設定的には虐待が好きでない虐待お兄さん&2の続き。
虐待というよりは実験。
すっきりちうい。
そしてオリキャラ&俺設定てんこ盛りなので、嫌いな人は回れ右、というより左(ブラウザバックボタン)
























やあ、僕は虐待お兄さん!!でも、本日行うのは虐待じゃなくて実験だよ!!
僕は実験の方が大好きなんだ!!ヒャア!!我慢できねぇ、実験だぁ!!!

…という事で実験に移ることにする。
まずは材料として、赤ゆっくりを9匹用意。
れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ちぇん、みょん、れみりあ、さくや、ふらん、めーりん、各1匹づつである。
ちなみに、全員体無し、同種同士の親から植物性出産で生まれた赤ゆっくりである。
さらに、生まれてすぐ、ゆっくりしていってねの声を上げている途中で催眠ガスで眠らせたため、全員ゆっくりと眠っている。
これなら少々のことで目は覚まさない。

さて、それでは処置開始。
まずはれいむを手に取り、台の上に乗せ、左頬の辺りの皮をメスで円を描くようにして切り取る。
そして、次にはまりさの右頬にも同じ事を行う。
そうしたら餡子の露出している所を合わせ、小麦粉で溶いた水で合わせ目を塞ぐ。
それが終わったら少し様子見をし、癒着していることを確認したら、今度はまりさの左頬の辺りの皮を…という事を繰り返す。
その結果出来たのが、円状に並んで連なる赤ゆっくり達。
ちなみに顔は全員外側を向いている。
現在の状態を例えるなら、ポン・デ・リングを思い浮かべてもらえば分かり易いだろうか。

最後に繋げたれいむとめーりんの間を確認する。
…うん、問題なし。
軽く気付け薬を嗅がせた後一発で全員が目を覚ます魔法の言葉を唱える。

「ゆっくりしていってね!!」

「「「「「ゆっくちしちぇいっちぇね!」」」」」

効果は抜群だ。
全員が一気に目を覚ました。

「ゆ?おにーちゃんじゃれ?」

「おかーちゃんは?」

「みょんみょん?」

「わかりゃにゃいよー?」

「じゃおーん?」

等、口々に言葉を発する赤ゆっくり達。
ちなみに、この赤ゆっくりの親たちは、壁際にある箱の中につがいごとに分けられている。
しかし、その箱は防音対策が完璧に施されているため、今のように赤ゆっくりの様子を見て何か叫んだり箱に体当たりをしても
何の物音も立てなかったりする。

さて、試しに軽く指先で霊夢を小突いてみる。

「「「「「ゆぐっ!!」」」」」

途端、全員が苦悶の表情になった。
やはり、餡子がくっついている状態だと、痛みは共通に感じる様である。

「にゃにしゅるのぉ!!ゆっくりやめちぇね!!」

「ゆあーん!!ゆあーん!!」

「おかあちゃんのところまでにげりゅよ!!」

「わかりゃにゃいよぉー!!」

「うあ゛ー!!うあ゛ー!!」

等、その後の反応は種によってさまざまであった。

そして、

「しょろーりしょろーり、ゆっ!!うごけにゃいよぉ!!」

「「「「「ゆううううう!!!!」」」」」

赤まりさの声で、動けない事にようやく気づいた一同。
いくらなんでも遅すぎである。

「おにいしゃん、たちゅけてぇ!!」

「ゆっきゅりできにゃいぃぃいいい!!!!!」

「むぎゅううぅうぅ!!」

「ゆっきゅりちね!!!ゆっきゅりちね!!!」

パニックになる赤ゆっくり達だが、ふと親ゆっくりの方を見てみると、そちらも大盛り上がりを見せていた。
大声で赤ゆっくりに何か叫んでいるだろうもの、狂ったように何度も箱の壁にぶつかるもの、ただ泣いているもの、様々である。
しかし、防音対策されている箱に入れている以上、音は漏れないし、自分自身の大変さのために赤ゆっくりは親の存在に気づいていない。
…実験に邪魔だからという事で防音の箱に入れたけど、やっぱり音聞こえた方が良かったかな?
一瞬そうは思ったものの、実験の邪魔に繋がる可能性のある事は出来るだけ避けた方が良いのは確かなので、このまま進める事にする。

