MSJ-06Ⅱ-A ティエレン地上型

【型式番号】 MSJ-06Ⅱ-A
【機体名】 ティエレン地上型
【読み方】 てぃえれんちじょうがた
【所属陣営】 人類革新連盟
【パイロット】 人革連兵士
【動力】 バッテリー
【装備】 550mmミサイルランチャー
200mm×25口径長滑腔砲
カーボンブレイド
30mm機銃
【発展機】 MSJ-06Ⅱ-LC ティエレン長距離射撃型
MSJ-06Ⅱ-AC ティエレン対空型
MSJ-06Ⅱ-E ティエレン宇宙型
MSJ-06Ⅱ-ET ティエレン宇宙指揮官型
MSJ-06Ⅱ-C ティエレン高機動型
MSJ-06Ⅱ-C/B ティエレン高機動B型
MSJ-06Ⅱ-C/BT ティエレン高機動B指揮官型
MSJ-06Ⅱ-SP ティエレン超兵型
MSJ-06Ⅲ-A ティエレン全領域対応型
MSJ-06YⅢ-B ティエレン全領域対応試作型
MSJ-06Ⅱ-ED ティエレン軌道エレベーター守備型

【詳細】

人革連が開発した量産型MS。

重厚な戦車を思わせるようなフォルムが特徴的で、全身をEカーボン製の重装甲で覆っている。
AEU、ユニオンといった他の陣営が機動性を重視した設計なのに対し、人革連がこういった重装甲タイプのMSを運用するのは、最新技術を闇雲に追って開発費を使うよりも、一つのモデルを長期的に運用することで得られるメリットを優先させたため。
実際に他国のMSと比べれば機体の故障率は4割減、整備時間も1/5に短縮されたという。

採用されてからの運用期間は非常に長く、既に太陽光発電戦争末期には戦線に投入され活躍していた。
その間、数度の改良が加えられたが外見は大きく変化しないままとなっている。

他国の兵器がビーム兵器に関する研究を進めそれに関する武装を装備していく中、この機体のみ実体弾の武装中心に装備。
武装は右腕固定式の200mm×25口径長滑腔砲や、対人用の機銃、強靭なEカーボン製のカーボンブレイド等。
作中では使用していない550mmミサイルランチャーはレーダーが使用不可能になる対ガンダム戦では役に立たないことから、装備が見送られたとされている。

フラッグ等は機動性を低下させないために重量のあるシールドを装備せずディフェンスロッドによる防御を行うが、ティエレンもまた保持するタイプのシールドは装備せず、
左脚部の膝のあたりに大型のシールドを持ち、半身をガードする。
攻撃方向に機体を向けるだけで防御できるため、関節を破壊されるなどして棺桶にされてしまうのを防ぐ狙いが有る。
シールドにはくぼみが有るため、滑腔砲等を引っ掛ける形で固定し安定した射撃を行うことも可能。

生産性、発展性も非常に高く重装甲ゆえに各部に強力なモーターを搭載しているため超重量の武装の運用が可能、もしくはあらゆる領域に対応が効き、宇宙型や長距離砲撃型等様々なバリエーション機が製造された。
次期主力機としてティエレンを全ての領域に対応させた全領域対応型の開発が勧められていたようだが、同時期にアレハンドロ・コーナーから流出した擬似太陽炉の影響で企画はストップ。

後にそのアイディアはMSJ-06Ⅲ-A ティエレン全領域対応型として現実化されることになる。
制式採用からハズレてもその信頼性の高さから擬似太陽炉の回されていない地域の主力として運用されている。

また、長期間運用されてきた信頼性の高さと、重装甲ゆえ強力なモーターを積んでいること、様々な分野や領域に対応する改修機の豊富さからGNドライヴを積んだ新型機のベースとして選ばれることとなった。
その機体がGNX-704T アヘッドである。

なおティエレンはこの手のマッシヴパワータイプのMSだが武器は上述の通り実弾兵器中心で格闘装備がカーボンブレイドしかない。
他国がソニックブレイドやビームサーベル開発過程の技術をフィードバックさせたプラズマブレイドを開発したのに対し人革連は既存技術の長期運用をメインとしていた違いもあるのだろう。

他のガンダム作品ではビームサーベル等のビーム系装備が最初から存在していることがほとんどで、むしろ00のように物語の前半でビームライフル、ビームサーベルの技術を主役側が独占している事自体が珍しい。
鉄血のオルフェンズではビーム系技術が過去の遺物であり基本的に存在しないのもまた異端である。

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最終更新:2025年02月25日 12:45