ゆっくりいじめ系2568 Biohazard Yukkuri 4 ①

※虐待成分皆無? 酷い目にはあいますが、はっきり言ってぬるま湯です
※某有名ホラーアクションゲームの4のパロディです ネタバレが嫌な人はご遠慮ください
※台詞が読み難いので、漢字表記です
※各ゆっくりの喋り方がよく分からないので変な所があるかもしれません
※不完全なスペイン語表記あり





【ばぁいおぅはざぁど ゆっくりぃ ふぉうぅ…】

           ①

ユックリシティの崩壊から7年…。
惨劇を生き残った数少ないゆっくりの一匹であるミョン・S・ケネディは、
USU(合衆国)のエージェントとして活動していた。
今回彼に課せられた任務は、合衆国の長の娘を救い出すことである。
娘が誘拐された先の情報を得たミョンは単身敵地へと赴く。
それが新たな惨劇の舞台となることを知らずに…。



♪ゆ~ゆゆ、ゆゆ~。ゆ~ゆゆ~。

娘が誘拐されたとされる村への案内を地元のゆっくりに依頼し、
その村に到着するまでの道のり。
台車に揺られながら聴く調子外れのフラメンコ・ミュージックにうんざりしてきた頃、
村へと続く小さな吊り橋が見えてきた。

「村へ着いたよ! ゆっくりしないで降りてね!」
「一緒に来ないのかみょん?」
「れいむ達はここでゆっくり待つよ!」

「やれやれ、何様のつもりだみょん…」
「何か言った!?」
「いや、何も…」

まばらな樹が生えた道を抜けた先に、一軒の家が見える。
まずはそこで娘について聞いてみることにしよう。

…と考えている時、上空からの鋭い視線に気がついた。
カラスだ!こちらの方をじっと見つめている!
「ゆ? カラスさん、ゆっくりしていってね!」
その声がきっかけだろうか?3羽のカラス達が一斉に襲い掛かってきた!
「ぢ、ぢんぽぉおおおっ!!?」
カラスには饅頭が食べられにやって来たようにしか見えなかったのだ!
急襲に驚きながらも慌ててアタッシュケース(とはとても呼べない袋のような物)から、
木の枝と蔓で出来た不恰好な物を取り出す。
木の実を撃ちだす武器である。便宜上ハンドガンと呼ぶ事にする。
今回の任務には危険が伴う事が予想されるため、ゆっくりにとりから渡された物だ。
そしてその銃でカラス達を撃退しようとするが…。
「ゆぐぅうううっ! 武器を選んでいる時は攻撃してこないでねぇえええっ!!」
メニュー画面など存在しない為、無防備な状態を遠慮無くつつかれて瀕死状態に陥る。
あっと言う間に体力はレッドゾーンに突入してしまった。
「あの家に逃げ込むみょんっ!」
何とか荷物から救急スプレー(オレンジジュースを噴射する)を取り出して使い、
必死に走って民家に逃げ込む事に成功した。



「ゆひぃ…。 ゆひぃ…。 何とか逃げ切ったみょん…」
命からがら逃げ込んだ家には人間さんはいなかった。
代わりにゆっくりれいむが暖炉の前で薪を漁っていた。
「あー、れいむ。 ちょっといいかみょん?」
「……………」
れいむが無言で振り返る。一瞬、ミョンに嫌な思い出が蘇る。
…普通のれいむだ。大丈夫だ、あの『悪夢』は終わったのだ。何を怯えている…?
「この娘を探しているんだけど、何か知らないかみょん?」
誘拐された長の娘の写真(木の皮に書かれている絵)を取り出してれいむに見せる。
「Relaje! Relaje! Relaje!」
「お邪魔の様だみょんね…。 分かった、出て行くみょん」
突然聞きなれない言葉で騒ぎ出したれいむに背を向け家を出て行こうとする。
次の瞬間、ミョンに向けて斧が振り下ろされていた。
「あぅうううん…!」
不気味な断末魔を残してミョンは死んでしまった…。

You Are Dead ...



「みょんっ!?」
気がつくと、ミョンは民家の外にいた。
原理は不明だが、ミョンは死ぬと少し前の時点まで状況や持ち物等が戻るらしい。
「つまり、という事は…っ!」
後ろからカラス達が追ってくる!慌てて再び家の中に逃げ込んだ!

「この後、ミョンはれいむに娘の居場所を聞いた。
でもれいむが騒ぎ出して、出て行こうとしたら後ろから殺されたみょんね」
記憶だけは残るのでこの先の展開が分かる。

どうすれば良いか…?

