台車に乗せられた檻の中にいるのは10匹の胴体の無いゆっくりれみりゃ。
この最もメジャーな捕食種は、空を飛ぶことでゆっくりとしてはでたらめな速さで移動することが出来る。
その高い機動力と旺盛な食欲を武器に通常種を追いまわし、蹂躙する恐るべき存在。
「うー!うー!」
「ううーーー!」
「ぎゃおー!」
人語を話すことの出来ない彼女達は一見すると楽しそうな笑顔を浮かべながらもここを出せと訴えてくる。
そんな要求を適当に聞き流しつつれみりゃ達をゆっくり達の姿が見えるところまで連れてゆく。
白い牙を光らせて、いっそう元気良く鳴いた直後、れみりゃ達を檻から解き放った。
「うーうー!」「うーっ!」
「れれれ、れみりゃだあああああああ!?」
「れびりゃいやああああああ!」
これが本能のなせる業なのか、生気を失った瞳で怯えていたゆっくり達は蜘蛛の子を散らしたように逃げ始める。
もはや絶望しきって微動だにしないのではないかとも思っていただけに、これは嬉しい誤算だった。
しばらく餌を与えていなかった10匹のれみりゃは涎を垂らしながら獲物めがけて一直線に飛んでゆく。
「うーうー!」
「や、やべでえええええええええ!?」
「ま、まりざああああああ!?」
最初に襲われたのは1匹の成体のゆっくりまりさ。
彼女の頭に食いついたれみりゃは本能の赴くままにその中身を吸い上げる。
そして、まりさが襲われたためについ足を止めて振り返ってしまったれいむ目掛けて2匹のれみりゃが牙を剥いた。
「ゆぐっ!いぢゃ、いだぃい!?やべでね!ゆっぐぢやべでね!?」
「「うーっ!」」
「ゆっぐ・・・やめでよぉ、ゆっぐぢぃ・・・!」
毒による理解不能の死や人間による不条理かつ一方的な暴力とはまた違った恐怖がゆっくり達を包み込む。
毒ならば、人間相手ならばもはや諦めるしかなかった。
しかし、れみりゃならば逃げれば死なずに済むかもしれない。
「ゆっぐぢやべでね!あでぃず、ゆっぐぢぢだいわ!?」
「おちびちゃんはまもるよ!ぷくうううううう!」
「「おかーしゃん!?」」
若いありすが喚く傍らで1匹のれいむが頬を膨らませてれみりゃを威嚇していた。
恐らく子どもを守るためなのだろうが、空を飛べるれみりゃに通常種が一対一で勝つ事は不可能。
1匹のれみりゃが彼女の頭に噛み付いている隙に、別のれみりゃが子ゆっくりに迫る。
「おぢゃああぢゃ・・・ぎゅ!?」
「うーうー!」
「ゆゆっ、おちびぢゃ!?やべでね、ゆっくぢはなれでね!?」
が、そうそう簡単に食うものと食われるもの関係が変わるほど世の中は甘くない。
何とか対抗策を考えようにもそれを仲間に話す前に食われ、よしんば話してもうまく実行できる保証も無い。
ましてや、こんな平坦で開けた場所でれみりゃを相手にするなど自然では愚の骨頂でしかない。
「ゆ゛っ・・・」「まぢざぁ・・・」
「おきゃ、ゆびぃ!?」
「おぢびぢゃあああ、ゆぎぃ!?」
「ごんなの!どかいはぢゃ、ないいいいい!」
そうこうしているうちにも全てのれみりゃが適当なゆっくりを見繕ったらしく、満面の笑みを浮かべて食事に取り掛かる。
彼女達は狡猾にも上から覆いかぶさるようにして食いついているので他のゆっくりから攻撃を受けにくい。
もっとも、幸いにも狙われなかったゆっくり達は離れたところで固まって怯えるばかりなのだが。
「ゆっぐ・・・れいぶのおぢびぢゃ・・・ゆ゛っ」
「ぢんぼおおおおおおおお!?まらっ!?まらっ!?」
「むっきゅううううううう!」「ゆげぇ・・・」
