バ ァ ン(大破)!

屋上への扉が勢いよく開かれ、野獣が転がり出る。

「!...まさか、私の能力から逃げ切るとは」

大した怪我もなく現れた野獣の姿に、吉良は軽くショックを受けた。
無敵ではなくなったもののかなりの信頼を置いていたシアーハートアタックが、承太郎やクソッタレ仗助ならまだしもあんなくさそうなステロイドハゲすら仕留めきれなかったのだ。
その事実、ショックを受けても仕方のないことだろう。

(!あやつの首輪...)

ショックを受けている吉良に代わり、左衛門が野獣の首輪に気が付く。
彼の首輪は自分や吉良のような普通の首輪ではなく、赤色の首輪。
即ち、賞金首とかいう連中の一人である。
奴一人を殺せば脱出できるというのだから、是非ともこの機に討っておきたい。

(...しかし、奴の能力がわからんな)

左衛門が見る限り、野獣はただのくさそうな男である。
接近戦に持ち込めば、戦闘向きではない自分でも勝てそうなほどに覇気のようなものを感じない。
そんな男がなぜ赤い首輪なのかは気にかかる。

その答えは、遅れて野獣の赤首輪に気が付いた吉良共々、すぐに思い知らされることになる。



「コッチヲ見ロォォォ―――!!」

野獣に続き、階段を駆け上がってきたシアーハートアタック。
それを迎え撃つ野獣は、今度は正面から受け止めるのではなく、己の拳で殴りつけた。

「ホラホラホラホラホラホラホラ」

正に一瞬。
そう、一瞬の間に、無数の拳が放たれシアーハートアタックに打ち付けられる音が鳴り響いた。

吉良は、かつてその身に受けたスタープラチナの拳のラッシュが脳裏をよぎり顔をしかめ、左衛門はシアーハートアタックと無数に手が生えたと思えるほどのラッシュを放つ野獣に驚きで目を瞬かせた。

―――カカカカカカカカン

だが弱い。
野獣の拳は速いだけで、いくら当てようともシアーハートアタックを減速させるにも至らない。

「駄目みたいですね(諦め)」

爆発。
クッソ汚い咆哮と共に野獣の身が爆炎に包まれる。

「...フーッ。悪いね、先に私が脱出できることになりそうだ」

勝利を確信した吉良が、余裕綽々とした態度で左衛門へと向き直る。
左衛門としては、コンビを組もうとした矢先に脱出されてしまうのは不満がないわけではないが、仮に吉良を殺したところでどうしようもない。
自分は新たに組める相手を探し、弦之介や陽炎と会えれば同行するだけだ。この場は素直に吉良を見送ろう。

「うむ...まあ、こればかりは仕方のないことじゃ」
「ふふっ...では、健闘を祈っているよ」

話が解るヤツは嫌いじゃない。
ものわかりが悪い相手は理解できるように納得のいく説明を強要されるし、それでも嫌だと喚く者は論外だ。
ストレスの要因にしかならない、嫌悪感を抱くしかない存在だ。
それに比べて彼(左衛門)はイイ。遭遇時のやり取りはともかく、こういう場面でもごねたりしないのは非常に助かる。ストレスの溜まらない相手だ。

(それはそれとして、私の能力を知ってしまった以上、死んでもらうのだがね)

だが、残念ながら左衛門はシアーハートアタックを知ってしまった。
もしも承太郎と遭遇しいまの自分の顔が割れてしまえば平穏から一歩遠ざかってしまう。
左衛門はここで殺しておく方がいいだろう。

彼から見えぬよう、キラークイーンの腕のみを発現させ、ひっそりと懐のペンを爆弾に変える。
あとはこれを投げつけ起爆させれば、それで片がつく。



『TARGET』


ポポポポポポ、という電子音と共に機会染みた音声が響いた。
その出所は、まず間違いなく爆炎の中からである。

(まさか...)
『CAPTURED』


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

『BODY SENSOR』

あの爆発を受けて生きていられるはずもない。
だが、この耳に届くモノは間違いなく爆炎の中で何者かが生存している証だ。
吉良と左衛門は思わず固唾を飲みこみ爆炎を見つめていた。