「ゆっくり出来ないれいむはゆっくり死んでね!」
“ビシッ!”と音を立ててハンドガンから放たれた木の実はれいむの頭部を貫いた!
餡子を撒き散らしながられいむは倒れた。即死の様だ…。



れいむを倒して一息ついたところに合衆国からの通信が入った。
にとり作の通信機に今回の任務の補佐官の顔が表示される。

「ミョン、初めまして。 今回あなたの補佐を担当するユユコ・ハニガンよ」
「ハニガン、村人に襲われたみょん」
「長の娘がいる可能性が高まったわね。 発砲の許可は下りているわ」
「了解。 長の娘を探すみょん」



通信が終わり、気を引き締めなおすと、外から案内役のれいむ達の声が聞こえた。

「やめてね! ゆっくりしていってね!」
「こいつら、一体何なんだぜっ!?」

何に慌てているのか、台車を急発進させるれいむ達。
非情にもミョンは置き去りにされてしまったのだ。
直後、大きな音が響いた。恐らく台車の破壊音だろう。
案内役のれいむ達の身に一体何が起こったのだろうか…?
慌てて家の外に出ようとするが、扉が開かない。何者かが押さえている様だ。
格子窓の隙間から覗くと、誰もいないのだが…?

「他の出口が無いか探すみょん!」

とりあえず家の中をゆっくりしないで探索することに。
二階への階段の裏が怪しいと思って見てみると…!

「び、びっぐまらぁあっ!?」

何とそこにはゆっくりの朽ち果てた死骸が山積みにされていた!
恐らく先程倒したれいむの手にかかって死んだゆっくり達だろう。
余りの恐怖にミョンは二階に駆け上がり、勢い余って窓から飛び出してしまった。
“ガシャーンッ!”
「ゆぎゃああああっ! ガラス片が刺さったみょんっ!!」
そんな状態のゆっくりが二階から飛び降りればどうなるか?
言うまでも無い。14へ向かえ…。

You Are Dead ...



「みょみょんっ!?」
気がつくとミョンは民家の中にいた。
家の周囲を村人に囲まれている。一体どうすれば逃げ出せるのか…!?

「ハニガン! どうすれば良いみょん!?」
「今食事中よ! 勝手に通信しないで!!」
「そんな事言わずに何とかして欲しいみょん!」
「うるさいわねえ! 一階の窓から出れば!?」

ガラス片が刺さるのは嫌なので、一旦窓を開けてから飛び出す事にした。
すると音も無いのにどうやって気付いたのか、村のゆっくり達がこちらにやって来た。
皆一様に何の感情も無い目をしている。だが、明確な殺意がミョンに向けられていた。

「来たみょんね! これでも喰らうみょん!」
先頭のゆっくりに向けて銃を撃ち、怯んだところで体当たりで吹き飛ばす。
エージェントとして訓練をつんだミョンである。
言動に間抜けな部分が目立つのはゆっくりがゆっくりたる所以だが、
その戦闘力は単独で敵地に送られるだけの事はあった。

「Despacio...」
「ふぅ、大した事無かったみょんね」

戦闘が終わり、案内役のれいむ達を探しに来た道を戻るミョン。
幸いな事にさっきまでの騒ぎでカラス達は姿を消していた。

「な、何という事だみょん…」

この村に来る際に通った吊り橋は消えていた…。
正確には深い谷底へと落とされていた。案内役のれいむ達の乗っていた台車ごと…。
案内役のれいむ達は無事だろうか?そして自分はどうなる?
この村からの脱出路が絶たれた今、先に進むしかない。
底にどんな絶望が待っていようとも…。



しばらく進むと小さな小屋が見えてきた。
中を調べてみると鉢植えに緑の草が“生えていた”。
“植えられていた”では無い事に注意していただきたい。
この草が毒かも知れないのに、そんな事は一切考えずに食らい付くみょん。

「美味しそうな草さんだみょん! いただきま~す!」

「む~しゃ、む~しゃ…。 しあわせ~!」

食べてみるととても美味しかった!スタミナが回復した!
どうやらこの草は体力を回復する効果があるらしい。
先程の戦闘で傷付いた体が癒されていく。

改めて小屋の中を見回すと何かの機械が目に入った。

「これは何だみょん?」

気になって上に飛び乗ってみると“カタカタカタ、チーン!”という音が響いた。

「ああ、レジだみょんね。 お店で見たことあるみょん」

残念ながらこれはタイプライターである。
これもどういう原理かは分からないが、ここでセーブと呼ばれる行動をすると、
次に再開した時や、敵に倒されてしまった時にこの時点の状態まで戻れるらしい。



……………。

ここでミョンのレポートは一旦途切れる。
次のレポートはどうなるのだろうか…?
現在の小屋から少し進んだ所に、ゆっくりが杭に貫かれている不気味な標識が見える。
この標識が意味する事は何だろうか…?
そして、誘拐された長の娘は無事なのだろうか…?






【何よりも喜劇の好きな自分は虐待を読むのは好きでも書くのは難しいです。
悲惨にするよりもストーリーにパロディを入れたくて仕方が無い。
話の筋は追うつもりですが、ドロドロの濃い虐待は描けないと思います…。
折角読んでいただいたのにがっかりさせてしまったら申し訳ないです】

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年05月02日 00:18
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。