やがて最初に襲ったゆっくりを食べ終えたれみりゃ達は次の標的を探し始めた。
うーうー!と先ほどよりも力強い声で鳴きながらふらりふらりと飛び回る。
それを見たゆっくり達の中には立ち向かおうと頬を膨らませるものもいたが、大半は逃げ惑う。
「ごわいよおおおお!ゆぐっ、おみずざっ、やべっ・・・やべでぇ!?」
「おびずざん、どがいはぢゃないわああああ!?」
「ゆゆっ、やべでね!こっぢごないでね!?」
逃げ惑う最中に柵のあった場所の外側にはみ出してしまい、3匹ほどのゆっくりが落とし穴に落ちた。
それを見た他のゆっくり達は方向転換しようとするが、前が見えていないゆっくり達とれみりゃが行く手を阻む。
こうして思うように身動きが取れなくなったところに更にれみりゃが悠然とゆっくり達の頭にかじりついた。
「ゆ゛っ!や、やべでねぇ!?」
「ゆっぐりぃ!ゆっぐりぃ!?」
「ゆっくりやべでね!ゆっぐぢぢでね!?」
必死になって許しを請うゆっくり達。
しかし、れみりゃ達にそれに応じる理由がない以上、止めるはずがない。
それどころか、悲鳴を楽しむためにいっそう勢いづいてしまった。
「うーうー!」
「やべでー!でいむのあがぢゃああああん!?」
「おきゃああああぢゃあああああ、びぃ!?」
あえて死なない程度に衰弱させてから子どもを狙うれみりゃ達。
身動きひとつ取れない彼女達の前で、必死に助ける子ども達が無残にもれみりゃの中に消えてゆく。
そして、喪失感に絶望する親達は落とし穴の中の水へと落とされた。
「やめぢぇえええええ、びゅ!?」
「あぢずのおぢびぢゃああああああん!?」
「やべでね!おびずざんはゆっぐぢでぎないよ!?ゆぐぅぅぅ!?」
「わきゃりゃに゛ゃいよおおおおお!?」
流石は捕食種とでも言うべきだろうか。
自分とさほど変わらない大きさの成体を含めた相当の数のゆっくりがあっという間に消えてゆく。
れいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇん、みょん・・・いろんな味を楽しむかのように。
「ゆひぃ!こっち、ごないでね!」
「「おきゃあああぢゃあああ、まっぢぇえええええ!?」」
「もうやだ!れいむおかーさんやだあああああ!?」
中には恐怖のあまりに子どもを見捨てて逃げ出すものもいた。
しかし、そういった個体を追うときはあえて子ゆっくりを狙わず、とにかく成体の捕獲に全力を上げる。
恐らく、そうやってじっくり恐怖を味あわせることで甘味が増すことを理解しているのだ。
「ゆっぐ・・・もうやだ!おうぢがえる!?」
「「おきゃーしゃあああああん!」」
「うーっ!!」
こうして次々にゆっくり達の中身を吸い出し、あるいは面白半分に嬲り殺してゆく。
哀れな餌達はなすすべもなく食われ、時には食われることさえなく次々にはかない命を奪われる。
その、傍目には間抜けだが凄惨な宴は10匹のれみりゃが遊びつかれておりに戻ってくるまで続けられた。
「ゆゆっ!なんだかへんなこがいるよ!」
「ゆぅ・・・なんだかゆっくりできないよ・・・」
「りーぐるんるん!」
れみりゃが去って一息ついたゆっくり達に新しい脅威が差し向けられる。
その名もゆっくりりぐる。成体でも赤ゆっくりの半分ほどの大きさしかない希少種のゆっくりだ。
彼女達の特徴はその小ささと、古いゆっくりが持っていたとされる壁のぼりの能力を受け継いでいる点。
そして・・・・・・
「ゆゆっ、やめてね!?れいむのおくちにはいら・・・ゆ゛ゆ゛ゆ゛っ!?」
「ゆ?・・・れ、れいむ?!」
