※無断クロスごべんなさい
※レイパーおよびHENTAI注意
※もうどうにでもな~れ~









世の中には異能者と呼ばれる連中が少なからず存在する。
異能ってのは夜空を見れば時間が分かるとか、世界と世界を隔てる結界が見えるとか・・・まあ、大体そんな感じだ。
要するに、ほかの連中には真似のできない不思議な行動や技能、特殊な感覚を指す言葉だ。

「へぇ、今回のターゲットはこのお嬢さんかい?」

今、黒いスーツに身を包んで写真片手にタバコを吸っている俺もそんな異能者の一人で、裏の世界の住人でもある。
生業はもちろんアウトローな仕事で、同業者の間では“攫い屋”なんて呼ばれていたりする。
そして、今、手にしている写真に写っているのは言うまでも無く今回の仕事のターゲットである。見たところ、ごくごく平凡な少女。
クセのあるふわふわとした金髪、ツヤとハリのある瑞々しい白い肌、丸顔で目が大きく、やや幼く見える。
が、セーラー服を着ていることを考えると、少なくとも12歳以上だろう。

「そうだ。いつも通りその娘の家の住所は写真の裏に書いている」
「まったく・・・こんな可愛らしいお嬢さんを攫ってどうするつもりなんだか・・・」
「言っておくが・・・」
「分かってるよ。長生きしたかったら余計な詮索はするな、だろ?」

椅子に腰掛けている仲介業者の男に背中を向けると、手をひらひらと振りながらその場を後にした。



さて、冒頭でも話した事だが、俺は異能者である。
そして俺の異能というのは便利なのか不便なのかわからないようでやっぱり便利な能力だ。
その能力というのは・・・・・・

「おにーさん、れいむになんでもめいれいしてね!」
「まりさもおにーさんのいうことをゆっくりきくよ!」
「「おにーさんのいうことをきくととってもゆっくりできるよ!」」

そう、「言うことを聞いたゆっくりをゆっくりした気持ちにさせる程度」の能力・・・それが俺に与えられた異能だった。
もっとも、細かな指示だとその都度出し直さないといけないので、一緒に動く必要性が生じてしまうのだが。
かと言って、大雑把な指示だとその過程をゆっくりの思考によって成し遂げねばならず、これはこれで使い道がない。

「さてと・・・まずは、お嬢さんのおうちを拝見・・・っと」

早朝、俺は適当に見晴らしがよく、なおかつ人目につかない場所を陣取って、ターゲットの様子を観察していた。
あのお嬢さんはなかなかに良い住まいで暮らしているらしい。
大きな蔵に大きな家、決して狭くない庭と見てると妬ましくなってくるような環境である。
そして、蔵から出てきたドスまりさが庭をのっそのっそと歩いて、家のほうへと跳ねていった。

「・・・・・・はぁ?!」

そこにいたのは普通のゆっくりではなく、ゆっくりの王様、ドスまりさだった。
普通の家では到底飼えない巨大なソレがばいんばいんと、人家の庭で跳躍している。
そして、家の前に着いたところでドアを舌でノックし、例のお嬢さんに出迎えられて家の中へと入っていった。

「どういうことだ、これ?」

俺は予想外の展開にしばし呆然とするしかなかった。
先にも述べたように俺の能力は弱い。だからこそ、有効に活用できる条件を整えるか、条件を満たす者を対象にする必要がある。
で、その条件というのは、対象がゆっくりの言うことを無条件で聞く状態であり、即ちゆっくりを飼っているものということである。
もちろん、しつけの厳しい飼い主や虐待趣味の持ち主には上手く行かないことも多いが、まあ、大体は何とかなる。

「だからってドスまりさはないだろ・・・」

やれやれ、今回はハードな仕事になりそうだ。



視察を終えてあらかじめ借りておいたアパートに帰った俺は、シャワーを浴びてさっぱりすると全裸のまま朝食の支度をする。
その後、食卓の上に朝ごはんを並べて、やっぱり服を着ずに裸のまま椅子に腰掛け、テレビを点ける。
この椅子はどんな仕事の時にでも携帯している特製の椅子で座った時にちょうど股間が来る辺りにゆっくりを置くことができるようになっている。
そして、この椅子と一緒に、俺は常に2匹のよく躾けられたゆっくりを連れて歩いている。
何故、股間の位置にゆっくりをセットできるか・・・察しの良い奴ならもう気付いたんじゃないだろうか?

