ライダーズギア

【名前】 ライダーズギア
【読み方】 らいだーずぎあ
【登場作品】 仮面ライダー555
【分類】 変身アイテム/総称

【詳細】

仮面ライダー555の劇中に登場する変身ベルトの総称。

ファイズギアカイザギアデルタギアの3種類が存在し、それぞれシステムのコアとなる「○○ドライバー」に変身コードを入力した「○○フォン」をセットすることで起動する(○○にはそれぞれのギアの名称が入る)。
劇場版ではデルタギアは登場しなかったが、裏設定としてデルタギアをベースとした帝王のベルトと呼ばれるサイガギアオーガギアが追加登場している。

共通して「フォン」は携帯電話型であり実際に通信機器として使用が可能なほか、戦闘を補助するためのオプションツールを多数含む。
それらツールもまたデジタルカメラやトーチライトなど日常生活でも使える高性能電子機器であるが、ミッションメモリーと呼ばれるキーをセットすることで戦闘用の機能を開放するようになっている(例外は完全に戦闘用に作られているカイザブレイガン)。

それぞれのツールBOXに収納され、変身が可能な人間はそれを持ち歩いて有事の際に取り出して装着、変身を行うため近年のようにバックルのみ持ち歩いて装着→各種ツールが自動で装着というプロセスを取らず全てのツールを自分で装着しなければならない。
常に装着しているというわけでもないため、ボックスごと敵に奪われることもある上、所有者の往来を描きやすいため、物語の流れで異なるライダーへ変身を行う登場人物も多い。
主人公である乾巧も劇中ではファイズギアを手放している間、ふとした拍子で手元に来たデルタギアを使い仮面ライダーデルタに変身した他、草加雅人に至ってはカイザ、ファイズ、デルタと帝王のベルト以外の全てのギアを使い変身を果たしている。

簡易的なシステムとしてライオトルーパー用のギアであるスマートバックルが開発されているが、そちらはフォトンブラッドを使わない仕様で、ファイズギアを始めとしたこれら変身ベルトはフォトンブラッドに対応できるオルフェノクが扱うことを前提として設計されている。
その上オルフェノクとしても一定の力量を備えていない場合、ギアによってはシステム起動が行われず、不適合者とみなされて変身が不可能である場合も確認されている。

それぞれのギアは変身出来ない者が起動した場合のロック機構が組み込まれており、オート脱着のファイズギアが一番安全(それでも凄まじい衝撃が襲いかかり吹き飛ぶ)で、デルタギアは普通の人間も使うことができるがデルタに組み込まれたシステムにより精神に異常をきたす上、カイザギアも誰でも変身が可能だが、適合できない場合変身解除後灰化して即死亡する。
カイザギアはその凶悪な副作用により、一人変身しただけで闘うことなく死亡したことが確定している流星塾生がいる。

本来ライダーズギアはオルフェノクの王を守るためのアイテムだが、花形はオルフェノクの王を倒すための力として流星塾へ所属していた者達へと送っていた。
そして見事王を倒すための力となるも、カイザギアは戦闘中破壊されてしまったため消失したが、ファイズギアとデルタギアは現存している。
パラダイス・リゲインドではカイザギアは再生産されたようで一式が草加雅人を模したアンドロイドに与えられている他、技術発展によってファイズギアのアップデート版や新たなライダーズギアが開発されている。

【仮面ライダーディケイド】

第1話では仮面ライダーファイズ、カイザ、サイガが光夏海の見る夢に登場という形でライダーズギアが画面に登場。

第10話、第11話における「ファイズの世界」には尾上タクミがファイズギアを所持し、仮面ライダー555に変身してオルフェノクと密かに戦っていたが正体が知られておらず、スマートブレインハイスクールを守る謎の戦士として噂されるにとどまっていた。

タイガーオルフェノクらとの決着がついた際に、戦いで壊れたハイスクールの校舎から、どういうわけかサイガギアとオーガギアが発掘され、それを門矢士が語る「お宝」と判断した海東大樹によって持ち去られている。
その後それらがどうなったのかは不明。

【余談】

仮面ライダー555は仮面ライダーG3のような装着型ライダーをメインとし、平成ライダー4作品目ということもあり後発の作品に大きな影響を与えた。
特に携帯電話を変身アイテムとしたことで555シリーズの変身ベルトシリーズは好調な売れ行きとなったという。
令和となった現在でもCSM版がアップデートを重ね発売が継続している。

本文中にもあるように、ツールは普段ボックスにしまって持ち歩き、変身の際に取り出して装着という流れだがやはり時間がかかるため、ツールが多いファイズギアやカイザギアは特に手間がかかる。
そのためかボックスを開けツールをつかむ→ベルトに全てセットされてそのまま腰に装着という短縮された描写が多い。むしろすべてのツールを手作業で取り付けていく場面は無い。

最終更新:2024年03月17日 02:07