ピンポ~ン
「あ、はーい。いま行きまーす」
食卓につき、本日の夕食を頂かんとしていた少女は、来訪を告げるベルを聞いてそう答えた。
一緒にかけられた声からして、隣に住む小母さんが訪ねてきたのだろう。
(ひょっとしたら、晩のオカズでもわけてくれるんだったりして……うふふ)
一人暮らしでの稼業だけでは、なかなか日々の生活も苦しい。
そんな少女に差し入れられる隣からのお裾わけは、非常にありがたいものである。
「……おっと、とにかく出なきゃ」
お膳に並べられたホカホカのご飯、グツグツと煮え滾る鍋のおでんを残し、少女は席を立つ。
――それから待ち受ける悲劇も知らずに。
『ゆっくりお裁縫』
「ゆっ、ゆっ! ここからにおってくるよ、しずかについてきてね、れいむ! あかちゃんたち!」
「わかったよ、まりさ! おちびちゃんたちも、そろーりしてね!」
「しょりょーり、しょりょーり!」
「ちょりょーり、ちゅりゅよ!」
「おにゃかちゅいちゃよ!」
少女が席を立って僅か数分、見張りのいなくなった食事に近づくゆっくりたちがいた。
成ゆっくりのまりさとれいむ、そして赤ゆっくりのまりさが二匹とれいむが一匹だ。
「ゆゆっ、このあみさんはかんたんにやぶれるよ! ゆいしょ!」
まりさはそう叫ぶと網戸に体当たりを加え、言葉通り簡単にそれを突き破り、家族が入る隙間を作る。
おでんの熱さを楽しむため、晩秋の冷気を取り入れようと、ガラス戸を開いていたことが災いした。
「ゆっ、さすがはまりさだよ!」
「おちょーしゃん、しゅごーい!」
「ゆふふ、それほどでもないよ! さ、みんなはいってね!」
家族からの称賛に謙遜しつつ、まりさが全員を招き入れる。
その視線の先にあるのは、先ほど少女が放置していたアツアツご飯。
それに鍋で温められて美味しそうな匂いを立てている、アツアツおでんである。
「ゆっ、ゆっ! おいしそうなにおいがするよ、あれはみつけたまりさたちのものだよ!」
「ひろくて、あたたかいばしょだね! ここはれいむたちのゆっくりぷれいすにするよ!」
「わーい、ちゃべもにょー!」
「ゆっくちぷれいしゅだよ!」
「さすがおちょーしゃんちゃち!」
そんなことを喚きながら、ゆっくりたちはまず腹ごしらえをしようと、おでんに近づいてゆく。
ご飯はおひつに入れられ、おでんは鍋に入れられて美味しそうな匂いを漂わせている。
ゴクリと唾を飲み込んだまりさは、不敵に笑って口を開いた。
「ゆふふふ、こんなものにいれてあっても、まりさにはかんけいないよ!」
口元を歪めたまりさは少しだけ体勢を低くし、そのまま鍋に向かって体当たりをする。
鍋にはきっちりと蓋がしてあって、ゆっくりでは中のものを取ることはできない。
けれど、体当たりで倒してしまえば中身はこぼれ、それを頂くことができると、まりさは考えたのだ。
だが――。
――ガッシャァンッッ! バシャァァッ!
