ゆっくりいじめ小ネタ523 車

何の躊躇もなく、それはゆっくりれいむに体当たりした。
ゆっくりにとって想像すらできないようなスピード、
れいむは数メートル跳ね飛ばされる。
元々硬いアスファルトの地面、元々脆いゆっくりの皮、
お互い衝突し、転がったのならどうなるか、想像は容易い。

追突の衝撃、地面に叩きつけられた衝撃、口や眼孔から中身が飛び出し、
転がる間に皮は破れ、そこからも漏れだす。
ゆっくりはずっと転がっていくような滑らか球体ではない。
れいむの場合は、リボンで一度跳ね、もみあげで一度跳ね。次第に勢いを失っていく。
何度か回ると、リボンは破れてしまうが、もみあげの方は髪の毛が何十本か千切れてはいるが、
まだ身体から離れてはいない。

ゆっくりまりさは番であるれいむにすぐさま駆け寄るが、
その行動が仇になる。れいむに追突した事で止まっていたそれが、再び動き出した。

「れいむ、ゆっくりできる?」
必死に呼びかけるまりさ、それの挙動など知る由もない。
踏まれた。帽子や髪を巻き込んで、後頭部の一か所から中身を押し出されるかのように。
勿論、ゆっくりの支えられる重さなど、それの重量の10分の1もない。
一瞬だ。まりさは背後に音を感じた瞬間、もう中身が左の眼球を体外に押し出していた。
右の眼は飛び出すよりも前に地面とそれに挟まれ潰れている。
一回、二回踏まれ、まりさの容姿はすっかり変貌していた。
身体の右半分、特に頭頂部近くは完全に潰れていて見る影もない。

「れぇ・・・・むぅ」
口からは微かに番を思いやる言葉にならぬ声が聞こえる。
致命傷だが、即死には至らない。意識のあるまま、まりさは死ぬ。
ろくに動けもしない。目はもう無いかられいむの様子を確認する術もない。
呼びかけて返事がない事が、唯一、れいむの様子をまりさに伝えていた。




画面は青色に戻り、部屋が明るくなる。
哀れに思ったか、それとも怖いのか、泣いているゆっくりも中にはいる。
始まる前の騒がしい空気とは違い。飼い主の膝に座るゆっくり達はどれも皆、黙り込んでいる。

ペットのゆっくりを対象にした交通安全指導、その中で放送されるアニメーション、
細かい描写で酷くグロテスクな様はクレームになるほど。
ゆっくりは作りものと分からず、まるで自分の目の前で同属が死んだかのように錯覚する。

こうしてゆっくりは車に対する恐怖を知る。
それから細かな交通ルールを覚える講習に入っていくのだが、
それでも、交通事故は無くならない


by118

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2011年07月27日 23:55
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。