けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「告白【第2話】」で検索した結果

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  • 告白【第2話】
    「すっかり遅くなっちゃった」 夕暮れも色濃い、午後五時。 帰りのチャイムの響く廊下を足早に渡る。 日直の手伝いが思いのほか手間取ってしまった。 今日遅れる事は誰にも伝えてない。 私が行かなくちゃ軽音部はお茶も無ければお菓子も無い。 …なんて。 それは少しオーバーだけれど。 …だけど。うん、そう。 軽音部のみんなは私の紅茶ぐらいは待っているかもしれない。 「本当、何部か分からないわね」 ムギの顔に自然と笑みがこぼれた。 こういうのは今までなかったから。 頼られる、とはまた違うかもしれないけれど、自分を必要としてくれる軽音部が今の私には本当に居心地が良くて好きな場所だ。 手に持っている袋からはクッキーの甘い匂い。 作業疲れの今の私にはたまらなく香る。 早くみんなとお茶をしよう。 部室。 着くと...
  • 澪×律 4 まとめ3
    ... 01 15 47 告白【第2話】 「すっかり遅くなっちゃった」告白【第2話】   798 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/14(月) 01 18 53 部室。告白【第2話】   799 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/14(月) 01 20 11 「……最悪だ…。私…」告白【第2話】   803 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/14(月) 01 30 15 「うーさっびい」SS33   804 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/14(月) 01 32 01 「うーん……」SS33 以上です。おでん美味しい。   807 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/14(月) 01 38 29 おっと、少しかぶった気がする…… でも封印も悲しいから投下しちゃえ! 何の気なしに眺めていたテレビから聞こ...
  • 澪×律 4
    ...子座流星群らしい。 告白【第2話】 「すっかり遅くなっちゃった」 SS33 「うーさっびい」 短編53 何の気なしに眺めていたテレビから聞こえてきた『今夜はふたご座流星群がピークを迎えるでしょう』の言葉。 SS34 澪に、言ってしまった。 4-850 今日は、酷く眠い。 4-863 学祭の記念にと、さわちゃんがロミジュリの衣装をくれた。 短編54 「…律、何やってんの?」 短編55 ベッドにねっころがる私に跨りながら、艶美な微笑を浮かべ、こちらを見下ろしてくる澪 トップページ
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  • 告白【第1話】
    「み、澪センパイっ!」 廊下で呼ばれたその声でふり返る。 「…ん?」 見知らぬ女の子が、リボンのついた可愛い袋を握り締めている。 意を決した様に一歩前に踏み出した。 「あ、あのこここれっ!」 「……あ、ああ」 これは……。 最近増えている。 何回か目になると流石にこういう事に疎い私でもわかる様になった。 硬く目をつぶり突き出された紙袋。 耳まで真っ赤に染まってる。 ああ、……袋を持ってる手が震えてる。 こっちまで緊張する。 こういうの見ると。 「お口に合うかわからないんですけど……!!り、律先輩に渡してもらっても…良いですかっ!!」 「…あ、ありが………………え?」 ……え? 今。 何て言った?この子。 「ゴメンなさい!あの、律先輩、最近全然捕まらなくて……3日前、律先輩に作って...
  • 整頓!
    本編 澪×律 別荘地 8から引用 92 名前:軽音部員♪:2010/04/14(水) 02 10 32 ガードスキル高けぇええええええええええ!!!   94 名前:軽音部員♪:2010/04/14(水) 02 25 57 ホームセンターでいちゃいちゃしすぎワロタ   95 名前:軽音部員♪:2010/04/14(水) 02 38 13 澪「バカ脱げ!」 律「いやぁっおやめになって!」 いかがわしすぎる   96 名前:軽音部員♪:2010/04/14(水) 02 50 24 95 その後のシーンで唯と梓が話しているのに陰で二人で場面変わるまでずっといちゃいちゃしていたなw 中の人が仲が良いからこそできたアドリブなんだろうな。 何を言っているのか聞きたくてリピートしてるんだがBGMやらで聞きとれんorz   98 名前:軽音部員♪:2010/04/14(水) 03 ...
  • 受験!
    本編 澪×律 別荘地 15 40 :軽音部員♪  2010/09/01(水) 01 44 41   ホントにあっさり受験しちゃったなw   41 :軽音部員♪  2010/09/01(水) 01 52 26   あのあっさり具合はあいつら天才だとしか思えないwww ずっと親友でいよう!→絶交だかんな→それは嫌だ (^ν^)   42 :軽音部員♪  2010/09/01(水) 01 58 52   もうやだ けいおん終わったら俺死ねるよマジで   44 :軽音部員♪  2010/09/01(水) 02 01 04   本スレより  むしろこれ見るまでゴーマニのあれだと思ってた 329 風の谷の名無しさん@実況は実況板で sage 2010/09/01(水) 01 51 53 ID sVQ7Ft6t0 澪「ローファーは滑るよな」 律「それ禁句!!」 でゴーマニの二人そろって滑る...
  • SS191
    受験を終えた三年生は、それぞれアンケートというものに答えるように言われている。 例えば、『志望校を決めたのはいつ頃でしたか?』『一日の勉強時間は?』 『受験に際して何か心掛けたことはありますか?』というような質問群だ。 三年生の回答は、来年の三年生――つまり今の二年生の進路指導に役立てられるとか。 私もその一つ上の先輩が答えたアンケート結果を読んだ覚えがある。 そんなわけで、今日の最後の授業は一時間使ってこのアンケートに答えるというものだった。 三年生は自由登校なのだけど、卒業式も近いので今日は全員登校している。 律は退屈そうに一番前の席に座っているし、唯もムギも皆揃っている。 質問自体は三十問ほどあって、なかなかに大変そうだと私は思った。 すでにN女子大に私を含む軽音部メンバーは合格している。 そんな受験の体験を、私はなんとか思いだしながら質問に答え...
