ビューティフルジョー


"HENSHIN A GO-GO BABY!"


クローバースタジオ(発売はカプコン)のアクションゲーム『ビューティフル ジョー』シリーズの主人公。
英語で記述した場合 「VIEWTIFUL」であり、「BEAUTIFUL」ではないので注意(「view」と「beautiful」を組み合わせた造語)。

Viewtifulとは、View(光景、眺望)の言葉を頂く通り、ただ美しい(Beautiful) だけでなく、
人の目を奪って離さず、その心を忽ち悩乱の境地へと誘うほど、揺るぎ無き、果てし無き、偽り無き、
“美々しさ(ヴィヴィしさ)”が備わっている様を現す雅語(がご)である(ゲームキューブ版の説明書より)。

+ 各作品のストーリー
  • ビューティフルジョー
ヒーローが大好きな青年ジョー。彼は、嫌がる恋人シルヴィアを引っ張って、幻のヒーロー映画のリバイバル上映会にやって来た。
だがその映画は、予想だにしない悲劇で幕を開ける。憧れのヒーローキャプテン ブルーが、
邪悪な軍団ジャドーの圧倒的な攻撃の前に、成す術も無く敗北したのだ。
スクリーンの世界を支配するジャドーの首領は、現実世界の征服を宣言し、その生贄としてシルヴィアをスクリーンの中へ奪い去ってしまった。
あおりを食らい、ジョーもまたスクリーンにのみこまれてしまう。そして‥、スクリーンの世界に奪い去られた恋人を取り戻すため、
青年ジョーはスーパーヒーローとして戦う事となる。
  • ビューティフルジョー2ブラックフィルムの謎
強力な力を誇る敵組織ジャドーの侵攻が平和な世界“ムービーランド”を襲った。
その圧倒的な悪の軍勢の前に、人々の希望は潰えたかに見えたが、勇気の男がたった一人で立ち向かい、悪の帝王を打ち滅ぼした。
…だが、悪の魂は消えてはいなかった。今ここに、再び悪夢の軍団が押し寄せる。またも訪れた地球の危機!!
帰ってきてくれ我らが赤きヒーロー。If he can’t do it, no one can…!(お前がやらねば、誰がやる!
  • ビューティフルジョースクラッチ!
大ヒット映画をテーマにした人気のテーマパーク『ムービスタジオ』。
伝説のヒーロー映画「キャプテンブルー」公開ロケ中謎の軍団「マドー」が現れ、撮影フィルムを奪い去ってしまった。
美しき正義のヒーロー「ビューティフルジョー」とジョーの妹ジャスミンはフィルムを取り返すべく、
「マドー」を追ってアトラクションの中に飛び込んでいくのだった…
以上、各公式サイトより。

キャラクター設定

その正体は、ヒーローと映画を愛するオタク趣味の17歳の高校生、ジョー。信条は正義ハッピーエンド
彼女とのデートで昔のヒーロー映画のリバイバルを見に行く辺り、そのダメっぷりが遺憾無く発揮されている。
しかし運動神経や喧嘩のセンスはかなりのもので、ノリも良く、軽口を好むため、決して悪い男というではない。
よく言えば子供っぽい純真さ、憧れ、正義感をいつまでも抱いている好青年である。
しかし恋人であるシルヴィア(幼馴染かつ才色兼備かつ眼鏡っ子)には頭が上がらない。
その他、家族に映画技師である父ジェット、元女優の母ジュンコ(故人)、女優志望のジャスミンがいる(全員頭文字がJである)。

