注意
  • ゆっくりに対して性的な虐待あり(18禁)
  • れみりゃ、ふらん、ちぇんが登場
  • 受け付けない人は【戻る】推奨
  • 少しでも気分が悪くなったらブラウザを閉じることを推奨






















会社帰り、駅を降りてアパートに向かう途中の路地裏に露店がある
置いてあるものはどれもこれも胡散臭いものだが、ここで販売している裏ビデオだけは本物で質が高いことを私は知っている
少々値は張るが恋人も特にこれといった趣味も持たない私にとって、これは数少ない楽しみだった
丁度今日は新作が2本入っておりそれを購入した
購入した際、露店の男性から「これはいつも贔屓にしてくれているサービスだ」と言われて
売り上げを入れている鞄から一本のビデオテープを取り出して私の買ったビデオに上乗せしてきた
不安になり「何のビデオか?」と尋ねると「警察の厄介になる品じゃないから大丈夫だ」と答えた
どうやら私は在庫処分品を押し付けられたらしい

アパートに付き、飯を食べ終えて部屋を暗くしてイヤホンを挿してビデオを見る
購入したビデオはどれも私の期待に応えてくれるものだった
最近はDVDが主流だが、こういったものはビデオだからこそより楽しめると私は個人的に考える
2本を見終えて、最後に残った一本に視線を移す。露店で無理矢理押し付けられたビデオだ
ふと過去に見た映画で、これに良く似たシチューションがあったことを思い出す
「まさか呪いのビデオ?」
自分で言って苦笑する。馬鹿馬鹿しい、いい年のおっさんが考えるようなことじゃない
詳細不明のビデオを年季の入ったビデオデッキに入れてみる。ちなみにこのビデオテープも相当年季が入っていた
大きな不安と小さな好奇心に僅かばかりの期待感
子供の時ガチャガチャに百円を入れて回す感覚に似ていた



今思えば、これが呪いのビデオだったらどんなに良かったのかと後悔している







数秒の砂嵐の後、映像が始まる。画質からして一般に販売されているビデオカメラだと分かった
だが映っていたのは人間ではなかった
生き物なのか食べ物なのか判別できないモノ
テレビ番組でその特集が何度も組まれていたため、大体のことは知っていたし覚えてもいた
「・・・・・これってゆっくり?」

ゆっくりれみりゃの胴付きとゆっくりふらんの胴付きが床にぺたりと座り、飼い主から貰った餌を食べているところだった
カメラが二匹に近づくとれみりゃは「う~♪」と笑い、ふらんはキッとこちらを睨みつけた
二匹が食事をしている周りには格子のような棒がいくつも見えた
どうやら二匹は檻の中にいるらしい
その檻は意外と広めに作られており。撮影者も檻の中からその状況を記録していた
本来れみりゃとふらんの個体は仲があまり良くないと聞く、しかし二匹は喧嘩する様子もない
それどころかれみりゃがふらんの頬についた食べかすを取ってあげたりと色々気にかけていた
音声が乱れて聞き取れないが、れみりゃがふらんにしきりに話しかけているようだった
れみりゃは独特の口調で流暢に話すが、ふらんの方は話せる言語が少ないようだった
見た感じ二匹の仲は良さそうだった
カメラが後にさがると、二匹の向こうにゆっくりちぇんが一匹だけおり、同じものを食べていた
飼われているという仲間意識があるのか、ちぇんを襲おうという素振りは二匹に無い

ここでいきなり画面が変わった

今度は熟睡する先程の三匹を映していた
カメラが密着しているれみりゃとふらんに寄る
手を繋ぎ眠る二匹は仲の良い姉妹のようにも見えた
撮影者の男のいかつい手が二匹にかかっていた毛布を剥ぎ取る