「ゆゆっ!きょうもたくさんぺ~ろぺ~ろするよ!」
「ゆ~っ!れいむだけずるいよ!つぎはまりさだからね!」

股間の位置に、それも俺のナニのほうを向いて腰を下ろしたこの格好することといえば・・・

「ふぅ・・・コーヒーにトースト。大事なご子息はヘブン状態。これこそハードボイルドな朝だぜ・・・」

仕事の疲れを癒す朝のすっきり。そう、俺はいわゆるHENTAIお兄さんなのだ。
そして、れいむとまりさは俺の調教と異能によって官能の虜となり果てた饅頭便器。
余談だが、栄養満点の白いジャムは可愛いゆっくり達の朝ごはんになる。

「ごーくごーく、にがくておとなのあじ!」
「まりさも!まりさも!ゆっくりこうたいしてね!」
「れいむ、まりさは朝ごはんがまだだから代わってあげなさい」
「ゆっくりりかいしたよ!ゆっくりかわるね!」

そう言って、れいむが椅子から飛び降りると、今度はまりさが椅子の上に飛び乗り、れいむと同じ事をし始めた。
ちなみに、量が少なくて不公平になるので後からするゆっくりは2回分飲んで言いという決まりになっていたりする。

「ぬほおおおおおおぅ!エクスタシイイイイイイイイイ!」

まりさの予想外の舌使いの前に、思ったより早くすっきりしてしまった。
そんなまりさと俺を眺めながら、れいむはゆっくりとした笑顔を浮かべている。
俺の言うことを聞いて椅子から降りたので異能によってゆっくりを得られたのだ。

「ふぅ、ごちそうさまでした」

3回目が終了したところで、席を立ち、モノをきちんと拭いてから服を着て、朝食に使った食器を片付けた。



その後、俺は再びターゲットの観察へと向かった。
サラリーマン風の地味な服装で例の少女が通っている学校までの通学路の一角に陣取り、愛読している雑誌を読む。
今、俺が手にしている雑誌は『月刊HENTAI』という裏社会のゆっくりレイパー御用達の雑誌で、今月号では少し前に開催されたYRWGの特集記事が組まれている。

「ほう・・・日本の若き新人が5位、か・・・凄いじゃないか・・・」

ぼそぼそと呟きながら熟読していると、行き交う人々は皆変な目で俺を見てくる。ふっ・・・所詮は闇の世界の住人よ。
俺から漂うアウトローな空気が怖いのだろう。目立つのはあまりよろしくないが、こればかりはどうにもなるまい。
彼らの白眼視をまるでないもののよう無視して、黙々と『月刊HENTAI』を読み進める。

「なんだ・・・前回の優勝者は出なかったのか?」

更に黙々と読み進める。そして、ようやく読み終え、顔を上げたその時、ターゲットの少女が引きつった表情を浮かべて通り過ぎていくのを視野に捉えた。
と、同時に俺の全身を過去に1度だけ感じたことのある強烈な衝動が駆け抜け、股間にて灼熱の塊が形作られる。
それは、まさに思春期の真っ盛りのあの時、ゆっくりありすのレイプ現場を見たときのそれを再現していた。

「っく・・・なんだ、これは・・・くそっ・・・収まれ!収まりやがれ!」

耐え難い衝動を堪えながら人目を避けるように近くの茂みへと逃げ込み、偶然そこにいた野良ゆっくりを掴まえる。
そして、欲望の赴くままに哀れな、そして幸福な野良れいむを犯しつくす。

「やべっ!やべでええ!でいぶいぎだぐないぃぃぃ・・・・!?」
「待つんだ!そこの若者!」
「・・・・・・・ッ!?」

しかし、俺のすっきりは無粋で不埒な闖入者によって阻まれてしまった。
見るからに平凡そうな中年の男。だが、俺には一目で分かった。
この男は・・・・・・ゆっくりレイパーだ。それも並の手練じゃない、超一流のレイパーだ。

「若さゆえの過ち、か・・・私にもそういう頃があった。だから咎めるつもりはない」
「・・・くっ、だったらあっちに行けよ!俺の楽しみの邪魔をするな!」
「・・・・・・ゆぐぅ」

悠然とした足取りで、一歩一歩歩み寄ってくる中年男からは百戦錬磨の剛の者のみが放ちうるオーラを纏っていた。
ソレはあまりにも強大かつ圧倒的。彼の気に中てられた俺は、思わず一歩後ずさってしまう。
冷や汗をとめどなく垂れ流しながら戦慄する俺とは対照的に、そいつは余裕と貫禄と威厳に満ちた笑みを浮かべている。

