トゥリーヤ ヌワニ

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映画「パラゴンロスト」のヒロイン、第二のプロセアン研究家


トゥリーヤ ヌワニ博士は、ジェームズ ヴェガとロマンスの関係になったアサリで、人間のロマンスを描くのはシェパード少佐以外は、ポール グレイソンくらいだ。(彼はアリアの娘とロマンス)しかしMassEffect3では、ジェームズは彼女についてあまり話をしていない。N7プログラムに参加するかどうかをシェパード少佐と話をした時、映画「パラゴンロスト」について少し語った程度だが、何年も共にいたトゥリーヤと親しかったことは述べないが、ジェームズはリアラを見ては、トゥリーヤのことを何度も思い出してはあの悲しい出来事に涙する日々が続いた。

MassEffect 3が始まる前、シェパード少佐が収監中のノルマンディーには命令が届いていた。エデン・プライムにいた入植者から救難信号が出たという知らせが入り、当時艦長代理を務めていたアシュリー ウィリアムズが即座に向うストーリーが、パラゴンロストのサブストーリーとして、ジェームズのエピソードの一部として文章のみで描かれる。

ジェームズが映画「パラゴンロスト」後にトゥリーヤ出合うストーリーとしてはこれしかないが、おそらくアニメ制作側との権利的なことで映像がないのかもしれないが、英語の文章しかないので日本語の表現で簡潔に書いてみた。このストーリーのバージョンではケイダンではなくアシュリー生存で書かれてある。

CE2186年、MassEffect 2が終わり、サーベラスに所属としていたシェパード少佐とノルマンディーが地球連合に接収されて帰属した場面から始まる。


Mass Effect: Paragon Lost and Mass Effect: Foundation and Home Worlds
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シェパード少佐の収監と新たな命令


CE2186年、コレクターとの戦いが終わってすぐにシェパード少佐には帰還命令が出て、ハケット提督はシェパードを軟禁した。これはアマンダ・ケンゾン事件の時に申し合わせたことで、シェパード少佐は連合に収監されることは了承していた。もちろん、地球連合としては軍法会議にかけるつもりだったが、ハケット提督が地球にリーパーがやってくるという説を前々から提督達に報告していたので、シェパード少佐の処分はしないことになっていた。

しかし、シェパード少佐はサーベラスに属していたため、ノルマンディーSR2は地球連合が接収し、ハケット提督の命令で連合の所有物として改修させられることになり、連合のドックですぐにそれは開始された。

ノルマンディーに乗船したクルーは全員退艦し、生存していた人間はサーベラスに所属したことに罪は問われないが、すぐには連合士官に戻れず、それぞれ道を探すしかなかった。人間以外の種族はそれぞれの場所に戻る。ギャレスはトゥーリアン軍に戻り、タリゾラは船団に戻り、セインはアサシンとして、シタデル評議会のサラリアン議員、ダラトラス リンロンサラリアンの護衛にあたる。カスミはイリウムの自宅に戻り、グラントはクローガンの仲間とクランに参加する。サマラはセッシアに向かい、ザイードはシャドウブローカーから依頼を受けた。ミランダは妹と父を探しに行き、ジェイコブはサーベラスの科学者と共にいた。

アシュリー ウィリアムズは、ノルマンディーが地球に着いたと聞いてシェパード少佐にすぐに会いに行ったが、ハケット提督からノルマンディーの代理艦長を命じられる。

アシュリー「異星人がいた艦なんて乗りたくないわ」と言ったが、ジョーカーが来て言った。
ジョーカー「EDIの提案で、異星人の匂いを消すために連合がバリオン清掃するそうだ。それに、提督からここに居ていいと許可を受けたんでな俺はパイロットのままだよ」と言ってEDIを見ながらニヤついていたのを見て、「じゃ、私も居ていいのよね」と言って、ノルマンディーは自分の艦だと思うようにした。