嫌な予感がした

毛布をどかすと、男は片手だけで器用に二匹の衣服を脱がしていった
すぐに二匹は上半身裸にされた
二匹の半裸がを幼児のそれと同じように見えて、慌ててその錯覚を捨て去る
男はふらんの手(れみりゃとは繋いでいない方の手)を掴むと自分の半立ちになっている性器を握らせた
そのまま寝ているふらんに手コキをさせる
見る見る男性の性器は膨張していき。しきりに男が吐くの息が不愉快なノイズとなり流れた
男はカメラを床に置き固定すると、今度はれみりゃの手も掴み、ふらんの手コキに参加させた
柔らかな二匹の手に包まれ摩られて男のソレはさらに大きくなる
二匹は未だに起きる気配がなく穏やかな寝息を立てている。もしかしたら睡眠薬か何かを飲まされているのかもしれない
先走りにより男のその先端がぬらぬらと光る
怒張したそれが大きく脈打つと先から大量の精液が飛び出した
それは寝たままのふらんとれみりゃの顔に掛かった

私はそこで一時停止ボタンを押してビデオを止めた

吐き気がしたので洗面所で口をゆすいだ
私はビデオの内容が理解出来なかった。饅頭相手に興奮できる奴の気が知れない。あれは獣姦というレベルの話ではない
さっさと取り出して捨ててしまおうと思い、エジュクトボタンに指を近づける
だが、あろうことか私の手は止まってしまった
正直に言うとこのビデオの結末が気になった
そういえば明日は久しぶりの休暇だった、寝るのが遅くなっても問題なかった
好奇心に負けて私は再び再生のスイッチを押した
結末を見届けたらすぐにこのビデオは捨ててしまおうと決めた



再生されると丁度場面が切り替わるところだった
今度は起きているゆっくりちぇんが映っていた
背景に檻があることから同じ部屋で撮影しているのだとわかった
その証拠に檻の中には未だ眠ったままの二匹がいた

ちぇんは周囲を見回し「わかるよー」「わからないよー」の言葉を繰り返していた
男が手を差し出すと、その手の匂いを嗅ぎ始めた
手を一舐めすると「うにゃ~」と呆けたような声を漏らして、丸い体がころりころりと不自然に揺れ始めた
ちぇんは酔っ払っていた。昔、実家で飼っていた猫もあれと良く似た状態になったことがある
「マタタビ?」
山地に自生するマタタビ科のつる性の木本で、夏に白色の花を咲かせる。本来はリウマチや神経痛、腰痛に効果があるものだが猫に使用すると感覚を酔わせる効果があった
おそらく手からマタタビの匂いがしたのだろう
撮影者の男の体が一瞬映ると、彼は全裸になっていることがわかった
あぐらをかいた膝の上にちぇんを乗せると手を小刻みに振動させた
段々とちぇんの目蓋がトロンと下がり、吐く息が甘くなっていく
頬を赤く染め、春の発情期に入った猫と同じような声を出し始めた
男のお腹にちぇんは擦り寄り、頬をくっつけてこすり付ける
ゆっくりの間で【すりすり】と呼ばれる前戯だ
ちぇんの表情が火のついた雌のものになる
それを見て男も興奮したのか、先ほどの姉妹の手コキで射精し一度萎えた男根にまた血液が集まりだした
時計の秒針のように、カチリカチりと脈打ちながら大きさを増して上を向いていく
ちぇんがそれを見て何かを言っているが音の乱れと呂律が回らないのとでまた良く聞き取れない
男のソレにちぇんは興味を持ったらしい
言い終わると唐突にちぇんが男のを舐め始めた
あそこまで積極的に舐めるということは性器にもマタタビの匂いがするものが吹き付けてあるのかもしれない
ちぇんのざらざらの舌が亀頭を刺激する。丁寧に尿道の先を刺激すると男の腰が一瞬浮いた
ゆっくり特有の大きな舌がイチモツ全体を包み込みそのまま口内へと誘う、男のナニを咥え込むとそれを頬の内側を擦り付けた
擦り十分に固くなるのを感じたら、口をすぼめて体全体を前後させて何度もストロークを繰り返す
男に調教され教え込まれたのだろうか、ちぇんの口技は見ていて巧みに思えた
これまで多くの女性を見てきたがあそこまで口を使い奉仕する者は少ない。口を主体として生活するゆっくりだからこそ出来る口淫だった
今までずっとされるがままだった男が動くちぇんの体を両手で押さえた
ちぇんは一瞬、頭上に「?」を浮かべるも、その意味を理解して男の手から逃れようと若干の抵抗を見せた
男は腰を乱暴に突き上げた
両手で押さえてひたすら腰を振りその喉奥を無遠慮に抉る
ちぇんは涙をボロボロこぼし、2本ある尾がピンと張り苦痛を訴えている
何度も何度もちぇんの顔が男の下半身にぶつけられる
ピストン運動はまだ止まらない
しばらくして男がちぇんを股間にうずめた、ちぇんの尾が千切れる寸前まで張り詰める
男はちぇんの口内で射精していた
全てを出し終えるとちぇんを離す、引き抜いた竿は唾液まみれでべとべとだった
ちぇんの口は手で塞がれており精液を吐き出すことを許されていない
カメラのマイクがゴクリという音を拾うと、ようやく口を開けることを許された
ちぇんは冷たい床の上でぐったりとしていた