「ゆぶぇぇぇっっ! あつっ、あついよぉぉぉっっ!」
先ほどまでコンロで温められていたおでんは鍋の中で煮え滾っており、その出汁は熱湯と同じだった。
そんなことも考えずに鍋に体当たりをしたまりさは熱湯を全身に浴び、叫びを上げて転げ回る。
けれど、そのかいあってか鍋は倒れ、お目当てのものはゆっくりでも取れる状態となった。
すなわち、出汁がそこいらに撒き散らされて床を汚し、中の具材も床にぶちまけられたということだ。
「ゆゆぅぅっ! まりさ、だいじょうぶ!」
「ゆぅっ、ゆぅぅ……だ、だいじょうぶだよ……それより、たべものだよ……」
れいむが心配そうに声をかけると、まりさは弱々しく微笑みを返し、おでんを舌で指してそう答える。
床にバラ撒かれたおでんの具材、大根・じゃがいも・こんにゃく・がんも…etc、どれも美味しそうだ。
「しゅごくゆっくちちたたべものだよ!」
「きょんにゃにいっぱい、おやしゃいしゃんがありゅよ!」
「しょれにちょっちぇもいいにおい!」
まりさの狩り(と称した暴挙)の成果に、赤ゆっくりたちは大喜びではしゃぎまわる。
それを見て目を細めるれいむと、火傷からなんとか復帰したまりさが、子供たちに声をかける。
「こら、おちびちゃんたち! おとーさんがとってくれたんだから、おれいをいわなきゃだめだよ!」
「ゆっ! きにしないでいいよ、れいむ! こどもたちがうれしそうなほうが、まりさもうれしいよ!」
「ゆゆーん、おちょーしゃん、ありがちょー!」
「おちょーしゃんは、きゃりのてんしゃいだね!」
「みんなでむちゃむちゃちよーね!」
そんなことを話しながら、まりさは安堵していた。
森での冬支度は失敗しそうだったが、どうにか冬が越せそうだと思えたからだ。
思えば、森での冬支度は大変なものだった。
森でご飯を集めようとしたものの、森の木々は一日に取れるご飯の量をどんどん減らしてしまう。
食べ盛りの子供たちが毎日たくさん食べるのに、そんなことではやっていられなかった。
だからまりさは、ゆっくりしていて役に立たない森を見捨てることにした。
そして人里に下り、人間が独り占めする野菜さんを集めようと思ったのだが、それは正解だった。
こうしてご飯を得られ、広くて温かな新しい巣まで得られたのだから。
(ゆふふ、このままはるまでゆっくりするよ! はるになったら、おやさいさんをもっとあつめるよ!)
にやけながらそう考えていたところで、れいむが声を上げる。
「それじゃ、いただきますするよ!」
「いちゃぢゃきまーちゅ!」×3
「ゆゆっ、いただきます!」
家族全員で食前の挨拶をし、いざ団欒のときが始まる――と。
「っっっ! ちょっと、あんたたち! なにやってんのよ!」
「ゆっ!? な、なんなの、おねーさん!」
突然かけられた少女の言葉に、れいむが驚きの表情でそう叫んだ。
まりさもそちらのほうを見てみると、一人の少女が目をつり上げてこちらを睨んでいる。
だが睨みたいのはこちらのほうだ、とまりさは思った。
勝手にゆっくりぷれいすに踏み入り、食事の邪魔をするなんて許されない。
プクゥゥッッ! と膨らんで威嚇するまりさとれいむに、少女は続ける。
「どこから入ったのよ! それに……人のおでんをひっくり返して! 誰が片付けると思ってんのよ!」
憤り叫ぶ少女に、れいむとまりさが馬鹿にしたような表情を浮かべ、飛び跳ねながら返す。
「ゆっ、ゆっ! ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ! ゆっくりしないででていってね!」
「これはまりさたちがみつけたんだから、まりさたちのごはんだよ! そんなこともわからないの?」
そんな二匹の言葉に、少女は話をするだけ無駄だと悟った。
そしてふと視線を向けた先に、破けた網戸を見つけて絶句する。
「うぁ……そっか、網戸にしてたから……やっちゃったなぁ……」
だが、窓ガラスを破られなかっただけでもよしとしておこう。