『EMULATED、EMULATED、EMULATED』

綴りの怪しい単語を発し、爆炎が吹き飛ばされる。
クリアになった景色を背景に、ソレは立っていた。

「クゥーン(仔犬)...」


バァ―――――z_____ン


現れたのは、身体が銀色に煌めいた、まさにサイボーグを彷彿とさせる野獣であった。



現れたのは、身体が銀色に煌めいた、まさにサイボーグを彷彿とさせる野獣であった。

「な、なんだこいつは...!?」

吉良は己の目を疑った。
シアーハートアタックは確かにあの男を爆破したはずだ。
だが、爆炎を巻き上げ現れたのはまるで別人。体型や風貌からして先の男と同一人物であることは窺えるが、この事象を驚くなというのも無理な話だろう。

一方の左衛門は、至って冷静に分析する。
というのも、己も別人の顔の型をそのまま借りる変装術を専ら用いている。
そんな彼からすれば、少し目を離した合間に別人になり代わるなど珍しいものではない。

(ただ、奴はそれを一瞬でやりのけた...流石に赤首輪といったところかのう)

左衛門の術は、水と泥により相手の顔の型をとらなければ使用することはできない。
眼前の男は、それすら必要なくあの爆炎の中、限られた時間でやり遂げたのだ。
自分よりも優れた術士だと認めざるをえないだろう。自然と、身体が強張るのを実感した。

(だが、爆発が効かぬのならば...)

フッ、と口から毒針を放つ。
野獣は直線的に飛来する針を躱しきれず、毒針は肩に刺さった。

「貴様...!」
「悪く思うな。コイツは早い者勝ちだと、先程言った」
「くっ...!」

先程のやり取りをそのまま返されては反論はできない。
脱出するチャンスをフイにされたことに憤りを感じる吉良だが、いまはその怒りを堪える。
眼前のチャンスを逃すのは歯がゆいが、承太郎と左衛門が接触する機会がなくなったと捉えれば問題は無い。
長期的に見ればこの吉良良影にとってはプラスに働く。そんなポジティブシンキングにより、己を自制した。

「アーイキソ...アァ――...」

苦しみ悶える野獣の様子に、左衛門は内心でほくそ笑む。
どうやら爆発のような外部からの衝撃には強いが、毒のような内部への攻撃は通用するらしい。やったぜ。

「アァー...FOO↑気持ちいい~」

否。
野獣はまだ生きている。どころか、先程の苦悶が嘘のようにご満悦な笑みさえ浮かべていた。


「毒も効かんとはな...」

もはや呆れかえる程の荒唐無稽さに、左衛門は苦笑いを浮かべずにはいられなかった。

(くっ...!どうする、これではキラークイーンで直接触れなければ殺せないじゃあないか)

吉良のこめかみを一筋の冷や汗が伝う。
シアーハートアタックは吉良の手持ちの中では間違いなく高火力な能力である。
それが効かないとなれば、残された攻撃手段はひとつ。野獣に直接触れ、彼自身を爆弾に変えることだ。
だが、それでは左衛門に能力を知られてしまうし、なによりあんな得体のしれないものに近づくなど絶対にしたくない。
どう足掻いてもリスクは避けられないのである。

(だが、こんな時だからこそ、冷静に対処しチャンスをモノにするのだ...!)

逆境にあればあるほど燃える、などというスポ根染みた感情などは持ち合わせてはいない。
しかし、いつだって己の生と平穏を諦めないその姿勢こそが、吉良良影という殺人鬼を形成してきたのだ。
彼はこんなものでそう易々と諦めることなどできない男だった。

『よ、良影!その顔がお前の新しい顔なのか!?』

突如響き渡る嬌声。
その聞きなれた声に、吉良は思わず呆気にとられてしまった。

「親父...か?」
『おぉ、良影!我が愛する息子よ!』
「ん?知り合いですか?」
『そうじゃ。良影、野獣よ。ひとまずここは矛を収めてはくれんか』
「おかのした」

ツイている。
この野獣と呼ばれた男は、この吉良良影に親父という頼もしい命を運んでくれたのだ。
親父は吉良良影に味方してくれる『運命』。吉良は、ソレを強く感じずにはいられなかった。



「アッ、ハッ、ハァッ、ハァッ」

突如、絶頂した時にも似た恍惚な表情を浮かべる野獣。
吉良親子、左衛門の三人は何事かと目を見張る。

ここで少し前の出来事を振り返ってみよう。
野獣先輩は、左衛門から毒針を受けたものの、多少苦しんだ後はスッキリとした顔で受け流してみせた。
毒が弱かったのか?いや違う。甲賀弾正愛用のこの針は、人を死に至らしめるには十分な毒を有している。
では何故野獣先輩は死に至らなかったのか。

