ガッツマン

「友達を助けるのは当然の事でガス!」

【名前】 ガッツマン
【読み方】 がっつまん
【分類】 ネットナビ
【オペレーター】 大山デカオ
【属性】 無属性
【登場作品】 全て
【基本装備】 ガッツパンチ
【ナビチップ】 ガッツマン(チップ)
【関連チップ】 ガッツパンチ系
【アニメ版のCV】 下山 吉光((シャイニングマングラビティマンと兼役))
江川 央夫(ゾアノガッツマン)

【詳細】

秋原町に住む大山デカオのネットナビ。
かなりカスタマイズされているが、パワー一辺倒の偏った性能であるため、ロックマンに戦いを挑んでも勝ったためしがない。
しかし、その一辺倒のパワーは伊達ではないようで、ロックマンでは突破できない障害物などを豪腕で対処することがある。

元ネタは本家『1』に登場する同名のロボット。
「力自慢の巨漢ロボ」というシンプルな方向性は継承されており、本家と比較して大きなデザイン変更は見られないが、頭部がヘルメットから四角形に変わったため、現場監督らしさが薄れた代わりに重機の要素が増えている。
本家での得意武器である「スーパーアーム」は岩などを投げられるようになる武器。
エグゼではガッツパンチで置物を殴り飛ばすという部分的に残されているが完全に再現されていない。

語尾に「ガッツ」、「〜でガス」をつけて話す。
一人称は「ガッツマン」と自分の名前で話すタイプだが、『バトルチップGP』では「ワガハイ」という一人称を使っていた。
他、漫画版では「オレ様」の場合もある。

戦闘においては両腕をハンマーに変化させ、パネルを殴って巻き起こす「ショックウェーブ」や拳で殴りつける「ガッツパンチ」を得意とする。
バージョンが上がるにつれてロケットガッツパンチのような新技の取得や、サポートチップの導入といった強化が見られる。

『1』~『3』ではフリーバトルが可能なネットナビの中でも最も早い段階で挑めるのが特徴。
ナビチップもそれだけ早く手に入る為、非常に重宝する。

『1』ではストーリー進行上においても、デカオのリンクへのアクセス権を賭けて一度は戦う必要がある。

『2』でもフリーバトルは出来るのだが、なんと悪影響を及ぼすほどの電磁波を垂れ流されてる場所で戦う。PET丈夫すぎないか?あと秋葉町の子供達はパワフルである。


『3』ではストーリーで戦う場面が実に3回もある。
1回目は大山チサオの初登場時。この時は敗北してもゲームオーバーにならず、そのままストーリーが進行する。勝利時と敗北時で台詞も変化するため、あえて負けてみるのも一興。
2回目はN1グランプリの準々決勝戦。直前にジゴク島で探し出した予備フォルダを装備して戦う。
3回目はウラランキング3位のコピーマンが変身した姿としての対決。

バグのかけらを集めるため、カウンターをとりやすく何度でも任意で戦える彼に誰もがお世話になったことであろう。
バグのかけら関連の話があまりにも有名過ぎてネタにされがちではあるものの、それは対策前提である事に注意。
ヒビ、穴パネルの対策も無く戦うと、パネル破壊で身動きが取れなくなった挙句、ゼータパンチを乱発されてハメ殺しに遭う危険もある。

『4』ではデンサンバトルトーナメントに、条件を満たせばシティバトルトーナメントにも出場。
レッドサンでは1周目の2戦目の相手として必ず当たり、戦闘後ロックマンにガッツソウルの力を授ける。

『4.5』では土曜日に出現するガッツマンにガッツマンで勝負を挑むと、相手がアクアマンになるというバグがある。
ゲーム全体に深刻な影響はないが、このバグのせいでガッツマンにガッツマンで勝負を挑むことができない。

『6』では才葉シティを訪れた際、同じくロックマンにライバル意識を持つ新垣コジローのナビと戦い、同じライバルを持つ者として意気投合した。

『トランスミッション』ではゼロウイルスに感染したことで暴走してロックマンに襲い掛かる。
非常に手強く、「カプコンのゲームは2体目のボスが鬼畜」という法則を遺憾なく発揮している。
ジャンプ以外の攻撃がとても速く、地面を叩く攻撃とジャンプ後の着地は地上全部にダメージ判定があるのでタイミング良くジャンプする必要がある。
本作は「敵のセリフを合図にして回避」というフルボイスならではの攻略法もあるが、ガッツマンは「食らうでガス!」の“くら”の時点で攻撃が発生するのでこの作戦も取りにくい。
しかも図体がでかくて接触ダメージも受けやすく、ガッツマンがジャンプしたときに下をくぐれば回避できるが、運が悪いとズンズン詰め寄ってきてガッツパンチではめられる。