人は自分の理解できないことを見るとその対象の姿に関係なく恐怖を感じるという
私は画面の中に居る男に畏怖の感情を抱いていた
彼はゆっくりを勝手に動くオナホールか何かと見ているのだろうか、それともそれ以上の価値を見出しているのかはわからない
胴つきを見ていると人間に童女に見えてしまうそうな錯覚に陥りそうになるが、あの男が興奮する理由はそれでは無いような気がした
自分自身よく分からないがそう確信できた


一旦画面がブラックアウトして再び違う場面に切り替わる

今度は服を着ていないれみりゃとふらんがいた。場所は今さっきちぇんと男が交わった場所だった
羞恥心があるのかどちらも手で体を隠すように自分で自分の体を抱きしめていた
二匹には首輪が取り付けられており、その首輪の鎖は手錠のように二匹の首を繋いでいた
ゆっくりゃが一歩前えへ出るとふらんが苦しそうな表情をした
どうやら鎖を引かれると首輪の内側が絞まる仕組みになっているようだ
咽るふらんにれみりゃが慌てて近づき背中を摩った。雑音に混じってれみりゃの「ごめんだどぉー! ごめんだどー!」という声を拾えた
イヤホンの音声の微調節を繰り返しようやく声が聞こえるようになった
ふらんが石で出来た床に「仰向けになれ」と男に命令される。しかしふらんはそれを無視して反抗的な目で睨み返した
直後、空気の爆ぜるような小気味の良い音が響いた。男がふらんの頬を叩いていた
叩かれて放心するふらんを男は蹴飛ばした。それにより二匹の首輪が絞まりれみりゃもつんのめる
男の暴力は見た目ほど痛くはなさそうだったが、ふらんの戦意を喪失させるのには十分だった
男の手にポリ製の容器がありそのキャップが開けられる
容器の中にはローションが入っていた。それを無遠慮に寝そべるふらんの上に垂らす。「ひゃぅっ!」と驚く声がはっきりと聞こえた
満遍なく垂らされてあっという間にふらんの体の表面が光沢を放つようになった
今度は手にローションを塗りたくってれみりゃの体にそれを擦り付け始めた
れみりゃの表情は不快感に満ちていたが、男が怖いのか声を押し殺して必死に耐えていた
塗り終わるり「ふらんに覆いかぶされ」とれみりゃは指示された
無言で首を横に振り拒んだが、男に鎖を掴まれるとすんなり言うことを聞いた
れみりゃとふらんは裸で体を重ねた
そのれみりゃの背中と羽根に男は残りのローションを全てぶちまけられた