少女はとりあえずガラス戸を閉じて、ゆっくりたちの退路を断つ。
そして小憎らしい表情を浮かべる五匹のナマモノをギロリと睨み、口を開いた。
「どうせ言ってもわからないでしょうけど……ここはあたしの家、そしてそれはあたしのご飯よ」
「ゆゆっ? なにばかなこといってるの? れいむたちのゆっくりぷれいすだっていってるでしょ?」
「ばかなこというおねーさんは、たべものとあまあまをおいてさっさとでていってね!」
「でていっちぇにぇ!」
「ばーきゃ、ばーきゃ!」
「おお、おりょきゃおりょきゃ」
予想通りの反応が返り、少女はハァァ……と深いため息をもらした。
けれどまずは、この床が汚れきって食べ物が散らかった状況を、どうにかしなければいけない。
その場にしゃがみ込み、落ちたおでんの具を集めて鍋に戻す。
出汁を拭くための雑巾も持ってこなければいけない……そんなことを考えていると――。
「ゆゆぅっ、まりしゃちゃちのおやしゃいに、しゃわらないでにぇ!」
そんなことを叫び、一匹の赤まりさが少女の手に体当たりを食らわせてきた。
ポコンとも音がしない、ダメージ皆無のその攻撃。
けれどそれがゆっくりたちの目には、怒涛の攻勢にでも見えるのだろうか。
まりさや残った赤ゆっくりが、赤まりさに声援を送る。
「ゆっ、さすがはまりさのあかちゃんだよ! そんなおねえさんなんて、しゅんさつだよ!」
「ゆぅぅ、おにぇーしゃん、ちゅよいよ!」
「やっちゃえー!」
少女は怒ることもなく、ただただ呆れ果てた。
ゆっくりよりも数倍は強い野良猫でさえ、人の姿を見たら逃げだすのだ。
まして攻撃を加えて倒せると思うなど……正直、野生で生きてこられたのが不思議なくらいである。
「……邪魔よ。遊ぶならあとでたっぷりと遊んでやるわ……あんたたちの命でね」
「ゆびゅぅぅぅっっ!」
鬱陶しそうに少女が手を払うと、その甲で叩かれた赤まりさが悲鳴を上げ、家族の元へ弾き跳ばされた。
少女としてはそれほど強く払ったわけでもないのに、赤まりさは大げさにビィビィと泣き叫び、痛みを訴える。
「ゆびゃぁぁっっ、いちゃいよぉぉっ! おきゃーしゃん、おとーしゃぁぁん!」
「ゆぅぅ! だいじょうぶだよ、おちびちゃん! すぐにぺーろぺーろするからね!」
「よくもまりさのあかちゃんにっ! ゆるさないよ!」
「おにぇーしゃんをいじめりゅにゃ!」
「おちょーしゃん、やっちゃえ!」
れいむは赤まりさをあやしながらペロペロと舐めてやり、まりさは威嚇するように膨らんで少女を睨む。
他の赤ゆっくりたちも、まりさを応援してうるさく騒いでいる。
いましがた圧倒的な力の差を見せられたばかりというのに、やられたのは赤ちゃんだからだと考えたのだろうか。
危機感のまったく足りていないまりさに対し、少女は深い呆れと――冷え切った怒りが湧き上がる。
「こんなクズ饅頭に夕飯荒らされたなんて……ほんっと、バッカみたい……」
「ゆゆっ、やっとりかいしたみたいだね! そうだよ、おねえさんはばかなんだよ!」
少女の独白を聞いてそんなことをのたまい、ゲラゲラと笑うまりさ。
それを冷たく見つめ、少女は一言告げた。
「……もういいや、さきに殺しちゃお」
「ゆっ、なにをいって……ゆ……ゆぅぅぅっっっ!?」
一瞬、なにをされたのかわからなかったのだろう。
けれど、直後に訪れた鋭い痛みにまりさが叫びを上げる。
その頬には床に突き立てるような形で、一本の細長い縫い針が刺されていた。
「いじゃいぃぃぃっっ! ゆぅぅっ、ゆるさないよっ、ゆぐっ、ゆぅぅっ!」
「うっさいわよ、ほら、もう一本」
少女の手には、腰に結わえていた小箱から抜いた針がもう一本、握られていた。
それは裁縫屋を営む少女の商売道具……の、なれの果て。
錆びたり痛んだりで、そろそろ交換しようと思っていた、用済みの針だった。
だから餡子で汚れることも、床に突き立って折れ曲がることも気にせず、勢いよく饅頭皮に突き立てる。
――ブッスゥゥゥッッ!