ちなみに固有ナビの中ではストーリー中、唯一ウイルスにデリートされた事のあるナビ。(漫画版ではウイルスではなくナンバーマンが彼をデリートしている)
ある意味、ブラストマンと肩を並べられる存在と言えるかもしれない。
とはいえ、あくまでロックマンやブルースといった規格外のナビと比べると見劣りするだけで、ガッツマンもこの年代のオペレーターのナビとしては十分一流と言える実力の持ち主である。噛ませ犬にされやすいのはパワーキャラの宿命

本人なりに気合と根性を出し惜しまず、性格も健気。
クールで冷徹なブルースとは対照的ともいえるが、それゆえに『3』では、シナリオ中のイベントでも黄色いお団子少女ナビがブルースに目を配るがガッツマンを無視した件もあり、同情したプレイヤーも少なくなかったかもしれない。

キャラクターとしてはシリーズ皆勤だが、ネットナビとして戦えるのは『4』レッドサンバージョンが最後。
ついぞ戦えることがなかったグライドや『4』のみのロールに比べれば遥かに優遇されているとも言えるが、やはりエグゼで最初に戦うネットバトラーと言えばデカオとガッツマン、というイメージはあったため全てのシリーズで戦いたかったという声も多い。
『6』に至っては戦えそうな展開がありながら結局戦えなかった。

【使用技】

  • ショックウェーブ
使用作品:『1』~『3』
両手を変形させたハンマーを目の前のマスに振り下ろし、メットールが使うようなショックウェーブを発生させる。
ガッツマンが最前列以外にいるときは大体これを出してくる。
性質もショックウェーブと同じで、置物は貫通するが穴は越えられない。
そのため、ガッツハンマーで発生したヒビパネルを利用して簡単に防ぐことが可能。

  • ガッツハンマー
使用作品:『1』~『3』
ガッツマンの定番技の一つ。
両手を変形させたハンマーを目の前のマスに振り下ろし、ロックマン側のパネルをヒビパネルにする。
必ず最前列で使ってくる。すでにヒビパネルの場合は穴パネルになる。
ダメージ判定はハンマーを振り下ろした目の前1マスのみ。
基本的には前方横一列をヒビにするが、『1』『2』ではV3、『3』ではV2以上だとロックマンのエリア全てをヒビにしてくる。

ガッツマン自身が穴パネルを超えられる攻撃をあまり持っていないため、最前列を穴パネルにするとむしろ有利になる。
ただし、ロケットガッツパンチが解禁されているなら話は別なので注意は禁物。

『2』のV3戦では、最前列に立ち続ける事でガッツパンチだけを誘いガッツハンマーを封じることができた。
しかし『3』では同じ手は使えず、ランダムでロケットガッツパンチも使うし、ロックマンが最前列にいてもガッツハンマーでヒビだらけにしてくる。
ガッツハンマーからのゼータパンチのコンボは非常に危険なため、対策は必須。

  • ガッツパンチ
使用作品:『1』~『4』
ガッツマンの目の前1マスをぶん殴る代名詞的な技で、チップ化もされている。
ロックマンが最前列にいると積極的に使ってくる。大振りなため回避や反撃が容易。
チップと同じく、ロックマンや置物を1マス奥に動かす効果がある。
『4』ではバージョンが上がるにつれてパンチの射程が延びるようになる。
V2でガッツストレート(2マス前まで)、V3以降はロケットガッツパンチ(横一列を飛ぶ)。

  • ロケットガッツパンチ
使用作品:『2』『3』
『2』ではV2以上、『3』ではV3以上が使用。一直線に飛ぶガッツパンチ。
『4』のV3以降も実質的にこの技だが、公式名ではガッツパンチ扱いなため上記に記載。
『2』では使用頻度は少し低いが、『3』ではショックウェーブのようにガンガン飛ばしてくる。
ガッツパンチと同様、ナビや置物を1マス押す特性を持っている。カウントボムを返品されたりしないように注意しよう。
穴を飛び越えてくるので、ガッツハンマーで穴パネルを作られていると避けにくくなる。

使用作品:『2』『3』
『2』『3』で所持しているバトルチップ。
『2』ではバトル開始から一定時間経過後、ロックマンが最前列にいない場合に使ってくる。
ガッツマンV3になると2枚使ってくるため、最後列に引きこもっていると大きくエリアを奪われる事になる。
『3』ではプレイヤーがエリアを奪うと、即座に奪い返すという防御的な形でのみ使ってくる。

使用作品:『2』
『2』で所持しているバトルチップ。ガッツマンV3のHPが200を切ると1回だけ使用してくる。
ジェラシーバッドメディスンが有効。

使用作品:『3』
ガッツマンV3のHPが半分を切ると使ってくる暗転付きの大技。
一定時間体が黄緑色に光り、ワープ移動しながらロケットガッツパンチを高速で連射してくる。
見た目はインビジブル+無敵のように見えるが、実はフラッシュマン等の対インビジを持つ攻撃が通用してしまう弱点を持っている。
そのため、黄緑色に点滅してはいるものの無敵のように見えるのは見た目だけのようだ。
同名のプログラムアドバンスとは少し性質が違う。