「やめちぇね!れーみゅ、ゆぐっ!?」
何よりも特筆すべきは相手の体内に侵入し、中から食い破ると言う恐ろしい捕食方法だろう。
真っ先に標的にされたれいむ親子がりぐるの集団に進入を許し、内側から食い破られていた。
泡を吹き、白目を剥いた恐ろしい形相で呻きながらのた打ち回り、やがて赤れいむの皮を破ってりぐるが飛び出してきた。
「りーぐるんるん!」
「おくちをとじるよ!むん!」
「むーしゃむーしゃ!」
そう言ってまりさは思いっきり口を瞑った。
しかし、りぐるは口内で生成される微量の鬼胃酸でいとも容易く皮を破って体内への侵入を試みる。
結局、まりさはその拍子に声を上げてしまい、他のりぐるの口からの侵入を許してしまった。
「ゆぐっ!やべでね!まぢざ、おいぢ、ぢぢ・・・ぢ、ぢ・・・ゆ゛びぃ!?」
「りーぐるんるん!」
「ゆぅぅぅううう!そうだわ!」
その凄惨な光景に驚愕し、多くのゆっくりが逃げ惑う中、1匹のありすが敢然とりぐるに飛び掛った。
圧倒的な体格差に物を言わせてのボディプレス。
平地であることが幸いしたのか、りぐるはくぼみに身を隠して攻撃をかわすことが出来なかった。
「ゆゆっ!いっぴきやっつけたわ!」
「「「「りーぐるんるん!」」」」
「ゆゆっ!どおぢでー!まだいっばいいるよおおおおお!?」
が、解き放たれたゆっくりりぐるの数はおよそ100匹。
あっという間に取り囲まれてしまったありすは、わずかな隙にりぐるに侵入される。
こうなってしまえば後はただ食われるばかり。
「ゆ゛っ!いだっ、いだいいいいいい!?ごんなの、どかいはぢゃないわ!?」
「「「りーぐるんるん!」」」
「や゛べ・・・でぇ・・・」
またたく間にありすの柔らかい皮は外と内から溶かし、食いちぎられてみるも無残な姿になってしまう。
破れた皮からカスタードが漏れ出し、彼女がもはや助からないことを示している。
10秒後、中に侵入したりぐるが飛び出してきたときには、ありすはすでに息絶えていた。
「「「「「りーぐるんるん!」」」」」
「「「りーぐるんるん!」」」
「ゆうううう!ゆっくりしね!」
カサカサと地面を這いながら逃げ惑うゆっくり達に近づいて行くゆっくりりぐるの群れ。
衝動に任せて若いまりさがその群れの中に飛び込んで行くが、2匹ほど潰しただけで大半が健在。
今度はそのまりさに目を付けたらしく、彼女の周りをくるくる回りながら、歯と酸でじわじわと嬲る。
「ゆぐっ!いだいよ、やべでね?!」
「りーぐるんるん!」
「ゆぶぅ!やべでえええええ!?おぐぢさんはまりざのゆっぐぢぷれいずだよ!?」
が、必死の抵抗もむなしく、まりさもまた中と外から食い破られてずっとゆっくりしてしまった。
その後もりぐる達は今までと同じように集団からはなれた個体を襲う戦法を繰り返した。
その度に数を減らしながらも1匹1匹確実に食い散らかしてゆく。
「むきゅ・・・ここまでね。でも・・・!」
「「「りーぐるんる、びぃ!?」」」
「さあ、ぱちぇのおくちにはいってきなさい!」
集団の中にいてこそ力を発揮するはずのゆっくりぱちゅりーが意外な奮戦を見せていた。
どうやら彼女は現在のりぐるの戦法が最善のものでないことに気づき、身をもって仲間に戦い方を示しているようだ。
小さなりぐるがその力を遺憾なく発揮するのは一箇所に固まっている集団の中に潜り込んだその時である。
「む゛ぎゅ・・・」
「「りー・・・ぐ、るん・・・る・・・」」
「「「!!?」」」
何故かぱちぇを食い破って出てきた仲間が虫の息であることを知ったりぐる達は驚愕した。