左衛門が知る由もないが、この野獣先輩という偶像には、『うんこの擬人化』という、訴えれば勝てる程の大変不名誉な風評被害が纏わりついている。
うんことはそもそも老廃物の塊が放出されたもので、下痢となればウイルスを排出・拡散させる場合もある。
野獣先輩がそのうんこの性質...即ち、ウィルスを吸収した過程を取り除きウィルスを排出したという結果のみを特性として有していれば、甲賀弾正の毒を受けつつも生存したのにも頷ける。
このウィルスとは即ち毒針の毒である。
よって、野獣先輩は即死しない大概の毒なら排出できるのである(適当)。

では、どうやって排出するのか。

ご満悦な表情を浮かべた際に排出された?いや、違う。あれは排出の前兆にすぎない。
うんこの擬人化とはつまり基本構造は人間であるということ。
ならば、取込んだモノを排出できる場所など限られているのは明白である。

野獣先輩はガーゴイル座りの体勢を取り、そして。

「で、出ますよ」











野獣邸・リビング。
非情に臭くなった屋上から退避してきた吉良親子、左衛門、野獣先輩の三人と一枚は、互いの持つ情報を交換する時間に移っていた。

「殺し合いって...やはりヤバイ」
「お主、気付いておらんかったのか」
「こ↑こ↓、うちにそっくりなんだよね...」
「親父はどうなんだ」
『ワシも気が付いたら奴の股間を見せられていたからのぉ。スマンが、お前の言っていた主催の男とやらについてはなにもわからん』

とはいえ、つい先ほどまで普通に家にいると思い込んでいた野獣たちがロクな情報を持ち合わせている訳もなく、基本的には吉良と左衛門が主導で進んでいた。

「お主の事情もつゆ知らずに攻撃してすまんかった。わしらも生き残るために必死だったのじゃ」
「私からも謝罪しておこう」
「生死かかってるからね、しょうがないね」

明らかに正当防衛の域を超えた殺人技と本心の籠らない平謝りに対しても憤らない野獣先輩は人間の鑑。
そんな寛大な器を持つ野獣が、このような殺し合いなぞに賛同する筈もない。

「頭にきますよ!」

野獣は夢だと思っていた、あの主催の男のセレモニーを思い返し、般若のような形相で虚空を睨みつけた。

(コイツは...思ったよりも扱いやすい奴なのか?)

吉良良影は考える。
コイツを殺すのは困難極まりないことはわかった。では、コイツを味方につけることはできるのか。
敵対していた時の奇天烈な行動とは裏腹に、いまの野獣の態度と言動は思ったよりも常識内の範囲だ。
ちゃんと指示してやれば、こちらには牙を向かず、あの承太郎ですら手こずるような働きをしてくれるかもしれない。
あわよくば、この男が承太郎を追い詰めた際にヤツ諸共爆破―――なんて、考えを父・吉廣もしている頃だろう。

(しかし...どうにも、この男と付き合い続けるのは辛そうだ)

それはもはや理由理屈もない勘にしか過ぎない。
だが、確かに吉良の培ってきた経験が告げるのだ。この男とは関わらない方がいい、と。
しかし有能になりそうな手ごま兼いつでも脱出できる非常用道具を簡単に手放してもいいのだろうか。

ますます考え込む良影へと心配そうにチラチラと視線を送る吉廣。
そんな良影を野獣の如き眼光でひっそりと見つめる野獣。それを見逃さなかった左衛門。



「喉渇いた...喉渇かない?」
「うむ。頂こうか」

唐突な提案と左衛門の自然な流れに、吉良もつい頷き同調してしまう。

「飲み物持ってくる。ちょっと待ってて」

野獣が台所へと姿を消すのと同時、左衛門が吉良へとひそひそと耳打ちをする。

「今の内に離れるぞ。奴とこれ以上関わるのは危険じゃ」

吉良は静かに頷いた。





ジョロロロロロロ...

ドンッ...

カッ!