「しかし、人とは少しずつ進化するもの。後輩達の進化ために一肌脱ぐのも先人の役目だと思うんだよ」

そう言うと中年男は俺から野良れいむを引ったくり、両手で優しく包み込むと、振動を与え始めた。
巧い。圧倒的に巧い。俺なんかでは勝負にもならない。

「よく見ておきたまえ。レイパーとはこういうことだ」

男の手の動きがどんどん複雑な、そして緩急を織り交ぜた高度なものへになってゆく。
技巧、速度、タイミング・・・どれをとっても今の俺では手も届かぬはるかな高み。
そして、何よりも男のレイプは・・・愛に満ち溢れていた。
その指捌きの一つ一つが触れれば壊れてしまう芸術品のような儚い美しさを持ちならがも力強かった。
野良れいむの上をなぞるその動きの一つ一つがプロスケーターのように鮮やかで、華やかだった。
何より、手によって嬲られている野良れいむが、野良とは思えぬほどに美しく映えていた。

「こ、これは・・・本当にレイプなのか!?」
「そうだ、若き日の私にそっくりの君ならば分かるだろう?」

否、これは断じてゆっくりレイプなどではない。
たとえるならば、研磨。石ころ同然の塊を輝きを放つ宝石へと磨き上げる職人芸。
磨き上げられたそれに自らの全てを託すが如く、野良れいむという原石を磨き上げる匠の技があった。

「すっきりー!」

絶頂に達した野良れいむの表情は艶かしくも美しく、それでいて清らかな輝きを放っていた。



子どもの頃の俺は酷い人間不信で、いまでもそれが抜けきっていない。
母に望まれぬ生を受け、家庭内暴力に苦しみ続けた挙句、家から飛び出した。
ほかの連中がミドルスクールに通っている頃には俺の脛は傷だらけだった。
そんな時、あの現場を、ありすがれいむをレイプする光景を目の当たりにしたんだ。

「ありすのとかいはなあいをあげるわあああああああああ!!」

その言葉を聞いた瞬間、あの衝動が全身を駆け巡り、股間が熱くなって、涙が溢れ出した。
そして、気がつけばありすを押さえつけ、犯しまくっていた。
胸の中にはたった一つの想いだけが渦巻いていた。

お願いだ、俺にも愛をくれ!

それがきっかけでゆっくりレイプに目覚め、ある日異能に気がつき、そんなこんなで今に至る。
思えばアレは俺にとっての初めてのそして唯一の恋だったのだろう。
そして、あの日感じた衝動を再び感じたということは、非常に大きな意味を持つのではないだろうか?

「アンタか?悪いけど、依頼はキャンセルだ」

斡旋屋の男にそう伝え、そいつが喚き散らすのを無視して携帯電話を投げ捨てた。
これからは追われる身になるかもしれない。しかし、それでも俺は新しい一歩を踏み出したかったのだ。
自分のために生きるのではない、新しい人生を始めたかったのだ。

「ゆっくりが自分に何をしてくれるかじゃない、自分がゆっくりに何をしてあげられるか・・・か」

あの男はそんな言葉を残して立ち去っていった。
たった1日で2つの出会いがあった。一つは新たな恋の始まりを告げ、もう一つは新しい生き方を教えてくれた。
すぐさま荷物を纏めた俺は借家を後にし、適当な店で花を買って彼女の家へと歩いてゆく。

好きだ、俺とすっきりしてください!

高鳴る鼓動を抑えながら、心の中で何度も何度も彼女に告げる言葉を反芻した。




‐‐‐あとがき‐‐‐
Q.なんでクロスしたがるの?バカなの?しぬの?
A.ごべんなさい

Q.この男何者なの?バカなの?しぬの?
A.誘拐を生業とするアジア系のアメリカ人です

Q.異能に何の意味があったの?バカなの?しぬの?
A.自分の目的を達することしか頭にない男の歪みの象徴だとでも思ってください

Q.どうしてハーフの子に惚れるの?ロリコンなの?しぬの?
A.ボブさんが息子くんに欲情するのと同じ理屈です

Q.月刊HENTAIって何なの?バカなの?しぬの?
A.ごべんなさい

Q.ハーフの父さんこんなキャラだっけ?バカなの?しぬの?
A.ごべんなさい。でも、彼のゆっくり愛だけは表現できたんじゃないかと・・・

Q.いきなりすっきりを要求とか、バカなの?しぬの?
A.クロス元でゆっくりの恋は早いと書いてたので、ゆっくり以外の経験のない男の思考はゆっくり基準かな、と

Q.でこの男は結局どうなるの?捕まるの?しぬの?
A.ドスにボコられた挙句、捕まるんじゃね?

レイパーレイパーってバカにするけどな、実はレイパーのおかげで救われた人もいるんだぜ!
というバカみたいな話を書いてみようと思ったらいつの間にかクロスを書いていた・・・
名無しなんださん、レイパーさん、ごべんなさい。
だって仕方ないじゃない!あれほどの器のある漢を一から作る技量なんてなかったんだもん!
ドスの子どものお嬢さんが非常に可愛らしかったんだもん!
・・・・・・ごべんなさい。

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最終更新:2022年04月15日 23:44