「ゆっ……ゆぎぃぃぃぃっっ! いじゃっ、いじゃいぃぃぃっっ! なにずるのぉぉぉっっ!?」
柔らかな小麦粉の皮を易々と貫通し、金属の錆でその内側をザリザリと擦り傷つけながら、餡子まで達する鋭い針。
死ぬわけでも餡子がもれるわけでもない、けれど悶絶するような激痛を味わい、まりさはわめいてのたうち回ろうとする。
だが――。
「ゆぎゃっ、ぎぃぃぃっっ! いだいっ、ちくちくがうまるぅぅぅっ、いだいぃぃっっ!」
身体に深く埋まった針は、転げ回るたびに床で押し込まれ、さらに激痛を餡子に染み広がらせる。
さきほどまでの余裕の表情もどこへやら、いまのまりさは家族の頼れる大黒柱ではない。
絶対的な強者を前にした、弱々しい獲物に過ぎなかった。
「まっ、まりざぁぁぁっっっっ! なにじでるのぉぉっ、はやくやっつけてぇぇっっ!」
「おちょーしゃん! おにぇーしゃんはもうむちのいきだよ!」
「はやきゅやっちゅけちぇにぇ!」
どのように状況を理解したのか、そんな馬鹿なことを叫ぶれいむと赤ゆっくり。
少女はそちらにも目を向け、ニヤリと唇を歪めて告げた。
「なに、あんたたちも欲しいんだ……ふふ、物好きねぇ。自分から痛い目に遭いたいだなんて、とんだマゾ饅頭だわ」
「にゃ、にゃにいっちぇ……ゆぴぃぃぃっっっ!?」
「ゆっ? まりしゃのいみょうちょにっ……ゆぴゃぁぁあっっっ! や、やめちぇにぇっ、いぢゃいぃぃっっ!」
「ゆぅぅっ! れいむのあかちゃんになにするのっっ! ゆぶっ、ゆぶぶぶぶっ、で、でいぶのおぐぢがぁぁっっっ!」
少女の針が次々と小箱から引き抜かれ、目にも止まらぬ速度でゆっくりたちを突き刺してゆく。
赤れいむ、赤まりさ……そして、れいむ。
ブツッ、と小気味のいい音を響かせて、柔らかくも張りのある弾力を針で突き抜ける感触が、少女の腕を伝い上がってゆく。
その感触にゾクゾクッと背中を震わせながら、少女は艶のある妖しい笑みを浮かべ、己の身を掻き抱く。
「んはっ、はぁぁ……いい感触ねぇ、あんたたち……ふふ、お仕置きして殺そうと思ってたけど……」
瞳を潤ませ、恍惚としたように頬を上気させた少女は、熱っぽく吐息をもらしてささやき――。
「少しだけ楽しませてもらおうかしら、ねぇ……?」
新たな針を抜き取って、それをゆっくりたちの目の前にチラつかせた。
そこでようやく少女の恐ろしさ、危険さに気がついたのだろう。
痛みにのたうっていたまりさは、涙をこぼしながら大声で訴えてくる。
「ゆぅぅっ、ゆるじでぐだざぁぁぁいいっっっ! がっでにはいっで、ごべんなざいぃぃぃっっ!」
「……煩いわね、あたしはこのおちびたちに言ってるのよ。邪魔しないでちょうだい」
涎と涙を撒き散らし、床に汚れを広げて騒ぐまりさを冷ややかに睨み、少女は針をもう一本抜いた。
その針に手早く糸を通し、まりさの口端に突き立てると、そのまま口を閉じるように縫い上げてゆく。
「いぎゃぁぁっっっ、いじゃいっ、いびゅぅぅっ、ゆぶっ、んぶぶぶぶっっ!」
