「グーグー...カンノミホ...」
「......」
放送を聞き終えた虐待おじさんは、背負っていた野獣を優しく地に降ろし、石段に腰をあずける。
(9人か...本当にこいつは殺し合いなんだな)
ゲーム開始から6時間。おじさんはそのほとんどを趣味に費やしていたが、まさかこの短時間で9人もの死者が出ているとは思わなかった。
(ラ・ピュセルくんはどうやら無事みたいだな)
数時間前に調教したクッソ可愛い少年、ラ・ピュセルの名前が呼ばれなかったことにホッと胸を撫で下ろす。
彼はとてつもない逸材だ。
幼い顔立ちや声音はもちろん、喘ぎや悲鳴、仕草の一挙動の全てが的確に調教者の股間に響いてくる。
そんな逸材をこんな殺し合いで失うのは非常に惜しい。
元の場所へと連れ帰り、是非とも平野店長やタクヤさんを含むACceed三銃士で調教し直してやりたいところだ。
(そのためには、なによりもまず俺が生きて帰らねえと)
殺し合いにおける、『優勝せずとも生還できる権利』と新たに提示された『禁止エリアという時間制限』。
この二つの要素は、確実に参加者間で焦りと疑念を生じさせ、殺し合いを加速させてしまうだろう。
そうなれば、赤首輪である自分や野獣、ラ・ピュセルはまず間違いなく標的となる。
かといって、自分たちが殺戮者にまわればそれこそ主催の思う壺。
虐待は好きだが殺戮は好まないおじさんは、首輪を外し、主催を倒すというあくまでも王道の脱出を目標としていた。
(そのために必要なのは...)
傍らで安眠する野獣へと視線をチラと移す。
野獣先輩。
ホモビ界の中でもある種の伝説と化した可能性の獣。
主催と対峙した時、必ず必要となるのは未だ未知数であるこの男の力が不可欠だ。
いまは、COATとACceedの垣根を捨て、共に打倒主催者の道を歩むほかないだろう。
「爺さん」
『なんじゃ?』
「オレはこれからコイツを連れて、新しく地図に記された病院に向かうつもりだ。あんたはどうする?」
『ワシは...お前についていこう。その男を放っておくわけにもいかんしな。構わんな?』
「あ、いっスよ」
写真の親父、吉良吉鷹もまたおじさんに賛同する。
愛する息子、吉影の身が心配ではあるものの、その息子に野獣を見張っていてほしいと頼まれたのだ。
当然、彼の頼みを断ることなどできず、野獣の観察を継続することにしたのだ。
それに、いずれは吉影も使うことになるかもしれない病院を先に散策し、安全に使えるようにしておくのも親の役目だ。
おじさんが野獣を病院に連れて行くのは、吉鷹からしても好都合でしかなかったのだ。
休憩を終えたおじさんは、再び野獣を背負い、写真の親父と共に東へと歩き出す。
目指すは病院。その背の『希望』は未だ目を覚まさない。
【E-5/住宅街(下北沢)/朝】
【野獣先輩@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】
[状態]:背中の皮膚に少し炎症、疲労(大)、身体の中に矢@ジョジョの奇妙な冒険が入っている。気絶
[装備]:吉良吉廣の写真@ジョジョの奇妙な冒険、
[道具]:基本支給品×1、不明支給品×0~1
[思考・状況]
基本行動方針:気の向く(性欲を満たす)ままに動く
1:気絶中
2:吉良と左衛門犯したい...犯したくない?
[備考]
※毒物をぶち込まれると即死性ではないかぎり消化・排出することができる。排出場所は勿論シリ。
※殺し合いを認識しました。
※吉良(川尻の顔)と左衛門の顔をそれぞれKMR、遠野に似てると思い込んでいます。
※吉鷹の持っていた矢@ジョジョの奇妙な冒険が野獣先輩の尻の中へ吸収されました。異変があるかはヨクワカンナイケドネ
【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】
[状態]興奮、頬にダメージ(小) 疲労(小)
[装備]日本刀詰め合わせ@彼岸島
[道具]基本的支給品、鞭と竹刀とその他SMセット(現地調達品)、吉良吉廣の写真@ジョジョの奇妙な冒険。
[思考]
基本:可愛い男の子の悶絶する顔が見たい
0:殺しはしないよ。おじさんは殺人鬼じゃないから。
1:野獣を病院へと運ぶ。殺し合いが進んでいるようなので、なるべく主催を倒すために行動する。
2:また会ったらラ・ピュセルを調教する。 元の世界で平野店長やタクヤさん(KBTIT)と共に調教したい。
3:あのウニ頭の少年(上条)も可愛い顔をしているので調教する。
4:気合を入れ直すためにひでを見つけたらひでを虐待する。
[備考]
※参戦時期はひでを虐待し終わって以降
※ラ・ピュセルを女装した少年だと思っています
最終更新:2021年08月06日 23:48