1匹はぱちゅりーに食われ、もう1匹は彼女があらかじめ含んでいた土を彼女の中で被って痛手を負わされた。
平坦な場所で、死を覚悟して戦えば体の弱いぱちゅりーでさえも5匹は倒せる。
その事実がゆっくり達を励まし、りぐる達を恐怖のどん底へと陥れた。
「れいむ、おちびちゃんのためにがんばるよ!」
「まりさもゆっくりがんばるよ!」
「わかるよー」「ちーんっぽ!」
生き残ったゆっくり達の中でも勇敢な数匹がぱちゅりーの遺志を継いで、りぐる達めがけて飛び跳ねてゆく。
一方のりぐる達は一応抵抗するものの、先ほどまでの勢いは微塵もなく明らかに逃げ腰だった。
「ゆっくりふまれてね!」
「「ゆぎっ!?」」
「「「りーっぐるんるーん!?」」」
れいむの一撃で2匹のりぐるが潰され、続く2度目の踏みつけで更に1匹のりぐるが潰される。
りぐるの攻撃には先ほどまでのキレも統率の取れた動きもなく、それがさらにれいむ達を優位に立たせる。
こうして、たった1匹のれいむを倒すために最終的に9匹ものりぐるが犠牲になった。
「ゆーっ!ありすもいくわ!」
「むきゅ・・・ぱちぇもがんばるわ~」
「りーっぐるんるーーーーん!?」
更に続々と参戦するゆっくり達を前にりぐる達は完全に戦意を失って逃げ惑う。
が、必死の逃亡も逃げられない状況ではジリ貧を招くだけ。
1匹、また1匹と潰されながら徐々にその数を減らし、更に10匹ほどのゆっくりを道連れにりぐるは全滅した。
「ゆふぅ~ん、ゆうかすっきりしたいわ!」
「ゆゆっ!ゆうかだよ!?」
「ゆうかがたくさんいるよ!ゆっくりぃ?」
思った以上に不甲斐なかったりぐるの代わりに、今度は発情しているゆうかを20匹ほど差し向ける。
ゆっくりゆうか。何故か畑を耕すことを好むゆっくりで、一般に捕食種とされている。
しかし、正当防衛でもない限り積極的に他のゆっくりを食べようとしない彼女の捕食種たる所以はあまり知られていない。
「ゆっくりしていってね!ねえ、まりさ、ゆうかとすっきりしましょ?」
「ゆゆっ!?ま、まりさは・・・ゆ、ゆっくりぃ・・・?!」
「まりさのほっぺ、とってもすべすべでゆっくりできるわ!」
本来ここまで積極的な種ではないのだが、すでに発情しているがゆえにすぐにすっきりーを求めるゆっくりゆうか。
まりさはその申し出にためらうが、ゆうか種は総じて美ゆっくりとされている。
このゆっくり出来ない地獄の中でそんなゆうかに積極的に迫られて抗うことなど出来るはずもなかった。
「ゆぅ~ん!ゆ、ゆうかのほっぺもとってもゆっくりしてるよ!」
「す~りす~り」
「す~りす~り・・・ゆっくり~」
ゆうかの美貌を間近で目の当たりにしたまりさはもう彼女の虜。
他のゆっくりの目もはばからずにすりすりに興じる彼女の頬はとてもだらしなく緩んでいる。
今、柵?の中ではそんな痴態が差し向けられたゆうかと同じ数だけ繰り広げられていた。
「ゆぅ~ん、ゆうかおーねちゃんとってもゆっくりしてるね!」
「れいむもとってもゆっくりしてるわ!す~りす~り」
「ゆぅぅうん・・・とってもとかいはだわ!」
最初は軽いスキンシップ。
その行為を徐々に激しくしていくと、頬をこすり付けあう2匹の体から汗のようなものが噴き出す。
汗のようなものをお互いの頬に練りこむように、いっそう激しく頬を擦り付ける。
「ゆ~ん、ゆふん・・・ゆぅぅぅうん・・・」
「ゆぅ・・・まりさぁ~、ゆっくりぃ~♪」
やがて、2匹の頬が赤く染まり、体温も若干上がって本格的にすっきりーの体勢に入る。
