【詳細】
コーナー家を始めとするCB内の造反者達が提供した
GNX-603T GN-Xと異なり、既存の技術を使った擬似太陽炉搭載型MSとして開発されており、そのベースには
MSJ-06Ⅱ-A ティエレン地上型等人革連の機体設計が用いられている。
これは擬似太陽炉・
GNコンデンサー・粒子ケーブル・バッテリーを内蔵するとなると必然的に機体の肥大化を招くことになり、
GN粒子の恩恵があるとはいえ各部に掛かる重量を回す強力なモーターが必要であったためとされている。
もとより空戦特化で開発されてるフラッグやイナクトでは強力なモーターを搭載しておらず、そういったノウハウを持った人革連、それが開発し、長期的な運用によって信頼性が高く、拡張性もまた優秀であったティエレンに目をつけられるのは必然であったと言えよう。
さらに言えば全領域に対応するティエレンタオツーの存在もあり、人革連のMSデータは擬似太陽炉を搭載し汎用性の高いMSを開発するのにうってつけであった。
かくしてティエレンのフレーム構造を受け継ぎつつ開発された本機体は高い汎用性を持ち、向上したスペックは第三世代ガンダムにも匹敵、あるいは凌駕するほどの機体性能を持つほどになる。
携帯武器は
GNビームライフルと
GNビームサーベルとシンプル。
ビームライフルはバレルを分解することで、連射性能に優れたサブマシンガンへの組み換えが可能。
またビームサーベルが胴体と腕をつなぐ肩装甲部分に収納されている。
擬似太陽炉搭載型だけあってレジスタンス等が所有するバッテリー駆動型のMSとは隔絶した性能を有する。
一見すると胸にレンズがなかったり擬似太陽炉搭載型に見えないが、これはガンダムに対して敵意を持つ一般市民に配慮したため。
非合法な活動を中心とするアロウズには似合わない配慮ではあるが、さすがに市民感情まではヴェーダを通した情報制御によってでももみ消せるものではなかったのだろう。
だが主に配備されていたのは悪名高いアロウズであり、カティ・マネキンがアロウズの行ってきた非道の数々を一般市民に公開したことで組織としての権威が失墜。
アロウズの象徴であったアヘッドの開発はストップし、ノーヘッドをベースとした次世代機の研究も凍結されてしまった。
そのため00の2期以降国連軍の主力はジンクス系MSが返り咲くこととなる。
最終更新:2024年09月12日 01:02