  • 短編201
    流れ読まないようでゴメン。 でも、聞いてほしいんだ!! 久々にトモダチコレクションをした。 けいおんキャラを作ってみたがいいが、律と澪は女じゃん!! これでは、付き合ってくれないと察した私は、 見た目はそのままで、迷った末、律を男設定にした。 するとどうだろう。 リツが入居してからの初悩みは、 「ミオとトモダチになりたい。」だった。 私はすぐOKしたが、中のミオはOKしてくれるかドキドキだった。 そして私たちはトモダチになれた。  喜んでいるのはつかの間だった。 リツはどんどんトモダチが増えた。しかも、あずにゃんやノドカというトモダチが私より仲良くなっていった。 数時間後にまた再開すると、リツの部屋にハートの吹き出しが出ていた。 ショックだった。 きっと、あずにゃんに告白するのだろう。 でもそれは杞憂だった。 リツは言った「実はミオのことが好き...
  • 未成年の主張
    「‥りっちゃん、緊張してるね!」 唯がヒソヒソと、ニヤニヤと言った。 「‥唯先輩!声大きいですよ!!」 唯を注意する梓の声も十分大きかった。 「りっちゃん、何を主張するのかしらね~♪」 ムギは声からニッコニコだった。 「皆、静かに‥しようか…」 何故か赤面してるらしい澪が、三人を静めた。 私は、屋上の鉄柵を挟んで。 桜ヶ丘地区の街並みを眼前に、仁王立ちしていた。 ‥何も好きでこんなコトをしているワケじゃない。 数十分前、部室にて。 「みんな、主張ってないのー?」 お茶中に、唯が切り出した。 「ありますよ?」 梓が真っ先に反応した。 「なになにー!?」 身を乗り出す唯。 「いい加減、練習しましょう」 梓は、予想通りの主張をした。 「なーんだ…」 椅子に身体を戻す唯。 「流石になーんだ、はナイだろ‥」 分かり切ってるにしても‥...
  • 短編219
    「ごめんく?ださい!澪!PSヴィータ買ってきたぞ!一緒に遊ぼうぜ?!」 「あらこんにちは、りっちゃん。ごめんなさい澪、買い物に出かけちゃってて今居ないのよ」 「おばさんこんにちは。じゃあまた来ます。」 「あ、まって!ちょうど親戚からおいしいお菓子を頂いたのよ。食べていって!」 居間 ガチャガチャ サワサワ 「うお?!ネイト!また死んだ!」 ガチャガチャ サワサワ 「ねえ、りっちゃん。それ携帯ゲームみたいだけど、澪と二人でどうやって遊ぶの?」 「あ、ごめんなさい、ゲームに夢中になっちゃって pause ええと、交代で遊ぼうかと思って」 「座るとき、澪が前なのか後ろなのかが気になったんだけど・・・」 「な!」 「あとそのPSヴィータ?だっけ。の裏側をサワサワしてるけど、手つきがイヤラシイなと思って。 ...
  • 冬の日
    昨日、澪に告白した。 ‥‥けど、フラれた。 フラれた‥‥、かな? よくわかんないけど、付き合う事は叶わなかった。 でも、澪も私のコトを好きでいた事は分かった。 お互い好きなら、付き合えるんじゃん?って思ってたけど… …現実は、そうでもないらしい。 まぁ、私と澪は女同士だし。ソコが一番のネックなんだろうな。 いつから好きだったとかは、覚えてない。 小さい頃からずっと一緒で、いつの間にか好きになってた。 いわゆるLikeの好きじゃなくて、Loveってヤツ。 自分でも、薄々感付いてはいた。 最初は自分でも「何考えてんだあたし‥」って思った。 けど、スキンシップ取ってからかう度に胸の高鳴りを感じたり 澪が書いた歌詞読んで「あたしのコトか…?」って変に意識したり… その度に自分らしからぬ「胸のドキドキ」を抑えられなかった。 …好き、...
  • カレシ
    最近、歌詞を書けなくなった。 律は「動物ネタに走るのだけは、やめてくれ」と釘を差して来たが。 最早、動物ネタとかの問題ではない。 私は歌詞を書く時、大概律をイメージする。 幼馴染みなので気心も知れているので「もし律が○○だったら」とか。色々想像しやすい。 恋愛をテーマにした歌詞を書く時も同様だ。 律は同性だから変に意識する事も無いし、活発でボーイッシュなイメージが先行する律を想像の中で活用してきた。 が、ソレが出来なくなった。 律がこんなだったらな~……とか考えるだけで胸がドキドキしてくる。 今まで味わった事のない気分だった。 私は自室の机の前で葛藤しながら、呟いた。 「恋?…まさかな……」 胸の高鳴りは止まなかった。 歌詞が書けない日が続く中。また別の問題が頭を悩ませた。 ある日の放課後。 ガチャッ ...