サッー!(迫真)



ガチャコン

バンッ


「お ま た せ !アイスティーしかなかったけd...誰もいませんね」




アイスティー(ホモコロリ混入)を注ぎ終え、待つこと数分。左衛門も吉良良影も姿を見せない。
家中を探し回ってもどこにも見当たらない。
野獣は己の目論見を果たせなかったことにアンニュイな表情を浮かべる。

彼はアイスティーにホモコロリを混ぜてなにをしようとしたのか。
左衛門と吉良を昏睡レイプしようとしたのである。
殺しにかかってきた彼らに怒りを抱いていた?いや違う。重ね重ね言うが、彼はそのことに関してはとうに許している。
彼は、なんでもいいので2ヶ月も溜まった性欲を発散させたかっただけだ。

それに、どことなく吉良の顔立ちはKMRに、左衛門は目付きが遠野に似ている気もしていた。
ちなみにKMRと遠野はそれぞれ『空手部・性の裏ワザ』『昏睡レイプ!野獣と化した先輩』にて彼にレイプされた後輩である男たちである。

であれば、性欲を持て余している野獣先輩が再び野獣と化して吉良たちを食おう(性的な意味で)としてもなんらおかしなことではない。

「しょうがねぇなぁ(悟空)。じゃけん(探しに)行きましょうね」

傍から見れば知人を心配する先輩の鑑、しかしその胸の内には底知れぬ性欲を秘め、彼は二人の捜索へと向かう。

その時だった。

ガチャコン、バンッ

「大丈夫か?なにかスゲェ臭うけど」

野獣邸のドアを開き、一人の男が野獣と対面した。

屋上から漂う異臭を嗅ぎ付け、住民を心配しやってきた虐待おじさんである。

「ファッ!?」
「オァ!?」

両者は対面し互いの姿を認め合うと同時に頓狂な悲鳴を上げる。

野獣先輩と虐待おじさん。
彼らはこの名簿上では『真夏の夜の淫夢』からの参加者として扱われている。
しかし、彼らの所属は違うホモビ会社であり、BB先輩劇場でよく見られる光景のように初見から肩を並べて酒を飲み笑い合うことは許されない。

野獣とおじさんは互いに真剣な眼差しになり、戦闘態勢に入る。


味わうのは美酒か、それとも敗北の苦渋か。

COATとACCEED。両社の戦いの果てに待つのは所属を越えた友情か、無慈悲な惨状か。

その結末は神のみぞ知るところにあり、それを知るGOは神である。Q.E.D。



【E-5/住宅街(下北沢) 野獣邸/黎明】


【野獣先輩@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】
[状態]:背中の皮膚に少し炎症
[装備]:
[道具]:基本支給品×1、不明支給品×0~1
[思考・状況]
基本行動方針:気の向く(性欲を満たす)ままに動く
1:虐待おじさんと戦う
2:吉良と左衛門犯したい...犯したくない?
[備考]
※毒物をぶち込まれると即死性ではないかぎり消化・排出することができる。排出場所は勿論シリ。
※殺し合いを認識しました。
※吉良(川尻の顔)と左衛門の顔をそれぞれKMR、遠野に似てると思い込んでいます。


【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】
[状態]興奮、頬にダメージ(小)
[装備]日本刀詰め合わせ@彼岸島
[道具]基本的支給品、鞭と竹刀とその他SMセット(現地調達品)。
[思考]
基本:可愛い男の子の悶絶する顔が見たい
0:殺しはしないよ。おじさんは殺人鬼じゃないから。
1:野獣と戦う
2:また会ったらラ・ピュセルを調教する。
3:あのウニ頭の少年(上条)も可愛い顔をしているので調教する。
4:気合を入れ直すためにひでを見つけたらひでを虐待する。
[備考]
※参戦時期はひでを虐待し終わって以降
※ラ・ピュセルを女装した少年だと思っています


【備考】
※吉良吉廣の写真@ジョジョの奇妙な冒険が部屋のどこかで野獣を監視しています。
※屋上に野獣先輩の糞が放置されています。匂いは114514Cmの範囲まで届きます。



左衛門が野獣の眼光に気付き、吉良へと耳打ちしてからの行動は早かった。
野獣に気付かれないよう、気配を殺しつつすぐさま野獣邸を後にした。
あの場に留まればおそらく自分のナニかが終わる。二人共そんな気配を感じ取っていたために意見が合致し躊躇いなく行動に移せたのは幸運と言う他ない。

野獣邸を後にした二人は、これからの行動について話し合っていた。


「わしとしてはなるべく中央に向かいたい。あの野獣との戦いでわかったが、赤首輪との戦いでは、いまのわしらではチト戦力不足やもしれん」
「ふむ、そのために協力者を集うということかな?」
「うむ...して、あやつに任せてよかったのか?」
「親父は頼れる男だ。それに、野獣と共に行動していたなら監視役も最適だろう」

