マウンテンガリバー5号


円谷プロの特撮作品『ウルトラマンダイナ』に登場するロボット兵器。
地球平和連合TPC火星マリネリス基地でホリイが「こんなこともあろうかと思って」開発していた巨大ロボット。
正式名称は「MG-0005-RX マウンテンガリバー5号 へ-0001号」。通称「MG5」。
第42話「うたかたの空夢」に登場。

レギュラン円盤群を破壊できるほどのパワーを誇る他、
火星の物質スペシウムを使用した新兵器「スペシウム砲」を切り札に持ち、
『ウルトラマン列伝』にて「ウルトラマンのスペシウム光線と同等の威力を持っている」と、
ウルトラマンゼロから絶賛される程の威力を誇る一方で、3発しか撃てない上に射程もさほど長くはない。
また、巨大人型ロボットの癖に操縦はオートマ&アルチハンド方式*1で、
おまけに設計ミスでコクピットが狭く、小柄な者しか搭乗できない。
分析モニターも巨大隕石を「たぶん10キロメートルくらい」と表示するなど非常に適当。

自称「宇宙一の嫌われ者」のレギュラン星人ヅウォーカァ将軍率いる大部隊が火星に攻めてきたため、
火星防衛部隊を支援するため、唯一コクピットに収まる体格のマイ隊員を無理矢理乗せて出撃したが……?

+ ネタバレ注意
同回のエピソードは寝坊したアスカの夢の中の話であり、
当然ながらマウンテンガリバー5号なんて兵器はスーパーGUTSには実在しない。
勿論、『キャプテン・ハーロック』のアルカディア号の如く艦首に髑髏を飾られたアートデッセイ号戦艦なども存在する筈はない。
ゲストとして前作『ティガ』のレギュラーの大半が登場するという豪華なキャストを揃えながら、
無駄に壮大な夢オチで済まされて、テレビの前で視聴者達がズッコケたのは言うまでもない。
アスカ達を火星に送る流れからなんかおかしかったり、
「石ぶつけ作戦」というネーミングセンスを発揮したり無視されて怒るヅウォーカー将軍の辺りから違和感を覚えていた視聴者も多かったが

こんな扱いにも拘らず、何故かソフビが発売されている。
一応夢とはいえ設定上は防衛組織の兵器という事になるのだが、
ソフビや書籍では怪獣として分類されることが多い。

ちなみにネオフロンティアスペースの火星にスペシウムが存在するのかだが、
先立つ第33話で初登場した戦闘機「ガッツイーグルαスペリオル」の装備する大口径のネオデキサス砲「スパークボンバー」には、
ガッツウイングのデキサス砲を強化するために
「火星で発見された鉱物・SP-1のエネルギーを活用した」と、スペシウムを彷彿とさせる設定が存在している。

マウンテンガリバー5号という名前は、前作『ウルトラマンティガ』でまだ呼び名が決まっていなかったティガに対して、
ムナカタ副隊長が提案した「マウンテンガリバー」が元となっている
(なお、その際ホリイは「トイレで気張ってるような名前」とこき下ろしていた)。
また、マウンテンガリバー5号が登場する回のタイトル「うたかたの空夢」は『ティガ』第28話「うたかたの…」が元になっている。
片や猛烈なギャグ回、片や猛烈なシリアス回なのだが、どちらも監督は同じ人である。


MUGENにおけるマウンテンガリバー5号

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。なぜ作った
近接戦では突進技「ブースターアタック」を用いてからの攻撃、遠距離戦では「射撃」をメインして戦う性能をしている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「連射」「突撃」「スペシウム砲」の3つ。
なお、スペシウム砲は原作設定を反映して各ラウンド3回のみ発射可となっているが、7P以降は制限が無くなる。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

また、BlackCat氏による改変版も公開されている。
DLは下記の動画から

出場大会

  • 「[大会] [マウンテンガリバー5号]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
wikipediaでは「マルチハンド」と書かれているが、上記画像の解説にある通りアルチハンドが正式名で、
『ティガ』のシーリザー回で登場した、フロンティアバース産の感覚操作式インターフェイスである。
誤字がなし崩しに定着した可能性はゼロではないが


最終更新:2023年01月03日 09:41
添付ファイル