  • SS201
    澪「律、好きだよ」 律「ええっ?あ、ああ、そうだよな、友達だしな」 澪「そういう意味じゃないよ。律を……恋愛対象として見てる」 律「っておまっ……あっ、なるほどなるほど。   そーかそーか。へへっ、その手には乗らない」 澪「え?」 律「今日はエイプリルフールだろ?   危うく騙されるところだったよ。危ない危ない」 澪「い、いや。そういうんじゃなくって、私は本気で」 律「あのさー、一回見抜かれた嘘に固執するのは見苦しいぞー」 澪「り、律……信じてよ……」 律「はいはい、信じた信じた。良かったな、澪。一人騙せて」 澪「……。もういいっ、この馬鹿律!」ゴチーン 律「いってぇ!」 澪「ふんっ」 律「何だよ、澪のやつ。怒ってどっか行っちゃったよ。   ……ていうか、もしかしてマジだったり?   いやいや、そんなワケ無いよな、ははは」 唯「今のはきっと本気だよー」 ...
  • 澪×律 別荘地 32
    トップページ 題 1行目 すべりだい 「あなたが八度七分の声を 使うときは 冬の日 昨日、澪に告白した。 メリクリ 今日は、クリスマス・イヴ。 トップページ
  • SS197
    澪「そ、その…これバレンタイのお返し、クッキーだけどよかったら食べてね」 後輩「あ、ありがとうございます、澪先輩からお返し貰えるなんてとてもうれしいです!!」 澪「う、うんこちらこそ、チョコすごく美味しかったよ」 後輩「ら、来年もバレンタインにお渡ししてもよろしいでしょうか?」 律「あー来年は澪も大学生だから渡すの大変じゃないかな?」 後輩「大学まで行きます!!」 律「」ビクッ 澪「う、うんじゃあ大学で待ってるよ」 2年生「ありがとうございます!!このクッキー大事に食べますね!!それじゃあ失礼します」タッタッタッタ 澪「ふ~緊張した~」 律「まったくお返しくらい1人でしろよー」 澪「だ、だって1対1なんて恥ずかしいし心細いし…」 律「む~(まったく人の気も知らないでこいつはー)」 律(...
  • すべりだい
    「あなたが八度七分の声を 使うときは  必ずあたしに後ろめたいことがあるとき」 椎名林檎の曲の歌詞で、こんな一節がある。 歌詞の内容は、カップルが別れた後の話って感じ。 付き合ってるとかじゃないけど、幼馴染みの律がこの一節に見事に当てはまる。 怪しいと思ってちょっとでもカマを掛けようものなら、あからさまに態度がおかしくなると言うか何と言うか… …まぁ、わかりやすくて律らしいなって思う。 事によるけど、なんだかんだで可愛いヤツだなって、思う。 ‥‥けど、最近は何かおかしい。 いつも「そういう調子」になる時は提出物忘れてたーとか、私にイタズラしようと企んでる時とか。 で、私が思い当たって突っ込んでみると白状するってケースが殆んどなんだけど‥ ‥‥けど、今回は「何なのか」が掴めない。 「そういう調子」を垣間見せてきて、おかしいと思って聞いて...
  • 年越
    投稿日:2009/12/31(木) 00 29 48 私と律は紅白の余韻に浸かったままなんとなく黙って、そのまま続く行く年来る年を眺めてた。華々しいステージから突然雪が降りしきる参道の景色へ変わる落差が、余計に『祭りの後』を思わせる。 でも、紅白の感情をあふれ出すような演出や光より、行く年来る年の人の心の陰影を映し出すような雰囲気が私は好きだ。仮にも、武道館を目指している人間がこんなことじゃいけないのかもしれないけど。 松明に照らし出された人々の顔はみんな笑ってる。一年の節目の行事という事もあるのかもしれないけれど、そこにいる人たちは友人なり家族なり、自分にとってかけがえのない存在と側にいることが何よりうれしいのだと思う。 そんなことを考えながら並んで座る律の横顔を覗き見る。そして炬燵の中で握られた手の感触を確認する。二人だけの、しかも炬燵の中で誰に見られるわけじゃないのに、...
  • SS103
    投稿日:2010/08/04(水) 00 46 09 小学校時代、ちょっかいを出した時に見せる泣きそうな表情が可愛くて、毎日のようにちょっかい出してたっけ。 思えば、好きな子に悪戯したくなる子供、みたいな感じだったと思う 中学校時代、お互いに小学校の時より距離が縮まって今みたいな仲になってた。 バンド組もうよ、って我が侭を言ったのにも関わらず、お小遣いを貯めて中古のドラムセットを買った時、文句も言わず運ぶの手伝ってくれた。 それに、乗り気じゃなかったのに、お小遣いでベースを買ったから、セッションしよって言ってくれた時は我が侭言ってごめんねって気持ちと誘いに乗ってくれてありがとうって気持ちでいっぱいだった。 それに、私なんかじゃ桜ヶ丘なんて無理だって思ってたけど、 『一緒にバンド組むんだろ?』 って受験勉強に付き合ってくれてありがとう。 高校時代、一緒にバ...
  • SS243
    今日はバレンタインデー、今年は澪を喜ばせようと奮発して新宿の伊勢丹に買い出しに行ってきた。 行ってきたんだが・・ 「チョコって、以外と高いんだよな・・」 正直私のこずかいで買えそうなチョコが見つからなかった。 澪の誕生日にお金を使ってから一ヶ月しか経ってないからな・。 でも折角だから一番おいしそうなチョコを一粒だけ吟味して買ってきたんだけど(それでも500円だぞ!)、一粒じゃプレゼントにならないし、、。澪の分は別に買おうと思ってたんだけど・・ 「なんで忘れてんだ!私!」 澪「いつも悪いな、食べるの手伝ってもらって」 律「いやいや、こんな誘いは毎年大歓迎だぜ!まあ澪にもらったチョコを真っ先に食べた後の腹持ちによるけどなー。あーうまかった!」 澪「ふふ、喜んでもらえてなによりだよ」 律「ところで澪、私からのチョコなんだけど・・」 澪「わ...
