トリコ


「この世の──すべての食材に感謝を込めて…いただきます」

週刊少年ジャンプで連載された、しまぶーこと島袋光年氏の漫画『トリコ』の主人公。
ソニーインタラクティブエンタテインメントのゲームではない。
担当声優は「ジャンプスーパーアニメツアー」やラジオドラマ版では 近藤隆 氏、テレビアニメ以降は 置鮎龍太郎 氏。

未開の食材を求める探求者「美食屋」。
世界にある約30万種類ある食材の内2%は彼が見つけたとされる。
人間離れした肉体を持ち、後に相方となる小松を手についた食材の香りから一流の料理人と見抜く程の嗅覚を持つ。
戦闘においては、左手をフォーク、右手をナイフに見立てた肉弾戦で戦う。
作中ではかなり弱い部類である捕獲レベル5の「ガララワニ」すらも戦車で捕獲できるか怪しいというレベルなのだが、そんな相手を軽々仕留められる程。
他にも50度あるバーボンをガブ飲みしたり、指パッチンで葉巻に着火したりと細かい所でも超人染みた描写が多い。
普段はスウィーツハウス(お菓子の家)に住んでおり、起床後にチョコレートの柱を舐め、壁に生えたチョコバナナを食べ、
ジュースが搾れる果実を食べられるコップで飲み、玄関ドアを閉めたらそのまま握っていたドアノブ部分を引っこ抜いて食べながら出かける…
というのが日課になっている。
……家としての耐久性とか腐らないのかとか、作中のチョコ食いゼミ以外にも害虫めっちゃ寄ってこないのかとか、
食べた家の部分は誰がいつ補修してるのかとか突っ込み所満載だが、原作ではそれ以上の超設定&超展開が続くので気にするな!
なにしろ兄弟同然に育った他の四天王達も再会する度にトリコが霞む勢いで新技を身に付けてきたり、
そんな彼らであってもこの世界のトップ勢からすれば期待の新人程度のポジションというとんでもない魔境なのである。

アニメ版の制作が同じ東映アニメーションで、放送局もフジテレビという事もあってか、
悟空ルフィと並ぶ夢の共演が描かれた事もある。

2024年時点ではジャンプを代表するキャラと言っても過言では無いトリコだが
実は初出は週刊少年ジャンプ2002年6・7合併号の読み切り作品と古い。
また読み切り掲載時には、同作者が連載中の『世紀末リーダー伝たけし』にもゲスト出演させられており、大いに困惑していた。

「いや……え?オレはカンケーねーだろ…?
 オレは読み切りのキャラだし…今週号の

+ ニコニコ動画では
ポン!

クラッシュ!クラッシュ!

パッパッパ!


「グルメスパイザー!!!」

アニメ放送当時に発売されていたオリジナル玩具「 グルメスパイザー 」のMADが多い。
この玩具はお菓子を入れてレバーを前後させる事で砕いてふりかけに出来るのを売りにしている。
…だが数々の問題を抱えており、まずパワー不足でまともに砕く事さえ出来ない菓子が多く、逆にグルメスパイザーがクラッシュする事も多々あった。
そしてパーツが無駄に多く、「簡単丸洗いOK!」と公式サイトで紹介されているが実際はものすごく手間がかかる。
そして上記した通りアニメオリジナルアイテムなのだが、原作で小松がGTロボという敵に襲われて自分の包丁を奪われるという緊迫したシーンに、
グルメスパイザーを無理矢理絡めて雰囲気に水を差す等、アニメが不評な原因の一つになってしまっている。
ちなみにグルメスパイザー初登場から間もない内に、原作内で「ポケットフードプロセッサー」なるものが登場している。

そんな訳で放送当時は投げ売りもされていた程なのだが、2020年のとあるツイートが切っ掛けとなり、突如ブームを巻き起こした。
これに伴い、動画サイトでグルメスパイザーの動画が沢山アップされたり、メルカリ等で1万円以上の値段が付いたり、
果てはグルメスパイザーを自作した者が出てきたりと、凄まじい状況となっている。

更に、ニコニコ静画では様々なキャラクターにグルメスパイザーを持たせたイラストが投稿されているのだが、
その一つに中の人繋がりで『ロックマンX』のゼロに持たせているファンアートがあり、
それを閲覧した置鮎氏が自身のTwitterにて「これはいいコラボ!(笑)」と絶賛している。

なお、グルメスパイザーMADのコメントには「ちなみにトリコは最終回で暴走したトリコを小松が泣きながら調理して連載終了」
という謎のコピペが書かれるのが一種のテンプレネタになっている。何を言ってるのかわからねーと思うが(ry


MUGENにおけるトリコ

Trafalgarlawzz氏による『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが存在していたが、
現在は公開場所であった動画の削除により入手不可。

海外製でありながらボイスは日本語。
「釘パンチ」「フォーク」等、近距離~遠距離まで幅広く対応できる技構成となっている。
AI並中位程度の強さのものがデフォルトで搭載されている。

出場大会



最終更新:2024年04月29日 10:16