#contents **作品概要 ごく普通の高校生・三栗智和はあるとき「モネ」と呼ばれる少女と出会う夢を見た。 その日から、夢世界モエラを侵略者から守るための戦いが、夜毎の夢の中で始まった── 2003年にナムコが世に出したギャルゲー。 内容自体はごくありがちなバトルパートつきの選択肢型アドベンチャーゲームなのだが、 全てのキャラクターが3Dグラフィックスによるアニメーションのみで表現されたことが話題になった。 「二次元のアニメ絵の味を残したまま違和感なく3Dモデルを作る」「3Dで描かれた女の子が動くことに萌えを感じさせる」の二点を現実的なレベルで成し遂げた作品は本作が初めてと言っても過言ではない。 現在でも、アニメ絵の女の子を3Dで可愛く魅せる技術においては『ゆめりあ』がマイルストーンとして語られることが多い。 **登場キャラクター ***・ねねこ 智和の前にたびたびあらわれる謎の少女。ねこみみに見立てた帽子がトレードマーク。 小学生のような見た目と脳天気な性格で、智和を「ダーリン」と慕っているが、自身のことについては深く語ろうとしない。 謎の多い少女だが、彼女自身も「謎」を求めて街をさまよっている。 語尾に「なのだ」を常につける。口癖は「謎なのだ」。その外見に反し765kgのハンマーを軽々と振り回す等、全てが謎。 本作で攻略可能なヒロインは夢世界モエラでも戦士として活躍するが、ねねこも例外ではない。 なお、劇中でトレードマークの帽子を脱いだ姿は一切披露されていない。 cv:仲西環 ***・ネイト ねねこにそっくりの少女。瞳の色がねねこの紫に対し緑色である。 ねねこ以上に謎に包まれた存在で、モエラに関わる智和にたびたび警告を与える。 PXZではねねこの別の人格として登場するようだが…? #region(以下ネタバレ注意) 侵略者・フェイドゥムにより崩壊した未来を救うため「逆輪廻」によって現代に来た意識体。 普段はねねこの精神にとりついている。必要があれば彼女の体を借り、あたかも二重人格の様に智和達に接触する。 目的の達成のため非情・非道とも言える行動も辞さないが、全ては未来を救うための決意によるものである。 #endregion cv:鈴木麻里子 **その他 -本作のキャラを使ったベンチマークソフトが公式から公開されている。3Dグラフィックの描画性能チェックに特化したソフトとしてオンラインゲームなどの界隈では知名度があり・・・というか、正直なところゲームよりも広い層に知られている。PXZでの参戦で「あのベンチマークソフトのキャラってゲームが元ネタだったのか・・・」って初めて知った人も多いのでは? -ナムコ(現バンダイナムコ)の最大のギャルゲーである『アイドルマスター』シリーズの第一作は、『ゆめりあ』の3Dエンジンを流用して製作された。このため、アイドルマスターシリーズでは「ご先祖様」としてゆめりあをリスペクトしている流れがあり、本作に関するネタがたまに出てくる。 -ねねこは本作においては主人公でなければメインヒロインでもない。しかし開発側が最も気に入っていたキャラらしく、本作の看板キャラとしてプロモーションで多用された。PXZにおいてねねこが選出されたのもそれが理由と思われる。 **シリーズ一覧 -ゲーム --ゆめりあ (2003 PS2) -アニメ --ゆめりあ (2004 TVシリーズ) -漫画 --ゆめりあ (作画:桂遊生丸) -その他 --ゆめりあベンチ (Windows用ベンチマークソフト)