光物性入門
【著者】小林 浩一
【出版社】裳華房 (1997/05)
【難易度】☆☆
【お勧め度】☆☆☆
【コメント】
- 一電子励起の波動関数を計算したのち、フォノンや光子と電子の相互作用による摂動からくる吸収・発光スペクトルをひたすら計算する本。量子力学の摂動論を勉強したことがあれば、導出も物理的解釈も詳しく書いてあり数式の誤植も少ないのですんなり読める。基礎的なことしか書いてないが、本格的な専門書に入る前の予備知識として最適である。 -- sgmt (2012-04-23 18:11:38)
光電子固体物性 (シリーズ〈現代物理学[展開シリーズ]〉)
【著者】橋 隆
【出版社】朝倉書店 (2011/2/15)
【難易度】☆
【お勧め度】☆☆☆
【コメント】
- 光電子分光について解説した本。光電子とは物質に光を当てて出てくる電子のことであり、スペクトルから物質の状態密度やらがわかる。光電子分光に興味がある学生や、初めて光電子分光を使った実験の論文を読むことになった研究者向けの本。基本的な固体物理の知識だけで読める。 -- sgmt (2013-05-23 20:16:51)
最終更新：2013年05月23日 20:17
