モハメド・アリ


"He who is no courageous enough to
 take risks will accomplish nothing in life."

(リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない人生になる)

+ 日本語吹替声優
小山力也
『ALI アリ』
勝杏里
『あの夜、マイアミで』

1942年生まれのアメリカの元プロボクサー。ケンタッキー州ルイビル出身
出生時の名はカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニア(1964年のネーション・オブ・イスラムへの入信を機に「モハメド・アリ」に改名)。
元WBA・WBC世界ヘビー級統一王者。ローマオリンピックライトヘビー級金メダリスト。

1960年、18歳の時にローマオリンピックライトヘビー級で金メダルを獲得。
その後プロに転向し、1964年には当時「史上最強のハードパンチャー」と称されたソニー・リストン氏を相手に大番狂わせを演じ、
22歳でWBA・WBC世界ヘビー級統一王座を獲得した
(倒れたリストン氏を見下ろすアリ氏の写真は、後年の第44代大統領バラク・オバマ氏がホワイトハウスに飾っていた)。
ジョージ・フォアマン氏とザイール共和国(現在のコンゴ民主共和国)で対戦し、
8Rでの一発大逆転を演じた「キンシャサの奇跡」というタイトルマッチや、
ジョー・フレージャー氏との3度に亘る死闘など、ボクシング史上に残る数々の名勝負を行っている。
中でもアーニー・テレル氏との対戦は、テレル氏から旧名(ネーション・オブ・イスラム曰く奴隷名)で呼び続けるといった挑発を繰り返された結果、
What's my name, Uncle Tom… what's my name?(俺の名前は何だ!俺の名前を言ってみろ!)と、
態とフィニッシュブローを打たずにテレル氏を痛めつけた末に判定勝利した事も。
1975年におけるアントニオ猪木氏との異種格闘技戦では、殆どのプロレス技が反則扱いになるというハンデの下、
猪木氏がアリ氏の足元に寝転がって執拗に脚を攻撃し続ける「アリキック」も印象に残った。
最終的には、ヘビー級史上初となる通算3度の王座獲得成功と19度の王座防衛に輝いた。
「歴史上最も偉大なアスリート」のランキングにおいてトップにランクされる事が多く「20世紀で最も偉大なスポーツ選手」とも称される。

2016年6月3日に敗血症ショックにより、74歳で死去した。

(以上、Wikipediaより一部引用・改変)

なお、ボクサーを目指したきっかけとしては12歳の時に父親に誕生日プレゼントとして貰った自転車が盗まれ、
あまりの悔しさに「盗んだ犯人をぶちのめしてやりたい」と警官に吐露したところ、まずは戦い方を学ぶためにボクシングを勧められたのが切っ掛け。*1

サブカルにおいては、自身のファイトスタイルを「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と語った事が有名
(余り知られていないが、この言葉の後に「奴には私の姿は見えない。見えない相手を打てるわけが無いだろう」と続く)。
日本の創作では『バキ』に登場したマホメド・アライのモデルにもなっていると同時にアリ本人も作中に実在するようなのだが

また、猪木氏とは対戦後に紆余曲折を経て交流するようになり、ある時アリ氏はとある曲のレコードを猪木氏に贈った。
その曲というのが自身の伝記映画の主題歌「Ali Bombaye」であり、これをアレンジして生まれたのが、
今日まで知られるようになった猪木氏のテーマ曲「炎のファイター」なのである。
こちらが原曲「Ali Bombaye」
「炎のファイター」
当時の「炎のファイター」のレコードジャケットにはアリ氏を思わせる男性のイラストが添えられているなど、猪木氏のリスペクトを感じさせる。
ちなみにボンバイエの語源は、彼の伝説となった「キンシャサの奇跡」の舞台、
ザイールの言語で「ぶっこ○せ」「やっちまえ」を意味する、「ボマイェ(Boma ye)」。
Bomber yeahでもBon Voyageでもない
直球に物騒だが、ザイールに突如降って湧いたボクシングヘビー級世界統一タイトルマッチ戦で熱くなった観客の声援が元なので仕方ない
対戦相手のジョージ・フォアマン氏が現地でヒールとして扱われる一方、アリ氏は英雄として熱烈に支持され、熱狂した大観衆が一斉に叫んだのが、
「Ali, Boma ye!(アリ、やっちまえ!)」であった。この様子があまりにも印象的だった為、主題歌にまでなったという訳である。


MUGENにおけるモハメド・アリ

xdxdav氏による手描きキャラが某所で公開されている。
操作方法は6ボタン方式で、技はボクサーらしくボクシングパンチを駆使して戦う。
ただし、KOボイスカンフーマンのままなのがちょっと寂しい。
参考動画

上記の他に、Exclamation_Question氏による海賊版格ゲー『Top Fighter 2000 MK VIII』のドットを用いたものも存在していたが、現在は入手不可。

出場大会

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最後に、当然の話だがモハメド・アリ氏は実在した人物である。
MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当人の関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。


*1
偶然か否か、この時の警官はボクシングのコーチも兼任していたとか。
このエピソードは『トリビアの泉』でも紹介されている。


最終更新:2024年01月20日 21:38