相対論2(一般)

(ここでは主に一般相対論についての書籍を紹介します.特殊相対論については相対論1を参照のこと.)

テンソル解析 (基礎数学選書 23)

【著者】田代 嘉宏
【出版社】裳華房 (1981/2/5)
【難易度】☆
【お勧め度】☆☆☆☆☆
【コメント】
  • 一般相対論を学ぶときに一番ネックになるのは,【①テンソルの扱いと②歪んだ時空上での幾何学計算】だと思う.誤解を恐れず言うと,一般相対論を学ぶ上でのは数学であり,テンソル計算方法に慣れてしまえば後は割と簡単に習熟できると思う.そして,この本はテンソル解析と,歪んだ時空上の計算法が極めて簡潔に説明されています.一般相対論に手を付ける前に是非読んでおくべき本だと思う. -- kz (2013-04-02 03:46:11)
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一般相対性理論 (ちくま学芸文庫)

【著者】P.A.M. ディラック (著), 江沢 洋 (翻訳)
【出版社】筑摩書房 (2005/12)
【難易度】☆☆☆
【お勧め度】☆☆☆☆☆
【コメント】
  • 一般相対論を単なる幾何学として定式化した本.物理的なイメージはわきにくいかもしれないが,数学として書かれている分曖昧さがなく理解でき,綺麗にまとまっています.さすがDirac...こんなに薄いのに一般相対論のエッセンスがわかります.ただ物理的解釈については少ないし,取り扱っている問題もとても少ないので,あくまで一般相対論ミニマムを解説しているだけです.本格的に勉強したい人はより進んだ本を勉強するべきです. -- kz (2012-04-02 18:22:58)
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第2版 シュッツ 相対論入門 II 一般相対論

【著者】Bernard Schutz (著), 江里口 良治 (翻訳), 二間瀬 敏史 (翻訳)
【出版社】丸善 (2010/12/11)
【難易度】☆☆
【お勧め度】☆☆☆☆☆
【コメント】
  • 前半の特殊相対論が終わったらこちらへ。簡単にテンソル解析を解説したのちにアインシュタイン方程式を導く。あとは各論で、重力波、ブラックホール、宇宙論を扱っている。第二版になって、最新の一般相対論の研究の状況も詳しく紹介されている。それぞれの章末により詳しく勉強したい人向けへの文献がリストアップされているので、読み終わったらそれを参考に次に進めばいいと思う。一応、本書は電話帳と名高いMTW, "Gravitation"の入門書の位置づけみたい。 -- sgmt (2013-12-16 17:13:44)
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場の古典論 原書第6版―電気力学、特殊および一般相対性理論 (ランダウ=リフシッツ理論物理学教程)

【著者】エリ・ランダウ (著), イェ・エム・リフシッツ (著), 恒藤 敏彦 (翻訳)
【出版社】東京図書 (1978/10)
【難易度】☆☆☆☆☆
【お勧め度】☆☆☆☆
【コメント】
  • 特殊相対論から一般相対論まで扱った,ランダウの著書.解析力学に堪能していないと厳しいので,一冊目の本には絶対薦めない.力学の巻を先にやっているとノリがつかめると思う.とても綺麗に整備されています.また,あらゆる物理的に重要な問題設定が解説されており,一度は目を通すべき. -- kz (2011-12-30 01:11:26)
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最終更新:2013年12月16日 17:13
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