れみりゃはいきなり背中にローションをかけられたことで、
ふらんはこれから何をされるのかという恐怖で、
お互いにしがみついて抱き合った

摩擦による抵抗が完全に失われているため、抱き合ったはずみでれみりゃはふらんの上を数センチ滑った
「んんっ・・」「うあぅ・・・」
体の敏感な部分が擦れあったことで二匹は甘い吐息を漏らした
勢いがなかなか無くならず、れみりゃはふらんの上を何往復もする
れみりゃは慌てて床に手を付き制動を掛けようとした、しかし下のふらんがそれを許さなかった
それどころか体を動かしはじめた
「やめるんだどぉ~」
ふらんの目つきがおかしい、瞳の色彩が薄い
「ん・・・ちゅぅ」
何の予告もなくふらんがれみりゃの口をついばんだ
単純な愛情表現。ふらんはれみりゃにこすられて発情していた
ふらんの動きが徐々に大きくなる
「ふっ・・・ふっ・・・・・」
最初の映像で、このふらんはあのれみりゃに対して恋愛感情もしくは依存しており何らかの好意を持っていることが感じ取れた
だかられみりゃに対してこれだけ積極的なのかもしれない
「あっ♪、あっ♪、あっ♪・・・・」
歯を向き出しにて嬌声をあげるふらん。よほど気持ちが良いのか顔は蕩けるような笑みを浮かべる
体を激しくこすり合わせるのがゆっくりの交尾だと聞くが、まさにそれが展開されていた
一方のれみりゃは快楽に負けまいと首を左右に振り目を口をきつく結んで耐えていた
だがその動く顔を押さえつけられ、下に引っ張られて顔を舐められる
舐める行為は口付けに変わりディープキスへと発展していく
「あう・・・・・くちゅ・・・・んん・・・・・はあぁ・・・・・・ちゅぅ・・・・」
いつしかれみりゃも自制を失い自分からにふらんに舌を伸ばしていた
ふらんの足がれみりゃを逃がさないと言わんばかりに両足をれみりゃの腰部分に回してロックする、それにより二匹の密着は強まる
そしてれみりゃもふらんと手のひらを合わせて指を絡める
お互いに快感を貪り昇り詰めていく
「「ぅぅぅぅぅぅっ!」」
二匹の体がビクビクと震える。絶頂を迎えた
だが、ふらんの動きは止まらない。体を痙攣させながらもまだ体をこすり合わせる
れみりゃは少しだけ辛そうだったが、ふらんの要求に応えようと絡めた指を固く結びなおした


何度も達した二匹は目を閉じたまま抱き合っていた。胸が激しく上下している
ゆっくりはこの場合どちらかが妊娠するというが、その様子は無い。あのローションに避妊効果でもあるのだろうか?


男はくたくたになった二匹の首輪を外すと、今度は両手を背中に回させて手首を縛りそれぞれ両手の自由を奪われた
縄を軽く引いて解けないのを確認した後、右腕でれみりゃを、左腕でふらんをそれぞれ抱える
軽々と抱えて立ち上がり、部屋の隅に移動する
その先にSMでお馴染みの“三角木馬”があった
前にれみりゃをその後にふらんを跨らせた姿勢を維持させ浮かせてから、一気に落とした
「いぎぃぃぃぃぃぃぃ!!」「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
目蓋を力一杯閉じて、歯を食いしばるも痛みで悶える二匹
内股に力を入れて踏ん張るが絶頂を繰り返した二匹にそれだけの体力は無い
股に三角の頂点が容赦なく食い込む
先端部分はゴムで出来ているため体を損傷するということは無いが痛みは確実に感じている
「おろじてほじぃんだどーーーーー!!」「いだいぃぃ!! いだいぃぃ!!」
動くほど余計に体が沈んでいく
木馬に目を凝らすと、それが小刻みに振動していた。木馬は電動の玩具の部類のようだ
全てのゆっくりが振動により発情状態になるため電動系の玩具はゆっくりに効果が高いのだろう
「ああふっ! ああふぅ!・・・・・ああ」
痛みとも快楽ともつかない感覚に襲われ正常な呼吸が出来ていない
振動はそんなのを全くお構いなしで二匹を刺激し続ける
「っっ・・・・!!」
ふらんが体を仰け反らせて気をやった
そのままれみりゃの羽根と背中にもたれ掛かる
「ぎゃう!!」
ふらんに後から体重を掛けられたことでれみりゃの体がさらに深く食い込む
必死にどいて欲しいと叫ぶが絶叫するが、それはふらんの耳には届いていなかった
「あぁ゛~~~~~あぁ゛~~~~~~」
ふらんは虚ろな目で涎をたらしていた。さらにゆっくりゃに体重が掛かる
そんな状況にも関わらず二匹を乗せる木馬の動きが大きくなった。男が遠隔操作で機械の振動を強めていた
「おぢるぅぅぅぅぅ!! おぢじゃうどぉーーー!!」
落とされないように内股に力をキュッと入れたがそれがいけなかった
それが敏感な部分の強い刺激に繋がった
「いぃぃぃぎぎぎぃぃああああああああああああ」
れみりゃも体をガクガクと痙攣させる。絶頂したようだ


