――数日後――
イザナギが姿を消し、また、施設の重要関係者や、何人もの少女達も、共に姿を消していた
ついて行ったのか、騒ぎに乗じて脱走したのか。それもわからない
後に来た軍による捜索でも発見は出来なかった
恐らく、この襲撃は事前に漏れていた
これ見よがしな輸送機は全てダミー
加えてイザナギが使った【ゲート】
もはや簡単に見つけられはしないだろう
ついて行ったのか、騒ぎに乗じて脱走したのか。それもわからない
後に来た軍による捜索でも発見は出来なかった
恐らく、この襲撃は事前に漏れていた
これ見よがしな輸送機は全てダミー
加えてイザナギが使った【ゲート】
もはや簡単に見つけられはしないだろう
その後の処理を待つため、占拠した所長室に集まっている
もちろん、くまなく調査したが、何も出て来る事は無かった
もはや暇を持て余した中澤と01がボンヤリと座っている
そこへ、闇影が入って来た
もちろん、くまなく調査したが、何も出て来る事は無かった
もはや暇を持て余した中澤と01がボンヤリと座っている
そこへ、闇影が入って来た
闇影「ハイよ、辞令」
と辞令書を渡す
中澤はキョトンとして
中澤はキョトンとして
中澤「何?」
闇影「今日からおまえさんがここの責任者だとさ」
中澤「はぁ~~~~~~?」
闇影「やり過ぎたんだろ
上の奴らもおまえさんに噛みつかれるんじゃないかって怖くなったんだろさ
ちなみに、オヤッさんからの辞令だぞ~?」
上の奴らもおまえさんに噛みつかれるんじゃないかって怖くなったんだろさ
ちなみに、オヤッさんからの辞令だぞ~?」
ニシシッと闇影が笑う
中澤は頭を掻きながら
中澤は頭を掻きながら
中澤「どおしたらいいの? ここ任されてもねぇ~」
闇影「で、その子どうする?」
中澤「ん?」
指刺された、ソファで佇む少女を見る
闇影「まっ。あとは任せたぜ、新所長さん
俺は残りの調書の支度するわ。逢坂も来てるしな」
俺は残りの調書の支度するわ。逢坂も来てるしな」
と闇影は出ていった
中澤は、この後見るであろう顔を思い浮かべて、深くため息をつくと
中澤は、この後見るであろう顔を思い浮かべて、深くため息をつくと
中澤「あぁ、いいかな?」
話しかけるが反応は無い
中澤「どうするこれから?
一応さ。まだ方針は決まってないけど、悪いようにはしないって約束する
絶対だ」
一応さ。まだ方針は決まってないけど、悪いようにはしないって約束する
絶対だ」
そこまで言うと01は口を開いた
01「イヤ・・・そんなの…信じられない……」
その目は暗く、憎しみの色をしていた
01「それに、私はアイツを許せない…母さんを…02を……!!」
とても子供のそれとは言えない目をしている
中澤(いけないな…)
中澤が01に小さなメモリーを見せた
01「何?」
中澤「そう睨まないの
まぁちょっとこれ、一緒に見てみない?」
まぁちょっとこれ、一緒に見てみない?」
01「フンッ」
パシッと中澤の手を払う
中澤「いいの? 本当のお母さんからだよ」
01「えっ?!」
彼女の瞳に、少し光が戻る
中澤「本当に特別に扱ってたのかもね
で、どうする?」
で、どうする?」
01「見る!!」
グイッと彼女は中澤の襟首を掴む
中澤「ハイハイ、待って待って」
メモリーをセットし、モニターに映像を出した
ビデオレターのようだった
そこには、窶れ疲れきった女性が映っていた
ビデオレターのようだった
そこには、窶れ疲れきった女性が映っていた
01「母さん……!」
01はじっとモニターを見る
『ありがとう、貴方がこんなこと許してくれるなんてね』
誰かと話している
『いいから、早くしなさい』
それはあのイザナギの声だった
『そうね・・え~っとエル、アル……? お母さんよ…
こんな形でしかあなた達に言葉を残せない事をまず謝るわ…
ごめんなさい』
こんな形でしかあなた達に言葉を残せない事をまず謝るわ…
ごめんなさい』
その顔は笑顔ではあるが無理しているのが分かる

『まずあなた達の名前は私「エリアル」からよ…。決して左右じゃないからね!』
何気ない話を続ける母
01はその声を聞き涙を流した
『多分。いえ、間違いなくあなた達にも能力が現れるわ
戦争に使われるかも……
出来るなら戦争なんてしないでほしい
私は戦いの中にいたわ
でも、あの人との間に、あなた達を授かった……だから、あなた達には争いの無い所で幸せになってほしいわ』
戦争に使われるかも……
出来るなら戦争なんてしないでほしい
私は戦いの中にいたわ
でも、あの人との間に、あなた達を授かった……だから、あなた達には争いの無い所で幸せになってほしいわ』
『今の政府じゃ無理』
『もうっうるさい!』
『ハイハイ・・・』
『2人とも仲良くね……。施設の他のみんなも、きっと貴方達の味方よ…!
