルーサンズの艦も多数同時にやってくる。シャドウブローカーの兵たちも四方から駆けつけてくる。
リアラ「ここは、コレクター、ブルーサンズ、シャドウブローカーらに共につぶし合ってもらいましょう」
ミランダ「そうね」
ミランダ「そうね」
そして3人はフェロンの傍に行き、リアラ「フェロン、あなたに話があるの、来て」と、リアラはフェロンと話す
フェロン「サーベラスなら、シェパード少佐を蘇生させられる? それ本当か?」
リアラ「それは、私にも分からないわよ。でもコレクターに渡すよりはいいでしょ? シャドウブローカーよりもね」
フェロンはしばらく考えた。「分かった。言う通りにしよう。しかし、ここはシャドウブローカーの基地だ。このまま逃げられないぞ?」
フェロン「サーベラスなら、シェパード少佐を蘇生させられる? それ本当か?」
リアラ「それは、私にも分からないわよ。でもコレクターに渡すよりはいいでしょ? シャドウブローカーよりもね」
フェロンはしばらく考えた。「分かった。言う通りにしよう。しかし、ここはシャドウブローカーの基地だ。このまま逃げられないぞ?」
ミランダとリアラは、フェロンの顔をじっと見た。
フェロンは理解したかのように「分かったよ。囮になる。だからリアラ、助けにきてくれ、いずれな」
フェロンは理解したかのように「分かったよ。囮になる。だからリアラ、助けにきてくれ、いずれな」
リアラ「ありがとう、フェロン。いずれ助けに行くから待ってて」と言うと、フェロンはシャドウブローカーのエージェントらが近づいてくるのを引き受けた。彼はエージェントらと話し合うが、フェロンは彼らと共に行ってしまった。その間に、サーベラスの艦にシェパード少佐の遺体の入ったポッドを乗せたミランダとリアラは、ジェイコブの操縦でシャドウブローカーの基地を立ち去る。
シャドウブローカーの兵もやっと気づいたか、追って来ようとするが高速度に入ったので間に合わない。
ラザラス プロジェクト開始
ドレルのフェロンは、シャドウブローカーに捕まって尋問を受けた。ここからは、MassEffect 2 DLC「シャドウブローカー」でプレイするとフェロンの救出劇が見られるが、ここではMassEffect「償還」の物語なので話を続ける。
イルーシヴマンは、シェパード少佐の遺体を確保したことを知るや、サーベラスのステーションをシェパード少佐の蘇生のため丸ごと医療施設に大幅に作り変えた。大勢の医者従事者、地球からその道のトップクラスの志願した人を集めてきた。中にはサーベラスを嫌うものもいたが、相当な大金と、イルーシヴマンの掲げた「人類至上主義」とやらにつられてここに集まった者たちだった。
ジェイコブは、サーベラスに入るなりいきなりシェパード少佐の遺体の回収から始まったが、ここでは兵士よりも多くの医療従事者と共に生活することになった。しかし、彼にとってもいいことがあった。サーベラスではあらゆる医療処置が受けられるので、これまでの体の故障を治療することが出来た。そしてイルーシヴマンに会うと、必要なものは何でも言えというので、願ったりなかったりだった。
また、ラサ(マヤ ブルックス)という同年代の女性もいたし、気が合うようだ。時々トレーニングをして汗を流す友達になった。いずれ、もっと深い関係になるが、ここではミランダもいるので、その辺はシェパード少佐蘇生の為に忙しく過ごすことになるが、2年もの間、この宇宙ステーションで暮らすことになった。(後にステーションは破壊される)
ジェイコブは、ミランダといい、リアラといい、かなり強力なバイオティクスを見たので、もっと強くならないといけない、とそう思うようになり、毎日肉体強化が日課となっていった。
ジェイコブは、ミランダの高い知性と身体能力が気になっていたので、夜、飲みながらこっそり聞いてみると、やはり遺伝子操作によって作られた身体だという。それには到底信じられなかったが、ミランダの父だったヘンリー ローソンなら、名前がアシュリアン財団の投資家名簿の中にあったことを覚えていたので、これも連合との縁なのだと思い、よりミランダに親しみを覚えたのだった。
思いを遂げる
シェパード少佐が蘇生されると同時にMassEffect 2が開始となり、コレクターと戦って、特攻任務で無事に帰還したジェイコブは、やがてリーパーとの戦いに続いて、そしてやっとサーベラスではなく、連合士官として、地球連合のために銀河系のために働けることとなって最後まで戦うことが出来た。
リーパー戦争が終わると、地球復興の為に力を尽くした。
Mass Effect: Redemption「償還」Mass Effect: Foundation
BioWare™ © 2022 Electronic Arts Inc.
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