1作目は、映画の世界で死に瀕していたキャプテンブルーからVウォッチを授かり、ビューティフルジョーに変身する。
変身した際は、映画の特殊効果のような「VFXパワー」を使って悪と戦う。
主な能力は以下の通り。
  • SLOW:画面全体の動きを遅くし、攻撃力を上昇。敵を思い切り吹き飛ばす。
  • MACHSPEED:画面全体の動きを早くする。連続攻撃が可能になり、あまりのスピードで殴った物体が発火する。
  • ZOOM:画面範囲をジョー中心に変更。攻撃力が増強されるのに加え、他のVFXパワーと併用も可能。
それ以外はほとんど素手で戦うが、Vブーメランやショッキングピンクといった飛び道具も使う。
他にもキャプテンブルーから譲り受けた(というよりジョーが勝手に我が物顔で乗り回している)6つの機能を持つシックスマシンや、
巨大ロボットのシックス魔神を愛機としている。
更に持ち前の軽口は変身してからも冴え渡り、ボスと対決する際も軽快なトークが欠かせない。
また、2作目ではシルヴィアも変身するようになり、2人の愛の力で悪を叩きのめしている。

一見して欠点だらけのお調子者ヒーローだが、そのは本物。
数々の悪との過酷な戦いを経て、憧れの存在でもあったキャプテンブルーをも乗り越えた結果、
真のヒーローへの道を着実に歩み始めている人物である。

アニメ化もされており、 関智一 氏が声を担当している。
こちらではサイドキックの少年であるキャプテン・ブルージュニアも加え、悪の秘密結社ゲドーとの戦いを繰り広げる。
また、アニメ版などを元にしたゲームも存在する。

(以上、wikipediaより一部転載・改変)




格闘ゲームにおけるビューティフルジョー

『タツノコVSカプコン』にもWii版での追加キャラとして登場している。キャッチコピーは「ヤバい位にVIEWTIFUL」。声は 川田紳司 氏。
アニメ協力にタツノコプロが関っているための参戦と見られている。その割にアニメ版と声優が違うのだが。

ヒーローマニア故にタツノコ勢のキャラは全員知っており、かつ会えた事を非常に嬉しがっている。
勝利セリフではそれが顕著になり、特にキャシャーンに対しては、
「『キャシャーンがやらねば誰がやる』…?今、その謎が解けた!キャシャーンがやらねばオレがやるぜっ!!」
と言い張る。…やっぱ見た目(頭のブーメラン)が似てるせいだろうか。

原作同様Vブーメラン等の武器を使いつつVFXパワーを駆使しながら戦うが、原作の2.5頭身を忠実に再現しているため異常に小さい
そのため攻撃は当たりにくいがこちらからの攻撃も中々届かず、
さらにお手伝いロボットと違い得物を持たずに基本素手で戦うため、リーチは全キャラ中最低。
その分行動は素早く、相手に近付く事自体は容易いが、攻撃して固めるのが難しいためそこからが大変なキャラ。
通常技発生は早く下段の崩しも見切りにくいため、いかに相手に粘着して攻め続けられるかが勝利への鍵となる。

初代では低空で投げるブーメランが強くかつコンボにも使え、そしてお手軽永パを持っているためかなりの強キャラ。
3:48あたりからテヤーテヤーイエステヤーテヤー、7:03あたりからダァートウッレッホッキッ

『UAS』でそのあたりは修正されたが、正直やりすぎではないかと思うくらい弱体化されている。
その結果、
  • 元々の弱点のリーチの無さはそのまま
  • 低空ブーメランが削除されたため牽制にもコンボ始動にも苦労する
  • 火力が低いため、ワンチャンスで与えるダメージが少ない(バロックである程度は軽減できるが)
  • ゲージ技の性能があまり良くない
  • アシスト行動がゴミ
と哀れ極まりない事になっており、余裕の最弱キャラである。精々タメブーメランとモーションが見難い中段でがんばるしかない。

後に『MARVEL VS. CAPCOM 3』にもプレイヤーとして参戦。同作にはアマテラスダンテもおり、同ディレクター作品とのクロスが実現した。
ついでに日本語版ボイスはアニメと同じ関智一氏に。


