オプションの戦術


オプションにおける戦術については、FXの戦術と似る。
スワップポイントが受け取れない点が異なり、支払額がプレミアム代金に手数料を多大多額で固定されるのが利点。
利益を追従する投機。

FXと並ぶオプションの戦術


以下はFXの戦術ページをご覧ください。

利食いの徹底

損切りの徹底


オプション独自の戦術

サムライFX 」における為替オプションには特徴があり、プレミアムの代金に金利が考慮されている。
よって、金利がプラスになる方向のオプションは割安になり、金利がマイナスになる方向のオプションは割高になる。

金利が乗る期限が長いオプションで投資効率を上げる

毎年、1年間の間に為替レートは10%程度変動している。
テクニカル分析等を用いて「底」を見極めて金利が乗る方向の期限が長いオプションを購入する事で、ロスカットを気にせずに大きな利益を狙う「攻めの投資」を行う事ができる。

例えば、現在値119.07の場合に119.00のUSD/JPYの期限間近のコールが0.70のプレミアムで購入できるのに対し、1年後が限月のコールは1.63のプレミアムで購入できる。
プットを同じ条件で購入しようとすると、期限間近のプットが0.80のプレミアムに対し、1年後が限月のプットは7.99と非常にプレミアムが高価になる。

期限が長いオプションは相場の上下によるオプション価格の変動率(δ)は下がるものの、期限内に相場が大きく動く確立は高くなり、高く売れるタイミングを掴める可能性が高くなる。
「いつでも転売できる」と言う「 サムライFX 」の特徴を活かして売買を行う事で利益を得る事ができる可能性も当然高くなる。


イン・ザ・マネーのポジションで投資効率を上げる

サムライFX 」を元に考えると、オプション価格の変動率(δ)は、現在価格がイン・ザ・マネー(ストライクプライスより相場の現在価格がコールオプションなら上、プットオプションなら下の利益を取れるポジションの事)であればあるほど高くなる。(プットの場合はマイナスで表示される)
δが高いポジションを取る事で、原資産が上昇した場合のオプション価格の変動は原資産の変動した幅に近くなるため、利益は高くなる。

現在値119.55の限月間近USD/JPYで見ると、ストライクプライス119.50のコールオプションのプレミアムが0.67なのに対し、ストライクプライス117.50のコールオプションのプレミアムが2.28となる。
また、115.50のコールオプションのプレミアムは4.15となる。
119.50と117.50のポジションのオプションの価格差は2円の差で1.61なのに対し、117.50と115.50のポジションのオプションの価格差は2円の差で1.87となる。

為替の差益をとる場合にはイン・ザ・マネーのポジションを購入する事で投資の効率を向上できる。
外国為替証拠金取引と比べたレバレッジ効果と投資効率を考えた場合には、2円程度イン・ザ・マネーのオプションを利用するのが効率がいいとされている。



最終更新:2006年10月24日 19:39