LM文書

魔力の森に関するレポート
 魔動機文明時代に書かれたレポートのようだ。
 魔動機文明語で書かれており、地質学的な調査結果から、魔法文明時代における森の成立について言及している。
 ジャーベル・ウォーキーという魔法使いによって造られたと言うが、どうやら『何らかの人智を超えた巨大封印術式の影響』であると推測できると書いてある。
 しかし、結局その術式は一度失敗しているようだ。
 その上、その術式で放出されたマナを計算すると、『古代神』レベルの存在が複数関わっている可能性が大きい。
 また、ジャーベル・ウォーキーは一般的にはフェンディル王に叛心を持っていたと言われるが、最終的にはフェンディルと協力しているような証拠が見つかってきている。
 しかし、そうまでして彼らが『何と』戦ったのか、その記録はどこにも残っていない。



蛮族の指令書(ゾルドの私室にて発見)
 リーゼン侵攻時に備えた拠点の構築。食糧・物資・武器弾薬の備蓄を行い、兵站を固めよというもの。
 だが、こんな所に補給線を築いても早晩崩れるだろうことは分かってよい。
 実力を過信した馬鹿者ならまだしも、ゾルドの上についているのが、この数で国を落とそうとする程の馬鹿とは思えない。
 少人数なら移動も可能だろうが、そこまで大軍であれば、山越え用の行軍ルートを開拓しなければならないだろう。
 ……それが生半可にはできないからこそ、ここリーゼンは未だ落ちていないのだが。
 そもそもカルゾラル高原側でもないのに、そんな大軍がテイフト山脈を超えてくるなんて非現実的に思える。
 ていうか補給線は隠さなきゃいけないのに、何故村潰しなんて目立つ事をしたのか意味不明。
 違う本命の理由があると見るのが妥当だろう。



シャトーの遺跡 メモ
 A.C.(Al-Menath Century)1702 12/5
 探した限り、彼らはあらゆる記録に存在していなかった。
 記憶と予測が正しければ、恐らくこの戦争を越えても人類に未来はあるということだろう……
 しかし、あのピルクスすら一夜で灰と化したとなれば、北方の蛮族勢力はあまりにも強大なものだ。
 ダーレスブルグが落ちるのはもはや時間の問題だろう。
 場合によってはルインアークの封印を解かなければならないかも知れない。
 私は今からフェンディルに向かう もし私に用事のある者がここを訪れたなら、
 申し訳ないがテレポーターを通ってディルクール魔動機院までご足労願いたい。
  追記
 奥のものを必要とする者へ
 パスは私の口癖だ。
                  ヒース・シャトー
最終更新:2014年07月08日 17:24