  • SS192
    「田井中律ファンクラブ?」 それは律の写真がプリントされているカードだった。 田井中律、それは私の好きな人の名前だ。 小学生から一緒でいつのまにかアイツ無しの人生は考えられない位私にとって大切な人になっていた。 私の片思いだけど。 それにしても・・・ 「いつのまにアイツ、ファンクラブなんて出来たんだ?・・・気づかなかった。 律の事本気で好きになる子とかいたら嫌だな・・」 「澪!おはよ!」ダキッ 「キャ!り・・律!?やめ、ろ!」 ドカッ 「いてー!なーんだよかわいい声だしちゃってさ。でもたまには優しくしてくれたって・・」ブツブツ なんでこいつは何時も都合の悪い時に現れるんだ? 「さっきの、き、聞こえてないよな?」 「ん?何の事だ?それより今、なんか隠さなかったか?」 ヒョイ 「わ!こら!」 ...
  • SS186
    バレンタイン。 そう、バレンタインデーなんだ今日は。 胸がときめく恋のイベント、この日を大好きな人とだけで過ごせたら…なんて思うのもまったくおかしなことじゃない。 …そうなんだ、私は、秋山澪は、この日を田井中律その人とだけで過ごしたいと思ってるんだ。 だけどまぁ現実はそうもいかない。 本当にそんなことができるのは人生の夏休みを満喫している大学生くらいなもので、まだ高校生である私は学校に行って多数の人たちの中に溶け込まないといけない。 …嫌だな。 私にとって特に最近は、このバレンタインデーが嫌でたまらなかった。 この日も変わらず律と会えることはこの上なく嬉しいことだとは思うけれど、それすらたまに忘れてしまうくらいに嫌なことがたくさんあるんだ。 「はぁ…」 まだ目覚ましが鳴るまで30分はある。 律には会いたい、律にだけは会いたい。 でも学校には行...
  • イノセント18
     いつも通り大学に行くと、いつも通り律がいた。 「おはよ、澪」 「……おはよう、律」  私は先週、律を突き飛ばして逃げ帰り、そのままだった。  だから律には申し訳ない気持ちで一杯だった。  律も多少は怒ってるんじゃないかって思っていた。  だけど、律はそんなのも忘れたようにケロッと笑っているのだ。  私は拍子抜けすると同時に、優しすぎる律に泣きそうになった。  律は、本当にいつも通りだった。  講義が終わったら、あの子と食事に行くくせに。  そんな兆候も微塵と見せない。 「行こうぜ」 「……うん」  いつも通りのはずだけど、ほんの少しだけ静かだった。  廊下を歩いている間は、全然話さなかった。  講義室に入っても話さない。  私はチラチラと律を見てしまう。律と何度も目が合った。  その度に、恥ずかしくなって目を逸らすのだった。  何を私は緊張してるんだ…...
  • SS89
    投稿日:2010/05/31(月) 02 51 03 出会ってから、ずっと。ずーっと、募っていった想い。 伝えよう。私の、気持ち。 「澪」 立ち止まって澪を呼ぶ私と、黒髪をなびかせながら振り返る澪。 澪の背後には、夕日が真っ赤に輝いていて。なんでか分からないけど、その光に勇気づけられた。 「私、な。……澪の事が、好きなんだ」 風がそよぎ、長い黒髪がさらわれていく。真っ赤な夕日が、真っ白い肌を照らす。 何度も何度も見たことがあるその姿が、いつも以上に輝いて見えた。 「……私と、付き合ってください」 澪は、最初吃驚した顔をしてたけど。直ぐに真剣な顔つきになって……頷いてくれた。 すごく、すっごく嬉しかった。でも、どうしていいかわかんなくて。 告白した後のことなんて、さっぱり考えてなかったんだもん。 澪も、どうしたらいいのか、わ...
  • 短編78
    投稿日:2010/01/28(木) 01 15 28 「律が好きなんだ」 「私も好きだぞー」 「そうゆう好きじゃなくて、その、恋愛対象として・・・」 澪が本気で言ってるのはわかってた。 幼なじみなんだ。顔を見ればすぐにわかる。 「え?なに、言ってんの?」 「だから、好きだって。付き合ってほしいって言ってんの」 「も、もう、冗談はやめろよー」 「冗談でこんな事言うわけないだろ」 「はいはい、澪が私を好きなのはよーくわかっ」 「・・・」 バシンッ 殴られた。あたりまえだよな。本気の相手にあんな事言って。 澪、泣いてたな。 ほんとはすごく嬉しかった。私もずっと澪の事好きだったから。 ただ、突然過ぎたんだ。心の準備ができてなかった。 澪は勇気を出したんだよな。あの恥ずかしがり屋の澪が告白してくれたんだもん。 「私はどれだけヘタレなんだ」 自嘲気味に笑った...
  • 短編177
    投稿日:2010/11/25(木) 07 21 44 「みーおー」 自分でも引くくらい甘い声をあげて、彼女に抱きつく、すると やめろーと口では拒みながらも彼女は私の腰に手を添え、 きゅうっと抱きしめ返してくれる。 彼女はとても押しに弱い 私が無茶なお願いをしても、彼女は愚痴を挟みながら受け入れてきてくれた。 私は彼女のそんな部分に今まで甘えてきたんだな でも、それは一方でとても心配な部分である もしどこぞの男や女に詰め寄られ、告白されたとして 相手の押しが強ければ強いほど、澪は抵抗の手段を失う そんなこと、考えただけで背筋が凍る。 しかし決してありえないことじゃない 彼女は女性として、そして人間としてとても魅力的。 少しでも彼女と接すれば、たいていの人間は恋心とまではいかずとも 並々ならぬ好意を抱いてしまうことは自明だ その好...