アシュリーは、ジョーカーの隣にいた喋る装置を見て「あんた誰?」と聞くとEDIは「私はノルマンディーの一部です。『イディー』と読んでください」と言ったので、アシュリーはただ、「艦の一部ね?VI?」と聞くとEDIは「はい」と答えたのでそれ以上言わなかった。

ジョーカーは一言「シー!」と言ったので、EDIも静かになった。
だが、アシュリーはそれを見て怪しんだが、EDIはアシュリーにノルマンディーに関する情報を伝え、アシュリーには、EDIが単独では艦は動かせず、必ずジョーカーが必要だと思わせた。また、EDIが停止するとノルマンディーは動かないとも伝え、連合士官に停止させないようにした。

ノルマンディーが連合に接収されてから後、改修工事がほぼ終わりに近づいたころ、アンダーソン提督がノルマンディーに来てジョーカーとアシュリーに尋ねる。

アンダーソン「ノルマンディーについてはもう熟知したかね?」
アシュリー「はい、任務に就いてすぐに実行する準備はできていますが、まだ戦闘チームが整っていません」
ジョーカー「俺はだめだよ」と両手を上げて苦笑い。

アンダーソンは頭を掻きながら「一人呼んである。ジェームズ ヴェガは優秀だ。かつてフェル プライムに長年いて、コレクターとも戦った歴戦の勇者だ」と、彼一人でも十分な言い方をする。
ジョーカー「あの肌肉マンだけかよ」と、彼はジェームズの経歴は知っていても、彼はシェパード少佐ほどの力はないことも知っていた。若干、筋肉脳で頭の堅い戦争バカの度が過ぎて気に入らないところもある。

アンダーソンは困った顔をしたが「今は少佐は動けない。なので、この任務はアシュリーとジェームズ、そしてコルテスの3人任せる」
ジョーカー「エデン・プライムでは何が起こっているんですか?」
アシュリー「嫌な思い出ばかりね。最初はゲスのために仲間を全員失って、次はコレクター艦が来て入植者が大勢拉致されたわ」

そこにトレイナーが来て「エデン・プライムから救難信号が来てもう数時間です。すぐ行ったほうがいいのでは?」
ジョーカー「じゃ、艦を出していいですか?提督」
アンダーソン「私は降りるよ。アシュリー、任務は頼んだよ、代理艦長」と言って去る。

トレイナーが、出航準備が出来たと伝えてきたため、「ジョーカー、エデン・プライムに発進して」とアシュリーは命令した。
ジョーカー「了解!艦長!」と言ってニヤっとした。

アシュリーも艦長と呼ばれてほほ笑むが、3年前、プロセアン・ビーコン護衛を任務のことが脳裏に浮かぶ。「ああ、少佐が居てくれたら」とつぶやくと、トレイナーが「頼りにしてますよ」と言ったので、「任せて」と言ってしまった。

しかしEDIを見ていると、隣のモニターの様子ではEDIがノルマンディーを動かしているように見える。連合士官は周囲にいるが、彼らはただサーベラスの部品や装置を取り除いただけに見える。EDIはVIかもしれないが、頼もしく見える。さっき酒も飲んでいいとEDIが言ってくれたので、早速行こうとしたが、トレイナーに「あと5分でエデン・プライムに着きます」と言われたので諦めた。

アシュリーは、3年前、エデン・プライムで酒を飲んでいてゲスが来たのを知らず油断したことを思い出すと、「ああ、これじゃ艦長失格ね」と思うようにした。

サーベラスとトゥリーヤ ヌワニ博士


CE2186年のエデン・プライムは、ジャヴィックの登場する入植地と同じ場所だ。エクソダスクラスターにある連合の支配域にある。
MassEffect 2でコレクター艦が降りた地点とは異なる。

エデン・プライムは、かつてプロセアン戦争でリーパーとプロセアン帝国軍が戦った惑星でもあり、ジャヴィックがポッドに入れられた場所でもある。かつて、既に行けないパンゲア・エキスパンス星系にあるアイロスにプロセアンの科学者達がそこでクルーシブルを建造しようとしたができず、クルーシブルの設計図のみをVIに残し、リーパーへの警告の情報を記録したビーコンを、彼らは銀河系各地に残して去った。(彼らもリーパーに収穫されたと見なされている)