のけぞり後の無敵がないため、一気にデリートされる可能性がある危険な技。
ガッツハンマーで逃げ場を封じられてからのゼータパンチはガッツマンV3戦最大の初見殺しと言えよう。
パネルリターンやエアシューズで穴パネル対策をしておくか、インビジブルやユカシタモグラ、シールド系プログラムでやり過ごす事を推奨。
威力は150もあり、ホーリーパネルと併用しないとオーラでは破られてしまう上に、
ゼータパンチが発動するまではガッツハンマーでヒビを入れてくる可能性があるため、漠然とホーリーパネルを出しても役に立たない。
ゼータパンチの発動を確認してからホーリーパネルを作りたい。

  • ガッツクエイク
使用作品:『4』
『4』でガッツハンマーの代わりに使用する技。
ハンマーを振り下ろすと同時にロックマンのエリアの1~3マスをヒビにし、ランダムな3マスに瓦礫を降らせる。
バージョンが上がるにつれて頻度が増え、行動が大きく制限される。
瓦礫のダメージも高く、一気に厄介な技となった。

  • ガッツマシンガン
使用作品:『4』
『4』でショックウェーブの代わりに使ってくる技。前方に射程3マスの飛び道具を5連射する。
ガッツスタイルの特殊能力と同名だが、無敵効果は無い。
これみよがしに3マス前に移動してから使ってくるので、非常に見切りやすい。


【改造カード】

『5』では改造カードの絵柄にもなっている。容量35MB。
適用するとアンダーシャツの効果が付き、最大HPが300増える。
しかし、ファーストバリアの効果がOFFになるため注意。

【アニメ】

アニメ版では原作のロックマンが鈍感要素抜きでロールと仲がいい設定と逆に鈍感気味であり、ロックマンにアタックするが空振りなロールに対してはスキあらばアタックしている一方、メディを知ってからは彼女にも好意を感じさせたシーンもあり、美少女に目がないところが典型的な思春期男児っぽさな人間味があって面白い。AKIちゃんにも目がなかった。
アニメにもしリングや黄色いお団子ナビや6のモブの女性ナビが出ていたらアタックしていたかは不明。
一応、『4』の女の子ナビなら『Stream』24話に出るし、15話にはファッションショーの女ナビ、24話にはドレスアップの女ナビが出る。

演者の下山吉光氏はシャイニングマングラビティマンと兼役。
チサオのナビとしてガッツマンとそっくりなカッツマンが登場しているがこちらは永野広一氏が演じている。

一方で『AXESS』15話で巨大化暴走などの苦労人ポジになることもある。
しかも自我を失っていたとはいえ大好きなロールを結果的に怒らせてしまい、想い人から直々にお仕置きで締めくくられたためしまりが悪い。

『Stream』第37話「デコにささげる花火」では、ファイアマンナパームマントマホークマンと共に「炎の4兄弟」となっていた。
自身は炎属性ではないのだが、ファイアパンチで炎っぽさを出していた。ちなみにトマホークマンは「火の玉小僧」と自称しており、一応トーテムサマで炎属性の火の玉は使える。

『BEAST』

第4期『BEAST』では、なんと並行世界ビヨンダードの別存在として、グレイガ軍の「ゾアノガッツマン」が登場。
言葉遣いが非常に上品な一方で短気な性格。メイルからは「ガスガス言わないし」ということで、こちらの世界のガッツマンよりも好感を抱かれていた。

戦闘ではこちらの世界のガッツマン同様にガッツパンチなどを用いるが、パワーはゾアノガッツマンの方が上の模様。

同じグレイガ軍のゾアノダークマンと共に、シンクロナイザー「トリル」を奪うため科学省のサイバーワールドに現れ、現実世界にも攻撃を仕掛けるためコピーロイドで実体化するなどで、現実・電脳の両世界を襲撃。
現実世界ではCFサーチマンに敗れ、電脳世界に逃げ戻ってゾアノダークマンのサポートを得てついにトリルの潜伏先を突き止めた。

ファルザー軍のゾアノスネークマンやネット警察との混戦となるが、ドリームウイルスを引き連れてファイアウォールを突破。
しかし、ネット警察の隔離作戦に陽動されゾアノスネークマンと共に一時隔離されるが、再びゾアノダークマンのサポートでゾアノスネークマン共々復活。

復活早々にコピーロイドで実体化し現実世界を襲撃し始めるが、名人達にコピーロイドの弱点を突き止められコピーロイドを破壊される形でデリートされた。



【他言語版での名称】

言語 名前
英語 GutsMan
中国語 簡体字 气力人
繁体字 氣力人

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最終更新:2024年04月13日 11:21