さて、もぞもぞと振動はするものの、大して動けないポン・デ・ゆっくりの赤ゆっくりたち。
当然こんなものを作るのが実験ではなく、これはあくまで下準備である。

ここで取り出しますは1匹のゆっくり。
成体のゆっくりぱちゅりーである。
そいつを赤ゆっくりたちの前に置く。

「「「「「おにぇえちゃんたちゅけちぇえ!!」」」」」

たちまちぱちゅりーに助けを求める赤ゆっくりたち。
しかし、ぱちゅりーはその様子を薄く笑いを浮かべたまま見ているだけだった。
そこで、僕はこうぱちゅりーに命令を出す。

「じゃああちゅりー、好きなゆっくりですっきりしていいぞ、ただし1回だけな。」

その言葉を聴いた途端、にんまりとした表情を浮かべるぱちゅりー。
その表情はぱちゅりーではなく、むしろれいぱーありすのものである。

「むぎゅぅうぅぅうう!!!あがんぼぅのばりざがわいいわ゛ぁー!!!!!!」

言動までれいぱーありすそのものである。
それもそのはず、このぱちゅりー、見た目こそぱちゅりーだが、中身はげすれいぱーありすである。
それも3匹分。
どういう実験で出来たかの説明は別の機会に回すが、ぱちゅりーの皮に3匹分のげすれいぱーありすを詰め込んでできた
このあちゅりー(ありすが中身のぱちゅりーなのでこう呼んでいる)、頭が良い上にげすであるため、強い存在であると
認めた僕に対しては絶対服従をするので何かと実験の役に立っている。
しかしやはりまりさに行ったか。いくら外側が変わっても頭が良くなってもありすはありすといった所か。

「「「「「ぎぼちわりゅいぃいぃいぃ!!!やめちぇええぇえええ!!!!」」」」」

ひたすらに赤まりさを嘗め回したりすりすりしたりでぃーぷちゅっちゅをしたりするあちゅりー。
そして気持ち悪さで顔を歪めるまりさ、だけではなく他の赤ゆっくりも顔を歪めている。
痛みだけではなく触覚も共有しているようだ。

「んほぉぉぉおぉぉ!!!あがんぼぅま゙りざぁ、ずでぎよぉぉぉぉぉぉおお!!!」

「「「「「ゆげべぇえぇぇえぇえ!!」」」」」

本領発揮といわんばかりに赤まりさにぺにぺにをたたきこむあちゅりー。
体格差もあるが、そもそも自由に動けない赤まりさにはその体を貫く凶器から避ける術はなかった。


「んほおぉお!!!んほぉおおぉぉおおぉ!!!!!!」

激しく体を打ち付けるあちゅりー。

「「「「「ゆっ!!やべ、ぢぇええぇ、げべっ!!」」」」」

そのリズムに合わせるように苦悶の声を上げる赤ゆっくり達。
どうやら同一の痛みを味わっているせいか、シンクロしているようで、どの赤ゆっくりも同じ声を上げている。

「んっほおおぉぉ!!! すっきりー!!!」
「「「「「ゆびゃががが!! ちゅっきりー!」」」」」

隣の赤ゆっくりとの接合面から剥がれてしまうんではないかと思ったが、何とかその様な事もなくすっきりが完了したようだ。
さて、僕が見たいのはここからだ。
念のためあちゅりーを赤まりさから引き剥がしつつ赤ゆっくりたちの様子を見る。
すると、するすると赤まりさの頭から茎が一本生えてきた。
普通ならこの時点で赤ゆっくりは黒く朽ちて死んでしまう。
それは、体内の餡子量が、茎と新たにできる赤ゆっくりが作られるだけの量が無い為である。
なら、餡子が足りていればにんっしんできるのか?
そして、今回のような複数種のゆっくりと融合している場合、出来る赤ゆっくりはどの種類が出来るのか?
それが今回の実験の趣旨である。

