「予想していたより賑やかだなぁ……」
「だろ?」
ヘルス曰く、これは祭りみたいに活気づいている……との事だ。
「ここら辺にいると聞いたんだが……」
「ちょ……やめ……ギャー!」ゴン!
急に何かと何かがぶつかる音と悲鳴が同時に近くから聞こえた。
「あっちから聞こえたぜ!」
「あの声は……」
声がした方向に急いで駆けつける。
……………………………
「ここ……なんて読むんだ?」
「“寺子屋”だぜ。」
「寺子屋……?」
「あー……勉強を教えている所だぜ。」
「なるほど……」
「おーい、慧音いるかー?」
魔理沙が呼んでから数秒、寺子屋の中から女性が出てきた。
服装は群青色を基調にした丈の長いドレス
髪は腰のあたりまである雪みたいに純白な髪だ
頭に……特徴的な帽子をかぶっている。
「魔理沙じゃないか、どうしたんだ?」
「いやさ、ここに外来人がいるって聞いて「隊長ー!!」
「優羽か!?」
「な、何だ!?知り合いなのか?」
「これには色々な経緯があってな……とりあえず中に入れてくれないか?」
「わ、分かった。」
……少年少女説明中……
「なるほど、あの気持ち悪い……ゾンビ?と君たちが来た理由が分かったよ。」
「優羽……お前は“また”か!!」
優羽の頭をグーで殴る。
「す、すみません!」
「「また?」」
慧音と魔理沙の声がハモった。
「こいつはな、任務をすっぽかす事が多くてな……大方女だろう、皆可愛い子ばっかりだからな。」
「か、可愛いだなんて……///」
「何だかムズムズするぜ。」
「いやぁ……」
「お前は誉めてない!」
「う゛……」
その後、優羽の話を聞いて俺は驚きを隠せなかった。
……………
…………
………
……
…
最終更新:2010年02月14日 14:10