ブニョ


「力はないが、知恵はある。レオを騙すんです!
 レオを地球の外に連れていって、料理しましょう」

特撮『ウルトラマンレオ』に登場する怪獣で、
ブラックスターが派遣した「円盤生物」の1体ということになっているが、
それまでブラック指令の要請により派遣された個体と異なり、自主的に志願して地球に来た異色の存在。
このため、ブラック指令もその存在は知らなかった模様。
また、生物兵器らしく淡々と任務をこなす他の個体達と異なり、確たる自我を持ちひょうきんな性格をしており、
円盤生物の中でも際立って異色な存在。
本人も自身を宇宙人と名乗っており、ファンの間では他の円盤生物と異なり「ブラックスター在来の知的生命体では」と考察されることもあり、
書籍などでも「星人ブニョ」という名前で記載される場合もあるが、
ゴミ袋のような円盤形態を見せているため、一応円盤生物ではあるらしい。

身体はブニョブニョしていて力に乏しく、直接戦闘力は高くないが、
「力はないが、知恵はある」と自称する通り、暗殺者としては実に狡猾で優秀。
上記の円盤形態及び戦闘形態の他に、人間形態と怪人形態に変身可能で、円盤生物最多の形態の持ち主。
また、自身が備える宇宙人探査レーダーにより、レオの人間形態がゲンであるとブラックスター配下で最初に暴いたのはこいつである。
厳密にいえば正体を知りながらブラック指令に報告を怠った奴がいるのだが
巨大化時は、タコみたいな口から火花状の熱線と、全身から放つ摩擦を激減する緑色の液体「スリップオイル」などを用いて、
搦め手により相手を消耗させる戦術を用いる。

一度は自分が宇宙人であることを見抜かれ返り討ちに遭って逃亡するが、
病院をレオが本気で戦えない場所と見越しつつダメ押しとして美山咲子を人質に取り、
テレビやラジオでゲンへのメッセージを送り誘き出し、宇宙光線を束ねて造られた宇宙ロープでレオを捕縛。
これによりレオは変身しても巨大化できず、零下100度の身体処理室で凍らされた後、
ブラック指令の手で宇宙ノコギリで切り刻まれ、美山家近くにある丘の墓地に遺棄された。
卑劣な策略を用いたとはいえ、これにより知恵のみでレオを殺害する快挙を遂げる。


かくして地球を守護する存在がいなくなったのをいいことに戦闘形態と化して大暴れするが、
ウルトラマンキングの奇跡の力で蘇生したレオと戦闘に入り、
戦闘力は低いこともあり、一度殺されてキレているレオにフルボッコにされる。
全身に纏ったスリップオイルで打撃のダメージを軽減させつつ、オイルでレオを転倒させて、
その隙に口から放つ舌のような宇宙ロープで拘束して痛めつけるという頭脳プレイを行うも、
隙を突かれてシューティングビームを弱点である触角に撃たれて弱体化してしまい、
そのままレオキックの直撃を受けて絶命した。

しかし、こいつがレオの正体をゲンと見抜いたことがきっかけで、
次回のブラックエンド戦ではブラック指令がトオルを人質にしてレオを追い詰めることになる。

人間態を演じたのは『ウルトラマンA』でカウラと化す高井(牛神男)を演じたこともある蟹江敬三氏。
ブラック指令を演じた大林丈史氏は、役柄上それまで他の役者と共演する機会に恵まれなかっため、
仲の良かった蟹江氏と共にレオのバラバラシーンなどはかなりノリノリで演じたと語っている。


MUGENにおけるブニョ

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
昭和円盤生物では最後にMUGEN入りした怪獣であり、ブニョの参戦により昭和の円盤生物は全員揃うことになった。
注意力要集中氏が作成したスプライトを用いて作られているが、氏のtwitterによればかなり難産だったらしい。
コンボ性能は高くないが、自分のライフが半分以上ある場合、攻撃を受けた際に自動で反撃する仕様となっている他、
「宇宙ロープ」や「火花攻撃」などの中距離攻撃や相手を転倒させる設置技の「スリップオイル」を用いて、
相手を翻弄する戦い方が得意な性能となっている。
劇中ではほとんど見せなかった円盤形態となって突撃する技も搭載されている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「必殺火花攻撃」「宇宙ロープ拘束」に加えて、
スリップオイルをばら撒く「オイルショック」円盤生物編ってオイルショックのせいで実現したんだよね
ただしオイルの設置は必殺技も含めて最大で3つ限定なので注意。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2024年01月19日 15:20
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