+ MVC3のジョー
はっきり言うとかなり空気である。
キャラ性能としては下の上といった感じでパッとせず。
リーチは超短いし、アシストもイマイチでチームで使いづらい。
それだけならまだいいのだが微妙に頭身やデザインが原作と異なっており、ファンからもジョーと違うなどと言われて使われない始末。
あと「なんかこいつセック○キャノンとか叫んでるんだけど」とシックスキャノンを空耳される

しかし、このゲームでも珍しい三段ジャンプや見えにくい低ダめくりS、全キャラ中最速の地上中段技「エクセレントナックル」、
出掛かりに非常に長い無敵があり、ヒットすればそのままエリアルコンボに移行できるHC「マックススピード」など、
他キャラにはない強みもあり、チームの組み合わせ次第では戦えない事もない。
だが、前述の通りのリーチの短さやジョー自体のアシストの使いにくさ、単体での火力不足、
HCが総じてディレイドに向いている性能ではない事から、基本的に先鋒起用でゲージを溜めつつ逃げ回るという立ち回りを強いられる。
遠距離では低空ダッシュからブーメランをばら撒き、ゲージがある程度溜まるまで逃げる
ゲージが溜まればアシストを駆使して強引に触りに行き、中段や低ダで相手のガードを崩し、
二番手にチームエリアルやディレイドで交代して繋ぎ逃げる
攻められた時はマックススピードをぶっぱなし、ヒットすればチームエリアル、ディレイドで逃げる。ガードされれば即ディレイドで逃げる
お世辞にもビューティフルとは言えないがこうでもしなければ戦えないのでしょうがない。寒いって言うな

続編(というかバージョンアップ版)の『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』でも続投。
基本戦法こそ変わらないものの、空中シックスキャノンにダウン拾い属性が付いた他、
発生から長い無敵を持ち、しかも他の技へキャンセル可能な回避技の「Vダッヂ」が追加された事で戦略の幅が広がった。
特にVダッヂからマックスピードに繋げた場合、なんと最高で1秒以上の無敵時間が得られる
とはいえ単体での火力が伸び悩むのは相変わらずなので、ランクとしては中堅レベルか。

使用プレイヤーではソル那戯無闘鬼で有名なクソル氏がおり、
ジョー先鋒、フランク中堅、大将ロケットラクーンという何ともクレイジーなチームを組んでいる。
ジョーの逃げ性能とラクーンのアシスト(通称丸太)の組み合わせが凶悪で、クソル被害者の会の人員を着実に増やしている。
参考動画
この試合ではダークフェニックス用の 独自の対策 を実戦で決め、会場を大いに沸かせた。
そして、並み居る海外の強豪をそのクソルムーブと丸太と丸太と醤油と丸太で薙ぎ倒し、見事優勝を飾っている。


MUGENにおけるビューティフルジョー

Near氏、Izanagi氏、Nestor氏によって共同製作されたジョーが公開されている。
『タツカプ』仕様ではなく手描きドットによるオリジナル仕様だが、キャラの動きやシステムは『MVC』に近い。
超必殺技としてシックスマシンシックス魔神も召喚する。

+ 技解説
  • Voomerang(D, DF, F+パンチ)
飛び道具。押すボタンで高度が変わる。
  • Red Hot Kick(空中時D, DF, F+キック)
空中から回転しつつの蹴り。
  • Mach Speed(F, B, F+パンチ)
所謂「暫烈拳」。最後に相手を吹っ飛ばす。

  • Six Majin Punch(D, DF, F+パンチ×2)
  • Six Machine Plane(D, DB, B+パンチ×2)
ビートプレーン。連打次第でダメージアップ

現在はまだα版だが完成度は高く、動画に使用しても問題無いレベルである。
今後は必殺技や超必殺技、イントロ等の追加が予定されているとの事。
ただしAIは未搭載なため、AI同士での戦いが主流である現状、動画での出番は厳しいと思われる。


「HotでCoolで、超Groovy!!

 今世紀、最もViewtifulなヒーローとはオレの事さ!!」

出場大会

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最終更新:2022年10月30日 20:51
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