「いいザマよ。そのままそうして、可愛い赤ちゃんや奥さんが針まみれになるとこでも眺めてなさい」
騒ぎ立てるまりさの頭を上から抑え込むと、さしたる力も必要とせずに固定する。
そのまま外皮に刺した針を、今度は内側から外に向けて貫通させ、それを繰り返すこと十数回。
口を縫い留められたまりさは悲鳴を上げることもできず、涙をこぼして呻くばかりだった。
「ば、ばりざあああぁぁっっ! だずげでっ、だずげでよぉぉっっ!」
「ゆっ、ゆええええんっっ! おちょーしゃんっ、たしゅけちぇぇぇっ!」
まりさがこんな目に遭っても、いまだ縋ろうというのはあまりに愚かとしか言いようがない。
冷酷な笑みを口元に浮かべ、歩み寄る自分を怯えた視線で見つめるれいむたちに、少女は告げる。
「ふふふふ、ねぇ、そこのちびまりさ……あんたは、まりさとれいむのどっちが好きなの?」
それは少女の手に弾き飛ばされた赤まりさではなく、さきほど針で刺された赤まりさだった。
えぐえぐと泣きながらも、これ以上は傷つけられたくないとばかりに、必死の形相で答える。
「ゆっ、ゆぅぅ、どっちもしゅきだよぉぉぉっ!」
「あ、そうなの? ふぅん……でもまりさはいま忙しいみたいだから、れいむだけにしとこっか」
どちらでも構わない、そう判断した少女は赤まりさを摘み上げると、足が竦んで動けないれいむに押しつける。
動くことはできない、目の前の少女は怖い。
それでもれいむは母親の本能か、赤まりさの頬をペロペロと舐めてやり、懸命にあやす。
「だ、だいじょうぶだよ! おかーさんがまもってあげるからね!」
「ゆっ、ゆぇぇぇんっっ! きょわいよぉぉっ、おきゃーしゃぁぁんっ!」
「あらあら、優しいお母さんなのね。それなら、離れないようにしといてあげましょうか……ふふふ」
少女は妖しく微笑むと、れいむの頬に糸を通すと、少し離れた箇所からもう一度貫通させて戻す。
れいむは激痛に表情を歪めるが、それでも赤ちゃんの前だからと悲鳴を堪え、少女に向かって叫ぶ。
「ゆっ、ゆっ! やばんなおねーさんはれいむにあたればいいよ! あかちゃんはれいむがまもるからね!」
「ゆんっ、ゆぅぅぅんっ! おきゃーしゃん、ありがちょぉぉっっ!」
母としての姿を見せつけ、勝ち誇ったように胸を張るれいむに、赤まりさが頬を擦り寄せて泣きじゃくる。
それを見て少女は心底ウザいと思いながらも、口元には微笑みを浮かべて針を引き寄せた。
「そう……それなら、しっかり守ってあげなさいよ」
「ゆんっ? ゆっ、ゆぅぅぅぅっっ! お、おきゃーしゃぁぁんっっ、ゆびぃぃっっ!」
「は、はなれてねっ、あかちゃん! ゆぎっ、ゆぎぃぃっ、いだっ、いだいぃぃっっ!」
さきほどのまりさのように何度も何度も針を刺され、内外から貫通される痛みに叫ぶれいむ。
それと同時、少女は糸をれいむの体に巻きつけながら、赤まりさと糸でくくりつけるように固めてゆく。
れいむはわが子を逃がそうとするのだが、身体を押さえ込まれていてはそれも叶わない。
最終更新:2022年05月03日 23:16