一匹のゆっくりを捕まえてきた。2



荒筋
…成体れいむが切り株に拘束され 眼球を取り除かれた



次は何をしようか?



そろそろ会話がしたくなってきた。
とりあえず裁断ハサミをポケットにしまって
れいむの口を塞いでいた唾液に濡れた汚い粘着テープを剥がした

「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい 」

目玉繰り抜かれるだけで恐怖が理性を凌駕してしまったか
これでは会話どころではない
私は例の鞄から透明の液体に満たされた注射器を取り出して
霊夢のつむじよりやや後ろの後頭部に注入した

れいむはとろんとした表情になり、しばらくすると眼の輝きが戻った

『ごめんね れいむちゃん。今のお薬は痛いのがなくなって少し気が落ち着くの』

優しくれいむの頭を撫でてあげると
今まで何をされていたのか思い出したれいむが騒ぎ始めた

「みえないよ!れいむのおめめがないの!はんぶんまっくらなの!どうして!どうして!?どぶじでぇぇぇぇ!」

プス

もう一本注射して数十秒後

「ゆぅ・・・ゆが・・ぅぅ・・・・・おねーさん・・・れいむ わるいことした?れいむは ゆっくりしていただけだよ? おねがします・・・おうちにかえして・・・・」

『うーん、特に悪いことはしていないと思うわ、貴女に会ったのも初めてだし』

「じゃあ なんでぇ?! れいむはなんで いたくならないといけないの!もうやめてぇ!やめてえええ!」

『それは聞かない方が精神の安定になると思うし、もう痛くないと思うよ。二本も打ったし』

「おねーさんが なにいってるか わからないよ! ちゃんとれいむにわかるように ゆっくりせつめいしてね!れいむは かんだいだからまっててあげるよ!」

『直ぐに自分の状況や、直前の事を忘れるんだなぁ・・・痛くなければすぐ増長する。おもしろいおもしろいv』

「もういいよ! れいむは おうちにかえるよ!」

と跳ねる様子を見せたれいむだったが、先ほどの注射には痛み止めの他に 生物の運動機能を弛緩させる効能もある
そもそも切り株にデカイ釘で固定されているわけだから逃げられるはずもないが

「どうして おりられないのぉおおおお!? ぴょんぴょんできないよぉぉぉおおおお!なんでぇぇぇぇぇえ!?」

『じゃあ【続き】をするね、その間自由にしゃべってて良いよ』

「はやくここからおろs・・・・・・・・・・・・つづき?」

先ほどしまった裁断ハサミを取り出して その光加減を確かめた
これだけ大きいと まかり間違って自分の指を切り落としたりしないような気をつけないと
柔らかい有機物へ 硬く冷たい無機物が無慈悲にその皮を突き破る・・・いいなぁ

『だいたいこの辺かな?』

先ほどれいむが失禁したところより少し上部にハサミを突き刺した
とたんに茶色い体液が滴る
まるで第二の口ができて涎を垂らしいてるようだ

「ゆゆ!?なにしてるの?なにしてるの?なにしてるの? ゆっくりやめてね! やめてぇええええ!ゆぎゃぁああああああ!!!!!!!!」

『・・・いや痛くはないでしょ?』

「ゆゆ!?いたくないよ!でもやめてね!れいむのやわはだに きずをつけないでね!」

野良のクソ汚い表面のどこが柔肌なんだよと毒づきながら
ハサミを走らせ、排泄器官の上あたりを横一文字に切れ込みを入れた
内部自体は傷付いていないので絶命することはないだろう
上下の開口部をつまみ ゆっくりと開いてみた

『ほほー』

透明のサランラップに包まれたこげ茶色の塊が沢山あった
このおにぎり大のパーツがいろんな器官を担っているんだろう
まじまじと観察していると茶色い流動物が垂れてきた
ゲル状のそれをすくって指で擦り合わせてみる
サラサラというよりじゅぶじゅぶした粒の塊で粘性も多少ある
これは栄養の循環を各器官へ配達したり、跳ねるなどの筋肉を司っているのだろう
様はスライムのような柔軟な複合細胞を皮で包んでいるような感じか

「みないでぇえええ!れいむのなかを みないでぇえええ! あんこさんでたら しんぢゃうううう!」

『ちゃんと出ないようにしてるよ 大丈夫だよ』

優しく教えてあげると、そろそろ本題の部分が見つかった

『ねぇれいむ 貴女・・・・・・・・・・・妊娠してるわよね?』

「ゆぅ・・ゆふー・・やめてぇ・・・れいむのなかぁ・・・ゆぐぅ」

自分の体に起こるありえない光景を見て、すこしおかしくなってきてしまっているのだろうか?
本来ならば激痛と危険回避で思考する機会なんてないからだろう

『えーと、可愛い赤ちゃんの原型を取るね?』

「あ・・あかちゃん・・・れいむのあかちゃん・・・もうすぐ・・・ゆっくり・・・うまれるよぉ・・・」

『つか今、出産させるけど』

今の段階では産道が形成されていないので、排泄器官の位置から大体の目測をつけて
帝王切開してみたんだけど、これだ この茶色い包みが子宮に相当する部位だろう
臓器にしてはこんな底面にあるのも不自然だし

「ゆ・・・ぐ・・・・あかちゃん?・・・れいむのあかちゃん? まだあかちゃんはうまれないよ? ゆっくりまってあげてね? なにもしないでね? やめてね?れいむのあかちゃんさわらないでね?ね?ね?ね?ね?ね?」

れいむの切り口をなんとか片手で広くようにして
茶色いゲルに包まれた浮いている小包を握り、一気に引き抜いてみた

『ほい、誕生』

特に何の抵抗もなく、体外へと出すことが出来た

『ほい、死亡』

ぶんなげた

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最終更新:2022年05月18日 21:02