そのプロセアンのビーコンは、サイファー(暗号を解く能力)が無ければ見ることが出来ないので、プロセアンの科学者達は、プロセアン以外の種族がビーコンの内容を見られないと判断して(サイファーを得る者が現れるまでは)、比較的見えるところに置いた(セッシアのアサメ神殿はプロセアン以外が解除できない)。

アサリ最高会議に所属するプロセアン研究家のトゥリーヤ ヌワニ博士は、メイトリアークから任命されているリアラに次ぐプロセアン研究家であり、リーパー戦争の兆しがあるこの時期に、彼女はエクソダスクラスターの人間の入植地でプロセアン遺跡について調べていた。

入植地は人間ばかりだが、サーベラスがやってきて「これからサーベラスがここを支配する」と言って彼らに入植地に出るよう促した。また、何人からサーベラスに拉致されて連れ去られたので、連合に救難信号を送ったところ、それが第5艦隊のハケット提督からアンダーソン提督に届き、今に至る。

トゥリーヤは、既に発掘されていたプロセアンのコンジットを見せてもらい、データもすべて調べたが、フェル・プライムで見つけたようなプロセアン独自の端末は見当たらない。これは全て入植地の人間が置いたコンジットであり、プロセアン遺跡の情報を人間が読めるように記録しているに過ぎないと分かる。

サーベラスが来て、トゥリーヤに助けを求める。サーベラスの者たちは、トゥリーヤがリアラのようにバイオティクスではないと分かると、武器を持たずに話し合う。

サーベラスの兵士がイルーシヴマンとの通信を開く。
イルーシヴマン「プロセアン遺跡について知っていることがあれば教えてくれ。入植者には危害を加えないと約束しよう」

トゥリーヤは、フェル プライムでメスナーというサーベラスのスパイと出会った。彼はジェームズ達を窮地に陥れ、自分をコレクターに渡そうとし、最後はコレクターの標的なったのを思い出す。このイルーシヴマンという男も信用ならない。しかし、今は協力してプロセアンのデータを見つけられれば、リーパーとの戦いに有利になるかもしれない、とそう思った。

プロセアン遺跡は発掘され、既にプロセアンビーコンの入ったコンジットは地表に出されている。サーベラスが端末を取り付ける間、地下30m付近にあるプロセアン遺跡の洞窟に入ってトゥリーヤは調べる。サーベラスからドリルを借りて、プロセアンが作った施設を一部ずつ壊して調べる。

一人のサーベラスの技士が、プロセアン時代と遺物と思われる小さな物体をトゥリーヤの元に持ってきた。それは、メモリーシャードといわれるデータカードで、この時トゥリーヤにはプロセアン時代に作られた何らかの情報が入っている物体、ということがフェル プライムの経験でそれしか分からなかったので、いつか役に立つ、と思い服の間に入れておいた。



トゥリーヤは、サーベラスが発掘した意味不明なプロセアン遺跡の遺跡を全て1カ所に並べさせて、そしてそれらを1つ1つ順番に見ていくと、最後はさっきのメモリーシャードの形に組み合わさると分かる。サーベラスの技士達と共同で、それを3本組み立てる。後にシェパード少佐が訪れて映像を2か所で見るが、それがこの時トゥリーヤが組み立てた遺跡であり、プロセアンのビーコンと構造は同じものだ。

フェル プライムでは、ジェームズがメスナーの罠でプロセアン遺跡を銃で撃って壊してしまったが、この時は何も破壊されないで済んだ。しかし、トゥリーヤには、このプロセアンのビーコンを見る方法が分からない。プロセアンの技術で暗号化した脳波伝達方式は、翻訳装置がなければ誰もが閲覧不可能だが、トゥリーヤはイルーシヴマンにそれらしい理屈を言って、彼らから別な装置を貸りようとした。