年長さんも居ると思うけど、エルだってお姉さんなん……ぐっ!!』
年長さんも居ると思うけど、エルだってお姉さんなん……ぐっ!!』
エリアルが急に苦しみ出した
『もういいわ、ここまでよ!早く処置室へ!!』
映像はここで途切れていた
01「母さん……」
少女は涙ぐむ
中澤「で、エルちゃん」
01「エ……ル?」
そう呼ばれて、思わずキョトンとする
中澤「そうだよ
さっきお母さんが言ってたじゃない?」
さっきお母さんが言ってたじゃない?」
ハッとした。そうだ、今母が言っていた。言ってくれていた
エル「エル…。私エル!」
中澤「で? どうする、これから?」
エル「あ……」
そこへ
長柄「ちょっといいか?」
と長柄が入って来た
中澤「どしたの?」
長柄「ああ。02がなんとか生きながらえた」
それを聞いて、エルは長柄に駆け寄る
エル「どこ…!? 02は……! どこに…!!」
長柄「ま、まてまて!!
まだ残されたカプセルで養生して、眠っているんだ
システムはまだ解析中だし、下手に動かしてなにかあったら、安全は保障出来ん!!」
まだ残されたカプセルで養生して、眠っているんだ
システムはまだ解析中だし、下手に動かしてなにかあったら、安全は保障出来ん!!」
エル「生きてるの…?」
長柄「もちろんだ。それは間違いない…!!」
それを聞いて、エルはへなへなと床にしゃがむ
中澤「よかったじゃないかエル
なら、こうしちゃいられない
長柄、たぶん【中佐】が来るだろ?
そっちは俺と影さん、逢坂さんでなんとかする
お前は…」
なら、こうしちゃいられない
長柄、たぶん【中佐】が来るだろ?
そっちは俺と影さん、逢坂さんでなんとかする
お前は…」
長柄「施設のシステム保持と解析だろ?
わかってる。脱走したのも、一人や二人じゃねぇ……
その辺も留意しないとな……」
わかってる。脱走したのも、一人や二人じゃねぇ……
その辺も留意しないとな……」
前途多難な状況で、彼らは前へと進み始めようとしていた…
後に、あんな事が起こるとも知らずに………
――――
とある病室
彼が目が覚めたのは、集中治療室の中だった
そこから通常の病室に移された後にあったのは書類の束
そこから通常の病室に移された後にあったのは書類の束
新入り「………」
声『目が覚めたようだな
あの場から貴様を運ぶのは随分苦労したぞ
まさか三帝の一角に、新進気鋭の准将…。それにあの大尉も大したものだ……』
あの場から貴様を運ぶのは随分苦労したぞ
まさか三帝の一角に、新進気鋭の准将…。それにあの大尉も大したものだ……』
新入り「…はァ」
次の仕事場、役職、そしてこの映像会談の予定。それが現在
声『退院次第、お前は隊長だ』
新入り「私が、隊長?」
声『ああ。隊の編成はお前のレポートを参照にした。こんな机上の空論、本来は棄却されてしかるべきなのだろうが』
しかも書きかけのブツまで見られている。ただの趣味に近いぞあんなもの……だが
声『先方に同じような事を言う方がいるようでな。あちらから提案して下さった道楽だ。間もなく見えるだろうから粗相の無い様に』
新入り「…伯爵」
伯爵『何かね』
新入り「こんな形で『捨てた我が子』を拾ってどうなさるおつもりで?」
伯爵『保険、だ。後は体裁とでも言おうか。七光りでも出世は出世。精々励め』
そう言って通信は切れた
新入り「………」
バンッ!!!
病室の扉が開く
女「ここですか。私達の隊の者が居るというのは!!」
新入り「!?、…ふぅ……」
これが、後の『灰被り』との。追い剥ぎシンデレラたちの邂逅であった
――――
そして……
00B『ゼロワン……ッ!!
この屈辱は忘れない……!
絶対にぃ…!!!』
この屈辱は忘れない……!
絶対にぃ…!!!』
全ては、その先の未来へと
続いてゆく……
全ての彩が、光に反射するように……
続いてゆく……
全ての彩が、光に反射するように……
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