吉廣を野獣の監視に回したのには理由がある。
野獣にはまだ未知の部分が多い。それを解明するには、やはり観察するのが一番だ。
しかし、人の目がある中で彼が本性を露わにするとは限らない。この吉良良影がそうであるのだから尚更だ。
仮に監視しているのがバレても、元々の同行者である吉廣ならば、一度は命を狙ったこの二人よりは言い訳もきくだろう。

(それに...いまこの状況を逃すのも惜しいのもある)
「?なにか言ったか?」
「いや...先を急ぐとしよう」

吉良は、チラリと左衛門の手を見る。

(やはり悪くない...あの男の手を見た後では尚更だ)

野獣の例に漏れず、吉良もまた性欲が溜まっていた。
ただし、吉良が欲の発散は、野獣を含む大多数の人間のように性交によるものではない。
他者の美しい手を愛し、共に暮らすことで発散されるものである。
即ち、彼にとっては手が魅力的であれば後はどうでもよく、その持ち主が如何に歪んだ性根や顔をしていてもなんら問題ないのである。

つまりどういうことか。

吉良は、左衛門の手に見惚れつつあるのだ。

彼は東方仗助たちから一度にげ遂せた後、いまは手を愛でるのは我慢しなければならない禁欲の日々からこの会場に連れてこられた。
そして、左衛門の手も、忍びらしくしめやかに引き締まっており、且つ彼の忍法は使用する度に手を洗うことになるので、中々に磨き上げられている。
更に後押ししたのが野獣先輩との遭遇だ。彼の臭そうな手を見た後では自然と左衛門の手の評価も上がってしまう。
この三つが重なれば、吉良が左衛門の手を目の保養とするのも無理はない話である。

(...そうだ。この機に、承太郎を始末するだけでなく、美しい手を持つ者を探し出そう)

杜王町にはまだ東方仗助や広瀬康一といった承太郎の仲間のスタンド使いが大勢いる。
承太郎を始末すれば捜査の手は多少は緩まるだろうが、それでも確実な平穏とは言い難い。
そう考えれば、この殺し合いはチャンスでもある。脱出の目処が立てば、美しい手を手に入れ今後の禁欲期間の足しにできる。
吉良は、先程までの苛立ちなど嘘のように吹き飛び、俄然やる気に満ち溢れていた。

―――吉良吉影、三十三歳、既婚中。目下『不倫』相手募集中也...



【E-5/住宅街(下北沢)/黎明】


【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、半勃ち
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×1、ココ・ジャンボ@ジョジョの奇妙な冒険
[思考・状況]
基本行動方針:赤い首輪の奴を殺して即脱出
1:如月左衛門、という奴と同行。秘密を知られたら殺す(最悪、スタンドの存在がバレるのはセーフ)が今は頼れる味方だ。
2:こんなゲームを企画した奴はキラークイーンで始末したい所だ…
3:野獣の扱いは親父に任せる。できればあまり関わりたくない。
4:左衛門の手も結構キレイじゃないか?
5:最優先ではないが、空条承太郎はできれば始末しておきたい。
6:美しい手(かのじょ)が欲しい。

[備考]
※参戦時期はアニメ31話「1999年7月15日その1」の出勤途中です。
※自分の首輪が赤くない事を知りました。


【如月左衛門@バジリスク甲賀忍法帖】
[状態]:特筆点無し
[装備]:甲賀弾正の毒針(30/30)@バジリスク&甲賀忍法帖
[道具]:基本支給品×1、不明支給品×1
[思考・状況]
基本行動方針:赤い首輪の奴を殺して即脱出
1:吉良吉影という男と同行。この男、予想以上に強いのでは…?
2:甲賀弦之介、陽炎と会ったら同行する。
3:野獣先輩からは妙な気配を感じるのであまり関わりたくはない。
[備考]
※参戦時期はアニメ第二十話「仁慈流々」で朱絹を討ち取った直後です。
※今は平常時の格好・姿です。
※自分の首輪が赤くない事を知りました。




変身少年調教計画 虐待おじさん ブラックホールバースデイ
一天四海の星彩 野獣先輩
吉良吉影
如月左衛門
最終更新:2018年01月25日 23:20