男が跨った状態のれみりゃとふらんの肩を揺すった
「「・・・・・・・」」
反応は無かった
二匹は目を開けたまま失神していた

男が乱暴に木馬を蹴り上げた

「「っっあぁぁ!!!!!!!!!!」」
ガコンッと木馬が上下する
それに連動して二匹の体も自発的に跳ね上がった。目が飛び出す寸前まで見開かれた
股間に大きな衝撃が与えられ、体が十二分に引き絞られた弓のように反る
二匹が同時に失禁した。この場合流れているものは砂糖水なのだろう


男は再び動かなくなったそれらを木馬から降ろすと檻の中の布団が敷かれた簡易ベットの上に寝かせた
そこでれみりゃとふらんは密着した状態で上下逆の状態で並べられた
体位で説明するなら“シックスナイン”というものでお互いの股座が見えるように転がされていた
しばらくして二匹の目覚める
お互いの散々痛めつけられた部分が目の前にあった
どちらが先ということなく、ほぼ同時に舌を伸ばした
少ししたらそれはいやらしい水音に変わった

男はそれを檻の外からちぇんを抱えて見つめ・・・




バツン





「あれ?」
いきなりテレビ画面に何も映らなくなる
真っ暗な部屋に砂嵐のあの不協和音が木霊する
取り出したテープを見ると中のテープが千切れていた
ビデオ自体だいぶ劣化していたため再生中にガタが来たようだ
まだテープは4分の1ほど残っていた。あの後もまだ少し続いたらしい
結局、男のことも飼われているゆっくりについてもその結末も、何も分からずじまいだった
ビデオについては何の編集もされていなかったことからして、販売目的ではなく個人で楽しんでいたものが流失してしまったのだろうと察しがついた
「なんだ、折角これからだって時に・・・・・・・・え? 待て、今、自分でなんて言・・・・・」
自身が口走ってしまった内容に背筋が凍った
「嘘だろ・・・」
ビデオが途中で切れたことを『残念に思う自分』がいる。饅頭の擬似交尾を見て『興奮していた自分』がいた
「そんなはず無い」
慌てて取り出したテープを窓から捨てた。向かいを流れる川にそれの落ちる音がした
「これを見る前に2本裏ビデオを見たからだ。今興奮しているのはそのせいだ・・・」
そうだ、そうに違いない。それ以外の理由など有りはしない、あってはならない
今日はさっさと寝てしまおう。寝ればこんな気の迷いは吹っ飛ぶはずだ

しかし私は遠足前の小学生のように、その日は妙にソワソワとして寝付くことが出来なかった

朝日が昇る頃にようやく眠りにつくことができた、起きたのは夕方だった
昨夜見た光景が何度も脳内で再生されている。網膜に焼きつきスライドショーのようにコマ送りで上映されている
これから逃れる方法を私は知っている。しかし実行するわけには行かない
実行したら最後。私はまっとうでなくなってしまう





「ありがとうございましたー」

店員の声で我に返れば、私は店で購入したゆっくりが入ったゲージを抱えて家路についていた
ゲージの中では昨日見たのと同じ種類のゆっくりちぇんが興味津々な目でこちらをのぞきこんでいた
何も知らない無垢な瞳
私は素直にこのちぇんのことを可愛い奴だと思った
これが私の所有物になった
ゆっくりは動物と規定されていないため、どんなことをしても許される

そう考えたら、無意識に私の頬と口元が吊りあがっていた

自分が笑っているのだと自覚するのに少しだけ時間が掛かった



eNd

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最終更新:2022年05月03日 22:08