  • SS131
    投稿日:2010/11/12(金) 14 25 06 律「………えっ?」 それは、本当に突然のことだった。 唯「びっくりだよねー」 何だよ……それ。 紬「ほんとね。でも、澪ちゃんだものね」 何をするにも常に一緒で、お互いのことは何でも知っている。 ……つもりだった。 さわ子「彼氏ができるのも頷けるわね」 私ハ、ソレヲ知ラナカッタ……。 律「なん、だよ……それ」 唯「あれ? りっちゃん知らなかったの? てっきり知ってるかと…」 さわ子「結構学校でも有名よ? 澪ちゃんに彼氏ができたって話」 梓「………」 紬「路地裏あたりで2人でいるのを見たって人がいたのよ」 唯「路地裏って、何だかえっちぃね!」 梓「その発想はなかったです」 澪に…彼氏? ははは、何を、バカなことを……。...
  • 澪×律 別荘地 9 まとめ2
    澪×律 別荘地 9 まとめ1|澪×律 別荘地 9|澪×律 別荘地 9 まとめ3   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1273567022/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 9 379 :軽音部員♪  2010/05/19(水) 03 30 17 あのスライド写真はおそらくりっちゃんの両親が撮ったんだろうな なんか萌える   382 :軽音部員♪  2010/05/19(水) 04 13 18 写真撮影のシーンで「皆んな澪により過ぎだって〜」 嫉妬ですか?   383 :軽音部員♪  2010/05/19(水) 04 16 36 中学時代の写真に写ってたノリの良さそうな子が、恐らく澪が逆ピンチした相手だな   384 :軽音部員♪  2010/05/19(水) 04 37 35 澪「今度、二人きりで会...
  • 短編173
    投稿日:2010/11/22(月) 22 03 47 「いい夫婦の日かあ」 ポツリと澪が呟いた。 「なんだあ澪?そんなに私との夫婦っぷりをアピールしたいのか?」 「ん…」 澪が私の肩に頭を乗せる。 学校も終わり、澪の部屋のベッドで二人寄り添うように座っている。 「学校でさんざん冷やかされちゃったなあ」 「そうだな。特にムギのやつ、明後日会ったらゲンコツしてやる」 私が軽く握り拳をつくると 「ふふっ、それじゃ逆にムギは喜びそうだ」 「確かに」 二人で笑いあう。 「でも、クラスの子達は本当に私達がこんな関係だとは思ってないよな」 「だろうなー」 「律…好き」 「私も」 そっと唇を重ねる。 「でも、たまに不安になる。やっぱり世間からは認められないし」 「澪…」 「クラスの子達も私達が本当にこんな関係だって知ったら…」 「だいじょーぶっ!!」 少し...
  • SS37
    投稿日:2009/12/24(木) 02 31 26 茹だるような暑さの夏の日―― 私は親友と共に家路についている 「な、なぁ…澪。」 「ん?なんだ、律?」 「……っ、あのさ、」 いつからだろうか、私がこの幼なじみに恋愛感情を抱くようになったのは 「? どうかしたのか?」 「い、いや!なんでもない!相変わらずデカイ胸してるなぁっt」ゴツン 「この、馬鹿律!!」 「イテテ、ツッコミ強すぎだっての……」 ――まただ。 これまでにも、何度もこの気持ちを伝えようとはしてみた。 今回だって、今日こそは――と決心してきたはずだった。 しかし、『いざ』というときになると、臆病な私は決まって ――引かれたらどうしよう ――嫌われたら嫌だ そんなことばかり考えて、結局言い出せなくなる (なっさけないなぁ、私) あと一歩、...
  • イノセント
    第一部 第一話 イノセント1|イノセント2|イノセント3|イノセント4 第二話 イノセント5|イノセント6 第三話 イノセント7|イノセント8|イノセント9|イノセント10 第二部 第一話 イノセント11|イノセント12|イノセント13|イノセント14 第二話 イノセント15|イノセント16|イノセント17 第三話 イノセント18|イノセント19 エピローグ イノセント20|イノセント21|イノセント22 これはいい大学律澪。こんないい長編が読めるとは律澪好きでよかったな -- 名無しさん (2011-02-04 23 29 42) こんな良いのがただで読めるんだもんな。良い時代に生まれたわ。律澪は至高 -- 名無しさん (2011-02-05 07 48 54) 感動した -- 名無しさ...
  • 短編180
    投稿日:2010/11/26(金) 00 54 07 「いいか律」 「ん…」 学校帰り、私は澪の部屋に居た。 「お前は私のだ。私だけの律なんだ」 「分かってるよ」 そう、私たちは付き合っている。 「分かってない!ならなんで他の女と仲良くなんてできるんだよ!」 「別にクラスメイトと話すぐらい…」 「律は自分が周りからどんな目で見られてるか分かってない…!」 「そんなんただの友達に決まってるだろ」 「違う!…律はそういう目で見られやすいってこと、本当に分かってないんだな…」 「はぁ!?何言って…」 「こないだ下級生から告白されてただろ。それも一度や二度じゃないはずだけど?」 「それは…」 「…そうだな。そういう自覚のない律にしかるべき態度を求めるってのは酷だよな」 ...
  • 夏期講習!
