ケツァルコアトル


"What is back of these mysterious and fantastic murders"

(この謎に包まれた猟奇殺人事件の真相は?)

1946年公開のアメリカ映画『The Flying Serpent』(邦題:空飛ぶ翼蛇)に登場するモンスター。
かつてアステカの皇帝モンテスマがスペインの略奪者から隠した財宝の守護者とされている。
ケツァルコアトルとはアステカ神話に登場する神の名前で、伝承と同じく蛇の顔と鳥のような翼を持つが、
こいつは同時にトカゲのような手足も備えている。
なお、ケツァルコアトルとは名前も身体的特徴もほぼ一致しているが、この怪物は超常的な存在ではなく、
あくまでもそれっぽい古代生物であり、同名の翼竜(こちらは厳密には「ケツァルコアトル(Quetzalcoatlus)」という学名)とも違う。
予告映像

サイズはカラス程度だがそれ故に小回りが効き、スピードも速い。
また、特筆すべき生態として自分の羽根に非常に拘る習性が見られ、
自分の羽根を持つ者を見つけては見境なく襲い掛かり、自身の羽を取り戻す為に持ち主を殺して羽を奪い取る。

上記の財宝を手に入れ、その事実を公表せずに財宝独占を画策した考古学者フォーブスにより、
捕獲されたケツァルコアトルはこの習性を利用されて財宝を探す者の始末に使われ、
羽根を拾わされてしまったジョン・ランバート博士が犠牲になった。
被害者が全身の血を抜かれ、周囲には足跡も残っていない状況下で不審死を遂げるという奇怪な事件故に、
その犯人特定は普通であれば難航するかと思われた。
しかし、「実際の事件を生中継しながら解決する」というラジオのミステリー番組で推理作家を務めていた、
リチャード・ソープが事件に関わり、その聡明な頭脳で真相に近付いていく。
ソープに危機感を抱いたフォーブスは、あの手この手でケツァルコアトルにソープを殺させようと試みる……。

モンスター映画にカテゴライズされており、ケツァルコアトルも造詣がチープとはいえそれなりに暴れるが、
作風はモンスターパニックというよりは怪奇サスペンス寄りであり、
日本の作品で例えるなら『怪奇大作戦』や『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の作風に近い。
それはそれとして、面白く見せようとする工夫の痕跡は見られるが、
ストーリーが『The Devil Bat』に酷似していたため、パクリ扱いされて公開当時の評価は低かった。
一方で、この手の映画の愛好家からはそこそこ人気がある作品で、
『空の大怪獣Q』は本作のリメイクとして作られたらしい。ストーリーは別物だが


ケツァルコアトル(空の大怪獣Q)


上記『空の大怪獣Q』版のケツァルコアトルについてもここで述べる。

1982年公開の怪獣映画『Q-The Winged Serpent』に登場する怪獣
日本では劇場公開はされなかったが、1986年に『空の大怪獣Q』の邦題が付けられビデオ化されている他、
木曜洋画劇場では『襲う巨大怪鳥』のタイトルで日本語吹替版が放送された。

ニューヨークに復活した古代の邪神であり、古代アステカで信仰されていた「ケツァルコアトル」そのものとの事。
作中ではクライスラービルの尖塔に巣を作っており、市内で相次いで発生した謎の猟奇殺人事件の原因となっていた。

本作のケツァルコアトルはストップモーションを使って表現されており、この手のモンスターパニック映画にしては出来がいいと評判である。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)


MUGENにおけるケツァルコアトル

カーベィ氏によって製作された『The Flying Serpent』と『空の大怪獣Q』版の二種類が存在する。

+ 『The Flying Serpent』版
  • 『The Flying Serpent』版
『Q』の方のケツァルコアトルと区別するためかファイル名は「Flying_serpent」になっており、
ジャンプとしゃがみは無く常時空を飛べるが、ガード不可な仕様となっているなど性能も酷似しているが、
サイズや「グライドアタック」「頭突き」などの技で差別化されている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「必殺頭突き」「暴風」の2つ。
AIもデフォルトで搭載されている

+ 『空の大怪獣Q』版
  • 『空の大怪獣Q』版
        
上記の『The Flying Serpent』版と同じ性能をしているが、公開としてはこちらが先である。
こちらは「頭突き」の代わりに範囲の広い「羽ばたき」が搭載されている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「必殺頭突き」「暴風」の2つ。
AIもデフォルトで搭載されている

出場大会

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最終更新:2024年04月23日 12:27