「「「「「ゆげげげげげ!!!!」」」」」

ぼこんという音がしたので良く見てみると、まりさの丁度逆側にいたれみりあとさくやが皮だけになっていた。
そしてだんだんと潰れていくふらんとみょん。
他の赤ゆっくりもものすごい苦悶の表情を見せている。
そしてそれに比例するように大きく太くなっていく茎と、そこに生る赤ゆっくりの実。
6つ生っており、どんどん大きくなる赤ゆっくり。
それに比例するようにどんどんと潰れていくポン・デ・ゆっくり。
30分もすると、生っている赤ゆっくりは、母体と同じだけの大きさになった。

「ゆぶぇへぇええへえべふぇへぇへへへ…」

ポン・デ・ゆっくりも膨らんでいるのはもはやまりさしか残っていない。
それも、中身を吸われた事によって人格はとうに失われたようで、あらぬ方向を見たままケタケタ笑っているだけだ。
まあ、くっつけて中身を混ぜ合わせたのと同じ事だからある程度は予想はついていたが。
多分、元々の赤まりさの餡子分など、茎が出来た時点で全て無くなっていただろう。
そして、茎の先に出来た赤ゆっくりを確認。
6つのうちの3つはありす種。
そして残りは、まりさ種が2つとれいむ種が1つ。

「…まいったな。」

僕は思わず呟いた。
予想ではありす種とまりさ種のみ、もしくはありす種と他様々な種類のゆっくりが生ると思っていたのだが、
今回のように母体であるありす種とまりさ種と1種だけ違う、ということになるとは少々予想外だった。
1種だけでは、ただの取替え子である可能性が残るからだ。
そのため出来るだけそうなる可能性を下げようと同種同士の親から赤ゆっくりを選定したのだが、
それでもごらんの有様である。

「…仕方ない、もう一度やり直すか。」

そう呟きつつ生っている赤ゆっくりまりさを毟って食べる。
小さくゅっと声を上げたが、無視。
うん、甘くて美味い。
とはいえ甘すぎる事もない、なかなか良い具合の甘さである。

と、そこで気がついた。
このまりさの中身は紛れもない餡子であり、クリームやカスタード、プリン等他ゆっくりの中身は入っていない。
つまり、茎、もしくはへた部分にそれらを正しい赤ゆっくりに変換する機能が備え付けられているはず。
そこで、茎を根元から引っこ抜いてみた。

「ゆべ!!ふへぇふぇふぇへへへ…。」

一瞬反応はあったものの、目玉を左右違う方向にぐるぐると回しながらまた良く訳の分からないことを呟き続けている。
まずは、その赤まりさを割ってみた。

「ゆぼむぎゃ!!」

そして、中を覗いて見ると…ああ確かに色んな中身が混じり合っている。
色もものすごく、とてもじゃないが口に入れる気も起きなかったので、ごみ箱に叩き込んだ。
次に、引っこ抜いた茎を見てみる。
根元部分には訳の分からない色の餡子がついているそれを、根元から先までメスですっぱり切り開けてみた。

「お、これはこれは…、なるほど。」

茎の断面図を見てみると、根元部分には変な色の餡子があったものの、先の方に行くすぐの所、一番手前に出来た実の寸前で
透明になっている。
すくって舐めてみると甘い。どうやら砂糖水のようだ。
どうやら、茎に吸い上げた餡子を砂糖水にろ過する働きがあるようである。



本来の実験は失敗したが、今回は興味深いデータをとる事が出来た。
とりあえず再度の実験の前に、加工所へ用を済ましがてらあちゅりーと散歩に出るか…。
そう思いつつあちゅりーを抱え上げ、僕は実験室を出たのであった。







あとがき

題名は、妖怪虐待お兄さんを縮めたもの。
『あやかしぎゃくにい』と読んで下され。
あちゅりーについては次に書きます。



                               by ノーム・ライヴ


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最終更新:2022年05月19日 12:25