    きらら 348 :軽音部員♪  2010/05/18(火) 22 49 01   ムギ律デートはやるだろうから、それに澪をどんな風に絡ませるかが、カギだな。 原作通り不参加にして、泣き言を言う澪をなだめる為に、あらためて律澪デートってのもおもろい。 ネタバレ!   350 :軽音部員♪  2010/05/18(火) 22 53 55   待て待て待て… お前ら律ムギデートに澪がどう絡むかどうかでwktkしているようだが そもそも律ムギデートをやるのか分からないし やったとしても最悪のパターンも考慮しておいた方がいいと思うの…   688 :軽音部員♪  2010/05/26(水) 02 39 07   律ムギデート回は澪がちょっとしか出てこなくて 若干鬱な予感がしないでもないけど 京アニなら律澪出してくれるような気がしてきた。   497 :軽音部員♪  2010/06/09...
  • 短編208
    「23歳かぁ…」 「なんだよ律、いきなり」 「いや、なんとなくね」 「…ふーん?」 澪も私もそこそこ志望の高い就職先を見つけて迎えた春 大学の授業もとっくに終わって、ゼミ仲間や唯ムギ梓を含めたサークル仲間で飲み会だ卒業旅行だのと忙しい毎日を送っていた そんな中アパートに二人きりで何をするでもなくダラダラ過ごすのは久しぶりで、何だか浮かれた気分 同時に二人で借りたこの部屋とももうすぐお別れなんだと思うとちょっぴり寂しい気がした 思えばこの部屋では色々あったよなぁ… 澪に好きだって告白したのも 初めてキスしたのも 初めて澪と愛し合ったのも …ヤバイ、思い出すと恥ずかしいことばっかりだ… 「…律は春から大阪だよな」 恥ずかしい回想に一人赤面する私は澪の言葉で不意に現実に引き戻された 「あ、うん。澪は東京だろ?」 「ああ」 「...
  • 短編138
    投稿日:2010/09/22(水) 23 29 40 ○月○日(日) 今日は律と二人で遊んだ。 最近部活のことばっかりで、二人きりでゆっくりする時間は久しぶりだった。 律は今日も可愛かった。 私が 「前髪おろしたらもっとかわいいよ」 と言ってカチューシャをそっと取ると、律は顔を赤くして俯きながら 「私には似合わないよ」 と言った。 似合うよ、おかしくなんてないよ、すごく可愛いよ。 その後律が何かゲームでもしよう、と言ってお茶を濁そうとしてきたので、私は罰ゲーム付を提案した。 律は承諾してくれた。 二人きりのはばぬき。 でもごめん、律は考えてることが顔に出やすいし、何より律だから、私には考えることが手に取るようにわかる。 私は罰ゲームとして、一週間前髪をおろして生活することを命令した。 一週間とはいえ、いつもよりかわいい律が毎日見れるなんて嬉しく...
  • SS73
    投稿日:2010/03/23(火) 17 41 50 夕暮れが影を落とす、校舎裏。風に揺れて木々がざわめく。 下駄箱に入っていた手紙に応えて、わたしはここへ来た。 朝手紙を読んでから、ずっと頭がいっぱいだった。 でも誰にも言えなかった。 だってきっとすごく勇気がいっただろうから。 それがわたしには、とてもよく分かるから。 授業もろくに耳に入ってこなかった。いや、それはいつものことなんだけどさ。 唯やムギの話も上の空だったし。 ここに来る前、部活に少し遅れると澪に告げたとき。 澪の顔、まともに見れなかったな…。 なぜだか後ろめたかった。 色んな気持ちがないまぜになって、どんどんわたしの鼓動を早めていく。 「あの…田井中先輩」 あぁ、くるぞ。 「す、好きですっ!先輩、今付き合ってる人とかいますか…?」 ドキっとして、すぐさま頭の中...
  • 夏フェス!
    きらら 495 :軽音部員♪  2010/06/09(水) 21 50 48   なんか最近違和感があったが、もう夏になるんだよな、納得 夏フェスはアニメでも一話まるまる使ってやって欲しいな あのエピソードは、何気に二人の絡みが多いから好きなんだが   496 :軽音部員♪  2010/06/09(水) 22 00 12   495 夏フェスこそ一話丸ごと使う話だろう 来週はクーラーとデートが合体しそう… アニメの澪だと律がムギとデート行っても「あっそ」で終わりそうで微妙だな    本編 85 :軽音部員♪  2010/06/23(水) 01 47 27   ムギちゃん・・・・・   86 :軽音部員♪  2010/06/23(水) 01 51 20   律澪ムギとは予想外だった しかし律澪回すぎて胸が痛い!!   87 :軽音部員♪  2010/06/23(水) 0...
  • ROCK!!20
    「お嬢様……」 「斎藤。静かになさい……いいのよ」  本当は泣きたかったけれど、それもできなかった。  斎藤が運転しながら寂しそうな声を出したという事は、やっぱりさっきの私とりっちゃんのやり取りを聞いていたということだろう。  別にそれが腹立たしいことではないけれど、でもみっともないところを見せてしまった。  私はただ助手席に座って、俯いていた。  りっちゃんの声が頭に響く。 『うるさい!』  ……りっちゃんは怒ってた。  私は多分うるさかった。澪ちゃんを否定しすぎた。  そこは認めざるを得ないし、りっちゃんが好きすぎて盲目だった所も、多分ある――多分じゃない。絶対あった。  でも。  盲目だったとして、見逃していた悪いところを直したとしたら、りっちゃんと付き合うことができたかと問うと……そうでもない。  私が例え、澪ちゃんを否定することなく、ただりっちゃんの事が...