イルーシヴマン「トゥリーヤ博士、ご苦労だった。エデン・プライムではプロセアンと互換性のある装置を用意できないので、遺物を我々のところに持ってきて欲しい」と言ってサーベラスの兵士らに、トゥリーヤ拉致を命令を出した。

トゥリーヤ「約束が違うわ!危害を加えないと言ったくせに!」と、ホログラム映像のイルーシヴマンに文句を言ったが、トゥリーヤは隣にいた兵士の銃を奪って彼らに銃を向け、その部屋から彼らを出してドアを閉めた。

兵士らは、この部屋からは一歩も出られないと知っていたので、そのうちトゥリーヤは観念して出てくると考えた。

トゥリーヤの救出


ノルマンディーがやっとエデン・プライムに着き、救難信号の発信源を見つけ、シャトルでジェームズ、アシュリー、コルテスが向かう。

シャトルが入植地に降りると、そこは静かで、異変の様子は見えない。幾つかコンジットが動作する音がしているので、誰かがいるのは分かっている。

ジェームズがある施設から緑色の光が出ていること見つける。フェル プライムで見たような光で、これはサーベラスのメスナーがコレクターを呼んだときに使った合図だと分かると「あれだ!」と、そこを目掛けて走る。

アシュリー「待って!」とコルテスも後を追う。
しかし後方から音がして、ヘビーメックが降りてくると、サーベラス兵が降りてきて銃を撃ってくる。

ジェームズ、アシュリー、コルテスらはサーベラスの兵士らと戦闘しつつ、緑の光を放っていた施設にジェームズが入ると、ドアには鍵がかかっている。

ジェームズは、メスナーの信号を見た、ということはトゥリーヤもいるのでは?と思い、フェル プライムで入植地のクリスティーン達と歌った歌を大声で歌ってみた。
アシュリー「ちょっと、歌っている場合じゃないでしょ?」
コルテス「おかしくなったか」

すると閉まっていたドアが開いて一人のアサリが出てきた。ジェームズが見ると、それはやはりトゥリーヤだった。

トゥリーヤは、ジェームズに近寄って久々の対面で涙が出る。ジェームズも同じだったが、アシュリーは、二人を見るとトゥリーヤに「戦える?」と聞いた。トゥリーヤはサーベラスのアサルトライフルを手にし「はい」と答えた。

トゥリーヤ「入植者はもういません。私だけです。急いで脱出しなければ!」と叫ぶ。
アシュリー「援護するからシャトルに乗って!急いで!」とシャトルの方を手で合図して示す。

サーベラスのエンジニアがタレットを立てるが、それを壊しつつ銃弾を避け、ェームズ、アシュリー、トゥリーヤ、コルテスらは無事にノルマンディーに戻り、エデン・プライムから脱出した。

ノルマンディーの通信室

アンダーソン「救難信号を送ったのは、アサリのプロセアン研究家だったのか? リアラ博士も一緒に?」
アシュリー「いえ、リアラ博士はいません。トゥリーヤ博士のみです。彼女は、セッシアに戻りたいと言っています」

アンダーソン「分かった。そうしてくれ。今回は一時的な任務だったが、それが確認できた。すぐに地球に戻って欲しい」
アシュリー「シェパード少佐が戻るのですか?」

アンダーソン「いや、まだだ。シェパード少佐の処遇についてまだ揉めていてな。何だか雲行きが怪しい。また連絡する」と言って通信が切れる。
提督は、シェパードを少佐のままか、大佐に昇格させるかで議論していたようだが、ハケット提督はそのままでいいと述べた。大佐にすると階級的に自由に動きにくいだろうから、と言った。

リーパーの襲来


アシュリーはトレイナーの元に戻ると彼女はアシュリーに報告する。
トレイナー「どうも変です。銀河系各地にある停止したマスリレイから電波が出ているのを確認しました」
アシュリー「何ですって?」
傍にジョーカーが来て「ついに動き出したんだよ」
EDI「23か所の停止マスリレイが稼働を開始しました。パンゲア・エキスパンス星系を除く全て星系とつながりました」と、銀河系図にそれを示す。