と言っても人間の目には今までの頬ずりを体が湿った上体で続けているだけにしか見えないのだが。
それでも2匹にとっては情熱的な愛の舞踏であることに違いはなく・・・お互い、徐々に昂ぶって行く。
「ゆっ!まりさぁ・・・ゆっくりぃいいぃぃい!」
「ゆぅぅぅぅうん・・・ゆうかぁあぁぁ・・・!」
「「すっきりー」」
お互いのゆっくりした気持ちが最高潮に達した瞬間、同時にすっきり宣言をした。
直後、まりさの額からにょきにょきと茎が生え、そこにいずれ赤ゆっくりとなる小さな実が実る。
他のゆっくり達もゆうかでないほうの種がにんっしんっしたらしく、それぞれ額に赤ゆっくりを実らせていた。
「ゆゆ~ん・・・すごくゆっくりしたあかちゃんだよ~♪」
「ゆうかとありすのとかいはなあかちゃんだわ!」
「みんなとってもゆっくりしてるね!」
本人達ばかりでなく、周りに居た他のゆっくり達も子どもの誕生を祝福する。
こんなゆっくり出来ない場所でようやく見つけたゆっくりをかみ締め、分かち合うように・・・。
後のことを考えていないのか、考えたくないだけなのか、ただ目の前のゆっくり出来るものを眺めながら微笑んでいる。
「ゆぅ・・・ゆうか、みんながみてるよ!ちゅっちゅははずかしいよぉ」
すでに公開交尾をしているにも関わらずゆうかにキスを迫られて照れる彼女のつがい達。
しかし、その表情はまんざらでもなくあっさりとゆうかのキスもといちゅっちゅを受け入れた。
「~~~~~~~っ!!?」
「おああああああ!?」
「うあ゛あ゛ーーーーっ!?」
直後、ゆうかと口づけを交わしたゆっくりがろれつの回っていない悲鳴を上げた。
当のゆうかは涼しい顔をしてつがいから引きちぎった舌を地面にはき捨てると、再びパートナーに擦り寄る。
そして、茎を折らないように彼女達をひっくり返すと、底部を容赦なく食いちぎり始めた。
「あ゛あ゛あ゛・・・!?」
「う゛い゛い゛いい゛ぃ!?」
「ゆゆゆっ!や、やめてあげてね!いたがってるよ!?」
周囲のゆっくりはその凶行を必死に止めようとするがゆうかは一向に止めようとしない。
何匹かは力づく止めようとしたが、ゆうかの方が圧倒的に身体能力が高くそれも叶わなかった。
そうこうしているうちにも茎を生やしたゆっくり達の底部は二度と使い物にならないほどに傷つけられていった。
「う゛う゛・・・うい゛ッ!?」
「・・・ゆっくりかんせいしたわ」
「ゆえーん、ぎょわいよおおおお!?」
今や周囲のゆっくり達はゆうかに近づこうとすらせず、遠巻きから様子を伺いながら怯えるばかり。
が、ゆうかは舌と底部を失いただの鉢植えとなってしまったつがいを眺めながら満足げに笑っている。
それから傷を付けすぎて中身が漏れ出している場所がないかを念入りに確認し終えると、大事な鉢植えに頬ずりをした。
「ゆうかのあかちゃん・・・ゆっくりうまれてね」
総勢20匹、もとい20個のゆっくり植木鉢というのは中々の壮観で、虐待家にとっては悪くない光景だろう。
しかし、今回の目的はあくまで虐殺。そんな有様になったゆっくりを生かして嬲るというのは目的外。
と言うわけで、全力で植木鉢どものそばまで駆け寄ると彼女達を踏み潰し、放り投げ、水の中に落として処分した。
「ゆゆっ、ゆうかのあかちゃ・・・ゆ゛っ!?」
「なにするの、ゆっくりやめて・・・ぎぃ!?」
ついでに文句をたれてきたゆうかも処分し、いつの間にやら100匹以下にまでを数を減らしたゆっくり達と向かい合った。
最終更新:2022年05月21日 22:03