  • 短編134
    投稿日:2010/09/02(木) 20 56 45 「転校、することになったんだ」 小石を蹴りながら、何とでもないようにそいつは言った。  それは中学二年の少し肌寒い日だった。あと二、三日すれば春休みで、 ついさっきまで「春休みは一緒にあそこ行こう」「あれやらない?」と話していたところなのに。 「てん、こう?」 私は律の突然の告白に頭がついていけず、その場に足を止めた。動けなかった。 律も少し先で立ち止まり、振り向いた。 冗談だと思った。 いつもみたいに私をからかってるんだと思った。 だって、さっき三年生も一緒のクラスになれたらいいなって。 だから私は笑い飛ばそうとした。けど、振り向いた律の顔は今まで見たことないくらいに真剣で。 「……、嘘、でしょ?」 ねえ律、嘘だって。 「んなわけないだろ」って笑ってよ。 ...
  • 卒業式!
    本編 澪×律 別荘地 15 658 :軽音部員♪  2010/09/15(水) 01 33 34   はいさっき俺死んだ   659 :軽音部員♪  2010/09/15(水) 01 37 03   あれは死ぬな・・・死ぬよな・・・ もう死ぬのも最後かなあ   660 :軽音部員♪  2010/09/15(水) 01 54 48   律澪的には良かった!! 最終回にしてはつまらなくない?肩透かし?   661 :軽音部員♪  2010/09/15(水) 01 56 47   部室での律からの澪への抱きつきが可愛かった。 澪がされるがままというか…w   662 :軽音部員♪  2010/09/15(水) 01 57 19   最終回にしてはって感じはあるけど でもやっぱりけいおんだった。 かわいいよ抱きつかれ澪ちゃん   663 :軽音部員♪  2010/09/15(...
  • SS170
    軽音部で、新年会(といえばいいのか?)。 皆で仲良くおせちを食べ合ってわいわいしていた。 はずが。 「律ぅ……うう~……」 そんな席に、澪の声が響いた。 あー、さわちゃんのアホ。 いやさわちゃんは悪くないか。おとそぐらい正月は普通だよな……。 それに澪がお酒に弱いと知ってたの、私だけだし。 うん、皆に罪はない。 「顧問命令よ! 隣の部屋で澪ちゃんを介抱してきなさい!」 「な、なんだよそれ!」 「うぅ~、律~……」 澪はといえば、おとそ一杯でデロデロに酔っている。 顔は真っ赤にしていて、やたらと私の名前を呼んで抱きついてきた。 唯たちもおかしそうに笑って、私に言う。 「そーだよ、なんとかできるのはりっちゃんだけだよー」 「さあ、隣の部屋へレッツゴーよりっちゃん」 「澪先輩お酒弱すぎじゃないですか...
  • りつみおシリーズ
    投稿日:2009/09/18(金) 00 39 30 ―――――――それはいつものティータイム…ではなく珍しく練習をしていた時の話だった 澪「律!またドラム走って(ry」 律「大事なのは勢いだよ!勢い!」 唯梓「あ~また始まったよ…全く」 唯「えっ」 梓「えっ」 紬「うふふ♪」 私はいつもの如く走り気味なのを澪に注意されていた ………なんか梓の発言が微妙におかしいのと喧嘩してるのに何故かムギがニコニコしてるのは…この際ほっとこう…問題はその後の澪の発言だ… 澪「全く、大体律はどうしてこう………女の子らしい所っていうか…可愛い所がないっていうか……」 ズキッ ―――瞬間、胸に気持ちの悪い何かが走り―――― その後の事は―――よく覚えていなかった ―田井中邸― 「女の子らしくない」 今の私のミニマム脳みそが必至こいて反芻している言葉がこれだ …あれ?私...
  • 短編115
    投稿日:2010/06/30(水) 04 13 58 中学を卒業して、高校に入ったらあいつとは離れ離れになる。 私とあいつは……違う学校に進む、はずだから。 『はず』なのは、あいつが行く高校の名前は聞かなかったから。 いや、聞けなかった。あいつと別々の学校ってことを、出来る限り認識したくなかった。 そして、そのことを嫌でも認識しなければならない中学を卒業する今日。 ……告白をすることにした。 卒業式が終わって、誰も居なくなった教室でひとり待つ。 あいつは人気者だから、きっと色々と時間がかかるだろう。 とりあえず、あいつの席に近づいて、座る。 そして、いつもあいつがそうしていたように頬杖をついてぼーっと外を眺めて。 あいつが見ていたのは、こんな景色だったんだなあ。なんて浸ってみる。 「澪!悪い、待たせた……って、なにしてんだ?」...
  • SS185
    『2月14日』今日はバレンタインデー男女が愛を誓い合う特別な日。 私、秋山澪もその特別なイベントに乗じて思いを伝えようとしている。 正直、この日をカラメルソースのようなほろ苦い記憶にはしたくなかった。 しかし、思いを伝えずに後に残らないのはもっと嫌だ。 だから、この日の記憶が甘い甘い一生に残るものにしようと、必死に作った私の初めてのチョコレート。 出来ればこの日が私のチョコレートのような甘くてとろけるような一日になるのを信じて… 部活の終わり、いつもと同じ道をいつもと同じ人と帰る。 ただそれだけの事なのに、この後の事を考えると緊張せずにはいられない。 「しっかし、すごいなー澪は。」 「…何がだよ。」 「そのチョコレートの量だよ、流石ファンクラブのある人はちがうな~」 私の持つ紙袋に一杯に詰め込まれたチョコレートを眺めながら、か...