アシュリー「ついに来たのね」とそこに、トゥリーヤが来ていた。さきほどまでジェームズと話をしていた彼女だが、ブリッジに来て銀河系図を眺める。

トレイナー「アンダーソン提督から、リーパーが地球に接近中なので、トゥリーヤ博士を降ろしてすぐに地球に戻れと命令です」
トゥリーヤ「私をシタデルで降ろしてください。あなた方は急いで地球へ」と言い、ジェームズに別れを告げた。

アシュリーはジェームズに「恋人だったの?」と聞くと「まさか」と言ったが、二人の目がそれを物語っていた。

ノルマンディーが地球に戻ると、既にリーパーとの戦いは始まっており、シェパード少佐がノルマンディーに戻ると、アシュリーは代理艦長ではなくなった。

シェパード少佐「代理艦長をご苦労様」
アシュリー「わ・・・私だって艦長になれるんだってば!」と舌を噛んだ。

その後、ノルマンディーは火星へと向かい、再びシェパード少佐はプロセアンのビーコンを見て、データはサーベラスに奪われそうになったが、アシュリーはそこで大怪我を負い、ウェルタ病院に長く入院するはめになった。

ジャヴィックの乗船


シェパード少佐は、エデン・プライムに再び降り、トゥリーヤがサーベラスの協力によってコンジットにつないだプロセアン遺跡の暗号化した映像を入手。そしてジャヴィックと遭遇した。が、トゥリーヤが組み立てたプロセアンのビーコンは3本あり、1本は謎に包まれることになった。

ジャヴィックは、プロセアン帝国軍とリーパー戦争から約5万年が経っていることに驚愕したが、後にトゥリーヤと会うことよって、彼はより多くのプロセアン帝国の情報を得ることになった。

ジャヴィックが知るプロセアンの黎明期


重要:シタデルで、シタデルをサーベラスが急襲し、ウディナ議員が死に、そしてノルマンディーはしばらくシタデルに停泊することになった。

シェパード少佐がシタデルに降りている間、トゥリーヤ博士がノルマンディーに乗船し、ジャヴィックと会う。
もちろん、シェパード少佐に許可を得てのことだが、アシュリーが少佐に「ジェームズの元恋人だそうよ」と告げていたことで、シェパードもトゥリーヤに会うのが楽しみだと言っていた。

ジャヴィックは例の如く、謎の液体に手を入れて、何やら考え込んでいる様子。しかし、そこにトゥリーヤ博士が入ってくると、彼は驚き、そして突然トゥリーヤの腕を握って、そして瞑想状態になる。

トゥリーヤは???だったが、彼女は本物のプロセアンに会えたことで、嬉しくもあったが若干緊張していたようだ。一応リアラからは、ジャヴィックは物静かな戦士だと聞いていたが、内面は激しい感情が溢れているように見えた。

ジャヴィックは、トゥリーヤの腕を話して、また液体に手を入れてしばらく考え込んだ。

トゥリーヤ「わ・・・私はトゥリーヤといいます。アサリ最高会議のプロセアン研究家をしています」と言うと、ジャヴィックは「ああ、さっき分かった。今のアサリには、アサリ最高会議のプロセアン研究家は二人しかいないと分かった。君と、リアラ博士と」

トゥリーヤ「はい、そうです。触れただけで分かってしまうのですね」
ジャヴィック「プロセアンのビーコンを組み立てたのは君だな。感謝する。お陰で情報が得られた」

トゥリーヤは、服にしまっていたメモリーシャードを出して、それをジャヴィックに渡した。

ジャヴィックはそれを、ゆっくりと手に持つと握って、そして驚きの表情を浮かべ、そして座り込んだ。
丁度そこにリアラが現れ、ジャヴィックの傍でしゃがむ。

リアラ「何があったの?」
トゥリーヤ「私が見つけたこのプロセアンのデータカードを渡したら・・・」と、リアラはメモリーシャードについてはトゥリーヤから聞いただけで見たのは初めてだったし、何が起こったのか分からない。

二人はジャヴィックを見つめる。
ジャヴィックはしばらくメモリーシャードの中の映像を見ているようだったが(文章だけなので映像がなく)やがて立ち上がって、トゥリーヤを見つめて「ありがとう。真実が分かってよかった」と一言。そして、また液体に手を入れて、ずっとうつむいたままだった。


トゥリーヤ「あの、どんな内容だったのか聞いていいですか?」
リアラは、さっきまでクルーシブルの建造について調べていたので、また新たな情報がないか気になっていた。

ジャヴィック「トゥリーヤ、君がフェル プライムで遭遇したことと、今人間が遭遇していることには共通点があり、そしてプロセアンやイヌサノンが遭遇したことにも同じ点があることに気付いた。」

トゥリーヤとリアラは驚いてまだ理解しがたかったが、ジャヴィックは分かりやすく説明する。

ジャヴィック「つまりこうだ。イヌサノンも、プロセアンも、最初は原始的な生命体であり、知性は低かったということだ。それが、どちらも進化した種族によって知識を与えられ、そして高度な文明を育むまでに成長した。それが今のアサリであり、トゥーリアンであり、サラリアンでもある。人間もそうだ。それが全てに共通する点であり、今もまたリーパーによって収穫されようとしてる、という状況が同じだ、という点だ」

トゥリーヤとリアラは困惑したが、ジャヴィックはさらに「そのメモリーシャードにあったのは、7万年の映像だ。原始プロセアンの初期の時代を映している。そこにはイヌサノンの時代の最盛期にプロセアンが原始種族であり、リーパー戦争の間、彼らの作ったコロニーで過ごしていたことを意味するようだ。プロセアンは、まだ昆虫生物の域を出ていなかったようだ。当時は」

トゥリーヤとリアラは、瞑想にふけり始めたジャヴィックを置いて、部屋を出ることにした。聞きたいことは一杯あるが、面会時間を過ぎているのでトゥリーヤはノルマンディーを降りることにした。

別れ


トゥリーヤは、久しぶりに会えたリアラとの別れを惜しみながら別れ告げる。

リアラ「トゥリーヤ、また戦争が終わったら一緒に過ごしましょう」
トゥリーヤ「ええ、博士もご無事で」とリアラに手を振りながらアサリの艦へと向かう。

トゥリーヤは、アサリの艦に乗ってセッシアも戻っていったが、それをジェームズが見ていた。

ジェームズのそばにリアラが来て「トゥリーヤとは、その・・・」
ジェームズ「ただの友達ですよ。友達」と言ってノルマンディーに戻る。

リアラは、トゥリーヤに対するジェームズの深い愛情を感じていた。
シェパード少佐も、リアラに会った時から特別な情を抱いていた。

リアラは、人間とアサリとは、惹かれ合う種族なのだとつくづく感じたが、銀河系種族はどの種族であったとしても、心と精神は肉体を超えて分かり合えるものなのだ、と思い、納得した。だから、今のリーパーとの戦争には絶対に勝って、ジャヴィックの言う収穫のサイクルを終わらせる必要があるのだと、そう思っていると、シェパード少佐が迎えに来た。

シェパード少佐「待たせた。艦に戻ろう」
リアラ「はい。ところで、トゥリーヤ博士を艦に乗船させてくれてありがとうございました」と言い、少佐を見つめた。

シェパード少佐「プロセアンの情報を得た? 船で詳しく話して」と、二人でノルマンディーに戻る。

トゥリーヤのその後


トゥリーヤ ヌワニ博士のその後については、残念ながら詳しくは書かれていない。が、重要:セッシアの時に、まだ生存していた、ということだけがノルマンディーの通信記録にあったのみだ。

トゥリーヤの残したメモリーシャードには、プロセアンもイヌサノンも、フェル プライムの同じ場所でリーパーに収穫されていた、ということだった。ただ、ジャヴィックには、その映像が真実であったとしても、衝撃的で、リーパーへの復讐心を掻き立てるもの以外の何物でもなかった、ということだった。





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