  • 短編56
    修学旅行!やっぱり学生としては外せない行事だな! 昼間は町を回っておおはしゃぎ。澪の怒鳴り声とゲンコツもたくさん降りました。主に私に そんなこんなで夜、恒例の枕投げももちろんやったぞ! しかし最初は唯と私、澪とムギ陣営だったのが 途中から唯・澪・ムギ対私になってたのは不可解極まりなかった・・・ムギの投げた枕は痛かった そこに途中で何故かさわちゃんまで乱入し、いつのまにかクラスのみんなも集まってきて・・・ そんなこんなで、教育指導の先生の叱咤が飛ぶまではまさに宴会状態でした。 さわちゃんももちろん追放。この先の展開も楽しみだ そしてお布団に入り、形式上は就寝タイム。ただここですんなり寝ることを唯やムギは許すはずも無く・・・ 「ねえねえ!暴露ゲームしようよ!」 「ばくろげーむ?」 名目はどうあれ、共に行動することで仲を深めた班員たちによる赤裸々告白大会 これも修学旅行の...
  • ROCK!!24
     アルバムを捲ると、心は穏やかに壊れた。  悪い意味でなく、そこにあった柵が勢いよく壊されたんだ。  心を隙間なく埋めていく。  澪への想いと、思い出が。  アルバムに涙が落ちた。  意地を張って、澪に会わないと決めてかかってたのに。  なんとか頑張って踏ん張ってたのに、頑張れなかった。  運動会の写真。  そういえば、澪ファンクラブのお茶会に持っていた奴。  手を繋いで二人組で走る障害物競争で、澪と一緒にペアを組んでた。  元気よく一人で走る私は、恥ずかしくって勢いつかない澪の手を引っ張って。  それでゴール際で、澪がこけかけて。  私、手、離しちゃったんだよなあ。  澪の怖がって目を閉じちゃった顔。  可愛い。  桜高の入学式に、校門で並んで撮った写真。  この頃には、身長追い抜かれてて……ちょっと残念だっ...
  • 1期
     廃部! 澪×律 919 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 20 06 05 巷で「けいおん」ってアニメが流行ってたのは知ってて、 でもまたどうせただの萌えアニメだろ?けっ!と思ってたが、 物は試しでDVD1巻を借りてみたら、 第1話のぶっとびぶりに色々と魂を抜かれてしまったわけで、 入部希望ビリとか嘘回想とかデコチョップとかもう、もうね・・・   924 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 20 54 59 実は一話が一番律澪してる気がしてきた 上手く言えないんですけどすっごい律澪ですよね  澪×律 2 85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 15 38 40 最初は文芸部に入るつもりだったのを律にむりやり拉致られたのに なぜかやるのが当り前になっていて誰よりも一生懸命になってる澪がいい 第1話開...
  • SS149
    ○月△日 木よう日 はれ はずかしながら、かぞえていました。 さくぶんがよめなくてこうえんでないていた私に、話しかけてくれたりっちゃん。 そのひづけをおぼえていました。ちょうどきょねんの今日、日記にもかきました。 今日はその日から、一年でした。 だから私はりっちゃんにきいてみました。 「今日は何の日か覚えてる?」って。 するとりっちゃんは―― ■ 「ねえりっちゃん」 「なあに澪ちゃん!」 あの日と同じだった。あの日のような夕焼け。 私はブランコに腰かけていて、何を思うことなく小さく揺らす。 りっちゃんはというと、私の目線の先。サッカーボールでリフティングをしていた。 器用に爪先でボールを蹴り上げ、着々と回数を伸ばしていくりっちゃん。 長めの横髪を震わせながら、テンポよくそれを繰り返す。 私は...
  • SS161
    澪「はぁ…」 いつからかな…この時期に溜息をつく事が多くなったのは。 明日は24日世間はクリスマスムード一色で、街は様々なイルミネーションが輝き街行く人々を包んでいる。 昔はこの街の変わりようにたまらなくワクワクした物なのにな… 自分でも原因は分かってる、街行く人々の幸せそうな顔、そういわゆるカップル達を見るたびに気が滅入っていくんだ。 今、私にも好きな人はいる。幼馴染にして唯一無二の親友…の女の子、田井中律だ。 「好きだ!」何度言おうと思っただろう、その度にこの唯一無二の親友を無くす事を考えて立ち止まってきた、 そもそも女の子を好きになる事が…そう思ったら、嫌でも溜息が漏れてしまう。 澪「はぁ…」 律「おーい!澪ってば!!」 澪「うわっ!て、何だ律か…驚かせるな!」 律「さっきから何回も呼んでるんですが…」 澪「あ、あぁ!そうか...
  • SS53
    投稿日:2010/01/18(月) 03 11 34 なんでこんなことになってしまったのか・・・・考えても仕方ないか 特にこれといってすることもない休日、何もなしに澪の家に来てみれば・・・・ 「りっちゃん?何か飲む?」 澪が子供になっていたという・・・ とりあえず自分の目を疑うしかなかった。 澪の親が言うには、朝起きたらこうなっていた・・・とのこと いつのまにかってわけだ。そんなこと聞いてもこちらとしては納得できるはずもなく ただ何をどうすれば元に戻るなんてこともわからないし、 これはこれで現実の出来事であると受け止めるしかないのか・・・ それに 「りっちゃん綺麗になったね!」 幼い澪の愛くるしい笑顔の前には疑念や焦燥を抱く気にもなれない 成り行き任せに子守りと称して澪と遊んでやることにした 「よーし澪ー、何しようか!」 「それじゃ・・・カルタ取りしよ...
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